今年の5月に政府自民党が方向付けした70歳雇用が、いよいよ現実のものになってきました。
今年5月の新聞・・・そのまま具現化されるようです。
雇われるにせよ、フリーランスで働くにせよ、大変な世の中になってきました。
リンダ・グラットン博士の名著ライフシフトで話題を集めた人生100年時代という枕詞・・・学校で就学、会社に就職、社畜として40年、定年退職・再雇用、老後はゆっくりゆったり年金生活という図式は崩れてしまいました。
キャリア開発は自己責任・・・テクノロジーの進化のスピードは、身につけた技能や技、専門性をすぐに陳腐化させます。
ということは、フツーの生活をするためには、死ぬまで勉強、死ぬまで能力開発が求められると言う事になります。
人生90歳や100歳まで生きるとなると、それは幸せなことなのですが、コインの裏側には長生きリスクという脅威もあります。途中で生活資金が枯渇する・・・金融庁の2000万円という問題提起が目の前の現われます。
友人が言います。
「死ぬまで働けと言うの・・・」
「ビートルズの歌のように、64歳からの夢の年金生活を期待していたのに・・・」
でも、社会保障制度の限界を考えても、急速に進む少子高齢化社会のことを考えると致し方ないんでしょうね。
経営サイドも、賃金原資の確保やシニアの卓越したマネジメントが求められます。
こちらも大変です。
学び直し、リカレント教育、キャリア再開発、パラレルワーク、アンラーニングといったアプローチが必須になってきます。
佐藤一斎の名言を思い浮かべる昨今です。