ストーカー被害、なお2.1万件

2019年03月29日 23時59分10秒 | 社会・文化・政治・経済

=DV相談は過去最多-警察庁

2019年03月28日 時事通信

昨年1年間に全国の警察に寄せられたストーカー被害の相談が2万1556件だったことが28日、警察庁のまとめで分かった。前年に比べ1523件(6.6%)減ったが、6年連続で2万件を超えた。一方、ドメスティックバイオレンス(DV)の被害相談は前年比5027件(6.9%)増の7万7482件となり、過去最多を更新した。
 同庁の担当者は「ストーカー、DVともに社会的な関心が高まり、被害者が積極的に警察に相談するようになっている」と分析している。
 ストーカー被害者は9割近くが女性で、年齢層は20代が35.8%と最も多く、次いで30代が24.5%だった。

加害者との関係では配偶者と交際相手(いずれも元を含む)が合わせて51.0%。勤務先の同僚など職場関係が12.9%、知人・友人が12.8%で、面識がない相手からの被害も7.5%あった。
 摘発件数を罪種別で見ると、ストーカー規制法違反が870件に上った。2017年1月から新たに規制対象となった「うろつき」は66件、「インターネット交流サイト(SNS)のメッセージ連続送信など」は99件だった。


児童虐待恐れ170人保護

2019年03月29日 23時51分57秒 | 社会・文化・政治・経済

 千葉の事件受け、政府が緊急確認

 千葉県野田市で小学四年栗原心愛(みあ)さん(10)が死亡した事件を受けて実施された児童虐待の緊急安全確認で、厚生労働省と文部科学省は二十八日、児童相談所が在宅指導している三万七千八百六人のうち、百四十四人を一時保護、二十六人を児童養護施設などに入所させ、計百七十人で親と引き離す措置を取ったとする調査結果を公表した。当初の児相判断が一部見直された。面会できず、継続対応が必要な子どもは二千六百二十六人で、うち三十五人が所在不明。両省は安全確認を続け、四月に報告するよう自治体に求めている。

 全国の小中学校や教育委員会では二月一日から十四日にかけて欠席が続いた十八万七千四百六十二人の安否確認を実施。虐待の可能性が否定できない一万二千五百四十五人について児相や警察などと情報共有を進めている。二〇一八年度中に虐待通告などで一時保護された子どもの保護者らによる学校や教育委員会への不当な要求も四十四件あったことが確認された。

 緊急の安全確認は二月八日に開かれた関係閣僚会議で安倍晋三首相が実施を表明。二月十四日~三月八日に実施された。親子を分離する措置が取られたことについて、厚労省の担当者は「より意識を高めて確認を進めた結果」と話すにとどまり、当初の判断の妥当性には踏み込まなかった。

 児相が在宅指導するケースでは三万五千百八十人と面会。残りの子どものうち二千五百三十五人とは面会予定があるとしている。所在不明の三十五人には、一家での転居や本人が家出しているケースが含まれる。残り五十六人は本人が面会を拒否したり、既に出国したりした子どもら。

 確認の結果、四千六十一人で児相の援助方針を見直し、リスクが低くなったとして指導を解除したケースが七割を占めた。

 教育現場では、教職員らが十六万七千百五十六人と会って様子を確認。虐待の懸念が払拭(ふっしょく)できない子どもらについて児相などとの情報共有を進めた。

 
 
 

一日一日を悔いなく

2019年03月29日 22時51分11秒 | 社会・文化・政治・経済

自分のためではなく
未来の世代のために生き抜くのだ!
わが生命力を発揮して
歴史をつくるのだ!

「このメッセージには、未来の世代への信頼と先見があります」

「これだけは!」と誇れる自分史を残そう。
一日一日を悔いなく
充実と向上の歩みを!

いよいよ来週から新年度。
生活に新しい何かが始まる機会に。





元NHK記者、懲役21年確定へ=女性3人暴行-最高裁

2019年03月29日 22時32分47秒 | 社会・文化・政治・経済

3/29(金) 時事

女性3人の自宅に侵入して性的暴行を加えたとして、強姦(ごうかん)致傷などの罪に問われた元NHK記者、弦本康孝被告(30)について、最高裁第2小法廷(菅野博之裁判長)は29日までに、被告の上告を棄却する決定をした。

決定は27日付。無罪主張を退け、懲役21年とした一、二審判決が確定する。

 一、二審判決によると、弦本被告はNHK記者として山梨、山形両県で勤務していた2013~16年、女性3人に性的暴行を加え、うち2人にけがをさせた。

 一審山形地裁は18年4月、犯行現場で採取されたDNA型などから弦本被告による犯行と認定。「常習性が認められる」などと非難し、二審仙台高裁も同10月に支持した。

 NHKの話 被害に遭われた方や関係者、視聴者の皆さまに改めて深くおわび申し上げます。 



阪神2-ヤクルト1

2019年03月29日 22時17分35秒 | 日記・断片

疲れが溜っているように、倦怠感があった。
プロ野球開幕戦を観戦するつもりであったが、
横になってテレビを見ていたら寝てしまう。
観ていたのはCSテレビのアニマルチャンネルなど。
次男が帰宅した時に目覚めて、チャンネルを慌てて切り替えたら試合が終わっていて、鳥谷選手の笑顔映し出されていた。
勝利者インタビューが終わり、次いで矢野監督の満面笑顔が映し出されていた。
昨年、最下位のダメ阪神は、2対1でヤクルトにサヨナラ勝ちしたことを、「今日のハイライト」のシーンで確認する。
新聞記者たちの予想では、阪神は5位か6位の評価。
1位は広島で、2位に巨人など。
今年の阪神もダメかと嫌な気分となっていた。
メッセンジャーなど投手と守備陣の頑張りでの勝利。
貧打の阪神だが、勝ちは勝ち!残り144試合が楽しみである。
カラオケから午後10時15分家人が戻る。
当然、家人は野球試合を録画していて、これから試合を再生する。

3月29日(金)の試合

阪神 2 - 1 ヤクルト
 
広島 5 - 0 巨人
 
DeNA 8 - 1 中日
 
日本ハム 7 - 3 オリックス
 
ロッテ 5 - 4 楽天
 
ソフトバンク 5 - 4 西武
   
 
   

 



鈴木さんの絵手紙を見る

2019年03月29日 14時53分27秒 | 日記・断片

今朝は、何時もより30分ほど遅く散歩に行く。

西田さん、鈴木さんに出会う時間帯だ。
何時ものように、ヤオコウの窓のガラスに向かって約10分間、鈴木さんが体操をしている。
西田さんはビッグAで買い物をしていた。
「これ、見てもらいたい、と思ってね」と鈴木さんが、スマホの画面を開き、3月の絵手紙を見せてくれた。
描いたのは、利根川で見たつくしで、俳句を書かれていた。
絵手紙歴30年。
月に6枚。
相当の数になっているだろう。
「初めは、女房の友達から絵手紙が来て、女房がはじめけど、絵が下手で止めてしまった。絵具が残っていたので、絵具で試しに書いてみたら面白くなってね。だけど景色は難しいので花にした。鳥も描くと難しい。花が描きやすい」
今月の俳句も「いいですね」と言っておいて、記憶があいまいで再現できない。
午前5時となったので、利根川方面へ3人で向かう。
「ガソリンまたあがったね」ガソリンスタンドの電光掲示板に視線を向けた。
「株も下がっているね」
「下がるばかりだね」
「昨日は、ゴルフへ行ったけど、昼飯を食べてからスコア-が落ちた。体力がなくなっている。今日は株主総会なんだ。早く帰れるだろう」
医療関係のコンサルタント会社の株主総会のようだ。
詳しいことは聞いていない。
今朝の気温は6度。
猫のタマが西田さんの隣の家の自動車の下から出きた。
今日も走り回ったり、塀に登ったり、木に登ったりする。
「元気だね」と鈴木さんが言う。
西田さんは「それ、行け!」とけし掛ける。


新聞らしい新聞とは

2019年03月29日 13時23分26秒 | 社会・文化・政治・経済

石井妙子ノンフィクション作家

毎日新聞(本社紙面を基に論評)

新聞が新聞らしさを失っていると感じる。
稚拙なコラムや中身の薄い記事が増え、素人が投稿したネットの雑文を読まされているようだ。
さらに掲載される記事の判断基準がよくわからなくなってきた。
これを報じる意味がどこにあるのだろう。
朝日新聞も負けていない。
あまりにも読者をばかにしすぎていないか。
あなたたち読者は難しい話より、こういった話題がお好きなんでしょう、といおごりを感じる。
今、読者に、国民に、社会に訴えるべきことは何か。
記事の内容ばかりでなく、どの記事をどのように扱うかにも、各社の見識が表れてくる。
こうした緩い紙面作りをしながら、「新聞は国民の知る権利にこたえている、だから、軽減税率が適用されるべきだ」と声高に主張しても共感は得られないだろう。
事実の報道と視座の提供。
丹念な取材を通して幾層もの真実を掘り起こし、読者に問題を提起する記事を堂々と載せてほしい。
それをしてこそ、新聞は新聞であろう。


ポスト真実時代の知 野家啓一さん

2019年03月29日 12時47分27秒 | 社会・文化・政治・経済

ポスト真実時代の知野家啓一さん

公共圏の基礎となる理性とは、他人に理解されたいという感情と理解したいという態度を示すことで初めて定立するというものだ。
これは、ハイトのいう他人に対する「ケア」という、もうひとつの道徳とも親和的だ。
だからこそ、理性とは、かくも得がたく、もろいものなのだ。
このことをまず自覚しなければ、望ましからざる状況に、間違った処方箋を下すことになるだろう。

www.gakkai.ne.jp/jss/research/90/file/628.pdf

ポスト真実時代の知と哲学. 東北大学総長特命教授 野家啓一. オックスフォード英語辞典(OED)で知られるオックスフォード大学出版局は、昨年(2016). の “Word of the year” に「ポスト真実 (post-truth)」という言葉を選んだ。日本ならさしずめ「流. 行語大賞」  ...

未指定:知野


社会はなぜ左と右にわかれるのか

2019年03月29日 12時30分49秒 | 社会・文化・政治・経済
 

対立を超えるための道徳心理学 

 

商品の説明

内容紹介

リベラルはなぜ勝てないのか?

皆が「自分は正しい」と思っているかぎり、左派と右派は折り合えない。
アメリカの政治的分断状況の根にある人間の道徳心を、
進化理論や哲学、社会学、人類学などの知見から多角的に検証し、
豊富な具体例を用いてわかりやすく解説した、全米ベストセラー! 

気鋭の社会心理学者が、従来の理性一辺倒の道徳観を否定し、感情の持つ強さに着目。
自身の構築した「道徳基盤理論」で新たな道徳心理学を提唱する、注目の一冊。

◆ ◆ ◆

「人間性の理解に大きく貢献する重要な一作だ」
――『ニューヨークタイムズ・ブックレビュー』

「現役の心理学者のなかでもっとも賢く創造的な一人、ジョナサン・ハイトのこの力作は、現代のきわめて重要な問題の解明を試みる、輝かしく、勇敢で雄弁な書だ」
――ポール・ブルーム(イェール大学教授・認知心理学)

「道徳の心理学的な起源と、それが政治的な対立の激化に果たしてきた役割について深くメスを入れる本書は、この無益な争いの緩和に必ずや役立つはずだ。これは過大な期待ではない」
――リチャード・E. ニスベット(ミシガン大学教授・社会心理学)

内容(「BOOK」データベースより)

リベラルはなぜ勝てないのか?政治は「理性」ではなく「感情」だ―気鋭の社会心理学者が、哲学、社会学、人類学、進化理論などの知見を駆使して現代アメリカ政治の分断状況に迫り、新たな道徳の心理学を提唱する。

左派と右派の対立が激化する構図を明解に解説した全米ベストセラー。

著者について


【著者】ジョナサン・ハイト Jonathan Haidt
1963年生まれの社会心理学者。
ヴァージニア大学准教授を経て、ニューヨーク大学スターンビジネススクール教授(倫理的リーダーシップ)。
2001年にポジティブ心理学テンプルトン賞を受賞。
2012年には米国Foreign Policy 誌の100 Top Global Thinkers 2012入りを果たし、
翌年には英国Prospect 誌でWorld Thinkers 2013に選ばれた。
邦訳された著書に『しあわせ仮説――古代の知恵と現代科学の知恵』(新曜社、2011年)がある。

【訳者】高橋 洋(たかはし・ひろし)
翻訳家。同志社大学文学部文化学科卒(哲学及び倫理学専攻)。
訳書に、ニールセン『オープンサイエンス革命』、グリーンフィールド『〈選択〉の神話――自由の国アメリカの不自由』、ブレイスウェイト『魚は痛みを感じるか?』、ミッチェル『ガイドツアー 複雑系の世界――サンタフェ研究所講義ノートから』(以上、紀伊國屋書店)、ベコフ『動物たちの心の科学』(青土社)ほか。


 

 
 
 
 

 

社会分断 理性のもろさ自覚必要

2019年03月29日 12時20分14秒 | 社会・文化・政治・経済

ネット社会に分断は、人々にファクツを提示したり、異なる情報に触れる機会を増やしたりするこおで克服できるとされる。

もっとも、人はバイアスや社会的な動機から無縁ではいられない。
事実(ファクツ)を示すことは、むしろ逆効果お及ぼす場合もある。
福島第1原発事故直後の科学者の発言は、時間がたつにつれ、情報に触れていた反原発派グループの反発を買い、結局生産的な議論が遠のいていった過程がわかる。

社会心理学者のハイトによれば、これは人間集団として暮らしてきた中で培ってきた「忠誠」や「権威」といった、道徳的な感情と無関係ではない。
社会を作っている限り、社会全体の厚生は個人の生存に関わり、権威に従うことも、脆弱な存在であれば利に適った行動とんるからだ。
そもそも、理性と感情を対立的に捉えることが間違っているのだろう。

吉田徹・北海道大学教授(比較政治)

分断の心理学

科学的な説明を尽くしているのに,なぜか納得してくれない。
事実は明確なのに,なぜ? 
そんなふうに思ったことはないだろうか。
実のところ,人は「正しい事実」に基づいて判断しているわけではない。
一見非合理的に見える判断にも,そこには隠れた理由がある。
そんな科学と社会のすれ違いが,先鋭的に現れるのがSNSの空間だ。
ツイッターの解析から,福島第1原発の事故当初は議論の核になっていた科学者らが,その後急速に影響力を失い,科学を懐疑的に見る人々に取って代わられていく過程が浮かび上がった。

 


野球と真摯に向き合う姿勢

2019年03月29日 11時41分00秒 | 社会・文化・政治・経済

「しんどいということから逃げたいと思うのは当然。でもそれに立ち向かっていくことは、人としてすごく重要」
イチローさんは強い信念で道を切り開いた。
イチローさんの代名詞の一つともなった「ルーティン」。
ナイターの場合、午後3時ごろに球場入りする。
ロッカーの前の床に寝転んでストレッチ。
体をほぐした後、打撃練習で汗を流し、9台のトレーニングマシンを使って筋力を鍛え、ストレッチ。
午後6時15分から打撃マシン相手に約10分間、打ち込んで準備が完了。
イチローさんがルーティーンを重んじたのは、体のわずかな異変にも気づきやすいから。
「ウオーミングアップをあそこまで全力でやる選手はいない。野球に取り組む姿勢はナンバーワン」とヤクルトの宮本ヘッドコーチは言う。
イチローさんが野球と真摯に向き合う姿勢は、選手たちの野球に取り組む姿勢も変えた。
後進に与えた影響も無視できない。
イチローさんがプロ野球のシーズン最多210安打(当時)を放った1994年、球界で右投げ左打ち野手は19・1%だったが、今季(支配下選手)は36・9%。
内野安打も多かったイチローさんの影響を指摘するのは、愛工大名電高時代の恩師の中村豪元監督だ。
「親に勧められ、左打ちする子が多くなった。ああいうヒットを重ねるイチローに憧れる子が出てきた」。
左打者が増加するにつれて左投手の需要が高まるなどの変化も生まれた。
球界に新たな風を吹かせたイチローさんが期待を寄せる次世代の筆頭がエンゼルスの大谷だ。
「世界一の選手にならなきゃいけない。投手で20勝して、翌年に50本塁打を打ってMVPを取ったら化け物ですよね。でも想像できなくないですから」。
いくつもの「不可能」を「可能」にし、ファンを魅了し続けてきた男の思いは後輩たちに託された。(毎日新聞)


多重人格とは

2019年03月29日 10時55分56秒 | 社会・文化・政治・経済

多重人格
普段の人格とはまったく異なる2つ以上の人格が一定の期間に現れ,再びもとの人格に戻る現象。
元の人格にかえったときには,別の人格について記憶していないことが多い。
 ここ数百年にわたって知られている病気だが,専門家のなかには,多重人格は存在しないとする説もあり,議論が分かれる点もある。
現在では,多重人格の主因は幼児期の心的外傷(トラウマ)であり,とりわけ度重なる性的・肉体的虐待が原因という説が主流である。 
幼児期以降のトラウマや,一時的な虐待でも,長期間にわたって,その人間のストレスへの耐性に重大な影響を与えることがあるが,多重人格までには至らないのが一般的である。 

トラウマが多重人格を生む過程は一部しかわかっていないが,日常とかけ離れた恐ろしい経験をすると,それを正常な意識に統合できなくなり,精神分裂を起こすからと考えられている。 
米国の作家ダニエル・キイスが実在する多重人格者へのインタビューや裁判記録などをもとに描いた小説《24人のビリー・ミリガン》などによって,多重人格への関心が高まった。

二重人格
人格の重要な特性である統一性・連続性の障害によって,同一人について全く別の人格が交互に現れる場合をいう。英語ではdouble personalityで,〈交代意識〉とも称し,3人以上の人格が出現する場合を含めて〈多重人格〉ともいわれる。
《ジキル博士とハイド氏》に描かれているものが典型例。


多重人格被告に猶予判決

2019年03月29日 10時50分09秒 | 社会・文化・政治・経済

「別人格が影響」と執行猶予判決 覚醒剤事件で大阪高裁

3/28(木) 共同通信
 覚せい剤取締法違反の罪に問われた女性被告(37)の控訴審判決で、大阪高裁(村山浩昭裁判長)は28日までに「解離性同一性障害による別人格の影響で心神耗弱状態だった」として懲役1年、保護観察付き執行猶予4年を言い渡した。

 完全責任能力を認め、懲役1年2月、うち4月を保護観察付き執行猶予2年とした一審大阪地裁判決を破棄した。

 村山裁判長は判決理由で「数カ月前から『おっちゃん』という別人格に体を乗っ取られ、覚醒剤を買って使えとの指示にあらがえなかった」との精神科医の診断に基づき、心神耗弱状態だったと認定した。


不戦の自衛隊 存在感 

2019年03月29日 09時58分54秒 | 社会・文化・政治・経済

平成という時代 伝える

3月28日 毎日新聞
元陸上幕僚長 冨澤熈暉さん(81)
自衛隊は創設当初から、憲法違反として批判されてきた。
社会党はその急先鋒だった。
自衛隊の海外への部隊派遣。
湾岸戦争後ペルシャ湾への掃海艇派遣(1991年)に続き、1992年にはカンボジアPKO(国連平和維持活動)に出た。
冨澤さんは当時、北部方面総監として、部下の部隊をカンボジアに送りだした。
「もしものことがあったら自分が遺族のところへ行く。任務の目的は米国のためではもちろんない。国際平和のためと言うがいまひとつぴんとこない。どう話すべきか、頭を悩ませていました。」

1995年1月の阪神大震災では出動が遅れたと批判された。
2か月後、毒ガスがまかれる地下鉄サリン事件が起きる。
未曾有のテロにどう対処するか。
部隊が出動しよとする際に、運用にかかわる法律の整備不足が露呈した。
在職中の2年間、冨澤さんは何度も「壁」に直面した。
「軍事というのは平和を支える論理なんです。われわれが死なないし戦わなかったからこそ、日本は平和だったんです。そのために機能したと」
いま必要なことは何ですか?
「軍事のことを踏まえてリアルな議論をしてほしいです。一国平和主義はありえない。世界平和の中にのみ、日本の平和があると知ってほしいです」