3カ月ぶりに死者ゼロ、感染は全国で39人 新型コロナ

2020年06月07日 14時38分39秒 | 医科・歯科・介護

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国内で判明した感染者 7日午後9時現在

 新型コロナウイルスの国内感染者は7日午後9時現在で新たに39人が確認され、累計で1万7260人になった。約3カ月ぶりに死者の発表はなく、919人のままとなっている。  

東京都では、14人の感染が判明。7日連続で1日あたりの感染者が2桁となった。接待を伴う飲食店などで感染したとみられる「夜の街」関連は6人で、同じカラオケバーから3人が感染しているという。  

都が警戒を呼びかける「東京アラート」の主な3指標のうち、「1日あたりの感染者数(1週間平均)が20人以上」が21・0人、「週単位の感染者数の増加率が1倍以上」が1・73倍となっている。  

千葉県内では同じ会社に勤める同僚の30~40代の男性3人の感染が判明。北九州市では3人の感染がわかり、5月23日から16日連続の感染確認となった。

朝日新聞社

 

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新型コロナ感染症_「エアコン」と感染の関係を探る

2020年06月07日 14時38分39秒 | 医科・歯科・介護

石田雅彦 
6/6(土) 17:59

暑い季節になってきて、熱中症対策でエアコンをつけるケースが増えてきた。新型コロナ感染症の感染防止のためには、換気をよくするように推奨されているがエアコン環境ではどうなのだろうか(※この記事は2020/06/06時点の情報に基づいて書いています)。

新型コロナウイルスに季節性はあるか
 新型コロナ感染症対策では、多くの人が「密閉・密集・密接」のいわゆる「3密」を回避すべきとされている。しかし、この3つの1つでも感染のリスクがあるので、室内ではできるだけ空気中のウイルスの濃度を下げるための定期的な換気も重要だ。

 外気温が高くなってくると寒い時期に比べて窓を開けての換気はしやすくなる一方、暑くなり過ぎれば逆に窓を開けると外の熱気や湿気が入ってきて室内環境は不快になる。

 新型コロナ感染症は、北半球の寒い季節に感染が広がった。気温が下がって乾燥すると免疫力が弱くなり、喉などの粘膜のウイルスや細菌の除去機能も下がる(※1)。

 では、新型コロナウイルスは暑くなると感染力が弱まるのだろうか。これまでの研究によれば、気温と感染者の数の関係については様々な結果が出ている。

 復旦大学の別の研究グループが、中国30省の2020年2月11日までの気温・湿度と1日ごとの症例数の関係を分析した研究によれば、気温や湿度が上昇するにつれて感染者が減少することがわかったという(※2)。武漢を含む湖北省で、特に気温・湿度の上昇と新型コロナ感染症の症例数に逆相関、つまり気温や湿度が上がると感染者数が減少することが観察された。

 例えば、湖北省の場合、湿度が67%から85.5%の時に摂氏1度上がるごとに1日あたりの感染者が36%から57%減った。また、摂氏5.04度から8.2度の時に湿度が1%上がるごとに1日あたりの感染者が1%から22%減ったという。

 中国だけでなく地球規模で新型コロナ感染症の感染と気温・湿度の関係では、平均気温が高い国では感染者が少なく、降水量の多い国では感染者が多いが死亡率との関係はないという研究がある(※3)。また、同様の研究では、世界166カ国の毎日の感染者数と死亡者データと気温・湿度の関係を調べたところ、気温・湿度が上がれば感染者と死亡者が減ったという(※4)。

 この結果に反する研究も多く油断できないが、どうやら新型コロナウイルスは暖かくなると勢いが弱まる可能性があるようだ。だからといって、手指衛生やマスクの着用、ソーシャルディスタンスなどを怠るべきではないし(※5)、いわゆる「3密」の状態を作るのもかなり危険だ(※6)。

エアロゾル感染とエアコン
 ところで、インフルエンザウイルス同様、新型コロナウイルスは主に接触感染と飛沫感染によって感染し、空気感染しないとされている。今のところ、ウイルス自体が空気中を漂って遠くへ移動したり、超微粒子物質に付着して空気中へ拡散することはないと考えられている。

 だが、2003年に流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)ウイルスと同様、いわゆるエアロゾル感染という飛沫感染の一種によって感染するケースがあるとされ、会話する感染者のエアロゾル化した呼気中や唾の飛沫によって感染する危険性がある(※7)。他者に感染させないためのマスク着用が推奨されている理由だが、エアロゾル中の新型コロナウイルスは少なくとも3時間は残存するようだ(※8)。

 もちろん、どれだけの量の新型コロナウイルス入りエアロゾルを吸い込めば感染するかなどわからない。だが、少なくとも感染者がいる環境の換気扇やエアダクトに付着したウイルスがしばらく残存するようだし(※9)、感染者と一緒に長時間いるのも呼気中のエアロゾルの存在を考えれば危険だろう(※10)。

 さらに言えば、エアロゾル感染やより空気感染に近い形での空気伝達感染経路を疑い、エアコンや空調システムを介しての感染拡大を警告する研究グループもいる(※11)。新型コロナウイルスについてはまだ未解明な部分も多く、空気感染するかどうかでも議論が続いているというわけだが、いわゆる空間除菌にエビデンスはない(※12)。

 エアコンでせっかく冷やした室内を換気によって熱したくないという気持ちはわかるが、いわゆる「3密」でないにせよ、特に不特定多数が集まる場所は換気したほうが無難だろう。

 自動車のエアコンは外気を取り込むことも可能だが、一般家庭で使われているほとんどのエアコンは、室内の空気を循環させるだけで外気を取り入れて換気することはできない。オフィスビルや飲食店が入っている複合ビルでは外気を取り入れる空調システムの場合があるが、古い建造物は一般家庭と同じ外気を取り入れることができないエアコンが多い(※13)。

 一般家庭ではでは定期的に窓を開けて室内の空気を入れ換えるべきだし、外気を取り入れる空調システムのあるオフィスビルや複合ビルでもトイレや更衣室などで完全に換気しきれない場合もありそうだ。さらに、屋内の喫煙所から漏れ出るタバコ煙のリスクが加われば、凶悪なことおびただしい。

やはり換気が大事だが
 また、ウイルスや細菌がトロイの木馬のように空調システムに潜み、暖かい季節をやり過ごす危険性を指摘する研究グループもいる(※14)。この研究グループは、夏季には暑くて日光に当たらなくなるため、ビタミンDとメラトニンが少なくなって免疫力が低くなりがちであり、エアコンで涼しくなった室内に人が集まる機会も増えることで感染が広がるかもしれないという。

 ただ、春から夏にかけて紫外線が強くなるが、殺菌作用が確認されている波長200~280nmの紫外線Cが含まれない太陽光線にそれほど強い殺菌効果はない。これまでの研究で明らかなように、新型コロナウイルスに対しても太陽光線による有効性は確認されていない(※15)。

 エアコンによる室内の空気の環流と感染者によるウイルスの感染は、換気して新鮮な外気を取り入れることによって防ぐことができる(※16)。だが、夏季の熱波では、世界各地で熱中症などにより多くの犠牲者が出ていることも確かだ。特に、政府行政による災害被災者を含めた貧困者などの社会的弱者へのケアが急務だろう。


 
石田雅彦
ライター、編集者
いしだまさひこ:医科学修士(MMSc)。近代映画社で出版の基礎を学び、独立後はネットメディア編集長、紙媒体の商業誌編集長などを経験。ライターとして自然科学から社会科学まで多様な著述活動を行う。横浜市立大学大学院医学研究科博士課程在学中。JASTJ会員。元喫煙者。サイエンス系の著書に『恐竜大接近』(集英社、監修:小畠郁生)、『遺伝子・ゲノム最前線』(扶桑社、監修:和田昭允)、『ロボット・テクノロジーよ、日本を救え』(ポプラ社)など、人文系著書に『季節の実用語』(アカシック)、『おんな城主 井伊直虎』(アスペクト)など、出版プロデュースに『新型タバコの本当のリスク』(著者:田淵貴大)などがある。


WHOがマスクに関する方針転換 無症状者のマスク着用によるエビデンス

2020年06月07日 14時20分51秒 | 医科・歯科・介護

忽那賢志 | 感染症専門医
6/7(日) 9:39

6月5日、WHO(世界保健機関)は症状がない人に関するマスク着用の推奨に関し方針転換を行いました。

世界保健機関(WHO)は5日、新型コロナウイルス感染拡大阻止のためのマスク利用の指針を改定し、流行地では公共交通機関利用時など人同士の距離を取ることが難しい場合、他人に感染させないためにマスク着用を推奨すると表明した。

出典:広範なマスク着用を WHOが修正、布もOK 新型コロナ
日本人的には症状があろうとなかろうとマスクを着用することに何の違和感もないかと思いますが、これまでWHOは症状のない人がマスクを着用することを推奨しておらず、症状がある人に限定してマスク着用を推奨していました。

WHO、せきなどの症状のない人に「マスク推奨しない」(2020/03/02 )

この方針転換にはどういった背景があるのでしょうか。
これまでの経緯と、無症状者がマスクを着けることによる現時点でのエビデンスをまとめました。

これまでは概ね「症状のある人=感染性あり」だった

WHOはこれまで「症状がある人のみマスク着用を推奨」という立場をとっていました。
これは、新型コロナ以前に知られていた呼吸器感染症(咳などの飛沫から広がる感染症)は症状が出てから感染性が出るという原則に則ったものです。

季節性インフルエンザの発症前後の感染性の推移(https://doi.org/10.1038/s41591-020-0869-5より作成)
季節性インフルエンザの発症前後の感染性の推移(https://doi.org/10.1038/s41591-020-0869-5より作成)
例えばインフルエンザは、発症直前からもウイルスを排出してはいますが、感染性のピークは発症から1日後です。
同じコロナウイルス感染症であるSARS(重症急性呼吸器症候群)では発症から10日後に感染性のピークが来ます。
このように、これまでの呼吸器感染症は症状のある人から感染が広がっていたという科学的・疫学的事実に基づいて「症状がある人のみマスク着用すべし」という推奨が出されていたわけです。

新型コロナは発症前に感染性のピーク

しかし、新型コロナはこれまでの呼吸器感染症とは異なり、発症する前から人にうつしていることが明らかになってきました。

新型コロナの発症前後の感染性の推移(https://doi.org/10.1038/s41591-020-0869-5より作成)
新型コロナの発症前後の感染性の推移(https://doi.org/10.1038/s41591-020-0869-5より作成)
このように新型コロナウイルス感染症では、発症前に感染性のピークがあり、発症前の無症状の時期から周囲にうつしているというデータが集積してきました。
これがほとんど無視できる量であれば良いのですが、新型コロナの感染伝播の総量を100とすると、この発症前の無症状者からの伝播が45%、そして無症状のまま経過する無症候性感染者からの伝播が5%ということで、合計50%は無症状者からの伝播であることが分かっています。

感染した日からの感染性の推移(Science 10.1126/science.abb6936 (2020).およびTomas Pueyo氏 
感染した日からの感染性の推移(Science 10.1126/science.abb6936 (2020).およびTomas Pueyo氏 "The Basic Dance Steps~"より)
会話や呼気でも飛沫が発生する

さて「発症前の時期」あるいは「無症候性感染者」から感染するってどういうことでしょう。
普通、インフルエンザなどの呼吸器感染症は咳やくしゃみなどの飛沫を介して感染します。
しかし、当然ながら発症前の時期、あるいは無症候性感染者では咳やくしゃみなどの症状はみられません。
ではどうやってこの「発症前の時期」あるいは「無症候性感染者」から感染するのでしょうか?
以下はNew England Journal of Medicineに掲載された動画です。
会話によって発生する飛沫をレーザー光を当てることで可視化したものです。


前半がマスクなしで会話した場合の飛沫の拡散、後半がマスクを着けた状態で会話した場合の飛沫の拡散を見たものです。
「Stay Healthy(ヘルシーでいよう!)」と繰り返し発音していますが、特に「th」の発音の際に飛沫が多く飛んでいることが分かります。全然ヘルシーな感じはしません。
しかしマスクを着用すると、ほとんど飛沫は飛ばなくなりヘルシー感が急激にアップします。
「咳で発生する飛沫の量と会話で発生する飛沫の量は大きくは変わらない」とする研究もあり、これらのことから症状がなくても会話などで新型コロナが伝播する可能性が示唆されます。

マスク着用の有無による呼気中のコロナウイルスの量の違い(https://doi.org/10.1038/s41591-020-0843-2)
マスク着用の有無による呼気中のコロナウイルスの量の違い(https://doi.org/10.1038/s41591-020-0843-2)
またマスク着用によりヒトコロナウイルス(新型コロナウイルスではなく)に感染した患者の呼気からはウイルスが減少するという、当たり前といえば当たり前の研究も最近報告されています。
ウイルスの構造上、新型コロナウイルスとヒトコロナウイルスとでマスクの効果が変わる可能性は低く、新型コロナでもマスク装着は有用と考えられます。
実際に、少なくとも1人以上の感染者が出た家族のうち、最も感染が広がりにくかった要因は「発症前からのマスク着用」であったとする報告も出ています。

これらの知見に基づき、WHOは「流行地では無症状者も公共交通機関利用時などではマスク着用」という方針に切り替えたものと思われます。
なお、CDC(米国疾病予防センター)は4月3日の時点で流行地域における無症状者のマスク着用を推奨しており、日本でもご存知の通り5月4日から「新しい生活様式」として屋内では無症状者もマスクを着用することが推奨されています。
WHOの推奨は世界全体への影響を及ぼすため慎重な判断が求められることから、エビデンスがある程度集積するまで推奨を保留していたのではないかと推測します。

屋外でのマスク着用は危険なことも

ちなみにマスク着用が推奨されるのはいまのところ換気が不十分となりやすい屋内や混雑した交通機関内のみであり、屋外でのマスク着用を推奨しているものではないことにご注意ください。
冒頭の写真のハチ公は屋外でもマスクを着用しており「新しい生活様式」に適応しすぎていますが、屋外でのマスク着用は熱中症のリスクもあり注意が必要です。
また日本小児科医会は窒息や熱中症のリスクが高くなるとして2歳未満の子どものマスク使用は不要でありむしろ危険という声明を発表しています。2歳未満でなくとも小さいお子さんや心肺機能が低下した方のマスク着用には十分注意しましょう。
またマスク装着によってマスク表面が汚染し、これを触ることによって手にウイルスが付着し感染のリスクとなることも考えられます。
飛沫を浴びるなど明らかに汚染した場合にはこまめにマスクを交換するようにしましょう。
またご自身の感染予防のためにはマスク着用以上に、手洗いをこまめに行うことが重要です。
マスクをつけているから自分は安心、と思わず基本的な感染対策もおろそかにしないようにしましょう。


忽那賢志
感染症専門医
感染症専門医。2004年に山口大学医学部を卒業し、2012年より国立国際医療研究センター 国際感染症センターに勤務。感染症全般を専門とするが、特に新興再興感染症、輸入感染症の診療に従事し、水際対策の最前線で診療にあたっている ※記事は個人としての発信であり、組織の意見を代表するものではありません


作家・坂口安吾の文学碑を取手市内に?

2020年06月07日 13時32分20秒 | 日記・断片

八幡神社は、旧水戸街道に面している。
江戸時代、旅人がここで祈りを捧げるとともに、旅に疲れを癒しながら休憩したかもしれないと、思いを馳せる。
あるいは、長禅寺の木々の青葉が色を濃くしている。
若葉の時節が好きであるが、6月の空と台地つなように真直ぐに伸びる大樹を仰ぎ見ると、小林一茶が山門まで石段を登っていく姿が目に浮かぶ。
太師通りの酒屋には、作家の坂口安吾が立ち寄ったことが忍ばれる。

作家・坂口安吾の文学碑を取手市内に建立するよう当時の大橋幸雄市長に要請したのは、当方の友人の貫井徹さんたちであった。
安吾の生誕百周年を記念する2006年のことだった。
建立していれば、安吾ファンの一人として大いに喜べたのだが、残念ながら実現しなかった。
安吾が取手にやってきたのは1939年のことだ。
そして8か月取手に在住していた。
東京の出版社「竹村書房」の社長の紹介で長禅寺下の伊勢甚旅館へ泊まる。
この旅館は竹村社長が魚釣りに利用していた。
「今年こそ本当にギリギリの作品を書かねば私はもう生きていない方がいい」
安吾は決死の思いで取手にやってきた。
竹村社長は、利根川沿いの自然豊なとことで、落ち着いてヒット作を書いてもらいたくて、安吾を取手に送り込んだ。
しかし、肝心の原稿は進まず、日中は寝転がって天を仰ぎ、夕方になると、向かいの海老屋酒店でコップ酒を飲んで気を紛らせていた。
何時までも旅館に居られないので、旅館のおかみさんが、近くの取手病院の離れの部屋を紹介してくれた。
当時22歳であった病院の娘・張谷ふじさんは、「いつも同じ着物で、ステッキを持ち歩いてました。私たちは娘のころだったせいもあるけど、怖くて近寄れなかったわね」と語っている。
安吾は33歳であった。


パワハラ対策、公務員も本格化 カスハラへの対応明示

2020年06月07日 13時11分38秒 | 事件・事故

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職場でのパワーハラスメント防止が6月から大企業に義務付けられたのに合わせ、国家公務員のパワハラ対策も本格化した。  

新たな人事院規則が1日に施行され、各省庁には相談体制の整備が義務付けられた。「カスタマーハラスメント」と呼ばれる悪質なクレームへの対応方法も初めて示された。同様の動きは地方公務員にも広まる見通しだ。  

新たな規則では、相談体制の整備とともに、相談を申し出た職員らが不利益を被らないよう求めた。人事院は懲戒処分の指針も改正。パワハラで相手を精神疾患に追い込む極めて悪質な事例には、免職を含む厳しい処分を科すと定めた。  

カスハラについては、民間企業だけでなく公務員の職場でも問題化している。行政サービスを利用する一般人の言動も職員へのカスハラの対象になるとし、対応が必要との見解を示した。  

日本国家公務員労働組合連合会によると、カスハラはハローワークなどの窓口相談で、利用者の思い通りにならなかったり、待ち時間が長かったりすることで発生。

具体的には、利用者から▽威圧的に理不尽なことを言われる▽暴力を振るわれる▽土下座を要求される―といった被害を受けているという。  

新たな規則では、こうした事態を念頭に対応方法を紹介した。具体的には、行政サービスの利用者が現場の窓口などで度を越す要求を行い、応対した職員から相談があった場合は、上司が同席するなど組織として対応するよう求めた。  

こうしたカスハラは、住民との距離がより近い都道府県や市町村の窓口でも起こり得る。このため総務省は、国の動きを踏まえた対応を促す通知を各自治体に発出。職員から相談があった場合、課長や室長ら管理職も加わり、職員を一人きりにしない対応の検討を求めた。 

 

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日本の棚田百選 和歌山県 有田川町 あらぎ島

2020年06月07日 12時59分41秒 | 社会・文化・政治・経済

 

有田川町のシンボルとも言える景観、あらぎ島(あらぎじま)。
日本の棚田百選に選ばれ、2013年には周囲の景観とともに「蘭島及び三田・清水の農山村景観」として国の重要文化的景観に選定されました。

四季折々に美しく変わる風景がみどころで、写真愛好家にも有名なスポットです。

【注意】写真撮影などを目的とした棚田への立ち入りはご遠慮ください。

あらぎ島の棚田に水が張られて水鏡のようになっている様子

春にみられる水鏡
4月下旬~5月上旬

 
あらぎ島の稲が生長し、緑のじゅうたんのようになっている様子

夏は緑のじゅうたんのよう
7月中旬~9月頭

 
棚田の稲が黄金色に輝く様子

黄金色に輝く秋
9月の稲刈り直前

あらぎ島全体に雪が積もっている様子

雪景色
1月中旬頃

 

 


その先にいる人のことまで想像することができれば

2020年06月07日 12時41分42秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▽<出会いは人生の糧>
人との出会いは、活力や発見を与えてくれる。
人は自分の力を2倍にも3倍にもしてくれる。
▽この社会は、あらゆることが誰かの仕事で成り立っている。
人から人へと、いろいろな形で誰かの手に渡っていく。
▽「こんな仕事、誰の役にも立っていない」と思っても、その先にいる人のことまで想像することができれば、社会を変える力になるのではないか。
▽「自分の好きなことをやって生きていこう」という信念は、今を生きる若者にとって一助になるだろう。


<犠牲者>が出てからの<後追い対策>

2020年06月07日 12時22分14秒 | 事件・事故

▽子どもたちは「未来の宝」である。
かけがいのない「地球の財産」である。
その貴重な生命を守ることは、人類の未来を守ることにつながる。
-そのとおりである。
▽だが、世の中の皮肉なことは、<犠牲者>が出てから、初めて対策が問われることだ。
これまでの多くの事故や事件は<後追い対策>になることだ。

ブロック塀の倒壊事故死。
2019年12月19日-昨年6月の大阪北部地震で、大阪府高槻市の市立寿栄(じゅえい)小学校のブロック塀 が倒れ、登校中だった小学4年の女児(当時9)が下敷きになって死亡した事故。

危ない通学路での交通死亡事故。
「見通しが悪く横断が危険」等
小さないのち 道に潜む危険 歩行中の交通事故の死傷者は小学1年生が際立って多い。

不審者が教室に…あなたはどうする 池田小事件の教訓は
かつて起きた児童殺傷事件を経験した教員や遺族らが、現役の教員や学生に教訓を伝えている。今春からは、全国の大学や短大などの教職課程で、学校安全を学ぶことが必修化される。


付属池田小事件19年 子どもの安全見守り 地域に根ざす高齢者ボランティア

2020年06月07日 12時17分46秒 | 事件・事故

6/6(土) 11:58配信
毎日新聞

登校の見守りをするボランティアの藤澤哲夫さん=大阪府池田市で2020年6月1日、菱田諭士撮影

 「はい、渡ってねー。いってらっしゃーい!」。大阪府池田市の市立ほそごう学園前の横断歩道で、近くの藤澤哲夫さん(70)は黄色い旗を持って、小学生の登校を見守る。全国的に見守りボランティアの成り手不足が深刻化する中、「安心してもらうためには信頼関係を築くことが大事」とこの10年立ち続けてきた。大阪教育大付属池田小学校で児童8人が死亡、15人が重軽傷を負った乱入殺傷事件から8日で19年。市内では地域の人たちが子どもたちを見守る活動が定着してきた。

 今年は新型コロナウイルスの感染拡大で休校が長く続いた。藤澤さんも「ハイタッチはやめておこう」と対応を変えたが、「防犯パトロール」と背中に書かれた黄緑色のベストで横断歩道脇に立つ姿はいつもの光景だ。マスクを暑そうにしながら登校してくる低学年の子どもには「暑いなあ」と声をかけながら、細心の注意を配る。

 ◇事件「忘れたことがない」

 分散登校が始まった6月初めの午後0時半ごろ。子どもが横断歩道にさしかかると、藤澤さんは先に横断歩道に入って「横断中」の黄色い旗を広げ、「こんにちはー。いってらっしゃーい」と声をかけながら、横断を守る。子どもたちからも「こんにちはー」と元気な声。時には手を振る藤澤さん。「声を出すのが苦手な子は、手を振ると振り返してくれます」。1年生以外のほとんどの子の顔は覚えている。

 事件のことは「忘れたことがない」と言う。当時は会社勤め。帰宅するまで知らなかったが、帰りのバスは全然動かなかったことを覚えている。地域で起きた大事件に「普段から地域でコミュニケーションが取れていることが大事」と考えるようになった。

 見守りを始めたのは、定年退職した60歳のとき。「子どもは好きやし、子どもを大人が見守るのは当然のこと」と自発的に近くの旧伏尾台小で見守りに立った。今までほとんど休んだことはない。「毎日同じところに立っているからこそ、安心して、私の注意も聞いてくれる」と語る。

 ◇活動を知り、加わった人も

 藤澤さんから活動のことを聞いて「私もやる」と始めたのは大村満憲さん(71)。やはり60歳で定年後。「じっと一人で家にいるのは体によくないし、あいさつで声も出せてええなと思った」。始めると「ありがとうございます」と地域の人にお礼を言われ、役に立っていることを実感する。「でも、私だけでなく道路で清掃ボランティアをするなど地域の活動にかかわっている人はたくさんいる。そうした光景がこの地域の安心につながっていると思う」と語る。

 市立石橋小でも地域の高齢者らが中心となり登校時の見守りを続けている。事件の翌年ごろから活動を続ける中村彰男さん(84)は「見守りを頼まれたときは『父母がやることでは』と思ったけど、やってみるとええもんよ。子どもの声を聞くと元気になってね」と生活の張り合いになっている。「子どもたちは中学生になっても街で会うとあいさつしてくれるし、最近はこっちが見守られているような気分や」と笑い、「この地域から外には出たくない」とネットワークの強さを誇りにしている。

 池田市教委によると、教員も含めた登校の見守り活動は市立小9校と、義務教育学校(ほそごう学園)1校の全校で行われている。荒河隆文・教育部長は「事件をきっかけに、地域で登校を見守る活動が広がり定着した。仕事をリタイアした方たちが毎朝、定位置にきっちり立たれている姿は安心感がある。ただ、この活動を高齢の方に頼っているところが大きく、若い人につないでいくことが課題だ」と話す。【三角真理】

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「事件の教訓」初めてマニュアルに 付属池田小事件から19年

2020年06月07日 11時59分28秒 | 事件・事故

6/7(日) 7:00配信
朝日新聞デジタル

不審者対応訓練の反省会では、班ごとに反省点や改善提案を張り出して議論した=2020年4月6日午前11時40分、大阪府池田市の大阪教育大付属池田小学校

 大阪教育大付属池田小学校(大阪府池田市)で児童8人の命が奪われた殺傷事件から8日で19年。同校の危機管理マニュアルに今春、当時の詳しい状況と反省点が「事件の教訓」として初めて記された。事件を経験し、3月まで同校に勤めた前校長の佐々木靖・大教大教授(58)が「学校安全を願う多くの人々と事件の教訓を共有したい」と加筆した。(森嶋俊晴)

【写真】大阪教育大付属池田小学校の危機管理マニュアル「学校安全の手引き」。「付属池田小学校事件の教訓」の項目が新たに加わった


■訓練、経験したことのないリアリティー

 4月6日、付属池田小で教職員31人全員が参加する新年度初の不審者対応訓練があった。

 授業中に不審者が校舎内に侵入して複数の負傷者が出る想定。教職員は危機管理マニュアルに基づき「対策本部」「アトム」「児童対応」「救助」「救護」の5班に分かれた。大半の参加者は訓練内容を知らされないまま、自分の役割を果たすことが求められた。

 「子どもに近づけない。時間をかせぐ。大声、ホイッスルの活用」(アトム班)▽「ペアでWチェックして児童捜索」(救助班)など、訓練前には班ごとに目標を確認して発表した。

 訓練は、不審者と参加者がもみ合いになり、別の参加者が校舎内に314個ある非常ボタンの一つを鳴らして始まった。

 対策本部がある職員室には、不審者や負傷者の情報がひっきりなしに寄せられ、白板に書き出して情報を共有。警察・消防役の教員に電話して110番・119番通報の訓練もした。

 開始から約5分後、アトム班がさすまたなどで不審者の動きを封じ、警察役に引き渡した。同時に、救急搬送される負傷者に付き添う教員を決め、負傷児童の保護者に電話連絡。児童が校舎内に倒れていないか捜す訓練なども進めた。すべて終わったのは約20分後だった。

 全員が参加した反省会では「目の前の対応に追われて本部への連絡が後回しになった」「110番や119番通報をしたことがすぐわかるよう、カードを用意しておき、通報したらホワイトボードに張る運用を」などの声が上がった。

 参加者のうち5人は4月に着任したばかり。アトム班の高山翔平教諭(35)は「経験したことのないリアリティーがあった。事件を二度と繰り返さないという強い決意を感じた訓練だった」。児童対応班の永松希美教諭(38)は「不審者役が目の前を走り抜けた時、怖くて脚が震えた。子どもにどんな言葉を掛ければいいのか。そこから学ばないといけない」と話した。

 4月に着任した真田巧校長(52)は発生時、6年生の担任だった。危機管理マニュアルについて「当時、私たちが話し合った反省点や課題が書かれている。きちんと生かしていきたい」と話す。

■ひとり残った前校長が記した考察

 「重大事案に遭遇した時、自分一人でなんとかしようと考えてはなりません」「学校のすべての子どもたちをすべての大人で守る必要があります」

 同校の危機管理マニュアル「学校安全の手引き」には4月、新たな項目「付属池田小学校事件の教訓」(7ページ)が加わり、53ページに増えた。

 事件後の03年に付属池田小が作った内部資料「祈りと誓い」には、「反省と教訓」として当時の詳しい状況が記載されている。事件当時の同校教諭で、2011年から今年3月まで校長を務めた佐々木靖・大教大教授(58)がそれを引用した上で、自らの考察も書き添えた。

 危機管理マニュアルは事件後の法改正で全国の学校に作成が義務づけられた。同校は事件直後、5ページの「不審者対応マニュアル」を作り、改訂を重ねてきた。しかし、不審者対応については「IDカードをつけていない人物が校内にいる場合、教職員は声をかけ、静止させる」「状況によっては校内放送で『(不審者対応を担当する)アトム班の先生、○○へ集合』と呼びかける」などと記されているだけ。前身の小学校を卒業した漫画家手塚治虫の代表作にちなんで名付けられた「アトム班」の由来をはじめ、一つひとつの物事や行動の理由には触れていない。事件の教訓も「教職員は最善のことができなかった」と述べるにとどまっていた。

 佐々木さんは「マニュアルを作った頃は、事件を体験した先生ばかり。書かなくても教訓を共有していた」と振り返る。

 17年からは、当時を知る同校の教員は佐々木さんだけに。赴任した教職員には、初日に必ず事件やマニュアルについて、体験も交えて説明してきた。

 3年前からは大教大の専門職大学院の教授を兼任し、講義で事件の教訓を伝えている。「自分の頭の中にあることを文字に残さないといけない」との思いが強くなったという。「事件の教訓をきちんと伝え、共有することで、学校の安全に役立ちたい」と願う。

朝日新聞社

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「助けもしないで何してたの?」黒人男性暴行死を撮影した女子高生に殺到する誹謗中傷

2020年06月07日 11時11分18秒 | 事件・事故

6/5(金) 20:45配信
クーリエ・ジャポン

人々を立ち上がらせた一本の動画

ジョージ・フロイドが亡くなった現場に手向けられる花Photo: Jason Armond / Los Angeles Times via Getty Images

「お願いだ、助けてくれ」

そう声をあげるジョージ・フロイドの首に、息絶えるまで警察官がのしかかる──思わず目を逸らしたくなる衝撃的な映像がネットに出回ると、またたく間に世界を巻き込む抗議デモが起きた。

この映像を撮影したのは17歳の黒人女性、ダルネラ・フレイザーだ。5月25日、彼女は9歳のいとこを連れて買い物に出ていたという。そこで警察に押さえつけられる黒人男性の姿に気づき、咄嗟に携帯電話を引っ張り出した。

「目の前で殺人が起きているのですから、相当なショックを受けたでしょう」と弁護士のセス・B・コビンが米紙「デイリー・ニュース」に語る。

「でもここで何もしなければ、今起きていることを誰も信じないだろう──そう気づいて携帯電話を取り出したと彼女は当局に報告しています」

「実際もし彼女が撮らなかったら、ただ無為に警察に殺され、社会から顧みられることもない黒人が1人増えていたはずです」

高校3年生のSNSに殺到する誹謗中傷
まだ高校生のフレイザーは目を逸らすことなく、恐ろしい現場を記録した。

フロイドの首を絞めるために膝の位置を何度も調整する警察官、あまりの様子に狼狽する周囲の人々、動かなくなり、救急隊員に運ばれていくフロイド──。

「彼女は映像が途切れないよう、すべてを一発で撮った。少しでも悪いタイミングでカメラを外したり、あるいは亡くなったフロイドから警察が膝をどける瞬間を見逃していたら、何が起きただろうか。簡単な話だ。フェイク扱いを受けていただろう」と米メディア「ザ・ラップ」は報じる。

しかし、大きなムーブメントのきっかけとなったこの映像を投稿したフレイザーのSNSアカウントには、嫌がらせのような質問や誹謗中傷が殺到しているという。

「どうして警察に立ち向かわなかったんですか?」
「映像を撮っていた10分弱のあいだ、何してたんですか?」

こういった質問に対し、立ち向かったら警察から報復を受けるかもしれないと思ったこと、そしてこの先、誰もジョージと同じ目に遭わないようにしたかったことを語っている。

また、後にこうも投稿していた。

「この映像がなかったら4人の警察は変わらず仕事に就き、また問題を起こしていたでしょう」

「彼らはまず間違いなくこの事件をなかったことにしていたはず。バッシングするより私に感謝してほしいぐらいなんだけど!」

「あんな目に遭うのが、あなたたちの愛する人だった可能性だってある。もしそうだったら真実を見たいと思うでしょう」

「否定的なことを言いたい人はどうぞ、このアカウントをブロックしてください。私のことを見てほしいなんて思ってもいないから」

前出の「デイリー・ニュース」によると、フレイザーは事件を目撃して以来セラピーを受けているという。目の前で人が殺されたのだ。大きなトラウマが心に残るのは当然のことだろう。

黒人男性が白人の警察官に絞め殺され、告発した17歳の黒人女性は心無い言葉で傷つけられている──ヘイトと悲しみの連鎖は、一体いつ切れるのだろうか。

COURRiER Japon

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黒人青年が母から言われた「16のやってはいけないこと」が、黒人にとって警察がどれほど脅威かを教えてくれる

2020年06月07日 11時11分18秒 | 事件・事故

6/6(土) 17:54配信
ハフポスト日本版

キャメロン・ウェルチさん

18歳の黒人男性キャメロン・ウェルチさんがTikTokに投稿した動画が、大きな反響を呼んでいる。

【動画】ウェルチさんが投稿した「若い黒人が従うべき暗黙のルール」

アメリカ・ヒューストンに住むウェルチさんがシェアしたのは、「母が作ってくれた若い黒人が従うべき暗黙のルール」だ。

全部で16あるルールには、日々の生活で自分の身を守るために気をつけなければいけないことが綴られている。

ルールには「ポケットを手に入れてはいけない」から「買わないものを触らない」など、私たちが普段何気なくやっていることがたくさん含まれている。

しかしその行為が黒人の人たちにとっては命の危険になり得る。

【母が作ってくれた若い黒人が従うべき暗黙のルール】

・手をポケットに入れてはいけない

・パーカーのフードをかぶってはいけない

・シャツを着ないまま、外に出てはいけない

・一緒にいる相手がどんな人か確認する。たとえ路上で会った人でも

・遅い時間まで外で出歩かない

・買わないものを触らない

・たとえガム一つだったとしても、何かを買ったらレシートかレジ袋なしで店を出てはいけない

・誰かと言い争いをしているように見せてはいけない

・身分証明書なしに外に出てはいけない

・タンクトップを着て運転してはいけない

・ドゥーラグ(頭に巻く、スカーフのような布)をつけたまま運転してはいけない

・タンクトップ、もしくはドゥーラグを巻いて出かけたりしてはいけない

・大きな音楽をかけて車に乗ってはいけない

・白人の女性をじっと見てはいけない

・警察に職務質問されたら、反論してはいけない。協力的でありなさい

・警察に車を停止させられたら、ダッシュボードに両手を乗せて、運転免許証と登録証を出してもいいか尋ねなさい

声を上げなければいけないと思った
ウェルチさんはこのリストを、11歳になるまでに覚えたという。

アメリカでは現在、警察官に首を押さえつけられて亡くなったジョージ・フロイドさんの死に抗議する大規模なデモが各地で行われている。

連日続くデモは、人種差別と警察の暴力に苦しめられてきた黒人の人たちの怒りの大きさを物語っている。

ウェルチさんはハフポストUS版のインタビューで、「今この時に、声を上げなければいけないと思った。だから動画を投稿した」と語った。

黒人の男性が日常的にどんなことを経験しているのかを、多くの人に知って欲しかったのだという。

ウェルチさんはまた別の動画で、黒人男性ならではのエピソードを語っている。それは、友人と別れ際に交わす言葉だ。

多くの人は友人と別れる時に「またね」と言うだろうが、自たちは「またね」ではなく「安全にね」と言うとウェルチさんは説明する。

「黒人の男の人は全員、『今日、安全に家に帰りつけるか』という気持ちを持っているんです。それを変えたい」と、ウェルチさんは動画で語っている。

ウェルチさんが投稿した母の教えを伝える動画は、現時点で300万近く「いいね」されており、コメントの中には「自分も同じように言われた」というマイノリティの人たちと思われる投稿も多数ある。

ウェルチさんは動画を見た人に「こんな社会を変えなければいけない」と感じて欲しいと語る。

「 私たちは変わらなきゃいけないと、と見た人に感じてもらいたいです。誰一人こんな社会に住んではいけないって」

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最終更新:6/6(土) 23:28
ハフポスト日本版

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伝染病とマスクの歴史、20世紀満州でのペスト流行で注目

2020年06月07日 11時03分46秒 | 社会・文化・政治・経済

6/7(日) 9:03配信
AFP=時事

伝染病の治療と防護の歴史についてまとめた図。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】原因不明の死に至る病気が猛威を振るい、欧米では恐怖に怯えた人々が急ごしらえのマスクで顔を覆うようになっている。今から1世紀以上前、旧満州(Manchuria、現中国東北部)でペストが流行したとき、マスクは最も分かりやすい伝染病対策の防護具として不動の地位を築いた。

【写真】くちばし状のマスクをした中世の「ペスト医師」の格好をした人々

 新型コロナウイルスの感染拡大を遅らせるために各国政府が現在採用している隔離や濃厚接触者の追跡といった措置はすべて、数世紀にわたって蓄積された伝染病対策を下敷きにしている。

 今日、医療従事者に個人防護具(PPE)を支給する取り組みや、公共の場でのマスク着用の是非をめぐる議論は、伝染病についての理解が進むにつれて、顔を覆う効果に対する考え方もまた進化してきたことを表している。

 米エール大学(Yale University)教授で医学史家のウィリアム・サマーズ(William Summers)氏によると、人から人に伝染し得る病気があるという認識は、少なくとも1500年代以降から「真面目な医学理論として」存在している。

英セント・アンドリュース大学(University of St Andrews)の医療人類学者クリストス・リンテリス(Christos Lynteris)氏によると、「ウーは、ノミを媒介しなくても、肺ペストで肺が冒されている患者が、この病気を空気感染で直接他の人にうつす可能性がある考えを示した」「これは非常に革新的で、当時としては、とんでもない考えだった」。

 それはまた、感染を阻止するためにマスクが必要になることを意味した。だがサマーズ教授によると、当時の公衆衛生当局は二つの大きな問題を抱えていた。

 1番目は政治的問題だった。「清国は崩壊しかけていて、周縁部に位置していた満州はことさら混沌(こんとん)としていた」。2番目は「伝統的な民間療法」に慣れている国民に、科学に基づいたアプローチの長所を納得させる必要があることだった。

 ウーは自伝「Plague Fighter(疫病戦士)」の中で、人々が運命論的な諦めを抱いていることを嘆いた。「無気力な諦めの境地から人々の目を覚ますには、ショッキングなほど悲劇的な何かが必要だった」

 そこに起きたのは、著名なフランス人医師ジェラルド・メズニー(Gerald Mesny)の死だった。ウーによると、メズニーは若いウーを「中国人」と呼んで相手にせず、この病気が肺ペストだというウーの主張を信じなかった。メズニーはその後、顔を覆わずに病院を訪れ、数日のうちに死亡した。

 突然、マスクが大流行した。「通りにいるほとんどすべての人が、いろいろな形状のマスクを着けていた」とウーは記している。

 満州のペスト流行時の写真を見ると、医療従事者は厚い包帯で頭全体を覆い、保健局の作業員たちは凍土を掘って開けた穴に遺体を運ぶ際、フードをかぶり、口や鼻の周りに布をきつく巻き付けている。

 リンテリス氏によると、ウーは「遺体を運んでもマスクが顔からずれないよう、ひもの開発を試みた」。
当時、世界中の新聞で使われ始めていた写真によってマスクが注目され、伝染病といえばマスクを連想するようになったという。

■くちばしの形をした中世のマスク
 一方で人々は、病原菌という概念が生まれるずっと前から何百年も病気を遠ざけるために顔を覆ってきた。

 中世の腺ペスト流行時、欧州の医師の何人かは腐った物質や悪臭によって空気が汚染されているのだと考え、「ミアズマ(瘴気、しょうき)から身を守るためにくちばしのような形をしたマスクを着用した。

 エール大学の歴史家フランク・スノーデン(Frank Snowden)氏は、著書「Epidemics and Society: From the Black Death to the Present(伝染病と社会:黒死病から現在まで)」の中でこう述べている。「大きなつばの付いた帽子は頭を守るため、鼻から突き出したくちばしのようなマスクは致命的なミアズマの臭いから身を守る薬草を入れるために利用される場合もあった」

 フランスのルイ・パスツール(Louis Pasteur)、ドイツのロベルト・コッホ(Robert Koch)らが発展させた細菌学が感染症の理解に革命を起こし始めたのは、19世紀後半になってからのことだ。

 清国は外部からもたらされる科学的進歩を否定していたが、満州のペストがその方針を変え、「中国は近代医学を支持するようになった」とリンテリス氏は言う。2003年の重症急性呼吸器症候群(SARS)流行時には香港などでマスクが日用品となった。

 一方、マスクは何千万人もが死亡した1918年のインフルエンザのパンデミック(世界的な流行)時に米国でも広く使用されたが、リンテリス氏によると、このときの危機に対する欧米社会の「記憶は非常に薄い」という。「今回マスクは改めて、全く新しい経験として欧州や北米、南米に導入されている」 【翻訳編集】 AFPBB News

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 だが、科学者たちが微生物の存在を突き止め、感染の仕組みを説明する「細菌論」を発展させたのは、1800年代半ばになってからだ。AFPの取材に応じたサマーズ氏によると、それ以前の「伝染病予防用のマスクは、魔除けのお守りに近かった」。

 1890年代にはすでに手術室の中ではマスクが一般的になりつつあったが、そんな時期に香港で発生した伝染病が世界中に広がった。この病原体は1910年に、当時ロシアと日本、清国が覇権を争っていた満州に到達した。致死率100%に近いペストだった。

 対策の陣頭指揮を執るために派遣された専門家の中に、マレーシアで生まれ、英ケンブリッジ大学(University of Cambridge)で教育を受けたウー・リエン・テー(Wu Lien Teh)という若い医師がいた。

■ペストのヒトからヒト感染を訴え、無視された中国人医師
 ウーは同僚たちに対し、この病気が腺ペストのようにネズミについたノミを介してうつるだけではなく、ヒトからヒトにも感染することを信じてもらおうと必死に説いた。


日本、中国批判声明に参加拒否 香港安全法巡り、欧米は失望も

2020年06月07日 10時26分20秒 | 社会・文化・政治・経済

配信

香港に国家安全法制を導入する「決定」について採択した中国全人代。右上は票数を表示する電光掲示=5月、北京の人民大会堂(共同)

 【ワシントン共同】香港への国家安全法制の導入を巡り、中国を厳しく批判する米国や英国などの共同声明に日本政府も参加を打診されたが、拒否していたことが6日分かった。複数の関係国当局者が明らかにした。中国と関係改善を目指す日本側は欧米諸国に追随しないことで配慮を示したが、米国など関係国の間では日本の対応に失望の声が出ている。 香港、天安門の追悼強行 安全法に反発

 新型コロナの感染拡大などで当面見合わせとなった中国の習近平国家主席の国賓訪日実現に向け、中国を過度に刺激するのを回避する狙いがあるとみられる。ただ香港を巡り欧米各国が中国との対立を深める中、日本の決断は欧米諸国との亀裂を生む恐れがある。

 

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約5㌔の散歩を日課に

2020年06月07日 10時26分20秒 | 日記・断片

5月1日から、夕刻の散歩を始めた。
午後5時30分~7時前後までの約1時間半。
取手6丁目のミスターマックスから、吉田の八幡神社の脇を通り、利根川サイクリングコースへ。
堤防の下は、少年野球場(B C D)
ついで、多目的広場、陸上競技場、ソフトボール場、少年野球場A、サッカー場、ゲートボール場、テニスコート、などの取手緑地公園。
多目的広場、野球場(A B C)。
堤防からは取手福祉会館、取手市民会館、図書館が右手に見える。
堤防を下り、田中酒造前の新道へ出る。
道を渡り長禅寺下の太師通りから亀すしの前を通り取手駅前へ。
東口から西口へ通り抜ける。
駅ビルに立ち寄り2階の100円ショップや3階の本屋を覗く。
1階のコンビニで105円の酒を買い飲みながら、裁判所、取手一高の外側の道を下って行く。
井野郵便局、堤歯科の前から井野1丁目、2丁目方面へ。
さらに井野公民館から本願寺の裏へ。
ヤオコーとビッグAの間の道へ出て、西松屋、カスミ、新道郵便前の道から出発点地点のミスターマックまでの道程。