オレオレ詐欺が強盗化!

2019年03月04日 22時36分17秒 | 社会・文化・政治・経済

高齢者を狙ったアポ電詐欺が増えていた
「アポ電」とは高齢者を狙った資産状況を確認する不審な電話。

オレオレ詐欺の逮捕リスクが上がったため、現金を奪いに行く犯罪手法に変化している。
 2019年03月04日

高齢者を狙った「緊縛強盗事件」が起きている

東京都江東区のマンションで2月28日に一人暮らしの加藤邦子さん(80)が殺害されて見つかった。

オレオレ詐欺の次は「アポ電強盗」 凶悪化する手口を防ぐ4つの心得は : J-CASTテレビウォッチ
部屋は激しく荒らされ、タンスの引き出しも一つ一つ物色されていたほか、インターホンの本体が壊されて持ち去られていますが、現場を詳しく検証したところ、室内からは犯人のものとみられる指紋は検出されていないことが捜査関係者への取材でわかりました。
出典
アポ電 女性殺害事件 指紋検出されず3人組は手袋か | NHKニュース
マンションの防犯カメラには、3人組が手袋をして出入りする姿が映っていて、激しく荒らされた室内からも指紋は検出されず、警視庁は、用意周到な計画的犯行とみて、逃げた3人の行方を追っている。

襲撃の3人組 手袋し犯行 “アポ電”強盗殺人
加藤さんが「アポ電」と呼ばれる不審な電話を受けていたことが分かった。事件の2週間ほど前、「自宅に現金があるかどうか」を聞く怪しい電話がかかってきたと知人に相談していたのだ。

オレオレ詐欺の次は「アポ電強盗」 凶悪化する手口を防ぐ4つの心得は : J-CASTテレビウォッチ
アポ電とは?


警視庁によるとアポ電が東京都内で急増している。2018年の通報件数は3万件を超え、2年前の2倍以上になった。

「アポ電」などの不審電話の届け出数
2016年 1万5010件
2017年 2万5911件
2018年 3万4658件
2019年 2519件(1月)
事件前には、被害者に「アポ電」といわれる、資産状況を確認する不審な電話があったという。

事件前に金があるか聞く電話 東京・江東区 女性殺害
アポ電は子供や孫などの親族を装って雑談する中で、資産や家族構成などの個人情報を聞き出すのが特徴。

資産尋ねる「アポ電」、都内で急増 巧妙・凶悪化 | データMIX(ミックス) | 福岡の経済・ビジネス情報
最近では報道機関の世論調査を装ったり、品物を送ることを口実にするケースも確認されており、手口の巧妙化が進んでいる。
出典
資産尋ねる「アポ電」、都内で急増 巧妙・凶悪化 
東京都内でアポ電強盗が増えている
今年1月、渋谷区初台で防犯カメラが捉えたのは、雨でもないのにフードをかぶった男。この事件では現金2000万円が奪われましたが、共通しているのは息子を装った「アポ電」でした。

江東区 女性縛られ死亡、渋谷の緊縛強盗と同一グループの犯行か(TBS系(JNN)) 
2月1日に東京都笹塚でも同様の手口の強盗事件が起きた。
3つの事件には“緊縛”と”アポ電”、それに“黒づくめの複数犯”ということが共通しているとみられています。警視庁は渋谷区の「アポ電」強盗と同一グループが関与したとみて、特別捜査本部を設置し調べています。

江東区 女性縛られ死亡、渋谷の緊縛強盗と同一グループの犯行か(TBS系(JNN)) 

資産尋ねる「アポ電」、都内で急増 巧妙・凶悪化 


オレオレ詐欺がアポ電強盗に凶悪化していた背景とは
ここ最近、オレオレ詐欺を含めた特殊詐欺の検挙件数が非常に上がっている。ところが、多くの逮捕者は、実は『受け子』など、現金やカードを受け取る際に逮捕されている。

オレオレ詐欺「凶悪化」のウラ 急増する“アポ電”強盗(フジテレビ系(FNN)
受け取りの現場が、犯人側にとっては逮捕のリスクが高くなる。受け取るのではなく、奪いに行くという、新しい手口に移行している。

東京都江東区のマンションで2月28日(2019年)、一人暮らしの加藤邦子さん(80)が殺害されて見つかった事件で、加藤さんが「アポ電」と呼ばれる不審な電話を受けていたことが分かった。

事件の2週間ほど前、「自宅に現金があるかどうか」を聞く怪しい電話がかかってきたと知人に相談していたのだ。

「アポ電」とはいわゆる「さぐりの電話」のこと。短い会話の中から資産状況や家族構成、家に1人でいる時間帯などの個人情報を聞き出す。国税庁の調査などを装っていることもあるという。

電話が入った時点で既にターゲットにされている!

この「アポ電」、今年(2019年)1月と2月に渋谷区内で相次いだ高齢者を狙った「緊縛強盗事件」に共通している。被害者にはいずれも事件前に資産状況を確認する電話がかかってきた。

アポ電のほかにも「被害者が縛られる」「インターホンや電話が壊される」など手口にも共通点がある。室内から指紋が検出されないなど、「用意周到さ」も同じだ。事件直後に、似たような軽自動車で逃走する3人組の男が目撃されたり、防犯カメラに映ったりしていることから、同一グループの犯行と見られている。

特殊詐欺に詳しい若井亮弁護士は「事前にターゲットの家の付近に行って、近所の防犯カメラの位置や、警察署からの距離などを下見していたはず」と話す。

元警視庁刑事で防犯コンサルタントの吉川祐二さんは自衛策として、「電話に出ず、留守番電話を聞いてからかけ直すかどうか判断する」「かかってきた番号に折り返さない」「自動通話記録機を設置する」などを挙げる。そして「電話が入った時点で既にターゲットにされているということ。すぐに110番通報をしてください」と話す。

急増する「アポ電強盗」の背景には、「振り込め詐欺」が認知され、通用しなくなってきたことがあるようだ。

司会の小倉智昭「特殊詐欺で殺人は起きたことはなかったですよね」

安田洋祐(経済学者)「振り込め詐欺を防げている裏返しだとは思いますが、凶悪化していますね。日本はタンス預金が非常に多い。どれだけ自衛につながるかは分からないけれど、家に現金を貯めこまない方がいいかも知れない」


性被害者がなぜ風俗で働くのか?

2019年03月04日 13時25分11秒 | 社会・文化・政治・経済

 「女性ヘルプネットワーク」*1という団体が、2010年度から、「性的虐待体験者が性産業で働く理由とその実態調査」を

そして、継続して調査が行われ、「性的虐待経験者が性産業で働く理由とその実態調査 支援編」という冊子にまとめられました。

 前半は、支援団体の聞き取り調査で、10団体の活動報告が掲載しています。

重要なのは、後半の当事者への聞き取り調査です。今までの研究報告や、性暴力の専門書ではなかなか目に触れにくい*2サバイバーの声を拾い上げようとしています。

「専門家の支援」への疑い、ワンストップサービス偏重への疑念や中長期支援の必要性、警察からの二次加害の深刻な問題、当事者が支援者になることの困難と希望、自助グループと支援者の緊張関係、加害者支援に対する被害者支援者の取り組みの必要性、男性被害者の声、「女性限定の支援」に対するセクシュアルマイノリティからの批判などなど、繊細な問題が提起されています。

 そして、表題にもある「性産業で働く」ことについての当事者の話が、支援団体・支援者に向けて語られています。ある人は、「性産業がトラウマを持った人をケアする役割を果たしており、必要だ」ということを、自分の経験を通して明らかにしています。それと同時に、「自分を商品として見る」というある種の冷めた視線をことができないと、稼げないという現実も指摘しています。

また、別の人は夜に眠れないから、キャバクラで朝まで働くことで、自分を保つことができたと述べています。「規則正しい生活」を支援機関から押し付けてられていたら、潰れていたかもしれないと語ります。

 この聞き取り調査からはっきり伝わってくるのは、支援側に対する、当事者からの、「被害者像を押し付けるのはやめてくれ」「正しい回復の仕方なんてない」というメッセージです。前半が、支援団体の報告であり、後半は、当事者からの支援団体への批判を含む内容になっているのは、なかなかすごいな、と思いました。

 性産業と性暴力の問題を、同時に扱うのは難しいことです。セックスワーカーは差別され続けており、「性産業で働く=性暴力被害の影響」と決めつけられたり、「あの人たちはトラウマのせいで、あんなことをする」と勝手な周囲の思い込みで憐れまれたりして、不快な経験をさせられています。

性産業と性暴力を結びつけた調査は、そうしたセックスワーカーに対するステロタイプ化を強化する恐れもあります。その一方で、実際に、性暴力被害者の中には、性産業に従事する中で、コントロールかできなくなり、うまく働けない経験、傷ついた経験をする人たちがいます。

その人たちを念頭において、性暴力被害の支援者は、セックスワークを「逸脱行為」だとみなして、性産業から離れることを回復だとみなしたりすることがあります。セックスワークは、対価を得て生活をしていくための仕事なのですが、「被害の再演*3」だと一律に病理化して、ケアしようとする支援者さえいるのです。こうした支援側の思い込みを解くためには、多様な経験をつまびらかにした調査が有用でもあると思います*4。もちろん、支援側が、目の前の人の話をそのまま受け取って、性産業で働く人の話に耳を傾けることができれば、この調査も必要ありません。でも、目の前の人の話を聞くというのは難しいことでもあるので、報告書を通して、少しでも支援が変わっていくといいな、と思います。

 裏表紙の見返しが、高橋りりすの「サバイバーよ、勇気を出すな」だったのもよかったです。

結局は、この調査でも、10人のサバイバーが勇気を出して語り、それを支援側に伝えることで、「なんとかしたい」と思ってがんばっているわけですが、本来はこんなことはサバイバーの仕事でも何でもありません。生き延びたこと、それだけでいいはずです。

「サバイバーよ、勇気を出すな」

DV、性被害、虐待、身体について、15年の相談活動。
女性の悩みと向き合ってきた経験生かし、性産業従事者と性被害の実態も調査
-NPO法人 女性ヘルプネットワーク
15年前から続けてきた女性からの相談は、今や年間300件にのぼる。その中で、性被害が一様ではないという事実も見えてきた。真に必要なサポートを探るために行った「性産業従事者と性被害の関係」についての調査、理想とするワンストップセンターの構想などについて聞いた。

3つのグループ。
性被害「ひなたぼっこ」、身体の悩み「ひととき」、人間関係「ひだまり」

画像:理事長 楠本 千恵子さん
理事長 楠本 千恵子さん
画像:事務局長 野口 真理子さん
事務局長 野口 真理子さん
「女性ヘルプネットワーク」の事務局長を務める野口真理子さんは、もともと北九州市で、カンボジアの女性を支援するボランティア団体の代表を務めていた。1994年 、北九州市は、9月にエジプト・カイロで開催された「国際人口開発会議」で「性と生殖に関する健康と権利」が提唱されたことを受け、北九州市にも「性と生殖」について考える女性グループを立ち上げようと提案。女性支援団体の代表でもあった野口さんに声がかかった。

95年4月には10人が集まり、「痴漢」というテーマで第1回目の勉強会を開いた。97年には市の相談員のバックアップも受け、女性専用の相談窓口を開設。「相談時間は1日2~3時間でしたが、学生時代の性被害を今も夫に言えず苦しんでいる、夫からたたかれた腹いせに子どもをたたいてしまう、といった深刻な悩みが寄せられました」

野口さんたちは相談員の勉強会はもちろん、女性を保護する公的施設や児童相談所にも足を運び勉強を重ねた。そこで意気投合したのが、現在、「女性ヘルプネットワーク」の理事長を務めている楠本千恵子さん。当時は、児童相談所の児童福祉司として働いていた。また、スタッフの田原美知子さんは、自身の経験を生かし相談業務を担っている。「夫からDVを受けて離婚した後、被害者の気持ちに寄り添えるのではないかと思い、相談員の講習を受けたんです」

野口さんはこれまでを振り返って言う。「始まった当初は、どこへ逃げればいいかというような、DV被害者からの相談が主でした。今はシェルターこそ増えましたが、『逃げたけど仕事が見つからず、うつ状態なのに精神科にもかかれず、死のうと思っている』といった相談が増え、中長期的な支援の必要性を感じています」

たとえば相談内容によって、男女共同参画センターやハローワークなどを紹介するほか、「性被害が原因で摂食障害になった」という女性に対しては、東京の自助グループからアドバイスをもらいながらサポートを続けるなど、多くの団体とも提携している。

また「女性ヘルプネットワーク」自身も、3つのグループを運営している。性被害や性的傷つき体験をもつ女性の自助グループ「ひなたぼっこ」。更年期、妊娠、出産など、女性であるがゆえの身体の悩みを抱えた女性の自助グループ「ひととき」。そして、夫婦関係や人間関係で悩んだり、生きづらさを抱えたりする女性たちをカウンセラーがサポートする「ひだまり」だ。

「性的にいやな経験」女性の83%。女性は被害と気づかないことも

写真:スタッフ 田原 美知子さん
スタッフ 田原 美知子さん
中でも「ひなたぼっこ」には、「男性が怖い」と訴える女性が多く集まっていた。ところがある時、男性とすぐに親しくなりすぎ、自分は「性的依存」ではないかと悩む女性や性産業で働く女性が入ってきた。そのことで、他の参加者は一時混乱したが、性被害の後遺症が一様ではないことをみんなが知るきっかけとなった。

「相談窓口にも性被害経験をもち性産業で働く女性から、給料不払いなどの労働問題、暴力団やストーカーがからんだ相談など、バックに異性関係の問題が潜む相談が寄せられ、どうサポートすべきか悩んでいた」と、野口さんは言う。そこで性被害体験がある人への異性や性の問題を今後のサポートに生かすために11年、ファイザープログラムの助成を受けて「性的虐待体験者が性産業で働く理由とその実態調査」を実施した。

最初に女性団体や新聞紙上での呼びかけを通して、一般女性95人に質問紙による調査を行った。その結果、83.2パーセントに当たる79人が「性的にいやな経験をしたことがある」、そのうち73人が「心身への影響がある」と答えている。また「性産業等の仕事(援助交際を含む)の経験」については18.1パーセントの17人が「ある」とし、そのうち16人が「心身への影響がある」と回答している。

続いて、性被害と性産業、両方の経験をもつ女性からの聞き取り調査を行った。プライバシーの漏洩を恐れ、直前になって断る人が続出する中、7人が応じた。性産業で働くことになったきっかけ、性被害との関係、家族との関係などについて話を聞いた野口さんは、「被害を被害として受け止めていない女性の多さに驚いた」と話す。「中には何度も痴漢行為を受け、会社でセクハラに遭い、心も傷つき痛んでいるのに『自分が警察などに訴え出ていないものは被害ではない』と思い込んで、自分が悪いと思っている女性もいました」

調査の結果、「家庭など身近なところに“性”に深くかかわる環境があり、“性”に否定的でありながらも、それを大きな存在として意識させられた子ども時代」という共通点が浮かび上がってきた。そのことが、「自らの性を売買することに違和感をもたせなくしていったのではないか」と、野口さんたちは推察する。

「性的な傷つきが心身に影響を与えて生活に支障をきたし、ほかの仕事に就くことが難しくなり、経済的な問題も含めて性産業を選ばざるを得なくなった」という構図も見えてきた。

「性産業で得たお金は摂食障害による過食を満たす食費や借金返済、生活費に消えています。彼女たちは決して着飾るためのお金がほしかったわけじゃない。その時は、厳しい暮らしを抜け出すために精いっぱい選んだ道だったんだと思う」と野口さんは言う。

過去の被害体験も相談できる「ワンストップセンター」

写真:博多に伝わる話芸の伝統芸「博多にわか」を使ったワークショップの様子
博多に伝わる話芸の伝統芸「博多にわか」を使ったワークショップの様子
さらに楠本さんは、男性とすぐに親しくなりすぎる女性の傾向として、今回の調査結果と児童相談所で子どもたちを見てきた経験から、「自尊感情の低い人が多い」との印象をもっている。

「貧困や虐待、親の離婚などを経験した少女の中には、愛されたい一心から父親に似た年配の男性に近づいていく子もいる。大事にされているという感覚がもてないから、自分の身体がどうなってもいいという考えに走ってしまうのです」

性被害体験が「非行」というかたちで表出する少女も少なくないという。「本人が何も言わなくても、周囲の大人は彼女たちのSOSに気づいて、『何かあったのではないか』という温かい目を向けてあげてほしい」と野口さんは話す。

「女性ヘルプネットワーク」では学校へ出向き、中高生を対象に「性の逸脱行動」や「デートDV」を防止する授業も行っている。授業の中では、性行為にはリスクが伴うこと、アダルトサイトに書き込みをしただけでも罪に問われる場合もあれば、性犯罪に至らなくても相手のいやがる行為があることなどを伝えている。

そして今後は、「性暴力被害者支援ワンストップセンター」の必要性についても提言を続けていくつもりだ。「ワンストップセンターといえば緊急支援がメインと考えがち。しかし長い間、心身への影響に苦しんできた人たちは、緊急支援の窓口に、たとえば10年も前の被害のことを言っても、自分たちは被害者と見なしてもらえないのではないかと不安を感じている。専門スタッフを通して、司法や医療などの支援が無料で受けられる緊急支援。過去の被害体験についても相談、法律や心理面、生活や就労などの支援が無料で受けられる中長期支援の両方が欠かせない」と野口さんは言う。

また、「性的虐待体験者が性産業で働く理由とその実態調査」の報告書は、全国の公的機関などに配布した。どこで閲覧できるかは、直接問い合わせてきた人にのみ教えている。

「性産業で働く女性の中には雇用主である業者や客から、すさまじい暴力を受けている人もいる。それは仕事だから仕方ないとか、そういう仕事をするあなたが悪いということを言わないで、助けを求めてきた時は偏見をもたず、そのままの状態を受け入れてサポートしてほしい。また、社会の中でも、そういう仕事をする人に対する偏見をもつことなく、その仕事を選ばないといけなかった状況を知ってほしい」

NPO法人 女性ヘルプネットワーク


ヒトの臓器もった動物の出産、解禁 

2019年03月04日 13時05分10秒 | 医科・歯科・介護

文科省が指針改定

3/4(月) 朝日新聞社

動物の受精卵が成長した胚(はい)に、ヒトの細胞を注入した「動物性集合胚」の取り扱いについて、文部科学省は1日、より幅広い研究ができるように指針を改定した。禁じられていた動物性集合胚の動物への移植や、この胚を使った出産が可能になる。

動物の体内でヒトの臓器を作る研究が国内でも本格化するとみられる。ヒトの子宮への移植や、この方法で生まれた動物の交配は禁じる。


 改定で、例えば膵臓(すいぞう)ができないようにしたブタの胚にヒトのiPS

細胞を注入後、胚をブタの子宮に移植し、ヒトの膵臓を持つ子どものブタを作れる。

 将来的には、この方法で作った臓器を取り出し、治療目的でのヒトへの移植も検討されている。ヒトと動物の外見が混じった個体が生まれる可能性は、極めて低いとされる。

朝日新聞社

  • 動物性集合胚の可能性とは?
    動物性集合胚をつかって動物の体内に人の組織や臓器などを再現し、病気の原因の解明や薬を開発。移植用臓器の作製。
    出典:文部科学省
  • 「動物と人間の遺伝子が混じった」個体を実験材料とすることへの懸念の声も
    出典:京都新聞 2013/6/20(木)

13歳、「私」をなくした私

2019年03月04日 12時39分28秒 | 社会・文化・政治・経済
[山本 潤]の13歳、「私」をなくした私 性暴力と生きることのリアル
 

性暴力と生きることのリアル 


私は絶対許さない

2019年03月04日 12時29分30秒 | 社会・文化・政治・経済
[雪村 葉子]の私は絶対許さない 15歳で集団レイプされた少女が風俗嬢になり、さらに看護師になった理由
 
15歳の元日。 私は死んだ――

「15歳で集団強姦に遭ったのなら普通は男性嫌悪になるだろう。自ら風俗嬢になるなんて、

この娘の人間性に問題があるのでは?」…今一瞬、そう思ったあなたにこそ、読んでほしい。

2013年、警察に届出があった性暴力被害のうちレイプ被害は約1400件。

内閣府の調べによると、レイプ被害を警察に相談した人はわずか3.7%に留まっています。

レイプされた女性の人生がその後どのように狂っていくか。どれほどの深い傷を心に刻み込むものか。

15歳にして性犯罪被害者となった女性のこの赤裸々な手記を出版することにより、

非道な性犯罪がこの世からなくなることを願ってやみません。 ―――編集部

葉子さんの体験した、一見不可解な世界は、トラウマの精神医学の立場から言うと、

むしろ腑に落ちるものばかりなのだ ――解説:和田秀樹(精神科医) 

(カバー写真:荒木経惟) 

 15歳で集団レイプされた少女が風俗嬢になり、さらに看護師になった理由 

雪村 葉子  (著)<iframe id="bookDesc_iframe" class="ap_never_hide" frameborder="0" scrolling="no" width="100%"></iframe><iframe id="bookDesc_iframe" class="ap_never_hide" frameborder="0" scrolling="no" width="100%"></iframe>

 
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よわむし

2019年03月04日 12時20分08秒 | 社会・文化・政治・経済
[大塚咲]のよわむし
 

大塚咲  (著)

「死んでもいいや」”そのとき”私はそう思った。見知らぬ男にレイプされて殺される15歳。こんな結末なんだ。私の人生ってーー。画家、写真家、元AV女優である著者・大塚咲が綴る絶望と救いの物語。この本を手にする誰かが抱える苦しみが、癒されることを願い著者は過去の苦しみと向き合う決意をした。

一読の価値はある。
特に、性犯罪被害者ではなく、性犯罪被害者と接する機会のある人は、読むと良い気がした。

レイプは魂の殺人という表現をよりわかりやすく出されたという感じなんだろうか。
そんなに自分を痛め付けないでと、読んでいて思ったけれど、その言葉でいいのかもわからない。

最初の犯罪の時に、警察に行って欲しかった。
そう思ったから、同じような被害に合う人には、そうしてほしい。
でも、書きながら、その言葉でいいのかも、悩んでる。
37人のお客様がこれが役に立ったと考えています。

性被害についてはすでに書いている方がいるので親の目線から。

手に取ったきっかけは著者と面識があり、陰ながら応援したい気持ちで前情報なしに購入。

読んで心が抉られる箇所がいくつもあった。

もしこの本を読んで、彼女の感情や行動に納得できない人がいるとしたら、その人はある意味とても幸せで残酷な人。
そういう人がいるのならどうか、そのことを自覚してほしい。

「あの日」が来たことが著者の人生を狂わせたのはもちろんだが、私にはむしろその前までの、親にすら辛い気持ちや悲しい気持ちを伝えにくい、また伝えたところで伝えたことを後悔するだろうと思ってしまう心細さにとても切なくなった。

子供だってずっと家の中にばかりはいられない。
そこがどんなに小さな社会だって、辛い思いをすることは当然あること。
それを家族が共感してくれないと、子供はもう頑張れなくなるのだと思う。

子供に信頼される親になりたいと改めて思わせてくれたこの本を、私はずっと大事にしていきたい。
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文士たちのアメリカ留学

2019年03月04日 11時58分06秒 | 社会・文化・政治・経済

文士たちのアメリカ留学 一九五三‐一九六三

一九五三‐一九六三

内容説明

すでに第一線の文士として活躍していた福田恆存、大岡昇平、石井桃子、中村光夫、阿川弘之、小島信夫、庄野潤三、有吉佐和子、安岡章太郎、江藤淳の10人が、何故、ロックフェラー財団留学生に選抜されたのか。彼の地で彼らが見たものは何なのか。

帰国後、その思想信条は変わったのだろうか、あるいは変わらなかったのか。

冷戦期のアメリカで過ごした文士たちの留学生活を追う。

目次

第1章 文士にとって留学は、夢のまた夢
第2章 「文士留学の仕掛け人」坂西志保と、チャールズ・B.ファーズ
第3章 阿川弘之は「原爆小説」を書いたから、アメリカに招かれたのか
第4章 大岡昇平、安岡章太郎は、アメリカで、ことに南部で何を見たのか
第5章 江藤淳、英語と格闘す
第6章 庄野潤三と名作『ガンビア滞在記』の誕生
第7章 有吉佐和子は、アメリカ人社会では間違いなく「NOBODY」だった
第8章 小島信夫は、なぜ、単身でアメリカに行ったか?
第9章 アメリカから帰った福田恆存は、「文化人」の「平和論」を果敢に攻撃した
第10章 改めて考える。ロックフェラー財団による文士のアメリカ留学とは何だったのか

著者等紹介

斎藤禎[サイトウタダシ] 
元編集者。早稲田スポーツOB倶楽部顧問。昭和18年(1943)満洲三江省に生れる。昭和42年(1967)早大一文卒。同年、文藝春秋入社。常務取締役等を経て、平成19年(2007)日本経済新聞出版社入社。

代表取締役会長等を経て、平成24年(2012)同社を退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

 


国語教育の危機

2019年03月04日 11時35分50秒 | 社会・文化・政治・経済

大学入学共通テストと新学習指導要領

国語教育の危機 ──大学入学共通テストと新学習指導要領
 

紅野謙介

内容紹介

2021年より導入される大学入学共通テスト。高校国語教科書の編集に携わってきた著者が、その試行テストの内容を分析し、看過できない内容にメスを入れる。

「大学入試センター試験」に代わって新しく導入される「大学入学共通テスト」。

試行テスト等の内容を見る限りでは、本当に国語の大学入試問題なのかと首をかしげたくなる。新テストは、「新学習指導要領」の内容を先取りする形で作成されており、これが文部科学省の目指す理想形だとしたら、いま国語教育は重大な危機に瀕していると言えよう。

「大学入学共通テスト」と「新学習指導要領」をつぶさに分析し、そこからかいま見える国語教育が抱える問題点を指摘し、警鐘を鳴らす。

著者について

1956年東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程中退。

麻布高等学校教諭を経て、現在、日本大学文理学部教授。専攻は日本近代文学。メディア環境や多様な文化の広がりの中で文学を捉える試みを続けている。

著書に『書物の近代』(ちくま学芸文庫)、『投機としての文学』(新曜社)、『検閲と文学』(河出ブックス)、『物語岩波百年史(1)「教養」の誕生』(岩波書店)、共編『ちくま小説選』『ちくま小説入門』(筑摩書房)、『日本近代短篇小説選』(岩波文庫)他。筑摩書房高等学校用国語教科書編集委員。

 

 

 

人生の羅針盤

2019年03月04日 10時58分47秒 | 社会・文化・政治・経済
 
商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

第1部では、悦びや幸福感が最後には消えてしまう理由など一般的な疑問を検証します。また、アライヴネス感覚が人生の目的を果たすうえで重要な要素になる理由を探求します。

第2部では、きちんと実践すれば人生の満足度がより高く、より深まる可能性のある九つの意識的活動、シード・アクティヴィティを紹介します。

これらの活動は実行しやすく、強い影響力を持っており、すべて個人の一生にプラスの変化をもたらすと科学的研究で証明されています。第3部では数秘術を使い、あなたのなかのアライヴネス感覚が存在している場所を示すふたつの目印を見つけるお手伝いをします。

ひとつめの目印は、あなたが生まれた日をもとにあなたの長所や得意なことを示します。

ふたつめの目印は、あなたの名前からあなたの価値観に基づいて幸せをもたらしやすいものを示します。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

アドリエンヌ,キャロル
1974年以来、アメリカの数秘術界の第一人者として活躍。

また、世界的に有名なワークショップ講師、ライフ・コーチ、スピリチュアル・カウンセラーでもある。

世界的なベストセラー作家である。2006年秋、世界で活躍している数秘術学者たちと国際数秘術学会を設立し、その代表を務めている。また、ヨガ歴30年以上というヨガ愛好家でもある。アメリカ、カリフォルニア州サンフランシスコ在住 

片山/奈緒美
翻訳家。北海道出身。藤女子大学文学部英文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 
 
 
 

実感的人生論

2019年03月04日 10時44分45秒 | 社会・文化・政治・経済
[松本清張]の実感的人生論 (中公文庫)
 

松本清張  (著)

不断の向上心、強靭な精神力で自らを動かし、つねに新たな分野へと向かって行った清張の生き方の根底にあったものは何か。自身の人生を振り返るエッセイ集。

 

略歴

 

(1909-1992)小倉市(現・北九州市小倉北区)生れ。給仕、印刷工など種々の職を経て朝日新聞西部本社に入社。
41歳で懸賞小説に応募、入選した『西郷札』が直木賞候補となり、1953(昭和28)年、『或る「小倉日記」伝』で芥川賞受賞。
1958年の『点と線』は推理小説界に“社会派”の新風を生む。
生涯を通じて旺盛な創作活動を展開し、その守備範囲は古代から現代まで多岐に亘った。
 
クロダ
2016年4月7日
 
実感的人生論を全部読んだ訳ではないが、試し読み部分だけでも素晴らしいと思った。
清張は餅屋や飲食店を経営する父の一人息子で、見るからに貧乏という貧乏ではなく、ごく普通の暮らしに見えるが実は貧乏という、身も貧乏だが、さらに心が悲しい、大変嫌なタイプの貧乏だった。
どこから見ても自分も他人も納得する、開き直ることのできる貧乏ではなかったのである。
しかも右肩下がりの暮らしで、父親は道端でもちを売るようになり、清張も兵営へ餅売りに行った。
就職できた先は経営不安の会社の出張所の給仕で、出前もちからも、今に板前になって見せる、先の見込みのない給仕よりましだと言われ、さらにがっくり来る。
小説家になる前に、これでもか、これでもかと、暗いトンネルが続く。
学歴が無いと、実力も努力も無視されると言う、すり鉢の底から這い上がれない社会のシステムがリアルに語られる。それでも努力したのは自分を保つため、それが無ければ運も来なかっただろうと言う。 ここまでだけでも、読んで良かったと思いました。

松本清張本人が自分のことや、家族のことや、人生に対する考え方を具体的に書いてあり、とても興味深く、探してた本にめぐり会えました。



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なぜ働き続けられない?

2019年03月04日 10時29分41秒 | 社会・文化・政治・経済
 
社会と自分の力学 

 

商品の説明

内容紹介

働く女性は全体の半数近くを占めるのに、本人が望んでも働き続けられないのはなぜなのか。なぜ非正規雇用が多いのか。雇用均等処遇、男女共同参画社会の中での「軋轢」を描きながら、当事者の声とともに今後を問う。

2019年2月19日 
wan-wan
政府の主導で女性活躍推進が始まり、5年が経った。
女性就業者の増加など一定の効果はあげているものの、当事者である女性の反応もどこか冷ややかで誰による誰のための改革なのかがよく分からない。追い風が吹いても、なぜ女性はその力を仕事で存分に発揮できないのか。
新聞記者、大学研究者、政府の男女共同参画審議会委員として40年近く働く女性を間近にみてきた著者が冷静に分析してくれている。主観に陥らず、豊富な調査・統計データを盛り込んでいるので説得力も十分。
結局、いまだ社会構造や個人の意識に残る性別役割分担意識が女性の活躍を阻む主犯のようだ。
平成も終わろうとしているのに昭和の価値観を引きずっている状況は誠に残念。著者が理想として提示する「自らの意思で自由に生き方を選べる」時代は、いったいどれだけ時間をかければ実現できるのだろう。昭和の宿題をいつまでも次世代に残さないでほしい。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています。

安倍政権、誕生直後から「女性の活躍」言ってるけど「どうよ」って言うのが本書の言いたいことかな。
著者は、働く女性に「活躍」という形容表現としてついて回ったのは、この30数年間に2回ほどあったと指摘する。
第一波は、均等法制定の1985年、第2波は安倍政権の言う「一億総活躍」の中の「女性の活躍」。
第一波の均等法制定に際しての女性達の闘いと、期待を裏切る法整備。その中身は、女性差別を隠蔽する雇用管理・人事制度を均等法に仕込んだ財界のもくろみや、女性が保護されていた長時間労働規制を取り払い、男性並みに長時間労働に耐え、転勤可能を要件とすることで、耐えられない女性労働者が一般職や非正規雇用を選んだと分析。
著者は、第一波では「女性の人権保障」という思想が時の財界、保守政権からの横やりで、その本筋からそれたものとなった指摘。今の安倍政権の「女性の活躍」は経済政策としての女性の活用であり、世界の共通目標である「ジェンダー平等」からはほど遠く、女性の人権尊重は感じられないという。それは、昨年「働き方改革」と称された一連の労働法制の「改正」の中身を見てもそうだろう。
労働時間の規制をなくす「高度プロフェッショナル労働者」をつくり、高度プロフェッショナル以外の労働者の「残業の上限規制をしました」って言っても、年間960時間、単月100時間未満まで残業させてもいいとなっているんだから、女性は、ますます正規雇用から排除される。
「同一労働同一賃金法」と言われていたものは、人材活用の仕組みが違えば賃金格差を固定化するものになっており、均等法制定時に盛り込まれた雇用管理区分によって、差別を固定化する同様の仕組みが非正規と正規の間でも敷かれたということだ。
非正規雇用を選らばざるを得ない女性はますます差別化されていくことになるだろう。「女性の活躍」イコール女性を安く「活用」する法整備が行われてしまったというのが実情だ。
この30年の男女平等に対する施策、国民意識について、本書は概括的に振り返り、今、何を論点に男女平等を推進していかなければならないのかを指摘するものとなっている。
それは、古くて新しい問題「性別役割分担」意識とそれを補完する、社会慣行、税制、労働法制の施策にある。税制・労働法制は、いわゆる女性は家事育児を主に担うものとして設計されてきたというのである。そうだろうと私も思う。
女性が管理職になりたがらない。
専業主婦願望が強まっているのは、男性の働き方が異常であるばかりか、男性なみに女性も働けば、家庭や子育てを維持することが出来ないからだ。
「女性は経済的な自立を必要としない存在」に押し込めるこうした施策は、母子家庭の困窮を生み出し、さらに高齢期の女性の貧困をもたらしていると指摘している。
性別役割分担は、男性の長時間労働も肯定して、男性差別となっていることも指摘しておきたい。
昨年、東京医大で女性は長時間労働ができないと入試で差別していた事件が明るみになった。
いま、医師の過労死問題も含めて、医師の労働時間規制が議論となっているらしい。しかし、「時間外労働の上限1900~2000時間」なんて案が出ているらしい。
「新たなステージに向けて」、男女ともに仕事も家庭も大切にする働き方の構築が求められている。
 

 


人生の師の励まし

2019年03月04日 10時17分51秒 | 社会・文化・政治・経済

どんな時でも、<自分は絶対負けない> <必ず勝って>みせりこの確信が「幸福」を築く。
<私を一緒にいるかぎり心配ない。大丈夫だ!>と、周囲の人に安心と希望をあたえていける勇者に成長してほしい。
「歴史に押し流されるのも人間なら、歴史をつくるのも人間だ。歴史をつくる人でありたい」
「歴史を開いた偉業は、その時だけにとどまらない。偉業を慕う人々を後世に生み、多くの人々を奮い立たせる」
「あのときは自分は、あそこまでやれたんだ」という、自分自身の歴史を残すことだ。
その事実が人生の最後の勝利へ、大きな土台となっていくのだ。
同じ劇なら、私たちは「喜びの劇」をつづけたい。


1日2時間は歩いている

2019年03月04日 09時29分58秒 | 日記・断片

久しぶりの長雨である。
雨は嫌いなので、散歩は避けたいが、ビニール傘を手に長靴で水溜まりに足を踏み入れて行く。
「長くつがないんでね」と鈴木さんは水溜りを避けるながらスニーカーで歩く。
西田さんも長靴。
ガソリンスタンドの脇を通り、吉田方面へ右折。
運転をしないが、当方もガソリンの値段を気にかける。
佐々田さんの車で、明日は松戸まで行く予定だ。
背後から狭い道を車が徐行しながら来たので金網のフェンスに3人で身を寄せる。
続いて3台目の車は停車して、立ち止まっていた人を乗せて行く。
作業着姿だった。
利根川まで行かずに右折して、戻ってくる。
「今日は4000歩だ」と鈴木さんが言う。
仕事で水道橋まで行くの、全部で1万2000歩になるそうだ。
家人はパートでビル内を動くので5000歩近くなるようだ。
当方は日曜日以外は、1日2時間は歩いているが、何歩であろうか?


東京大空襲 焼夷弾の構造

2019年03月04日 03時06分20秒 | 社会・文化・政治・経済

 

東京大空襲は、第二次世界大戦末期にアメリカ軍により行われた、東京に対する焼夷弾を用いた大規模な戦略爆撃の総称。
日本各地に対する日本本土空襲、アメリカ軍による広島・長崎に対する原爆投下、沖縄戦と並んで、都市部を標的とした無差別爆撃によって民間人に大きな被害を与えた。
東京は1944年11月24日以降、106回の空襲を受けたが、特に1945年3月10日、4月13日、4月15日、5月24日未明、5月25日-26日の5回は大規模だった。
その中でも「東京大空襲」と言った場合、死者数が10万人以上の1945年3月10日の空襲(下町空襲)を指すことが多い。
この3月10日の空襲だけで罹災者は100万人を超えた。

焼夷弾(しょういだん、英語: incendiary bomb、incendiary ammunition)は、焼夷剤(発火性の薬剤)を装填した、爆弾・砲弾・銃弾である。

攻撃対象を焼き払うために使用する。
そのため、発生する爆風や飛散する破片で対象物を破壊する通常の爆弾と違い、焼夷弾は中に入っているもの(焼夷剤)が燃焼することで対象物を火災に追い込む。
このような燃焼を利用する銃砲弾がすべて焼夷弾ということではなく、同様の機構を持ちながらも目的の異なる、照明弾・曳光弾・発煙弾・ガス弾などもある。
日本のように木造家屋の多い都市攻撃には、テルミット弾の大量散布、ついで黄燐爆弾、油脂焼夷弾が用いられた。
ドイツのような石造りの都市に対しては、マグネシウム爆弾が主体であった。

B29から投下される焼夷弾は、はカプセルのような構造に子が収納されて束ねられている親子爆弾。
このカプセルが投下されると、途中で分解し、中から多数の焼夷弾が飛び出す。
焼夷弾の落下時の姿勢を安定させるための尾部のリボンに、 カプセルを分解させる時の火薬により火が付くので、落ちて来る焼夷弾は、まるで火の雨に見える。
子爆弾が地面に激突すると、頭部の信管が作動し、2、3秒後に頭部が爆発する。その勢いで、ナパームが燃えながら四散する。
被害[編集]
火災
焼夷効果により火災が発生する。焼夷弾の大量使用により大火災が発生すると、酸欠や一酸化炭素中毒による窒息死も多発する。
焼夷剤による化学的な被害
焼夷剤の燃焼ガスや、燃え残った焼夷剤そのものが、化学的な被害をもたらす。特に黄燐焼夷弾は、気化したリンや、燃焼ガスの五酸化二リンが、広範囲に広がり皮膚や呼吸器を侵食する。
M69
詳細は「M69焼夷弾」を参照
長岡空襲で使用されたM69子弾。新潟県立歴史博物館の展示。
木造の日本家屋を効率よく焼き払うため、第二次世界大戦時に米軍が開発した焼夷弾。M69焼夷弾1発あたりの大きさは、直径8cm・全長50cm・重量2.4kg程度。
38発のM69焼夷弾を子弾として内蔵するクラスター爆弾「E46集束焼夷弾」などとして投下された。投下後上空700m程度でこれらが分離し、一斉に地上へ降り注ぐ。
モロトフのパン籠
「火の雨」に見える理由[編集]
M69の発火は、対象への激突後である。しかし『火垂るの墓』をはじめとする戦時中を題材にした映画などでは、火のついた焼夷弾が「火の雨」となって落下する描写がある(多くの空襲被災者の証言にも見られる)。そのため、空中で発火して焼夷剤に引火させると誤解されていることがある。しかしこのときの火は、焼夷剤によるものではない。
M69には、目標(木造家屋の瓦屋根など)への貫通力を高めるため、姿勢を垂直に保つ目的のリボン(青く細長い布)が取り付けられている。上空での分離時に使用されている火薬によって、このリボンに着火し、それがあたかも火の帯のようになり一斉に降り注ぎ、火の雨が降るように見える。

M74[編集]
従来型に黄燐を入れ威力を高めた新型焼夷弾。
M74六角焼夷弾38本を束ねた「E48集束焼夷弾」として投下された。青森大空襲(1945年7月28日)が、その実験場となり83,000本ものM74六角焼夷弾が降り注ぎ東北地方最大の被害を青森市に与えた。米国戦略爆撃調査団は「M74は青森のような可燃性の都市に使用された場合有効な兵器である」と結論している。

焼夷弾

大きな爆弾の中に小さな爆弾を詰め広範囲に効果を及ぼすクラスター爆弾の構造をしており、爆薬ではなくナパーム弾やテルミット弾のように高温で燃焼する爆弾。

焼夷弾の構造

出典tamutamu2011.kuronowish.com

焼夷弾の構造

大きな「E46収束焼夷弾」と呼ばれるものの中に「M69」という焼夷弾が38発詰められています。

「M69」一発で30m四方に可燃物を撒き散らします。


だまされて売春宿に1万円で売られた少女

2019年03月04日 02時17分01秒 | 社会・文化・政治・経済

彼女の命の金額は…
そのとき自分の着ていたワンピースと同じだった

「私には本当は夢があって…、学校へ行って勉強というものをしてみたかったなあ」
だまされて売春宿に売られた少女が、20歳で亡くなる前に漏らした言葉です。

未成年の少女たちが、だまされて売春宿に売られる。
日本では考えられないことですが、世界では毎年180万人もの少女が、人身売買の被害者になっているとも言われています。

私が働けば、家族は助かる!
親孝行なミーチャに起きた悲劇とは?

ミーチャは東南アジアの貧しい農村で暮らしていました。
母親は病気で亡くなっており、父親は仕事がありませんでした。

彼女にはたくさんの弟、妹がいましたが
学校には行けず、皆お腹をすかせている状況だったそうです。

「私が働きにでれば、家族が助かる」
親孝行な彼女は、働きに出ました。

しかし、その先で彼女はだまされ、売春宿に売られてしまったのです。
彼女が12歳のときでした。
毎日殴られながら、強制的に働かせられる日々…。
自尊心を傷つけられた挙句、
彼女は「エイズ」を発症してしまいます。

「私には本当は夢があって…
学校へ行って、勉強というものをしてみたかったなあ‥‥
もし勉強をすることができたら、私みたいな子どもを売る人を捕まえる警察官になれるから…」

その後彼女は、20歳という若さで亡くなりました。
※出展:大久保真紀著 買われる子どもたちー無垢の叫び
カンボジアの貧しい農村地帯の家庭。未だ多くの子どもたちが貧しさに苦しんでいる。

ミーチャが売られた金額

ミーチャの実話を、大学の国際問題の授業で配られた新聞記事で知ったのが、
認定NPO法人かものはしプロジェクトの代表、村田早耶香さん。

彼女が大学2年生だった2001年当時のことだそうです。

「当時の私と1歳しか違わない人がこんな風に売られてしまう。
これほど親孝行な子がこんな風に深く傷つけられて亡くなってしまったのです。」

ごく一般的な大学生だった村田さん。
ファッションに興味があり、サークル活動を楽しむ毎日。
年間およそ100万円を親が出してくれて、自分は大学へ行っている一方、
生まれた国が違うだけで、親孝行な彼女は勉強をすることを夢見ながら亡くなっているという、 そんな現実を知ったのです。

当時、彼女が売られた金額は日本円で、たった1万円だったそうです。

「私がそのとき着ていたワンピースは、
ちょうど1万円で買ったばかりのものだったんです。
このワンピース1枚と彼女の命が同じ値段だったということ。
そんな、本当に不条理な現状があることを知りました。」

カンボジアで出会った、6歳と12歳の姉妹

ただ、生まれた国が違うだけ。
それなのに、どうして与えられた運命はこんなにも違ってしまうのだろう?

そんな疑問にいてもたってもいられずに、村田さんは大学の夏休みに、カンボジアにある、 児童買春の被害者を保護している施設を訪ねました。
保護された子どもたちと片言で話し、遊び、人懐っこい笑顔に触れ、
同時に彼女たちの哀しい過去を知りました。
そこで出会ったのは、6歳と12歳の姉妹。
施設の所長さんが、二人にはわからないように、英語で彼女たちの状況を教えてくれました。

12歳の子の腕には、保護されたとき、電気ショックによる火傷の跡が無数にあったそうです。
二人は抵抗できないように、電気ショックを与えられながら売春させられていたのです。

姉妹の親は、彼女たちが売られていく先が売春宿であることを知っていたそうです。
借金を背負っていたため、彼女たちを売るしかなかった…

その子たちは夜がくると泣き叫び、熟睡することができません。
心的外傷後ストレス障害で悩まされていました。

施設をでた帰り道、村田さんの髪には、二人がふざけてつけてくれた小さな花が、 ついていました。

胸が締め付けられるような、悲しいようなそれでいて、
どこか希望を感じさせる…。

「こんなひどいことは、絶対になくさなくてはいけない…」 「子どもが未来を奪われて苦しんでいる社会を、なんとか変えたい」

絶対にこの問題を解決する。
その強い想いを持って、村田さんは帰国し、翌年2002年にかものはしプロジェクトを立ち上げたのです。

年間180万人もの子どもたちが、世界中のどこかでだまされて売られている現実
実はこの10分間にも、30~40人の子どもがだまされて売られているのです。
現在特にひどい状況なのが、日本人にも馴染み深いインド。
人身売買規模は世界最大と言われており、子どもが売られてしまう値段は1人たった2万円といわれています。

特に東部の西ベンガル州の周辺に貧しい村があり、西部の大都市ムンバイまで約1600Kmのルートを通じて、たくさんの子どもが、売り飛ばされています。
さらに、インドで人身売買をした業者が逮捕され、有罪になるのは、たった数パーセントのみなのです。

その主な理由は3点。

・被害者が裁判で自らの体験を語り、証言をする精神的なハードル
・被害者だと分かってしまうことに伴う差別
・貧しい家庭は、裁判費用が出せない

この結果、悪徳な人身売買業者が平気な顔をしてのさばり、今この瞬間も子どもたちを売春宿へと売り飛ばし続けています。

 

「かものはしプロジェクト」の活動に関するアンケートに答えて、
10円の支援金を届けよう!(参加者2万人以上!)

 村田さんが出会ったミーチャのように、ただそこで生まれてしまったために、たった1万円という値段で売られ、 家族のために働き、勉強することを夢にみながら、亡くなってしまう子どもたちがいる…。

日本では考えられないことですが、それが現在も世界のどこかで起こっている現実なのです。

そんな子どもたちのために、「人身売買」の問題解決に取り組んでいる、認定NPO法人かものはしプロジェクトさん。

インドで子どもが売られないように、社会の仕組みを変える取組みや、サバイバー(人身売買被害者)への支援を行っています。

今なら、簡単なアンケートに答えていただくだけで、無料でかものはしプロジェクトさんを支援することができます。
(※支援にかかる費用は、サポーター企業が負担するため、あなたに費用はかかりません)

30秒で終わる、3問のアンケートに答えるだけで、10円の支援金がかものはしプロジェクトさんに届けられます。

世界で子どもたちが売られる「児童買春」という問題の大きさからすると、10円という金額は大きくない支援に見えるかもしれません。
でも、多くの人が行動することで大きな力になる。
私たちgooddo(※)はそう考えています。

2018年5月から始めたこの取り組み。
11月末時点で、なんと2万人を超える方が参加してくださり、200,560円の支援金をかものはしプロジェクトさんにお届けできたのです!

ここまで関心を持って読んでいただき、ありがとうございます。
「何かしたい!」と思っている方は、是非ご協力をお願いいたします!

 

>>アンケートに答えて支援する<<

 

情報提供:認定NPO法人かものはしプロジェクト

 

(※)gooddo(グッドゥ)とは?
gooddoは「社会貢献をもっと身近な存在にしていく」ことを目指し、2013年よりサービスを開始した社会貢献プラットフォームです。
趣旨に賛同いただける企業様からのサポートのもと、多くの方に無料で簡単にできる社会貢献の手段を提供し、今までに、1億6,000万円を超える支援金を社会貢献活動に届けてきました。