能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

今年もあと10日間 時間が経つのは本当に早いものです 年の瀬・師走とハイデカー博士の「存在と時間」

2017年12月22日 | まち歩き
今年もあと10日間 時間が経つのは本当に早いものです。
 
時間の感覚・・・それは主観的なものなのですが、単純な方程式で解決できます。
5歳の幼稚園児。
そして、50歳の中年のおじさん・・・。
単純に、時間感覚は、10倍です。
50÷5=10
砂場で遊んだ幼稚園の日々、社会人となって50歳を迎えたおじさん、おばさん・・・。
時間の経過は、10倍のスピードで過ぎ去っていきます。
にわかに信じられません(笑)。


今年もあと10日間。
時間が経つのは本当に早いものです。
残された時間を大切に!
マルティン・ハイデカー博士の「存在と時間」がアタマの中を駆け巡ります。

被投性→投企→先駆的決意→実存・・・
ダス・マンからの脱却です。

今年やり残した課題をクリアする10日間にしていきます!

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アーバンビューグランドタワーのドリミネーション 栄光と挫折 美しさと悲しみの広島のランドマーク

2017年12月21日 | まち歩き
アーバンビューグランドタワー
広島で最も高かった分譲マンション。
高さも値段も、中四国地方で最高レベルでした。
広島駅前に50階建てのタワマン群が建つまでは・・・。
 

2003年、大京観光のトップセールス3人が立ち上げた会社アーバンコーポレイション社が建てたタワマンです。

当時、広島で最高レベルの格付けだった広島グランドホテル跡地に建設。
最高部の高さは166m、43階建てのタワマンでした。
地上43階・地下2階の構造で、低層階は商業施設、中層階はオフィス、高層階は分譲マンション。

が、風水地理的には、あまり良くない建物・・・。
飛ぶ鳥を落とす勢いだったアーバンコーポレイション社は資金繰りに行き詰まり倒産。
今では、大京の管理下にあるそうです。
何だかなあ。
 
 

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり・・・。
ちょっと遅れて訪れたバブル経済の崩壊です・・・。
素直に美しいと言えない自分がいます。


今では、年末になると広島市をライトアップする「ひろしまドリミネーション」の舞台装置になっています。
見るたびに、いろいろ考えさせられるアーバンビューグランドタワー。
起業家精神の墓標として、心に刻みたいと思います。


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BAKE チーズタルトが大ブレーク・・・行列の出来るケーキ屋さん 次なるイノベーションが楽しみです

2017年12月20日 | マーケティング
世の中、何がヒットするか分かりません。
自由が丘でも長い行列が出来ていた、BAKE
チーズタルトのお店です。



今年の日経BP社の日本イノベーター大賞の優秀賞を受賞したケーキ屋さんです。

BAKE・・・北海道札幌生まれのチーズタルト。
全国に60店舗あるそうで、どこのお店も長~い行列。


札幌・千歳空港で10種類あった洋菓子をチーズタルトに絞り込みキラーコンテンツとしたことが成功に導きました。
まさに、BAKE会長の長沼真太郎さんの経営手腕です。
選択と集中・・・言えば簡単ですが、売る商品、サービスを一つに絞り込む・・・勇気が必要です。
広島でも、「空飛ぶクリームパン」でブレークした八天堂があります。


今年の4月、広島駅前には、ニコタマに次ぐ蔦屋家電の2号店がオープン、
そして、先月、JR広島駅にはBAKEがオープン・・・。
熱しやすく冷めやすい広島市民。
一年もたてば、行列も短くなると思います。

BAKE・・・次なるイノベーションを起こさなければなりません。
次なる新商品・・・楽しみです。


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カープ、年俸更改 アライさんは、1.1億円、大瀬良投手6300万円 一億円プレーヤーが続出するカープ

2017年12月19日 | カープ大好き!
カープの年俸更改もクライマックスを迎えています。
田中コースケ選手は、1億4000万円・・・。
盗塁王、出塁率トップ・・・当然でしょうね。

そして、野村投手は1億2000万円・・・。
昨年と比べると、ちょっと寂しい成績ですが、それでもカープの投手キャプテンとして、チームを牽引しました。


そして、今日。
アライさんはの年俸更改。
1.1億円プラス出来高払い。
嬉しいことに、来年も、現役続行です。

そして、大瀬良投手は6300万円。
もうちょい頑張ってほしいというカープ球団の年俸提示だと思います。
一億円プレーヤーが続出するカープ。
カープファンも昨年以上に入場料を払って球場に足を運ばなければなりません。

がんばれ、カープ!!!


あとは、韋駄天・菊池選手・・・大台2億円に到達するか、どうかでしょうね。

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営業力100本ノック リクルート流営業の心構えから価値創造まで徹底トレーニング 北澤孝太郎著

2017年12月19日 | 本と雑誌
世の中は、売込みだ・・・という「昭和の営業」の時代も薄まりつつあります。
PUSHからPULLへ・・・なんて言われています。
昔、カーディーラーの営業は、周辺の民家を個別訪問し、ポスティングしていましたが、
今では、カッコいい店舗を作り、そこにお客さんを呼び込むようになっています。

リクルートの営業。
アタマの良いアグレッシィブ、ポジティブな人たちが、気合と根性、そして体力の限りをつくし営業する・・・。
まさに最強です。

そして、R社の卒業生は40歳前に独立・・・その強い営業力を活かして事業を立ち上げます。

著者は、リクルートに入社し営業リーダーをつとめ、その後、日本テレコムや丸善の執行役員として活躍。東京工大の特任教授として営業を教えているそうです。


営業力100本ノック
北澤孝太郎著  日経文庫  860円+税

文系を卒業すると、その7割が営業職に就くと言われています。
営業は、会社の存続・発展に欠かせないセクション・・・。
英語で言う「セールス」とはちょっと異なり、
日本の「EIGYO」は、マーケティングやプロモーションというニュアンスが加味されています。

目次
第1章 営業の心構えと基本 まずは基本のキから
第2章 思いを強くする マインドセットが共感を呼ぶ
第3章 仕事のプロセス 分解して改善点を知る
第4章 自分と会社を知る 営業スタイルや考え方の特徴
第5章 顧客価値を上げる 顧客や競合からどう見られたいか

第6章 営業戦略を立てる 自分・自社と現実を結びつける
第7章 戦略を営業戦術に落とし込む 具体的にやるべきことを明確にする
第8章 人を動かす メッセージとコミュニケーション
第9章 モチベーションと行動の徹底 実行し、やり続ける
第10章 さらなる成長に向けて 新しいステージの目指し方

リクルート流の気合と根性、モチベーション・・・。
同書では、かなり細かくロジカルに解説を加えていきます。
若き営業パースンが読むと、多くの気づきを得ることが出来ると思います。

でも、個人的には、営業の100本ノック、受けたくないなあ(笑)。

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新聞少年の像 ハングリー、アンビション、ドリームから、今だけ、金だけ、自分だけの世界になったニッポン

2017年12月18日 | まち歩き
いつもの休日の散歩道・・・気になる彫刻像があります。
広島市こども文化科学館とハノーバー庭園のそばに建つ彫刻像・・・。
新聞少年の像」です。
 

野球帽と短パンの少年が、新聞を抱え、配達のために走っている姿がモチーフです。
この彫刻像は、昭和30年代に設置されたもののようです。
さまざまな事情、様々な環境で、早朝に新聞を配達して賃金を得ながら、勉学に励む・・・。
本当に美しい姿です。

ずっと気になっていたのは、たぶん、今の日本人がほとんど忘れ去ったスピリット、マインド、精神を想起させてくれることです。
坂の上の雲、立身出世・・・明日を夢見て懸命に努力を積み重ねていく・・・。
そんな日本人の姿を見る機会が、本当に減少したように思います。
ハングリー、アンビション、ドリームなんて言うと、ほとんど笑われちゃいます。

努力とか、正直とか、涙や汗、気合とか根性といったコトバがなくなっていく社会、認められない社会というのは、ホント、いかがなものなのでしょうか。


後輩のA君。
大学入学とともに新聞配達を始め、生活費や授業料をすべて自分で負担したという努力家。
金銭には困っていない普通の家庭ながら、自らアクションを起こしたという彼。
本当にアタマが下がります。
渋谷で遊びまわっていたボンクラの自分からすると、別世界の人。

そんな好青年から学ぶことは、どんな本よりも生きることの重みを感じます。

最近では、カープのドラ1、中村選手くらいでしょうか?
母一人子一人の家庭から、文字通り裸一貫で野球部へ・・・
夏の甲子園では怪物清原選手の大記録を抜く6本のホームランを打ちました。
マスコミのインタビューに対しても笑顔はなく、ただひたすら明日に向いて鋭い眼光を放っています。
新聞少年の像と中村選手の姿がオーバーラップしていたのかもしれません。
お母さんを幸せにするために、カープという舞台装置をフル活用していただきたいものです。


医師の和田秀樹氏によると、「今の日本人の持つ価値観・・・今だけ、金だけ、自分だけ・・・」だそうです。
何とも悲しい話です。

アジアやアフリカからは、先進国に追いつけ追い越せと鋭い目をした若者たちが、大都市を目指します。
ハングリーさ、アンビション、ドリームを持って・・・。
かっての日本の国のように・・・。

新聞少年の像の前で、ふと考えてしまいました。
意識して、努力する人々を称える姿勢を持っていきたいと思います。

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起業の科学 スタートアップサイエンス マーケティングとマネジメントの図鑑 今年のNo.1ビジネス書!

2017年12月17日 | 本と雑誌
驚きました。
今年のビジネス書で間違いなくNo.1の良書です。
シリコンバレーの香りが随所に漂う、コスパの高い一冊。
これは、マーケティングとマネジメントの美しい図鑑です。


起業の科学 スタートアップサイエンス
田所雅之著  日経BP社  2300円+税

著者は、1978年生まれの39歳。外資系のコンサルティングファームなどを経て独立。
スタートアップ3社、シリコンバレーでもスタートアップ経験のある強者です。

開業率が廃業率を下回り続けている日本。
経営者の高齢化や事業承継が円滑にいかないためにニッポンの中小企業法人数は減少の一途をたどっています。
これに少子高齢化、デフレ経済が続けば、昔の英国病のような暗い社会になってくる可能性は高いと思います。

そんな中、ちょっと希望がもてるのが、20歳代~30歳代の若手起業家たち。
話をしていても、元気とエネルギーをいただけます。

一所懸命勉強して偏差値を上げて、いい中学、いい高校、いい大学へ、そしていい会社に入れば一生安泰・・・そんな思想教育を受けたおじさん、おばさん世代とは明らかに価値観が違います。

若き彼彼女は言います。
「ずっと同じ会社に勤める???そっちの方がリスク高いですよね」
恐れ入りました。
仰せの通りでございます(笑)。

目次
第1章 アイデアの検証
第2章 課題の質をあげる
第3章 ソリューションの検証
第4章 人が欲しがるものを作る
第5章 スケールするための変革

同書が目を引くのは、イエローの表紙。
そして、全頁カラー・・・そして、鋭い切り口のスライドです。
どのスライドも切り口、まとめ方、レイアウトとも素晴らしいコンテンツです。
パワポのまとめ方の勉強にもなります。

さらに各ステージごとに効果的、効率的なビジネスフレームワークを提示しています。

リーンキャンバス
ピボット
ペルソナ
ジャベリンボード
UX設計
MVP
PMF
スプリントカンバンボード・・・

同書のフレームワークやスライドで「見える化」していけば、確かに失敗の99%は潰せるかもしれません。
単なる思い付きやアイデア、仮説を、検証していく「道具のような本」。


この内容で、この価格。
倍の価格でも買う価値アリです。
コスパ高し!

この一冊をまとめあげた田所さんにスタンディングオベーションです。

若き起業家、そしてまだまだ夢を追い続けるおじさんおばさん必読の一冊です。

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カープ セリーグ優勝記念碑に2017年のV8が刻まれました 旧広島市民球場の跡地にある「勝鯉の森」

2017年12月16日 | カープ大好き!
旧広島市民球場の跡地にある「勝鯉の森」
その中に、カープのセリーグ優勝記念碑があります。
今年のV8が刻まれました。


来年もリーグ制覇すれば、もう書き込む行がありません(笑)。
2018年、広島市民で樽募金を行って、新しい記念碑を建てましょう!


今、広島市が緑と川の街になったのは、この「勝鯉の森」を作った故荒木市長のおかげだと思います。
米ソの核実験には必ず抗議の電報、そして木を植え森を作ることが彼の仕事でした。
一部の市民からは、樹ばかり植えていたので、「植木市長」と揶揄されていました。

が、今にしてみるとオバマ大統領来広や今年のノーベル平和賞などの動き、そして、緑と水の都となったヒロシマ・・・。
荒木市長は、先の先を読んでいたのかもしれません。


セリーグMVPの丸選手は推定年俸2億1000万円。
中崎投手も推定年俸1億1000万円。
高卒で「育成のカープ」に鍛え抜かれた選手たちの活躍が紙面を賑わせます。
以前は、カープは新人王・ルーキーをたくさん輩出していましたが、
今では、新人王狙いよりは、むしろ、5年、10年後をみすえた育成戦略をとっているようです。
今年躍進した苦節10年の安部選手も、年俸が倍増です。


この隣にある日本シリーズの優勝記念碑は、わずか3行・・・。
ちょっと寂しい・・・来年こそ、忘れ物を取りに行く闘いを、最後まで勝ち抜きたいものです。
がんばれ!カープ

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中小企業診断士の実務補修 やっぱり現場は奥深い情報の宝庫です 製造業の生産管理担当、多くを学びました

2017年12月15日 | マネジメント
毎年恒例の中小企業診断士の実務補修。
大きな学びの機会です。
去年は、商店街の診断。
もともと、今はなき商業部門の合格者なのですが、今年は、製造業。
しかも、担当は、生産管理。
責任重いです。

中小企業診断士の資格の維持は、けっこうたいへんです。
毎年、理論更新研修の受講が必要。
そして、毎年6日間の実務補修や中小企業への診断が義務付けられています。

今年は、中小企業診断協会の実務補修に参加。
協会の会長さんが指導員、そこに地銀、シンクタンク、メーカー等のメンバー5人で実際の中小企業の診断にあたります。
最終日には、その会社の経営陣に提案、助言を行います。


今回は、得意分野ではない生産管理分野を担当。
ちょっと重たいです(笑)。

でも、やっぱり現場は奥深い情報の宝庫です。
製造業の生産現場を観ていると、さまざまな???がたくさん見えてきます。

小職の尊敬する上野陽一先生。
今から、約百年前に日本で初めて経営コンサルタントとしてコンサルを行った大先輩。
当時は、経営コンサルタントではなく、能率技師と呼ばれていました。

上野陽一先生は、当時、米国に渡り科学的管理法を産み出したF.W.テーラーの愛弟子ギルブレスに師事。
そのマネジメント技術、マネジメント技法を日本に持ち帰り、「能率」と名付けました。
その初仕事が、小林商店(現ライオン株式会社)の歯磨き粉工場の工程改善。
結果、診断、改善勧告は、大きな成果を産み出しました。

その時の、上野陽一先生の日記によれば、不安で夜も眠れなかったとのこと・・・。
もともと心理学者の陽一先生・・・理論と実践のギャップにかなり悩まれていたようです・・・。
大御所でも、プレッシャーを感じていたんですね。
分かります、その気持ち・・・笑。
持ちうる知識をすべて動員して、今回の厳しい状況に置かれた製造業の繁栄、発展、存続のために尽くしたいと思います。

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東京ラーメンショー2017 155万食を販売 その麺を1本につなげると地球一周してしまう長さ!

2017年12月14日 | グルメ
今年も東京ラーメンショー2017が開催されました。
全9回累計で約155万食ものラーメンが販売されたそうです。
出された麺を1本につなげると地球一周してしまう長さ。
おそるべし、首都圏TOKYOです。

日本ラーメン協会、日本ラーメンファンクラブの会員なので、不定期でメールマガを受け取っています。
これが、なかなか面白いです。


ラーメン大好きな方、ぜひ一度、日本ラーメンファンクラブ(日本ラーメン協会)のwebサイトを訪れてください。
日本ラーメン史コラム、100年後に残したい名店、ラーメン検定などなど、楽しめると思います。

<日本ラーメン協会キャッチフレーズ>
『100年先も、おいしいラーメン食べたい!!』

<日本ラーメン協会ミッション>
私たち、「日本ラーメンファンクラブ」は、食べ手によるラーメン文化の継承と発展を目的に活動します。

日本ラーメン協会・・・日本の国民食ても言えるラーメンの発展のために頑張ってほしいものです。


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