6歳でこの世を去った娘から託された願い―父親が「こどもホスピス」建設に向け奮闘

2020年06月05日 23時22分21秒 | 医科・歯科・介護

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6歳でこの世を去った娘から託された願い―父親が「こどもホスピス」建設に向け奮闘

特集「たまひよ 家族を考える」では、子育てのさまざまな事象を、できるだけわかりやすくお届けし、少しでも育てやすい社会になるようなヒントを探したいと考えています。

ここでは「こどもホスピス」建設に奮闘する父、小児科医、患児家族の物語を3回にわけて紹介します。1回目はある女の子と、その子に溢れんばかりの愛を注いだ父親の物語です。 【図解】乳幼児に多い原因不明の病気、特徴は

助けられる命が増える一方で…

日本の新生児死亡率は0.09%。1歳までに亡くなる乳児の割合は0.19%。 医療技術が進む日本は、世界で最も「赤ちゃんの命を救う国」といわれています。 ただ、助けられる命が増える一方で、治療や医療的ケアを必要とする子どもたちも増えているという事実をご存知でしょうか。

難病や重い障害を持つ子どもは、全国で約20万人。 なかでも生命が脅かされる病気や重度の障がいがある子どもは、約2万人。 人工呼吸器の装着など医療的ケアを必要とする子どもは、約1.8万人。 さまざまな不安や葛藤を抱えながら暮らしている子どもや家族が、日本にはたくさんいます。

NPO法人「横浜こどもホスピスプロジェクト」を立ちあげ、命を脅かされる病気と闘う子どもと家族のための小児緩和ケア施設「こどもホスピス」を横浜につくるべく、奮闘されている田川尚登さんは、次女はるかさんを小児がんで亡くしました。

まだ6歳だった、幼いはるかさんの病と死をきっかけに、田川さんが感じたのは、「親子で過ごす時間の大切さ」「子どもが、その子らしく生きていくことのすばらしさ」です。

「余命半年」、脳腫瘍の告知

「はるかちゃん、最近よく転ぶんですよね」 幼稚園の先生から、そう声をかけられたことが、ささいな異変の始まりでした。当時、はるかさんの年齢は5歳。身体のバランスがうまくとれずに転ぶなんて日常茶飯事。田川さん夫婦も、先生からの何気ないひと言を、そう深刻には受けとめていませんでした。

ただ、今度は、はるかさん自身が、異変を訴えてくるようになります。朝、目が覚めると決まって「頭が痛い」と言うようになったのです。小児科に連れていくものの、診断は「ただの風邪」。なかなか治らない風邪をいぶかしがりながらも、時は流れていきました。そんなある日、はるかさんの母親は、強烈な違和感に襲われます。はるかさんが右足を引きずって歩いていることに気づいたのです。

「これは、おかしい!」 すぐさま総合病院に連れて行きました。MRIを撮った結果わかったのは、はるかさんの脳幹にガンがあるということ。医師から告げられた余命は、たったの「半年」でした。

「帰らないで!」、病院に響きわたる泣き声

 

田川さんとはるかさん

はるかさんが患っていた小児がんは、「小児脳幹部グリオーマ」。 脳幹にできたがんを摘出することは難しく、診断がついてから1年以内に亡くなる確率が70%ともいわれ、今現在も決定的な治療法が見つかっていない病気です。 できることは、放射線治療をし、少しでも家族で過ごせる時間を延ばすこと。医師からは「娘さんと一緒に過ごせる、わずかな時間を大切にしましょう」と告げられました。

はるかさんは、放射線治療のために入院することになります。6歳だったはるかさんにとって、家ではない場所に、たった一人で泊まらなければならないのは、とても心細く、怖いことでした。

面会の終了時刻が近づいてくると、はるかさんは、いつもソワソワ。お母さん、お父さんが帰るのを引きとめようと、必死で話しかけます。幼稚園のお友だちの名前を30人分、一人ひとり挙げていくこともありました。父親である田川さんの首に手をまきつけて抱きつき、頬に唇をつけたまま体を離さないこともありました。

「パパ、帰らないで!」 泣き叫ぶ娘の声を聞きながら、逃げるように病室を出る日々。田川さんにとって切なく、つらい記憶です。

子どもと過ごす一瞬一瞬が、かけがえのない宝物

放射線治療を終えると、はるかさんは、自宅に戻ってきました。田川さんが、はるかさんの闘病生活で実感したのは、「たとえ重篤な病気にかかっていたとしても、余命わずかであったとしても、子どもは日々の生活のなかで楽しみを見つけ、たくましく成長していく」ということです。

麻痺の影響で右手を動かせなくなったときも、利き手ではない左手でペンを持ち、あっという間に文字をかけるようになりました。病気の進行と服薬の影響で、顔が腫れたときも、鏡で自分の顔を見ながら「おもしろい~!」とゲラゲラ笑っていました。

田川さん夫婦は、「はるかがやりたがることはできるだけやらせてやろう」「最大限、希望や願いを叶えよう」「家族の時間を大切にしよう」と話し合い、濃密な日々を過ごしました。 家族で旅行に出かけたこともあります。

右手が麻痺し、右足を引きずりながらも、真っ先にホテルの階段をかけあがっていく、興奮したうしろ姿。抱っこして花畑を一緒に歩いたときにのぞきこんだ、うれしそうな横顔。自宅に戻る車のなかで満足そうに眠っていた寝顔……まるで昨日のことのように鮮明に思い出されます。

はるかさんが余命宣告をされてから息をひきとるまでの5カ月間は、田川さんにとって忘れられない特別な時間でした。「自分の命を投げ出しても守りたい」と何度も思ったそうです。 これまで以上に、‟親である実感”を強く持てた日々。大人の気持ちのあり方、かかわり方次第で、子どもと過ごす時間は、こんなにも深く濃くなるものなのだと知りました。 田川さんは語ります。

「今にして思えば、はるかが健康なときから、もっと娘たちと過ごす時間を大切にしていればよかった。週末に遊んだり、どこかに連れて行ったりするようなことはありましたが、仕事や日常を優先し、全身全霊で子どもに向き合えていたかどうか自信はありません。子どもの目線で話を聞いたり、時間を気にせず子どもがやりたいことを最後までできるように待ったり、本当の希望や気持ちに寄り添ったり……もっとできることがあったのではないかと考えずにはいられません」

ずっと一緒に生きていくための「こどもホスピス」

健康な子も、病気の子も、一人ひとりが「子どもらしく」生きていい。 どんな状況に置かれても、たとえ治癒を期待できない病を患ったとしても、子どもは遊びたいし、成長したいし、家族や友だちと楽しい時間を過ごしたい。 どんな子どもも、子どもとしての日常が守られ、大切にされるべき存在であることを、田川さんは、はるかさんから学びました。

現在、田川さんは、病気によってやりたいことや遊ぶことを制限され、居場所を失っている子どもたちのために、「こどもホスピス」を建設しようと、精力的に活動しています。「こどもホスピス」は、病気と闘う子どもたちと、その家族が安心して過ごせる「新しい居場所」です。

子どもたちには小児緩和ケアを提供し、同世代と同じ経験や遊び、学びの機会を与え、一人ひとりの成長や発達を支援します。家族には休息の時間をもたらし、子どもの病気について気軽に話せたり、悩みを分かちあえたりする繋がりをつくります。

子どもが亡くなってしまったあとに、喪失の悲しみや苦しみをケアすることも、こどもホスピスが担う大切な役割です。 両親やきょうだい、祖父母が、その子の想い出に触れたくなったとき、こどもホスピスの門をくぐれば、そこには生前を知るスタッフがいて、いつでもあたたかく迎えてくれます。

お互いの想い出を持ちより、ときに涙し、ときに笑いながら、語り合うことができます。 子どもの死は、この世でいちばんと思えるほど、つらく悲しいことでしょう。どんなに時間が経っても、喪失の傷が癒えることはありません。

ただ、田川さんがそうであったように、幼くして旅立ってしまった子どもたちはみな、彼ら彼女らを大切に想う人々と一緒に生きています。 たとえ姿は見えなくても、触れることはできなくても――思い出と共に。 子どもが「生まれてきてよかった」と思え、家族が「この子に出会えてよかった」と思える。限りある小さな命に精一杯向き合う、家族が集う場所。それが「こどもホスピス」なのです。

子どもと一緒に過ごす「今」を見つめてみよう

子どもを生み、育てていくことは本当に大変です。「〇カ月までに〇〇ができるようにならなければ……」と平均的な発達と比較して焦ったり、「将来この子が困らないように、どんな体験をさせ、どんな言葉がけをすればいいか」と先を見据えて気をもんだり。

ともすると、過去や未来にばかり思いを馳せ、「今ここに我が子が生きて、笑っていてくれる」ことのすばらしさや、かけがえのなさを忘れてしまいがちです。 はるかさんのお母さんは、生前のはるかさんのこんな言葉を覚えていました。 いつも家で洗濯物をたたむのを手伝ってくれていたはるかさん。

「お母さんの洋服とか指輪とか、とっておいてね。はーちゃん(はるか)が大きくなったら使うからね」 ありふれた一日のありふれた出来事が、親にとって、子どもにとって、かけがえのない想い出になる。はるかさんのお母さんが覚えていた、何気ないこの日常のワンシーンが、「子どもと過ごす一瞬一瞬が、実はとても贅沢で大切なものである」ことを、私たちに教えてくれます。

闘病中のはるかさんが、きっと過ごしたかったであろう、家族とのあたたかな時間。病児と家族の願いがつまった「横浜こどもホスピス」は、建設予定地が横浜市金沢区に決まり、医療関係者や民間企業をはじめとする様々な支援を受け、2021年夏の開設まで、もうあとひと息のところまできています。

次回は、この「横浜こどもホスピスプロジェクト」に携わる小児科医のエピソードをお届けします。 (文/猪俣奈央子)

●Profile

田川尚登 1957年、神奈川県横浜市生まれ。2003年、NPO法人スマイルオブキッズを設立。2008年、病児と家族のための宿泊滞在施設「リラのいえ」を立ち上げる。2017年、NPO法人横浜こどもホスピスプロジェクトを設立し、代表理事に就任。ほか、NPO法人日本脳腫瘍ネットワーク副理事長、一般社団法人希少がんネットワーク理事、神奈川県こども医療センター倫理委員を務める。2019年12月、初著書となる「こどもホスピス 限りある小さな命が輝く場所」を出版。「病気や障がいがある子どもと家族の未来を変えていく」をモットーに、小児緩和ケアとこどもホスピスの普及を目指している。

たまひよ ONLINE編集部

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“映え写真”のために手伝うフリ…身バレした女性が大炎上

2020年06月05日 23時16分18秒 | 事件・事故

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(ewuさんのツイッターから)

【もぎたて海外仰天ニュース】  白人警官による黒人男性殺害事件をきっかけに全米に拡大した抗議デモ。積もり積もった怒りが爆発しているかのように暴徒化しているが、そんな中、ある女性の行為がSNS上で非難の的となり、大炎上している。  

米FOXニュース(6月3日付電子版)などによると、カリフォルニア州サンタモニカで、ある男性が暴徒の略奪を防ぐために店を板で補強していた。すると、その近くに黒のベンツが止まり、サングラスをかけた若い女性が降りてきた。  そして男性に頼んで電動工具を借り、店の前に立ち、作業を手伝うフリ。その様子を、ベンツを運転していた連れの男性が撮影した。

 “映え”る写真が撮れたことに満足したのか、女性はうれしそうに「本当にありがとう、本当にありがとう」と繰り返し礼を言ってベンツに乗り込み、走り去った。

 この時の様子は「ewu」というハンドルネームのツイッター利用者がスマホで一部始終を撮影していた。  ewuさんは「この女性はサンタモニカで店を補強していた人の作業を止め、写真撮影のためにドリルを手にしてポーズを取り、走り去りました。こんなことをしちゃダメですよ」というツイートと共に動画を投稿。当然ながら、悲惨な状況を自己アピールのために利用した女性の偽善と無神経さに人々は激怒した。

「これはひどい」 「ああ、これは下劣だ」 「頭に来すぎてスマホを投げてしまった!」  “決定打”は米人気歌手ピンクのこの発言。 「この極め付きのバカ女はどうしちゃったの? いったい何様のつもり? こんなひどい人間に育てた親の顔が見たいよ。弁護の余地なし」  

さらにまずいことに、みんなが激怒していることも知らずに、この女性はツイッターに写真を投稿してしまい、名前がバレてしまった。  

自分の行為が大炎上していることに気付いた女性はツイッターのアカウントを削除したが、時すでに遅し。ネット上では「なんで隠れてるんだよ」「説明しろ!」と責め立てる声が湧き上がっている。  米紙ニューヨークポストは実名でこの騒ぎを報道した。

 

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スマホ画面の大麻草が上司にバレて…大麻所持した疑いで「22歳巡査」を逮捕 6/4(木) 19:35配信

2020年06月05日 23時13分32秒 | 事件・事故

自宅で大麻を所持していた疑いで、大阪府警堺警察署に勤務する巡査の男が逮捕されました。 大阪府警堺警察署の地域課巡査藏川涼太容疑者(22)は5月22日、自宅で大麻草「0.16g」を所持した大麻取締法違反の疑いで4日、逮捕されました。

警察によると5月、藏川容疑者が保険会社の勧誘を手伝っていることを知り事情を聞いた上司が、藏川容疑者のスマートフォンの画面に大麻草が写っているのを見つけたということです。 自宅の家宅捜索で微量の植物片がみつかり、3日に大麻であるとの鑑定結果が出たということです。 藏川容疑者は「今年に入ってから大麻を使用していた」などと容疑を認めています。

関西テレビ

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警官が大麻所持、上司がスマホ写真で気づく…22歳巡査逮捕

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 自宅で大麻を所持したとして、大阪府警は4日、堺署地域課の巡査蔵川涼太容疑者(22)(岸和田市上松町)を大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕した。容疑を認めている。「今年に入って使った」と話しており、府警は入手経路や動機について調べる。  

発表では、蔵川容疑者は5月22日、自宅の自室で、ポリ袋に入れた大麻0・16グラムを所持していた疑い。  蔵川容疑者は2018年採用で、19年に堺署に赴任。上司が今年5月、蔵川容疑者のスマートフォンを見て大麻とみられる写真に気づき、府警監察室が調べていた。  

宮崎亘監察室長は「職員の逮捕は遺憾。厳正に対処する」とコメントした。

 

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自宅に拳銃や実弾を所持 無職の男を逮捕 広島

2020年06月05日 23時10分48秒 | 事件・事故

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押収された拳銃と実弾4発

広島市内の自宅に拳銃や実弾を所持していた疑いで無職の男が現行犯逮捕されました。 無職の松本知之容疑者(53)は回転式の拳銃と実弾4発を自宅に所持していた銃刀法違反の疑いがもたれています。

情報を入手し4日警察が自宅を捜索したところけん銃や実弾などが見つかったということです。 松本容疑者は「本物とは思わなかった」容疑を否認しています。 警察によりますと、けん銃の押収は約5年半ぶりで今後入手ルートについて調べていくということです。

 

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広島市の公園で女性が硫化水素自殺か

2020年06月05日 23時08分28秒 | 事件・事故

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公園に張られたテントを調べる広島市消防局の隊員(1日午前6時50分ごろ)

 1日午前6時10分ごろ、広島市中区大手町5丁目の大手町第三公園で「仮設のテントに、硫化水素発生中との張り紙がある」と119番があった。広島中央署によると、女性1人が病院へ搬送され、死亡が確認された。

付近住民によると、女性はテントから運び出されたという。同署は、女性がテントの中で硫化水素を発生させて自殺を図ったとみている。

市消防局が付近住民に、家の窓を閉めて公園に近づかないよう呼び掛けた。 【地図】現場は広島市役所から約450メートル  現場は市役所の南西約450メートルにあり、マンションなどが並ぶ住宅地。消防車などが出動し、周辺は一時騒然とした。

中国新聞社

 

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女子中学生の制服盗んだ54歳男逮捕 岡山中央署、自宅から下着など2700点押収 10年以上前から犯行か

2020年06月05日 23時05分14秒 | 事件・事故

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女子中学生の制服を盗んだとして、岡山中央署は2日までに、窃盗の疑いで、岡山市中区、無職男(54)を逮捕した。自宅から女性用の下着や制服など約2700点を押収しており、同署は10年以上前から窃盗を繰り返していた疑いがあるとみて調べる。  
逮捕容疑は昨年11月15日深夜から同16日夜までの間、同市の女子中学生(14)方の裏庭に干してあったセーラー服とスカート計2点(5千円相当)を盗んだ疑い。「間違いない」と容疑を認めている。  
同署によると、昨年11月に女子中学生の母親から被害届を受理。今年5月、容疑者宅の家宅捜索で2点を含む下着などを押収した。いずれの押収品についても盗んだことを認めているという。
 

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会社役員殺害 遺体は車で運ばれた可能性 広島 6/5(金) 19:46配信

2020年06月05日 23時03分25秒 | 事件・事故

広島県福山市のアパートに殺害された男性の遺体を遺棄した疑いで内縁の妻ら3人が逮捕された事件で、遺体は車で運ばれた可能性が高いことがわかりました。

死体遺棄の疑いで送検されたのは被害者の内縁の妻福山美保容疑者(52)と兄の福山保司容疑者(53)、被害者の知人の前田悟容疑者(51)です。 3人はことし2月福山市神辺町道上のアパートの一室に殺害された若嶋真一さん(45)の遺体を遺棄した疑いがもたれています。

警察によりますと遺体は車で運ばれた可能性が高いということで、現場アパートの駐車場に停まっていた被害者の車などを押収し関連を調べています。 警察は3人の認否を明らかにしていませんが3人が殺害に関与した可能性についても慎重に調べを進めています。

 

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宝塚ボーガン殺傷 容疑者の高校時代の校長と同級生「驚いている」

2020年06月05日 22時56分50秒 | 事件・事故

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6月4日、兵庫県宝塚市の住宅で家族ら4人がボーガンで撃たれて死傷した事件で、逮捕されたこの家に住む大学生の男が「伯母を電話で呼び出した」という趣旨の供述をしていることが分かりました。警察は計画的に犯行に及んだ可能性もあるとみて調べています。  

4日に殺人未遂の疑いで現行犯逮捕された大学生の野津英滉容疑者(23)は、自宅で伯母の野津百合江さん(49)をボーガンの矢で殺害しようとした疑いが持たれています。  

自宅内を捜査員が確認すると、1階の部屋で祖母の好美さん(75)が倒れているのが見つかり、リビング兼台所で母親のマユミさん(47)、風呂場前で弟の英志さん(22)が見つかりました。いずれも頭に矢が刺さった状態で見つかり、野津容疑者が所有していたボーガンも現場で見つかっています。  

野津容疑者は取り調べに対し「家族を殺すつもりだった」と供述し、さらに、「別居していた伯母を電話で呼び出した」という趣旨の供述をしていることが分かりました。  高校時代の同級生は…  「(野津容疑者は)しゃべっていて面白いし、驚いてますね。特にケンカとかもしたことがない。」(高校時代の同級生)  

野津容疑者がかつて通っていた高校の校長も「友達も多く素行などに問題もなかった。彼からボーガンや武器にまつわる話を聞いたことがなかったので、驚いている。」とコメントしています。

 死亡した野津容疑者の弟・英志さんについて同級生は…  「友達の名前だったので、すごくびっくりして悲しくなりました。たまによくある兄弟の言い合いみたいなのはあったと思うんですけど、今回の事件に至るぐらいのケンカみたいなのは聞いたことがなかった。」(弟・英志さんの同級生)  

ボーガンの威力は一体どれほどなのか。検証した映像を見てみると、数m先に置かれた電子レンジに向かって、矢を放つと、矢が完全に電子レンジを突き抜けていました。ボーガンはインターネットなどで簡単に購入することができ、過去にも凶器として使われた事件も起きていますが、購入や所持については法規制はありません。

 警察は野津容疑者が計画的に犯行に及んだ可能性もあるとみて、動機などを調べています。

MBSニュース

 

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「祖母、弟、伯母、母親の順で」 ボーガン事件で逮捕の男、供述

2020年06月05日 22時51分25秒 | 事件・事故

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 兵庫県宝塚市の住宅で家族ら4人がボーガンで撃たれ死傷した事件で、殺人未遂容疑で逮捕された野津英滉容疑者(23)が「祖母、弟、伯母、母親の順番で襲った」という趣旨の供述をしていることが5日、県警への取材で分かった。県警は同日、現場の住宅を家宅捜索し遺体を司法解剖するなどして捜査。
経緯の裏付けを進め、動機を調べている。  
県警によると、野津容疑者の母マユミさん(47)と祖母好美さん(75)、弟英志さん(22)が撃たれて死亡。伯母百合江さん(49)も重傷を負った。死亡した3人は頭に矢が命中。百合江さんも首に1本刺さっていた。
 

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「介護に疲れた」病気の夫の首絞め殺す 73歳を逮捕

2020年06月05日 22時48分42秒 | 事件・事故

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夫の首を絞めて殺害したとして、神奈川県警小田原署は5日、殺人の疑いで、小田原市栢山、無職の女(73)を逮捕した。
逮捕容疑は、同日午前0時ごろ、同居で就寝中の夫(83)の首を布製のひもで絞め、同6時40分ごろ、搬送先の病院で死亡させて殺害した、としている。署によると「間違いない」と容疑を認めている。夫は病気のため介護が必要な状態だったといい、同容疑者は「夫の介護に疲れた」との趣旨の供述をしているという。  
署によると、同容疑者は夫と長男、次男との4人暮らし。同4時50分ごろ、同容疑者から犯行を打ち明けられた長男が110番通報した。

神奈川新聞社

 

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江ノ電踏切で電車に男性ひかれ死亡 4000人に影響

2020年06月05日 22時46分53秒 | 事件・事故

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 5日午後0時50分ごろ、神奈川県鎌倉市稲村ガ崎3丁目の江ノ島電鉄の七里ケ浜3号踏切で、男性が藤沢発鎌倉行きの電車にひかれ、搬送先の病院で死亡した。
【写真で見る】ロマンスカーに車突っ込む、運転手軽傷 小田原市内の踏切  鎌倉署が身元を調べているが、運転手が遮断機をくぐって線路に横たわる男性を目撃し、ブレーキをかけたが間に合わなかったという。  江ノ島電鉄によると、上下線10本が運休、6本が最大約1時間50分遅れ、約4千人に影響した。

神奈川新聞社

 

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神奈川で新たに6人感染 横浜の同じ病院の医師3人など

2020年06月05日 22時43分18秒 | 医科・歯科・介護

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 神奈川県内では5日、新型コロナウイルスをめぐって新たに感染者6人が発表された。内訳は横浜市3人、藤沢市2人、川崎市1人。県内で発表された感染者は延べ1387人となり、死者は変わらず計87人(いずれも朝日新聞集計)だった。  

横浜市の3人はいずれも昭和大学藤が丘病院(青葉区)の医師(男性2人、女性1人)。市は4日にこの病院の男性医師の感染を発表しており、同病院の感染者は4人となった。  

川崎市の1人は関東労災病院(中原区)勤務の女性看護師。同病院ではこれまでに看護師1人と入院患者1人の感染が確認されているといい、同病院の感染者は3人になった。  藤沢市の2人は70代の夫婦で、夫は重症という。

朝日新聞社

 

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休学のまま大学除籍、容疑者知らず? ボーガン4人死傷 兵庫・宝塚

2020年06月05日 22時22分29秒 | 事件・事故

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兵庫県宝塚市の住宅で4人がボーガンで撃たれ、3人が死亡した事件で、殺人未遂容疑で逮捕された自称大学4年、野津英滉(ひであき)容疑者(23)が昨年9月に休学していた大学を除籍されていたことが5日、捜査関係者への取材で分かった。学費納入をめぐる問題が理由とみられる。  
野津容疑者は自宅内で祖母と母親、弟の3人をボーガンで殺害。現場を訪れた伯母を玄関先で襲撃していた。「家族を殺すつもりだった」と供述しており、兵庫県警は家族間トラブルがあったとみて動機の解明を進めている。  
捜査関係者によると、野津容疑者は平成27年4月に神戸市内の大学へ進学。人文学のゼミに所属するなどしていたが、休学したまま昨年9月に除籍された。  
除籍は郵送で通知されるため、本人は知らない可能性もあり、野津容疑者は逮捕後の調べに、自ら「大学4年」と答えていた。大学は学則で、納入期限後2カ月以内に学費を納めない人は除籍対象と定めている。  
事件は4日午前10時15分ごろ、同市安倉西の野津容疑者宅で発生。県警によると、同居の祖母、好美さん(75)と弟の英志(ひでゆき)さん(22)、別居の母親、マユミさん(47)と伯母の百合江さん(49)の4人が、野津容疑者にボーガンで次々と撃たれた。
矢は計5本で、いずれも4人の頭部や首に刺さり3人が死亡、伯母が重傷を負った。
 伯母は事前に野津容疑者と電話で話して住宅を訪れ、玄関先で撃たれた矢が首に刺さったまま、近所の住民宅に助けを求めた。通報を受けた警察官が自宅前で野津容疑者を発見。「伯母さんを撃った」と説明したため現行犯逮捕された。
 

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ボーガン殺傷で写真取り違え 別の男性を容疑者に 読売テレビ

2020年06月05日 22時22分29秒 | 事件・事故

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兵庫県宝塚市の民家で親族4人がボーガンで殺傷された事件で、読売テレビ放送(大阪市)は5日、事件と関係がない男性の顔写真を、殺人未遂容疑で逮捕された野津英滉容疑者(23)として放送したと発表した。
 放送を見た男性から指摘を受け、同日夕の番組内で訂正し謝罪した。
 同社によると、容疑者として放送した写真2枚のうち1枚が、別の男性のものだった。5日午前1時半~同6時すぎに同社と映像素材を提供した日本テレビの番組内で放送されたという。 
 

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「いつかなりたい者になります」電話で伯母呼び出し ボーガンで家族ら4人殺傷の大学4年生…その動機は?

2020年06月05日 22時16分02秒 | 事件・事故

配信 FNNプライムオンライン

「家族全員殺すつもりだった…」

家族3人がボーガンで撃たれ死亡した事件。逮捕された23歳の男が、重傷を負った伯母を「電話で呼び出した」と話していることがわかった。

【画像】野津容疑者が小学校の卒業文集につづった言葉 殺人未遂の現行犯で逮捕された大学生の野津英滉(ひであき)容疑者(23)。 調べに対し、野津英滉容疑者は「ボーガンは自分のもの」「家族全員を殺すつもりだった」などと供述しているという。

凄惨な事件は閑静な住宅街が広がる兵庫・宝塚市で6月4日起きた。

首に矢が刺さった女性が助けを求める

4日午前、首に矢が刺さった女性が近所に助けを求めたことから事件が発覚。 警察や消防が現場に駆けつけてみると、住宅の居室で頭に矢が刺さり死亡している野津英滉容疑者の祖母・好美さん(75)と、リビングで頭に矢が刺さり死亡している母親のマユミさん(47)を発見。

さらに弟の英志(ひでゆき)さん(22)は浴室で頭に矢が2本刺さった状態で見つかった。 目撃した近所の住民: ストレッチャーに乗せられて頭の上から足の先まで毛布で全部隠されて、ちょっと手が見えてて、(手に)出血の痕が付いていた感じ… 当初、英志さんは意識があったが、その後死亡した。

近所に助けを求めた伯母(49)は首に矢が刺さり重傷となっている。その伯母について野津容疑者がこう供述していることがわかった。 野津英滉容疑者: 伯母を電話で呼び出した…

4人を殺傷した犯行の凶器ボーガンとは?

凄惨な犯行の凶器となったのはボーガンだった。 ボーガンとは一体どういったものなのか?体験施設で取材させてもらった。

ボーガンはアーチェリーのように離れた場所から的を狙う競技で使われ、専用の矢を弓にかけ、引き金を引くことで矢が発射される。 REEAST ROOM浅草店 河東 誠さん: 許可は特に必要ないですね。資格とかは必要なく購入することができます 店舗や自治体などによって購入基準に違いはあるものの、インターネット通販などでも入手は可能だ。

警察によると野津容疑者が4人に対して放った矢は少なくとも5本だという。 そのボーガンを使って矢を放つためには、まず矢をセットする必要があるのだが… 小澤陽子アナウンサー: (矢をセットするには)どれくらいの時間がかかりますか? REEAST ROOM浅草店 河東 誠さん: そうですね、慣れても10秒から20秒はかかるかなと思います 矢は1本ずつ装填する必要があるという。

試しに小澤アナウンサーが矢のセットにチャレンジしてみたが… 小澤陽子アナウンサー: (弓が硬くて)全く降りませんね。

かなり体重と力をかけてますけれどもビクともしません… その作業にも慣れが必要で、女性の力ではなかなか難しいようだった。 野津容疑者を知る近隣住民: ぽっちゃりした方で、普通のおとなしそうなお子さんでしたけどね…

野津容疑者の人柄とその動機とは?

小学校の卒業文集: 何かを変えたいと思えば全て自分で変える「野津英滉」 これは野津容疑者が小学校の卒業文集につづった言葉だ。 野津容疑者の卒業文集: 将来の夢をいつか必ず見つけて、なりたい者になります 締めくくりに大きな「心」という文字を書いていた。

大学4年になった野津容疑者。一体何を思い、家族に矢を放ったのだろうか? 調べに対し「間違いありません。家族全員を殺すつもりだった」と容疑を認めている野津容疑者。 警察は野津容疑者が祖母ら3人をボーガンで撃った後、伯母を電話で呼び出して殺害しようとしたとみて犯行の動機など調べる方針だ。 (Live News it! 6月5日放送より)

Live News it!

 

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