能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

70歳まで働く時代 働く人は自己責任で大変、雇う会社は賃金原資確保で大変です 長生きリスク回避のために

2019年12月17日 | 社会・経済

今年の5月に政府自民党が方向付けした70歳雇用が、いよいよ現実のものになってきました。

今年5月の新聞・・・そのまま具現化されるようです。

 


雇われるにせよ、フリーランスで働くにせよ、大変な世の中になってきました。
 
リンダ・グラットン博士の名著ライフシフトで話題を集めた人生100年時代という枕詞・・・学校で就学、会社に就職、社畜として40年、定年退職・再雇用、老後はゆっくりゆったり年金生活という図式は崩れてしまいました。
 
キャリア開発は自己責任・・・テクノロジーの進化のスピードは、身につけた技能や技、専門性をすぐに陳腐化させます。
 
ということは、フツーの生活をするためには、死ぬまで勉強、死ぬまで能力開発が求められると言う事になります。
人生90歳や100歳まで生きるとなると、それは幸せなことなのですが、コインの裏側には長生きリスクという脅威もあります。途中で生活資金が枯渇する・・・金融庁の2000万円という問題提起が目の前の現われます。

友人が言います。
「死ぬまで働けと言うの・・・」
「ビートルズの歌のように、64歳からの夢の年金生活を期待していたのに・・・」

でも、社会保障制度の限界を考えても、急速に進む少子高齢化社会のことを考えると致し方ないんでしょうね。
 
経営サイドも、賃金原資の確保やシニアの卓越したマネジメントが求められます。
こちらも大変です。
 
学び直し、リカレント教育、キャリア再開発、パラレルワーク、アンラーニングといったアプローチが必須になってきます。
佐藤一斎の名言を思い浮かべる昨今です。

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上海の風水事情・・・高層ビルからお店まで中国の皇帝が秘匿していた風水のコンセプトが活かされていました

2019年12月17日 | 学問

上海へ行く目的の一つに風水地理学の研究がありました。

中国四千年の歴史を持つ風水・・・皇帝だけが秘匿していた環境地理学。
ちょっと怪しいジャンルですが、バランス、中庸を重視する風水学は昔の科学として意味あるものだったのでしょう。

中国発祥の風水・・・それは、高層ビルをはじめとする近代建築にも大きく影響しています。

香港で勃発した銀行間の風水戦争が有名です。
仕掛けたのは香港上海銀行、中国銀行のとなりに風水の納気法を用いて鉄パイプ、鉄骨むき出しの要塞のようなビルを新築したことから始まります。
中国銀行もこれに対抗して防御ビルを建てます。
両行とも、獅子やライオンを置き、風水の形煞や化煞といったオフェンス、ディフェンスを繰り広げることになります。

きっと資本主義と共産主義の代理戦争だったんでしょうね。

上海の街を歩いても、龍や獅子、蛙といった風水をイメージさせる置物や飾り物を目にします。

一般庶民にも風水信仰はあるようです。

地元の人に聞くと、風水師もいるそうで、店舗診断や新規店舗のアドバイスやコンサルティングなどもしているとのこと。
日本の中小企業診断士に例えていました(笑)。

お土産には、風水尺、龍の銘板、中国算盤のキーホルダーを買ってきました。

ラッキーをいただけそうです。


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