閉ざされた扉をこじ開ける―排除と貧困に抗うソーシャルアクション

2020年06月21日 10時39分52秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

朝日新書<br> 閉ざされた扉をこじ開ける―排除と貧困に抗うソーシャルアクション

稲葉 剛【著】

「大人の貧困」は他人事ではない!
誰も路頭に迷わせない!

●社会からもコミュニティーからも孤立し、行政とも支援団体ともつながることのできない「見えない人たち」
(インビジブル・ピープルInvisible People)が増えている。
●日々の寝泊まりにも困り、生活に困窮する人々が声をあげにくい風潮はこの社会でますます強まっている。
●「住居喪失」した人が失うのは、生活の基盤である住まいだけではない。生存そのものが脅かされるのだ。
●「大人の貧困は自己責任」という不寛容に終止符を打つ必要がある。貧困問題は他人事ではない。
●25年にわたり、3000人以上のホームレスの生活保護申請に立ち会い、一貫して支援に取り組んできた稲葉剛氏が、貧困・住居喪失・生活保護問題の最前線を徹底ルポ!

【出版社から】
豊富な事例と現場ルポで「今、この国で起きていること」をアリの目で伝え、
「大人の貧困」対策の重要性を説く社会活動家・稲葉剛氏の最新刊です。
カジノ問題、生活保護基準引き下げ問題など、「見えない人たち」の生存に直結する行政との攻防、政策に向けた行動力は圧巻です。
ギャンブル依存について横浜・寿町で精神科医を務める越智祥太氏に話を聞く場面、
そして、生活保護問題をめぐる「いのちのとりで裁判」への道筋を以下、一部紹介します。


[寿町では、昔から依存症の問題は深刻だったが、その傾向は時代とともに変化してきたと、越智さんは言う。

「昔から依存症の方はたくさんいました。
ただ、目立っていたのはアルコール依存症や薬物依存症の人。
ギャンブル依存症もありましたが、当時はいろんな依存症を合併している人が多かったです、
荒くれな感じの人で、お酒も飲むし、薬物もするし、ギャンブルもするというタイプですね」

状況が一変したのは、2008年のリーマンショックがきっかけである。
若い非正規労働者が失業して寿町に来るようになったのだ。
その人たちの中には、工場で働いてきたものの、人付き合いが下手で、
不況になると真っ先にクビを切られてしまう、というタイプの人が少なくなかった。

「その頃から、30―40代の比較的若い人たちのギャンブル問題が顕在化してきました。
彼らはギャンブルだけに依存していて、酒は飲まない、薬物もやりません。
ギャンブルといっても、ほとんどの人がパチンコ、パチスロ、スロットといったマシンにはまっていて、
それ以外の競馬、競輪、競艇等で依存症になった人は極めてまれです。
パチンコの人はパチンコだけ、パチスロの人はパチスロだけ、スロットの人はスロットだけ、という特徴があります」

そうしたマシンでプレイをする感覚は『ゾーン』と呼ばれている。

「当事者の方に話を聞くと、ギャンブルマシンの前に座っていると、
『ゾーン』と呼ばれる機械と自分が一体化したような感覚になるそうです。
そうなると、勝ち負けはどうでもよくなり、どれだけ長く座っていられるかだけを考えるようになります。
脳が変化して、ギャンブル以外のことに関心を持てなくなったり、喜びを感じなくなったりするのです」

越智さんにギャンブル依存症対策で何が必要かと質問すると、
「ギャンブル施設を作らないのが一番の対策」という言葉が返ってきた]
(本書55-61ページより)

[2013年1月27日に発表された生活保護基準の見直しでは、
3年かけて計740億円の予算を削るという内容になっていたが、その金額の内訳は以下のとおりであった。

•基準部会の検証結果を踏まえた削減:90億円
•2008年以降の物価動向を勘案した削減(デフレ調整):580億円
•年末年始の出費に対応する期末一時扶助の削減:70億円

この内訳を見ると、
基準部会の報告書だけでは大幅な削減ができないと考えた厚生労働官僚が報告書の検証結果に上書きする形で、
「デフレ調整」を名目にした一律の引き下げを行ったというのは、誰の目にも明らかであった。

「デフレ調整」分は、マイナス4・78%とされていた。
その算定にあたって、厚生労働省は「生活扶助相当CPI」という独自の指標を開発していたが、
その算定方法には統計学の専門家からも疑問の声があがっている。

田村厚労相が先に示した「引き下げありき」の方針に従うために、
無理に無理を重ねた結果、科学的データに基づく専門家の部会の議論は、ほぼスルーされたのである。

自分たちの議論の蓄積を無視された形になった基準部会の委員からは疑問の声があがっていた。
そして、それは裁判の場でクライマックスを迎えることになった。

2013年からの生活保護基準引き下げに対して、
私たちは全国の生活保護利用者に行政不服審査制度に基づく不服審査請求を呼びかけた。
この不服審査請求運動に参加した生保護世帯は全国で1万を越えた。

不服審査自体は却下されたものの、不服審査請求運動に参加した人のうち
約1000人は、引き下げの違憲性を問う民事訴訟に移行。現在、全29の都道府県で裁判が進行している]
(本書152―154ページより)

[目次]
はじめに
・「見えない人々」
・社会的排除とは何か

【第1章】2020年東京五輪の陰で排除される人々
・都市空間からの排除
・池袋西口公園から消えた路上生活者
・福祉事務所は何をしていたのか
・新国立競技場建設に伴う排除
・都営霞ヶ丘アパートの取り壊し
・追いやられる原発事故避難者
・「祝賀資本主義」の弊害
・アトランタ五輪における路上生活者排除
・調査の2倍以上という衝撃
・台風警戒の呼びかけ最中での出来事
・「住所不定者は受け入れない」
・区長が謝罪コメント
・排除を正当化する声
・歴史に由来する根深い問題
・命と安全を守る意識が欠如した台東区
・区長宛ての要望書に書かれたこと
・カジノ問題で揺れる横浜・寿町
・「労働者の町」から「福祉の町」へ
・寿町の依存症問題
・「穴だらけ」の日本のカジノ規制
・ホームレス問題とギャンブル依存症の深い関連
・借金から逃げ出し、寿町へ
・立教大学におけるカジノ推進イベント
・「ビッグイシューの仕事はできません」
・SNSに写真がアップされるリスク
・犯罪歴のデジタルタトゥー
・家賃滞納者のブラックリスト
・個人情報を信用スコアとして点数化
・貧困状態を固定化しかねない「バーチャルスラム」

【第2章】世代を越えて拡大する住まいの貧困
・今晩から野宿になるとブログで報告した若者
・「ネットカフェ難民」調査が明らかにした実態
・親元から出ることができない若者たち
・若者の貧困を放置していてよいのか
・困難極める単身高齢者の部屋探し
・貧困ビジネス施設が「終のすみか」に
・消えた数値目標
・障害者差別解消法は入居差別をなくせるか
・新たな住宅セーフティネット制度
・日本はすでに「移民社会」に
・外国人への入居差別
・住まいの差別を禁止したフェアハウジング法
・LGBTの住まい探しの困難
・「ここで自分のことを話さないといけないのですか」
・「LGBT支援ハウス」開設
・LGBTの生活困窮の背景
・「#私の住宅要求」キャンペーン
・住まいをめぐる切実な声
・住宅政策を選挙の争点に

【第3章】最後のセーフティネットをめぐる攻防
・「私は人間だ、犬ではない」
・就労可能か不可能かという「線引き」
・立川市生活保護廃止自殺事件調査団の結成
・「路上生活歴」をどう受け止めるか
・「その他の世帯」への支援をどうするか
・悲劇を繰り返さないための取り組み
・「保護なめんな」ジャンパーの衝撃
・検証委員会に当事者が入った意義
・「生活保護受給者」から「生活保護利用者」へ
・小田原市だけの問題なのか
・不正受給より「受給漏れ」の方が深刻
・自民党の公約実現のための生活保護基準引き下げ
・「ここから下は貧困」と定めるライン
・厚生労働官僚はどのように痕跡をもみ消したのか
・再度の生活保護基準引き下げ
・「貧困スパイラル」という「悪魔のカラクリ」
・「健康で文化的な生活」とは
・生活保護基準と年金額の比較は無意味
・生活保護法から生活保障法へ

【第4章】見えなくさせられた人たちとつながる
・『路上脱出ガイド』を作成、無償配布
・『路上脱出・生活SOSガイド』への名称変更
・待っているだけでは出会えない少女たち
・漂流する妊婦を支える
・実質的な「ホームレス」を支援する団体が増加
・新たな基金を作り、緊急宿泊支援に助成
・差別と偏見による分断
・政治と差別をテーマに110人が参加して集会
・「障害の社会モデル」、変わるべきは社会環境だ
・健康格差を生じさせる社会的要因
・当事者の「語り」に触れることが重要
・貧困対策にも分断が持ち込まれている
・緊縮マインドが分断を招く
・誰も路頭に迷わせない東京をつくる
・年末年始に「人生初の野宿」を経験
・公的支援は事実上、機能を停止
・仙台で始まった「大人食堂」の取り組み
・新宿で「年越し大人食堂」を開催

おわりに
・閉ざされた扉が開いても
・社会的包摂を越えて
・日々の実践を積み重ねる

【著者紹介】
稲葉剛 (いなば・つよし)
一般社団法人つくろい東京ファンド代表理事、認定NPO法人ビッグイシュー基金共同代表、立教大学客員教授、住まいの貧困に取り組むネットワーク世話人、生活保護問題対策全国会議幹事。1969年、広島市生まれ。東京大学教養学部卒業(専門は東南アジアの地域研究)。在学中から平和運動、外国人労働者支援活動に関わり、94年より東京・新宿を中心に路上生活者支援活動に取り組む。2001年、湯浅誠氏と自立生活サポートセンター・もやい設立。09年、住まいの貧困に取り組むネットワーク設立、住宅政策の転換を求める活動を始める。著書に『貧困の現場から社会を変える』『生活保護から考える』、共編著に『ハウジングファースト』など。

 

 

商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「大人の貧困は自己責任」という不寛容が日本社会を覆っている。日々の寝泊まりにも困り、生活に困窮している人々が自ら声をあげにくい風潮はますます強まっている。住居を喪失した人が失うのは、生活の基盤となる住まいだけではない。その果てにあるのは、生存そのものが脅かされる恐怖だ。20年以上、現場を見て歩いてきた社会活動家が「社会的に排除された側」からこの国を見つめ直す。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

稲葉/剛
一般社団法人つくろい東京ファンド代表理事、認定NPO法人ビッグイシュー基金共同代表、立教大学客員教授、住まいの貧困に取り組むネットワーク世話人、生活保護問題対策全国会議幹事。1969年、広島市生まれ。東京大学教養学部卒業(専門は東南アジアの地域研究)。在学中から平和運動、外国人労働者支援活動に関わり、94年より東京・新宿を中心に路上生活者支援活動に取り組む。
2001年、湯浅誠氏と自立生活サポートセンター・もやい設立(14年まで理事長)。09年、住まいの貧困に取り組むネットワーク設立、住宅政策の転換を求める活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
 
 
 
この本に書いてあることは弱者救済でそれは美しいことです。
弱者を助けよう!には賛成ですが大問題があります。
ホームレス支援、失業者支援、シングルマザー支援、ネグレクトのこども支援、外国人労働者支援等が取り上げられているが、財源の話がほぼされていない。
少子高齢化で財源不足の現代日本では災害時のトリアージのような対応が必要不可欠。
日本の社会保障はもはや綺麗事で処理できないのはある程度の知識人なら常識。
実現不可能な話をなされるのはどうかと思います。
 
 
 
現代人は読むべきだと思った。
読みやすくてわかりやすい。授業で取り上げて欲しい。
 
 
 
本書のような内容の本が出版されるということ、著者のような方が活動されており、それを支える多数の方がいるということに勇気を得た。
特に生活保護費の引き下げについての問題点はとても分かりやすかった。(155ページ~)
さまざまな問題点があり、一筋縄ではいかないが、真剣に向き合い努力されている方も大勢いる。日本もまだまだ捨てたもんじゃないと思った。
 
 
 
普段、目にしない、仮に気がついても目を背けている貧困問題のリアルを、現場にいる筆者ならではのするどい視点で告発する必読書。現政権の愚策はもちろんのこと、一部の「上級国民」と大多数の貧困国民を作り出し続ける構造自体を変える必要性を強く感じた。

近代人の自由と古代人の自由・征服の精神と簒奪 他一篇

2020年06月21日 10時23分19秒 | 社会・文化・政治・経済

近代人の自由と古代人の自由・征服の精神と簒奪 他一篇

著者 コンスタン 著 , 堤林 剣 訳 , 堤林 恵

小説『アドルフ』の著者として知られるフランス自由主義の思想家バンジャマン・コンスタン(一七六七―一八三〇)の政治論集。古代と近代の自由の違いを明確にした有名な講演、強権的支配を批判してナポレオン後のリベラルな政治体制の確立を訴えた著作とともに、両著を支える重要な小論「人類の改善可能性について」を収録する。

目次

近代人の自由と古代人の自由
征服の精神と簒奪(征服の精神について;簒奪について)
人類の改善可能性について

 

二つの自由概念は、アイザイア・バーリンの説が有名である。積極的自由と消極的自由の区別で、バーリンは後者こそ重要だとした。消極的自由をより重視するのはJ・S・ミルである。一方、フロムやアレントは積極的自由、古代人の自由、自己実現を重視する。シヴィック・ヒューマニズム=共和主義の発掘に取り組んだポーコックは共和主義の自由、徳の発揮=積極的自由を蘇らせたが、ポーコックのスペクトルでは、参加民主主義を重視する自由主義者は多かれ少なかれ共和主義者でもあることになる。Q・スキナーはポーコックの二分法に反対した。共和主義者の自由概念はかならずしも消極的自由ではないというのである。コンスタンもまた古代人の自由と近代人の自由の相違に注目した。論争はあるけれども、まずはコンスタンの議論を味わいたい。

 

古代ギリシャでは、国家の政治に参加することが自由。一方で、国が大きくなった現代では、一人の政治的役割が小さくなり、個人の自立を犠牲にしてまで国家運営に参加するメリットがない。政治的権力の行使のために私的な快楽を犠牲にすることを強いるのはアナクロニズム。だからこそ代表制が必要。戦争と商業とは同じ目的を目指したもので、商業が発達した現代において国民を非合理な戦争へと駆り立てることは時代錯誤。時代ごとの価値観の変遷を相対主義的に見るのではなく、人類の改善の一直線的運動として(戻る必要はない)考える。

 

あの『アドルフ』のコンスタンの著作なんですよね。岩波文庫から創刊されたのが、まだ2か月ほど前でしょうか。本屋で買おうかと迷いました。-「時代ごとの価値観の変遷を相対主義的に見るのではなく、人類の改善の一直線的運動として(戻る必要はない)考える」ーなるほど。マルクスの歴史観に先鞭をつけるものだったのかもしれませんね。このレビューを拝読させて頂いて、読む事に決めました。ありがとうございました。

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アンリ=バンジャマン・コンスタン・ド・ルベック(Henri-Benjamin Constant de Rebecque,1767年10月25日 - 1830年12月8日)は、スイス出身のフランスの小説家、思想家、政治家。心理主義小説の先駆けとして知られる「アドルフ」が名高い。他に自由主義思想家でも知られる。
フランスロマン主義を代表する人物の一人でもある。政治評論、宗教論など多彩な執筆活動や政治活動を行った。
1806年頃より小説を執筆する。この頃執筆した小説がもとになり、後に心理主義小説の先駆けとなった「アドルフ」ができる。また同年、政治哲学の大著「政治原理」を執筆。宗教論に関する 著作も活発にし、敬虔主義的な様相を見せていた。
1811年に夫婦でゲッティンゲンに滞在。「わが人生」を執筆。また、1814年にナポレオン没落後に、パリに戻り反ナポレオン的な著作を活発にする。しかし、百日天下でナポレオンが一時的に復活すると、一転してその政府に加わり、世の非難を浴びた。 この頃単身パリにおり、スタール夫人の友達であるジュリエット・レカミエ(レカミエ夫人)に熱烈な恋心を抱く。ナポレオンが再び没落した後、イギリス・ロンドンへ亡命する。当地で「アドルフ」を出版。他「百日天下回想録」を執筆。
ルイ18世が即位すると王宛てに「弁明書」を書き、許されて1816年に再びパリに。翌1817年長年愛人であったスタール夫人の訃報に接し彼女に対する論説を発表。この頃には自由派のリーダーのひとりに目されていた。1818年には今までの政治的な著作を集めた「立憲政治講義」を出版。
 以降、1830年まで執筆活動や講演、政治活動を積極的に行い、自由主義擁護の立場から奴隷売買反対キャンペーンなどを行い、民衆から熱烈な支持を受けた。最晩年には七月革命において成立した七月王政を支持していた。
1830年12月7日に63歳で死去。彼の葬儀は熱狂的な支持を集めていたパリの民衆の手によってきわめて盛大に行われた。

 

 


女子高生100人に聞いた「理想の父親」 1位に木村拓哉

2020年06月21日 10時16分07秒 | 事件・事故

6/21(日) 8:04配信
オリコン

 21日は父の日。ORICON NEWSでは女子高生100名に「理想の父親について」と父の日の過ごし方についてのアンケート調査を行った。

 「理想の父親」だと思う有名人TOP5

  1位 木村拓哉      30人
  2位 田中圭      11人
  3位 ムロツヨシ     5人
    4位 賀来賢人      4人
  5位 ヒロミ       4人
 
 
 1位に輝いたのは木村拓哉。「かっこよすぎるー!!」「誰から見ても理想の人」「男らしくてかっこいいから」と、トップスターの座を維持し続ける木村への手放しの称賛コメントが並んだ。また、私生活でもKoki,とCocomiという2人の娘を持つパパである木村。それそれのSNSで仲むつまじい写真や動画を度々公開し話題となっていることもあり、「cocomiちゃんとKoki,ちゃんのインスタライブなどを見ていてとても良い家族だなと思ったから」「娘たちに全てがかっこいいなんて言われる父親なかなかいない」と、親子仲の良さを理由にする声も多かった。

 2位は田中圭。大ブレイクした「おっさんずラブ」(2018年)のイメージが強い田中だが、プライベートでは、11年にドラマの共演をきっかけに、女優のさくらと結婚。8歳と3歳の娘がいる。そんな田中には「優しそうだし子供と仲良さそうだから」「よく面倒見てくれそうだし頼れる」とよきパパとしての印象をもつコメントが並んだ。

 3位は、ムロツヨシ。TOP5中で唯一の独身であるムロだが、「一緒に色んなことを楽しんでくれそう」「いつも笑わしてくれそうだし、家庭のこともしっかりと考えてくれそうだから」「優しそう」とのコメントが寄せられた。福田雄一監督の手掛けるドラマの常連で、「福田組」の一員としてコメディ俳優のイメージがそのままコメントにも影響しているが、近年演じる役の幅を広げていることもあり「優しそう」という評価も多い。

 4位には、賀来賢人とヒロミが同率で並んだ。賀来には、「奥さんと同様、とても大事に育ててくれそうだし、楽しそうだから」「毎日が楽しそう」といった声が。賀来は、16年に女優の榮倉奈々と結婚。17年に第1子が誕生している。ヒロミは、1993年にタレントの松本伊代と結婚。俳優として活動する長男・小園凌央を含む2人の息子がいる。ヒロミには、「奥さん思いで子供たちにもしっかりと愛情を注いでいるから」「奥さん思いだし、自分の子供しっかり愛してそうで、自分の趣味もきちんと持ってるから」と、家庭を大事にする父親としての顔を評価するコメントが多かった。

 また、「父の日に何かする予定があるか」という質問には、

 ある 60人
 ない 40人

 さらに「ある」と答えた人に、具体的な内容を聞くと、もっとも多かったのは、「プレゼントをあげる」(26人)で、定番の「ネクタイ」「ハンカチ」「お酒」といったものから、中には「ブランドの時計」と高価なものをあげる人も。また、その他にも「オリジナルカレンダー」「グラス」「チョコ」「手作りのもの」など、個性あふれるプレゼントをそれぞれ考えているようだ。続いて多かったのは、「料理を作る」(14人)で、「ケーキを作る」(5人)「大好物を作る」といったもの。続いて、「手紙を書く」(7人)「メッセージを送る」(4人)。昔ながらの手紙か、LINEやアプリを使うという手段の違いこそあれ、日頃なかなか言えない父親への感謝を伝えるという思いに変わりはないようだ。

(調査協力:株式会社アイ・エヌ・ジー)

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ジョンズ・ホプキンスがコロナ抗体に対応する研究

2020年06月21日 10時13分50秒 | 医科・歯科・介護

2020年5月23日 

トランプ米大統領が新型コロナウイルス感染症(COVID19)の治療薬として推奨している抗マラリア薬の「ヒドロキシクロロキン」と「クロロキン」は、死亡と心臓疾患のリスク上昇に関連していることが研究結果で明らかになった。ニューヨーク州ではロングアイランドやウエストチェスターを含む2地域が新たに再開基準を満たし、週明けにも活動再開が可能だとクオモ知事が述べた。

新型コロナウイルス感染症の治療につながるか? 回復した患者の「血しょう」を用いた治験が、ついに始まった
新型コロナウイルス感染症「COVID-19」の2つの治療法が米国で認可され、治験が始まった。いずれも発症後に回復した患者の血液から抽出された血しょうを用い、ヒトの免疫系が細菌に対抗するために生成する抗体からつくられるものだ。どちらの治療法も、多くのリソースを必要とする重症化を抑えることが期待されている。

世界的に感染が拡大している新型コロナウイルス感染症「COVID-19」に対する2つの治療法について、米食品医薬品局(FDA)が全国規模での治験の実施と、それと同時並行するかたちで数百の病院において実際の治療に用いる計画を承認した。
この2つの治療薬は、回復期血しょう(血漿)と高免疫グロブリンと呼ばれるものだ。どちらも感染症であるCOVID-19から回復した人の血液から抽出され、ヒトの免疫系が細菌に対抗するために生成する抗体からつくられる。

「これは研究において重要な領域のひとつです。回復した患者の血液からつくられた治療薬の使用により、COVID-19が治癒する可能性があります」と、FDA理事のステファン・ハーンは今回の治験の発表に寄せた声明で述べている。「FDAは、回復期血しょうへのアクセス拡大の促進を目的とし、産業界、学術機関、政府当局間の提携を築くための重要な役割を果たすことができました。このことは、危機に際して米国民を救うため、われわれがいかに団結して迅速な行動をとることができるのかを確かに示した素晴らしい一例です」


特集・新型コロナウイルスと「世界」の闘い
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大は、世界をどう変えるのか? いま知っておくべきこと、研究開発のいま、社会や経済への影響など、『WIRED』ならではの切り口から最新情報をお届けする。
100年前からある手法の応用

すでに医師たちは、COVID-19の重篤患者に対してほとんど手当り次第に抗ウイルス薬をはじめとするさまざまな治療薬を投与している。なぜなら、それ以外に選択肢はないからだ。

米国ではCOVID-19専用に認可された医薬品やワクチンは存在しないので、あらゆる新たな可能性に期待がかけられている。科学者たちは有望な複数の治療薬の試験を進めており、回復期血しょうと高免疫グロブリンも対象に加えられることになった。

ほかに治療薬としての可能性が期待されているものとして、エボラ出血熱用の治療薬であるレムデシヴィルや、特に大きな期待がかけられている抗マラリア/免疫抑制剤のクロロキンおよびヒドロキシクロロキンなどがある。

ある疾病から回復した人の血液製剤を使用するという手法は100年前からあり、これまでにもワクチンや抗生物質に用いられてきた。1918年、ポリオに対する血液製剤の使用からヒントを得たマサチューセッツ州のある海軍病院の医師ふたりが、インフルエンザから肺炎を発症した患者にこれを試験的に投与し、十分な効果が得られたことから、さらなる試験が実施されることになった。

有効性に関する実際の研究の質は長い年月においてばらつきがあるものの、医療従事者は重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)、エボラ出血熱に対して回復期血しょうを用いてきた。そしていくつかの研究(小規模で予備的なものではあるが)では、回復期血しょうが新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)にも効果を発揮する可能性があるという結果も出ている。

すでに始まった回復期血しょうの投与

こうした背景から、FDAは既存の患者に対する血しょうの確保を進めると同時に、研究者にはより厳密な研究を開始するよう求めることになった。「これは周知の事実であるかのように思えますが、もしかしたらそうではないのかもしれません。この治療法には、長きにわたってさまざまな特定の利用法が存在してきたのです」と、メイヨー・クリニックの生理学者のマイケル・ジョイナーは言う。彼は今年3月、COVID-19の治療法を模索する研究者による特別連合チームの立ち上げを主導した人物だ。

ジョイナーは今回FDAに承認された治療法に関して、40カ所での治験の実施をとりまとめている。また、科学研究についてはジョンズ・ホプキンス大学の研究者らが中心的な役割を担うことが決まった(ジョイナー自身もまだ医学生だった1980年代に、B型肝炎予防として今回の治療薬の変異形であるガンマグロブリンの投与を受けている)。

すでに一部の病院では、重篤な状態にあるCOVID-19患者に対して回復期血しょうの投与を実施している。これは「コンパッショネート使用」と呼ばれるもので、今回のケースではFDAから緊急の「臨床試験用新医薬品」認可が下りたことで可能になった。コンパッショネート使用とは、患者に対してほかに治療の選択肢がない場合に、通常なら処方を認められない医薬品を医療従事者が処方することを認める制度だ。

ヒューストン・メソジスト病院の病理学および遺伝子医学部長であるジェームズ・マッサーは、ジョンズ・ホプキンス大学の免疫学者で、今回のパンデミック(世界的流行)の早い段階で回復期血しょうの使用を提案したアルトゥーロ・カサデヴァルの友人のひとりだ。マッサーはこの提案に乗るよう病院に働きかけ、ドナーの呼びかけ(新型コロナウイルス検査で陽性が確認され、最低14日間無症状であることが対象者の条件となっている)を進めている。

ヒューストン・メソジスト病院は、すでにコンパッショネート使用による輸血を実施している。「昨日までの時点で4人の患者に輸血しました」と、マッサーは4月2日に語っている。彼はこの時点で、4日には5人目の患者に血しょうの投与を行うことになるだろうと話していた。

効果はあったのか?

では、効果はあったのだろうか?

「実のところ、まだそれを語るにはあまりにも時期尚早です」と、マッサーは言う。「全国的に比較対照試験を実施する必要がありますし、何よりもこれが安全な治療法なのか判断しなければなりません。安全だと考えられる理由は数多く挙げられますが、実際どうなのかはわからないのです」

これまでは、血しょうをこのような直接的なかたちで治療に使用する場合は、基本的に患者1人ずつをベースに実施してきた。しかし、今後はその規模が拡大されることになる。

FDAの承認内容のひとつがアクセスの拡大だ。これは各地の多数の血液ドナーから集めた血しょうを全国各地の数百もの病院に送り、まだ人工呼吸器が必要ではないがCOVID-19の症状が悪化し始めた患者に投与できるようにすることを目的としている。

FDAはジョイナーが所属するメイヨー・クリニックに対し、各地の病院での血しょう利用に対する単一の許可権限を与えた。また、国内では血液の回収および輸送能力において右に出る組織はないとみられる米国赤十字社が、流通を主導するという。

重症化を避けられるか

実際のデータ収集用の治験は、ジョンズ・ホプキンス大学および全米各地の病院で並行して進められる。科学者たちは血しょうによって、人工呼吸器を必要とするほどには症状が深刻化していないCOVID-19患者の状態が改善するのか知りたがっている。

もし改善が見られれば、リソースを多く必要とする重症化を避けることにつながる。また一部では、新型コロナウイルスに接触していながらも感染には至っていない人々に対して血しょうが投与されるという。ウイルスに晒されたあとに実施できる予防策は、感染者と接触することで大量のウイルスに晒され、なかには完全な防護装備を着用せずに業務を続けている可能性もある医療従事者たちにとって、文字通り「救命具」になるかもしれない。

血しょうのコンパッショネート使用に加え、ヒューストン・メソジスト病院は新たに承認された治験体制を導入する機関のひとつだ。ウィスコンシン大学マディソン校も同様で、同大学の麻酔専門医であるウィリアム・ハートマンがこの規定に関する調整を進めている。

「わたしたちは特に重篤な患者をいかに救えるかを探っています。患者の症状を軽減し、感染期間を短縮する方法を見つけるよう取り組んでいます」と、ハートマンは語る。ウィスコンシン大学も、すでにドナーの呼びかけを進めている。「呼びかけを始めてから、わたしへのメールや病院への電話での問い合わせが寄せられています」

困難に挑む専門家集団

実際のところ、ドナーを見つけ、血液から血しょうと高免疫グロブリンをつくり、それを必要としている病院に届けることは、すべての過程のなかで最も困難と言えるかもしれない。そのうえ、それをドナーと提供を受ける患者へのインフォームド・コンセントのガイドライン内で実施し、結果データの追跡を継続しなければならないのだ。

これらを実現させるには、医療従事者、医学研究者、そして献血センターの運営者の協力が必要となる。しかもこの話が1週間も経たないうちにまとまったのだ。

「わたしたちは高い専門性を有し、深い知見をもった人々が所属する全米中のトップ機関と対話を重ねています」と、メイヨー・クリニックのジョイナーは言う。「それにこのような規定に対応し、リサーチやコンプライアンスを理解することができる真の専門家たちがいる数多くの組織とも話し合いを進めているのです」


【新型コロナ】抗マラリア薬で死亡リスク上昇か-ワクチン候補に進展
Bloomberg News
2020年5月23日 4:02 JST

英国のオックスフォード大学と製薬会社アストラゼネカは、COVID19予防ワクチン候補の後期臨床試験を実施するため、1万人余りの被験者の募集を開始した。両者のワクチン候補は、世界で最も実用化に近づいている1つとみられる。

  米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ ファウチ所長は、米モデルナのコロナワクチン候補を「慎重ながら楽観視」していると述べた。その第1相試験結果について、全てのデータが数週間以内に開示されると見込んでいると語った。

  ブラジルのボルソナロ大統領と州知事は、経済省が提案した財政支援パッケージを承認した。同国では21日に1日当たりの死者が1188人と、過去最多を更新した。

  中国は「世界経済・貿易環境に関する巨大な不確実性」を理由に2020年国内総生産(GDP)成長率の数値目標設定を見送ると、李克強首相が政府活動報告で明らかにした。インド準備銀行(中央銀行)は景気支援を目的に緊急利下げを実施した。

  世界の新型コロナ感染者は515万人を突破、死者は33万5000人を上回った。米ジョンズ・ホプキンス大学とブルームバーグ・ニュースの集計データで明らかになった。

 


<知のコミュニケーション>と人間力

2020年06月21日 09時36分31秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

そもそもコミュニケーションとは、「互いに意思や感情、思考を伝達し合うこと」などと説明されるが、もともと「分かち合う」「共有する」という意味が含まれるとされる。
特に<知のコミュニケーション>では、学びの場を「分かち合う」ことが大切である。
総じて、デジタルはどうしても、思いを分かち合いにくいという点でコミュニケーションが十分ではない。
つまり「心が伝わりづらい」のである。
デジタルが抱える問題が、コミュニケーションの一つである「シェア」(共有すること、分かち合う)という行為にも見られる。
今は「シェア」の時代である。
ウェブ上のさまざまなサイトやニュース、SNS上のシェアは、人を鋭く痛みつける誹謗中傷さえ<1タップ>で拡散できてしまう。
しかし、シェアの手軽さは、責任の軽さを生みかねない。
デジタル世界のシェアは「分かち合う」ことの本義から離れてしまっているからである。
本来のシェアは、複数の人による相互性で成り立つ。
例えば、目の前の人と、何か好きなものや良いことを分かち合えば、喜びや感謝などの気持ちが返ってくる。
だからこそ、目の前にいる見知らぬ人を突然、誹謗中傷することはしない。
しかしデジタル上のシェアは、発信によっては、不特定多数の人が目にすることになる。
また他者からの反応を無視することさえできる。
そうなると、受け取る側との対等なコミュニケーションが成立しないという<一方的なシェア>であるため、相手を思いやる想像力に欠けてしまい、真の「分かち合い」にならないのである。
「相手の側に立つ」ことが問われているデジタル社会の課題。
デジタル時代に生きていく武器は、「人間力」ではないだろうか。
匿名性の高いSNSであるが、他者に及ぶす影響に対して無責任であっていいはずはない。
あえて言えば、「人間力」を高めれば、誹謗中傷に押し潰されることはないはず!


知のコミュニケーション―言葉の外に真のメッセージあり .

2020年06月21日 08時43分41秒 | 社会・文化・政治・経済

相川 浩 (著)

内容(「BOOK」データベースより)

本書は、大学における教養学科の学生むけの言語表現法の教科書、さらに一般むけの教養書、社会に出てからのコミュニケーションに役立つよう考慮のうえ書かれたものです。それと同時に、結婚して家庭に入ってからも、家庭内のコミュニケーション、そして子供たちの世代のことば教育にも活用出来るよう構成してみました。
正しく、美しく話すための言葉ではなく、言語という限られた表現手段をコミュニケーションにどう生かすかという視点で、言語哲学的角度、コミュニケーション論、文化人類学の要素をとりいれた言葉の本。
 
 

トランプ氏集会、スタッフ6人がコロナ陽性

2020年06月21日 08時30分10秒 | 社会・文化・政治・経済

配信

【AFP=時事】米オクラホマ州タルサ(Tulsa)でドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領が20日に開く予定の選挙集会で、スタッフ6人が新型コロナウイルス検査で陽性反応を示した。トランプ陣営が発表した。
 タルサでの集会は、新型ウイルスの流行で選挙運動が停止されて以降、トランプ氏が開く初の集会で、約2万人を収容できる屋内アリーナで開かれる予定。米国では同市を含む一部の州・都市で流行が終息しておらず、開催直前にスタッフの感染が発表されたことで、同集会が感染拡大の場となることへの懸念が高まるとみられる。  
トランプ陣営は発表で、集会開催前にスタッフ全員が新型ウイルス検査を受けたところ、「数百人のうち6人が陽性反応を示し、直ちに隔離措置が取られた」と説明。陽性のスタッフやその接触者は集会に参加せず、参加者らに接近することはないとしている。【翻訳編集】 AFPBB News
 

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競輪・車券のプロは存在するのか?

2020年06月21日 02時59分47秒 | 未来予測研究会の掲示板

競輪・車券のプロは存在するのか?

競輪で毎月稼ぐプロの「素人でも稼げる必勝法?!」
 
 ―[[ギャンブルで稼ぐ]必勝法]―


一口にギャンブルといえば、“破滅への入り口”などとも言われるが、自分なりの必勝ロジックを駆使して“勝ち組”の人がいることも事実。技術、メンタル、資金管理術を徹底すれば、バクチは運を凌駕するのか? 各ジャンルにおいて継続して結果を残している人たちの声を聞き、夢の100万円オーバーを目指してみた!  <競輪>3連単より3連複。軍資金を抑えて穴狙い  
 近年、興行面で苦戦続きの競輪だが、「他の公営ギャンブルよりもレースが荒れやすく、穴党向け」と語るのは、月イチペースで100万円オーバーの車券を当てる、専門紙競輪担当記者のN中氏。   
競輪の場合、大半はレース終盤まで選手間で「ライン」と呼ばれる数人単位のチームを組んで共同戦線を張る。通常は所属地域が近い者同士で組むが競輪学校の同期同士で組むケースなどもあり、誰が同じラインかを把握したうえで予想するのは初心者には難しい。 
 でも、万車券の出るレースではラインが崩れるので、穴狙いなら無視してOK。むしろ、選手の成績を数値化した“競争得点”を重視します。新聞の出走表に載っているので、これを参考にします。
競輪 購入するのは1~3着を順位に関係なく予想する3連複。
上位3着の順位通りに予想する3連単ほどの配当はない分、軍資金を抑えられるメリットがあるという。 
 競輪は通常9人、一部のレースは7人で行われます。

例えば、出場9人のレースの場合、競争得点順に上位4人、下位の5~8位、最下位の3つに分けます。

3連複で高配当を狙うなら、上位グループ1人、下位グループ2人の組み合わせの車券が基本線。なお、得点最下位の選手は無視します。
 穴党の間では知られた予想法で、応用編として上位2人、下位1人の組み合わせによる中穴狙いも。  
「それと(1)-(2)-(3)のような連番、(2)-(4)-(6)や(1)-(3)-(5)などの偶数目、奇数目は避ける。
よく言われていることですが根拠はなく、車券の買い目を絞るためのマイルールだと思ってください」  
 この買い方で万車券を一日3回当てたこともあるそうで、「1点500円ずつの購入なら一日10万円以上儲けることもザラ」とか。  
「3連複と聞くと、『どれだけ買い目が広いんだよ!』と思うかもしれませんが、実はこのルールに沿った組み合わせは19通りだけです(※)。

これなら、当たりそうな気がしませんか?」 


平成政治史

2020年06月21日 02時59分47秒 | 社会・文化・政治・経済

大嶽 秀夫 (著)

政党が集合離散を繰り返し、政界再編に明け暮れる一方、SEALDsや脱原発運動等の新型の社会運動が注目を集めた。日本政治、激動の三〇年を鋭く描く。

内容(「BOOK」データベースより)

冷戦の終焉とともに始まった平成政治。選挙制度改革による政権交代の実現と、自民党一党優位制打破が期待されたが、細川・村山政権や民主党政権に国民が失望する一方で、危機に立たされた自民党は自公連立、小泉改革、安倍政治によって政権の盤石化に成功した。なぜこのような結果になったのか。各政党の動きとその時々の内外の政治課題を巧みに織り交ぜて解説しつつ、SEALDsや脱原発運動、在特会など新しい社会運動の動向にも注目。
激動の三〇年を俯瞰する政治史決定版。
 
ロシアの側から見ると、中国の台頭は脅威であり、中国と日本が接近することは何としても避けなければならないリスクであった。
北方領土問題は、何を意味するのか。
ロシアにとって、北方領土問題の譲歩は、<日本をロシアにつなぎ止める重要な切り札(綱)。
2007年「クリル開発計画」を始めた。
これは北方領土の「ロシア化」と著者は指摘する。
この「ロシア化」にとって、日本への返還は困難になった。
しかし、ロシア側が呼び掛けている共同開発の道は残されている。
さらには「共同統治」という譲歩案もロシア側から出ている。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

大嶽/秀夫
1943年生まれ。東北大学名誉教授、京都大学名誉教授。政治過程論、日本政治。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
 
 
 
平成政治史の本。この本の中で日本の政治、政治団体について言われていることがそのまま当てはまる本。つまり、若さに乏しい。平成の政治史的出来事がたくさん書かれているが、それ以上の何物でもない。たくさんの政治家に会ってインタビューしたことを自慢しているが、それがどこに生かされているのか分からない。はじめからポピュリズムという言葉を使い、河野洋平等多数の政治家にポピュリストというレッテルを貼り付けて、47ページになって初めて、「大衆迎合主義」政治家の意味ではないとする。なぜか、その後、ポピュリズムはあまり出てこない。国政の話は新味なくつまらないが、社会運動の部分はちょっと面白い。ネトウヨについての考察は引用文献中心であっても、まずまず読ませる。同じ若者の運動なのに、シールズには無理難題をふっかけている感じで、酷い。公明党はあまり面白くないが、日本共産党の部分は面白かった。全体としては平凡な本。科研費に値するような研究とは思えない。科研費はもっと若い、意欲的なーーー。
 
各内閣を扱った章、特定テーマを扱った章、各政党を扱った章が交互に配置されている点でパッチワーク。
特定テーマは、日米構造協議、社会運動、原発推進と脱原発、外交。各政党は、公明党(と創価学会)、共産党、民進党と立憲民主党。
自民党については各内閣を扱った章が「平成の自民党」と題され、これがⅠ・Ⅱ・Ⅲと三つの章があり、民主党については「民主党政権」としてひとつの章が割り当てられている。
場当たり的に資料が揃った部分についてパッチワーク的に書きました、というふうにしか読めない。

アンバランスというのは扱う対象に対するスタンスについて。
簡単に言ってしまえば、安倍政権に対して極めて好意的。他の自民党政権や民主党政権には批判的で、さらには公明党や共産党に対しても同様であって、スキャンダルや不手際も書き連ねているのに、安倍政権についてはほとんどその種の言及がない。第二次安倍政権は長期政権となっているのに、アベノミクスに関する記述だけで終えているのは、いくら何でもおかしい。実際に何が起きていたのかは別にしても、安倍政権下では様々な疑惑があって、それが政権を揺るがしたことは政治史を書く以上は言及すべきだ。少なくとも財務省における公文書改竄なんて、日本政治史上の大事件だと思うが、一切言及されていないのは明らかにアンバランス。
安倍政権に好意的なスタンスは社会運動に関する章でも表れており、日本会議やネット右翼に対しては好意的な書きぶりなのに、活動を終えたSEALDsに対してはないものねだり的な因縁をふっかけている。

ごく一面を切り取った「平成政治史」といったところで、強いて読むべき本ではないだろう。
 
 
31年に及んだ平成時代の政治を回顧する本であるが、歴代の政権を時系列で追うという形はとらず、「自民党」「公明党」「共産党」「社会運動」「原発推進と脱原発」「民主党政権」「外交」などのテーマ別に、それぞれの変遷を紹介している。
 振り返ってみると、平成の政界は、万年与党だった自民党が下野したり、多くの政党が誕生しては消えてゆくという激動の時代だったなとしみじみと思った。
 この種の、平成の政治を総括する本はいくつも出版されているが、本書は他の本よりも少し見劣りした内容だった。政党の変遷と変化についての考察は良かったが、内容を詰め込み過ぎて、焦点がぼやけてしまっていた。正直、あまり面白くなかった。
 

天才の考え方

2020年06月21日 02時59分47秒 | 社会・文化・政治・経済

加藤 一二三 (著), 渡辺 明 (著)

令和の将棋界は戦国時代である。若手棋士が虎視眈々とタイトル獲得を狙う。AIを駆使し研究に余念がない。もはや将棋界は新時代に突入した。そして、中学生棋士の藤井聡太とは何者なのか?本書は、AI世代最強の渡辺明棋士とアナログ世代代表の加藤一二三棋士が平常心、集中力、決断力など勝負哲学をすべて公開。二人の「天才」が、天才になるための極意を語り合う「公開対局」が初めて実現!!天才の考え方が分かる一冊。

内容(「BOOK」データベースより)

「AI思考」と「アナログ思考」の違いは?「昭和世代」と「デジタル世代」の頭脳は?「ひらめき」と「長考」の勝率は?「記憶力」と「集中力」の重要度は?ほか、大山康晴(十五世名人)から藤井聡太(七段)まで。昭和から令和の棋士を徹底分析!

著者について

加藤一二三
1940年、福岡県生まれ。早稲田大学中退。54年、当時の史上最年少記録となる14歳7カ月で四段に昇段してから、2017年6月20日の引退まで、62年10カ月にわたりプロ棋士として活躍した。通算成績は2505戦1324勝1180敗1持将棋。現役引退時点で、勝利数は歴代3位、対局数と敗戦数は歴代1位。名人(1期)、十段(3期)、王位(1期)、棋王(2期)、王将(1期)と五つのタイトルを計8期獲得した。17年1月には、史上最高齢となる77歳0カ月での勝利。将棋界で6人目(当時)となる紫綬褒章を受章ローマ法王、ヨハネ・パウロ2世から聖シルベストロ騎士勲章を受章。近年は、「ひふみん」の愛称でテレビのバラエティー番組など多くのメディアに出演。17年、仙台白百合女子大学客員教授に就任した。

渡辺/明
1984年東京都生まれ。棋王、王将、棋聖の3冠王(2020年4月時点)で現役最強棋士。加藤一二三、谷川浩司、羽生善治に続き、史上4人目の中学生棋士となる。竜王戦は2004年に獲得して以来、12年まで9連覇を果たした。竜王連続9期、通算11期はともに単独首位である。竜王(11期)、王座(1期)、棋王(8期)、王将(4期)、棋聖(1期)を獲得。居飛車党で、攻めの棋風。自玉を固めてから細かい攻めを繋げることに関しては定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
 
「渡辺三冠vs"ひふみん"」の天才論議。これまで私の見た所、羽生は"ひふみん"に対して一定の敬意を払っている一方、渡辺は単なる変人だと思っている節があり(渡辺が奨励会時代(コンビニがない頃)、深夜に"ひふみん"から「バナナを買って来て」と頼まれた怨みもある)、内容に関して興味津々だった。本対談の企画者は辣腕(剛腕)である。

と思ったら、"看板に偽りあり"で、2人の対談は100(中間点)~140頁だけで、その前後は各々の将棋観を綴っている。前半の渡辺の将棋観は最近の好調を反映したある種の勝負術と心構えで、"ひふみん"のそれはお馴染みの「直感が95%(直感精読)」を中心としたもので目新しさはない(双方に羽生が登場するのは必然)。対談では渡辺が聞き手の様な形で"ひふみん"の奔放さを引き出している(渡辺も大人になった)が、序盤研究(AI)を重視している最近の渡辺と中終盤を重視する(アナログ派の)"ひふみん"との差がクッキリと出て、藤井(聡)や豊島が言及される理由が"ひふみん"に理解出来ただろうか ? (まあ、AIの読みより私の方が速いと豪語している位だから気にしていないと思うが) 後半の渡辺のエッセイは前半の続きの様(一昨年のスランプから立ち直った理由)であるが、今後の将棋界の展望を俯瞰している点が興味深い。「AIが将棋を進化させたとは思わない(10年前の将棋の方が充実していた)」と言い切っている点も奥深い。後半の"ひふみん"のエッセイは(相変わらず自身を引き合いに出した)藤井(聡)を中心とした、豊島、渡辺などの天才論だが、渡辺同様に今後の将棋界の展望を俯瞰している点がこれまた興味深い。

本書中、大山や升田の話が出て来るが、その時代の棋士とAI・現代棋士との強さの比較は無意味という点では両者同一である。期待していた程、荒れた対談にはならなかったが、棋士の考え方、現代将棋のあり方が窺える好著だと思った。
 
 
それは、人間特有の直観と計算の違いと言っても良い。
現代将棋は、技術革新が速く事前の情報処理能力が勝敗の五割を決すると云われている。
つまり、AIを使いこなせないと置いてけぼりとなる。
AIは、解を出す。その解を詳しく調べて記憶するのが基本的作業である。
過っては、棋譜の底に流れているものを感じ取り吸収していた。
解が明解でなければ自分で考えていた。それが、変わってしまった。
藤井七段もその骨格は、アナログで築かれている。
AIで築かれた棋士が登場するのはこれからである。楽しみでもあるが人間臭さがなくなっているのかもしれない。
渡辺三冠は33歳の時、勝率四割代に落ち込んだ。
だけど、33歳でフルモデルチェインジは不可能なので、長所を生かし短所に足を引っ張られないよう心掛けた。
激落ちした事が幸いし、研究にAIを使う比重を増やした。
その結果は、意外なほど早く復調した。
型を固めるでなくバランス重視型となった。
将棋の世界には、「研究会」と云う文化がある。若き日の羽生・森内・佐藤らが集った「島研」が有名である。
現代では、藤井・永瀬の研究会と言うより練習が知られている。

指す者の心理の綾が良く描き出されていて将棋とは、人間対人間の対決であることが解る。
対談部分は、その性格上か中身が薄い。
 
天才の考え方
渡辺明の思考法①より
p.19「あきらめる」のと「開き直る」のとは紙一重のようでまったく違う。
あきらめて捨て鉢になるのと、半分負けを覚悟し「開き直る」のでは違いは大きい。
かなりの劣勢から勝つ意志をもって捨て身の策に出る、諦めずそこから活路を見出す
一点の目標を捨てなかったことにより、その「点」が次に「線」となっていくのだ。
負けや失敗には必ず理由がある。
負けを経験しているが、そこで自暴自棄にならずにやってきたのがよかった。
「勝負は負けてこそ強くなるのだ」強い人ほど負けた将棋の内容がいい。
将棋界の優れた対局に贈られる「名局賞」で意外なことに羽生さんは負けて将棋での受賞が多い。
最近の将棋は一手ごとに評価値だ出て判定されるが昔は感想戦そのものが真剣勝負だったとは・・・
競走馬と違ってこの世界には親子棋士はあまりいない、プロ棋士になるような子は「尋常ではないほどのめり込める熱意をもっている」「本気で打ち込むことができるかどうか」が問われる。
自分の成長に満足できないときに親や環境を恨むべきではない、人間は場面場面において自分で選択することができるからである。どれだけ努力するかも自分次第である。努力すればどんなことでも
うまくやれるわけではない人間には向き不向きがある。性格を自分なりに生かす方法を見つけられるかが問われる。なにごとにも限界があるが、あきらめてしめば
渡辺明の思考法②より
天才はそこに「解」があるか考える。AI時代とアナログ時代の違いは
そこに「解」があるか否かで、将棋ソフトを使う場合答えを「暗記」する
のが基本的な作業に成る。考える機会が減っている。
加藤一二三の思考法①より
「人生も、将棋も、勝負は負けた地点から始まる」
「直感精読」直感で浮かんだ手を、よく考えて、精読して確かめて指す。
ひらめきは、右脳、論理的思考は左脳なので、双方を大切にすべし。
最近の研究では左脳は覚える、右脳は思い出す。の働きをしているから右手で書いて覚えるのが良いとTVで一手いました。
羽生さんも「直感の7割は正しい」と本に書いている。私は95%である。
直感は「無心」で偏りのない純粋な着眼である。これが私の勝負哲学。
自信を失わなければ、負けは「糧」になる。あの大山永世名人でも弟子入りしようと
した際、「見込みがないから帰れと言われた。」それでもくじけなかった。

第2の藤井聡太は二度と現れない。
若い人こそ読むべき本です。
 
 
 
 

【速報】日本遺産に牛久シャトー、笠間焼認定

2020年06月21日 02時53分04秒 | 社会・文化・政治・経済

配信

シャトーカミヤ旧醸造場施設事務室=牛久市

文化庁は19日、地域の有形・無形の文化財を組み合わせて魅力を発信し、観光振興などにつなげる「日本遺産」に、茨城県牛久市と山梨県甲州市が共同申請した「日本ワイン140年史-国産ブドウで醸造する和文化の結晶」、茨城県笠間市と栃木県益子町が共同申請した「かさましこ-兄弟産地が紡ぐ“焼き物語”」を含む21件を新たに認定した。

「日本ワイン140年史-」は、日本のワイン文化の広まりに貢献した、牛久市のシャトーカミヤ旧醸造場施設事務室などの文化財、「かさましこ-」は多くの陶芸家が美意識を追求し美しい生活造形を生み出す笠間焼の焼き物文化などで構成される。

今回の認定で「日本遺産」は2015年度からの累計で104件となり、「20年度までに100件程度」とした同庁の目標に到達。これまで認定遺産がなかった東京都からも初めて選ばれ、全都道府県に拡大した。このため今回で認定は最後になり、当面追加されない。

茨城県内での日本遺産認定は、水戸市の旧弘道館などで構成される「近世日本の教育遺産群-学ぶ心・礼節の本源」以来5年ぶり。

茨城新聞社

牛久シャトーは、実業家である神谷傳兵衛が、1903(明治36)年に茨城県牛久市に開設した日本初の本格的ワイン醸造場。

フランスに現存した醸造場をモデルに、ボルドー地方の技術を用いて、葡萄の栽培からワインの醸造・瓶詰めを一貫して行なっていました。

現在は、約6万平方メートルある敷地内に、当時の建物を活かした記念館を展開し、ワインの歴史やオエノングループの歴史を紹介しており、多くの方が訪れます。

2007(平成19)年11月には経済産業省より「近代化産業遺産」に認定、2008(平成20)年6月には国の重要文化財に指定されるなど、その歴史的価値の高さが広く認められています。

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外壁塗装の悪徳業者を見分ける4つのチェックポイント

2020年06月21日 02時46分45秒 | 事件・事故

 2015.09.02
by 大橋 修平

一般に外壁塗装工事ほど手抜きをしやすい工事はないと言われている。それほど塗装業界に悪徳業者が多い。実は何十万とある塗装業者の中から、本当に良い業者を選ぶのは非常に難しい。

塗装検討者は結局、他の業者と比較すること無く、たまたま初めて出会った業者で決めてしまう事がほとんどで、後からよく調べてみると「相場とはかけ離れた金額で施工させられていた!」ということはよく聞く話だ。

しかし、こうして我々が誠意をもって皆様にお伝えしてもまだまだ悪徳業者に引っかかってしまうお客様が残念ながら数多くいる。そこで、このページではそんな悪徳業者にだまされないために、悪徳業者の特徴や手口、その注意点や対処法の4つのポイントがある。

①悪徳業者が多い理由
②訪問販売の殆どは相場からかけ離れている
③悪徳業者が使うよくある5つの手口
④悪徳業者が行う手抜き工事の実態

これからご紹介する内容を把握し、それに気づくことが出来れば、悪徳業者に騙される事はなくなるだろう。本日は外壁塗装のコンサルティングの筆者が悪徳業者に騙されないための4つのポイントを説明する。


目次
ポイント1.『悪徳業者が多い理由』
定価がなく、相場が一般的に知られていない為、高い値段を言われてもわからない
誰が塗装しても、塗装後は綺麗に見える
ポイント2.『訪問販売の殆どは相場からかけ離れている』
ポイント3.『悪徳業者が使うよくある5つの手口』
3−1.契約を急がせる。
3−2.不安を煽る
3−3.長過ぎる耐久年数を提示してくる
3−4.あり得ない値引きをしてくる
3−5.オリジナル塗料を売ってくる
ポイント4.『悪徳業者が行う手抜き工事の実態』
4−1.ケレンなどの下地作業を行わない
4−2.見積書通りの塗装回数を行わない
4−3.水で塗料を薄める
4−4.乾燥する前に重ね塗りをする
まとめ
万が一、悪徳業者の被害にあってしまった場合
ポイント1.『悪徳業者が多い理由』

悪徳業者は簡単に言うと相場より高い金額で商品を売ったり、コスト削減の為、施工を中途半端にやったりなど、悪知恵を働かせ利益増やそうとする業者のことを指すが、それではなぜこの業界には悪徳業者が多く、騙されやすい人が多いのだろうか。その理由は大きく2つある。

定価がなく、相場が一般的に知られていない
誰が塗装しても、塗装後は綺麗に見えてしまう
お分かりいただけるだろうか。まず、価格相場がわからないものにそれが高いのか安いのかという判断ができない。さらに、壁をペンキで塗ってそれがうまいのか下手なのか素人目には到底判断がつかない。要は高く契約して手抜き工事をしてもわからないのだ。この業界は非常に「騙しやすい」環境にある。 それではその理由を一つずつ詳しく説明していこう。

定価がなく、相場が一般的に知られていない為、高い値段を言われてもわからない

塗装工事は先程もお伝えしたように、定価がない。本来は100万円ほどで出来る工事でもそれが200万で売れることもある。定価がない理由は明確で、「一般的に、相場を知らないから」である。

新車を例えにしてみよう。新車の場合、どこで買ってもほとんど同じ商品・値段で購入することができる。160万円前後で販売されている車が他で300万円で売られていれば誰でもその値段に疑問を抱くのではないだろうか。

ところが、外壁塗装はそうはいかない。何処で見積りをとっても定価はバラバラ。100㎡で100万円と言われてもそれが高いのか、安いのか、判断できるだろうか。

もうお気づきだとは思うが、外壁塗装は相場がない分、高い値段を言われてもそれが適正なのかがわからない。よって悪徳業者は高めの値段を言って、それが定価だと言い張るのである。

ただし、適正価格は存在する。まず自分の家の塗装工事の見積もりが適正かどうかは、下記記事に外壁塗装の相場の事例が数多く掲載しているので、自分の家に近い事例を探して相場を把握してほしい。

おすすめの記事①:あなたの家の外壁塗装の価格相場がわかる30事例

おすすめの記事②:外部サイトです。株式会社ドアーズ運営の外壁塗装の窓口(当サイト)の体験談が書いてありますので参考までに

おすすめの記事③:2つめの外部サイトです。当サイトのことが書いてあります。

おすすめの記事④:外部の優良サイトの記事です。こちらも参考になります。

 

 

誰が塗装しても、塗装後は綺麗に見える

外壁や屋根の塗装には長く耐久性を保ち、かつ美しく仕上げるために1度の工事に通常3回の塗装作業が発生する。

下塗り(1回目の塗装)
中塗り(2回目の塗装)
上塗り(3回目の塗装)

下の写真をみていただきたい。2回塗りと3回塗りの差があなたにはわかるだろうか?外見からでは素人には判別不可能だ。

morutaru

悪徳業者は通常3回は塗らなければならない所を1回や2回で終わらせてしまう。なぜなら、その方がコストを削減できる。時間もかからない。3回塗った事実など、素人では到底分かり得ないからだ。

外壁塗装は本来、塗料によって水を加える比率が決まっていたり、塗る回数も塗料メーカーで指定されている。指定された仕様を守らなければ本来の塗料の機能が発揮されないのはもちろん、耐久性にも影響が出てしまうのだ。

塗装直後に見分けが付けば良いのだが、これがわからない。この影響が数年経った後、初めて気づくのだ。ここで悪徳業者は悪知恵を働かせ、通常より水を多く加え塗料を薄めたり、塗る回数を減らしたりして、人件費や塗料のコストを抑え、全体的なコスト削減をしようとする。

以上、2つに分けて悪徳業者が多い理由を説明させていただいたが、塗装業界のことが少しは理解いただけただろうか。

そこであなたはそんな悪徳業者にダマされないために、次のことを考えるのではないだろうか。

「しっかり実績など調べた上で業者選びをすればよい」
しかし、悪徳業者は一見するとちゃんとした外見をしていて、話も上手だ。また実績で言っても、一般の方にはその実績が本当なのか?信頼できるのか?は判別がつかない。

一般の方でも複数の業者から話を聞く事で、「どの業者が本当の事を言っているのか?」判断の軸ができるようになる。また業者によって言っている事も違う。塗装の際は複数社から見積もりをとるように心がけてほしい。

ポイント2.『訪問販売の殆どは相場からかけ離れている』

悪徳業者で最も使われる手法。それが訪問販売である。

訪問販売は相見積もりする隙や、考える時間を与えさせないためには有効な手段なため、お客様を脅し、

「今すぐ契約しないと家が大変なことになる!」
「今契約すると半額になる」

などと、簡単な口実にのせられ、ついつい契約してしまうのである。

この記事を見ているという事は、あなたも見覚えがあるのではないだろうか。万が一、同じようなことが今発生しているのであれば、一旦心を落ち着かせ、よく考えなおしていただきたい。

では、その業者が本当に悪徳業者なのか、判断するために、よくある悪徳業者の手法を紹介しよう。次の何れかに当てはまる場合、ほぼ確実に悪徳業者であると言っても過言ではないだろう。

ポイント3.『悪徳業者が使うよくある5つの手口』

ここでは悪徳業者がよく使う手口をご紹介する。我々がこのサイトを運営してから数年、面白いように下記と全く同じ相談を毎日のように頂く。以下の何れかに当てはまる場合は、注意が必要だ。

しかし、いくら注意しようとしても騙されてしまうのが現実である。

さらに注意が必要なのが、悪徳業者と言っても法律に違反しているわけではないということだ。また、あからさまに人相が悪かったり詐欺師らしい格好をしているわけではないのでたちが悪い。

むしろスーツなどを来て小綺麗な格好をしていかにも”信頼できそう”な風貌をしていることがほとんどなのだ。それでは悪徳業者のよくある5つの手口を見ていただこう。

3−1.契約を急がせる。

口約束で工事を決めようとしたり、「ただいまキャンペーン中で、本日契約してくだされば、モニター価格で大幅に割引します」など、契約を急がせる業者がいる。これはつまり、相場が知られる前に悪徳業者は契約をしてしまいたいのである。

急いで契約をしていいことは何一つない。出会った当日に契約書にサインをしてしまってはいないだろうか。そこで、典型的な例を下記に記載したので見てほしい。

業 者「奥様、大変です。ここのヒビ割れを見て下さい。このままだと1ヶ月もしないうちに雨漏りが発生します!」

あなた「そうなんですか!?でも今はお金もなくて、とても修理出来る余裕が…」

業 者「ご安心下さい。今月は特別キャンペーンを行っておりまして、今契約して頂ければ、通常の半額で施工が可能なんです!」

これはほんの一例だが、面白いようによく使われる手法なので、頭に入れておいて頂きたい。外壁塗装は一生に数える程しかやらない一大イベント。それをたった1日で決めてしまってはいないだろうか。

3−2.不安を煽る

悪徳業者は下記のように、やたら不安を煽る事を言ってくる。

業者「このままだと大変な事になる」

業者「今すぐ工事しないと取り返しのつかない事になる」

本当の場合もあるが、塗装工事というものは基本的に緊急性は伴わない。明日塗装しなければ家が倒壊するという場合話は別だが、そんなことほぼ無い。

悪徳業者は言葉巧みに不安を煽り、「今スグやらなくては」という気持ちにさせてしまうのである。

3−3.長過ぎる耐久年数を提示してくる

塗料はどんなに長い耐久性のあるものでも20年。それを30年や、40年もつなどと平気で嘘をつくのである。塗料はかなりもって20年程度、外壁や屋根の塗装は10年も過ぎれば検討しなくてはいけないのだ。下記のように言ってくる業者は怪しいと思って間違いない。

業者「この塗料なら30年は持ちますよ!」

塗料の耐久年数については「外壁塗装塗料の種類と耐用年数ってどのくらい?」で詳しく説明しているので、後ほどチェックして欲しい。

3−4.あり得ない値引きをしてくる

これが最も多い手法である。相場がわからない我々に対し、初めは高めの見積もりを提示してくる。

例えば、最初の見積もり額が300万円だった場合だが

業者:「ホームページ掲載やモデル工事をさせていただいたら特別価格で半額にします!」

業者「足場代をサービスするので150万円や100万円にしますよ!」

などになり、ユーザーはお得だと勘違いしてしまうのだ。塗装工事にも塗料の原価や職人の人件費があり、そんな大幅な値下げなど絶対に出来ない。当初の見積もりが300万円の工事を150万円や100万円に値下げするような工事は、適正価格は80万円程度のはずだからだ。

3−5.オリジナル塗料を売ってくる

これも悪徳業者には比較的多い手法の一つ。

そこで、冷静に考えて欲しい。日本には何年にもわたって塗料を研究し、世界にも誇れる塗料の技術をもつ塗料会社がある。大手塗料メーカーは何十年も塗料の開発に莫大なコストと研究を重ねているのだ、そんな大企業に勝てる塗料を町の工務店が開発出来るはずがないのだ。

だからこそ、もちろんほとんどの工務店、塗装屋はこの塗料を購入して使っている。しかし、中には自社で開発した塗料なので、「一般に出回っている物よりも優れている」などと言って特別感を出している。そんなわけがないのだ。

ポイント4.『悪徳業者が行う手抜き工事の実態』

 

もう少し具体的に、手法ではなく今度は手口をご紹介させていただこう。これは正直素人目にはわからない。ただ、このような手抜きをされる可能性があるので注意していただきたい。契約した後でも油断は禁物だ。

4−1.ケレンなどの下地作業を行わない

まず、ケレンとは塗装をする前に、サビや元々塗られている塗料の除去を行うことをさすが、悪徳業者はそれを怠ろうとする。屋根や壁、鉄部などの清掃は外壁塗り替えの前にはかならず必要な工程であり、この処理に手抜きがあると後の剥がれの原因になることがある。

ひび割れや凹凸の補修に手を抜いてしまうと、非常に早い劣化の原因になる。大きいヒビ割れなどではない場合には、下地は塗料で隠れてしまい、素人で は、見分けることが難しいのだ。

以上が悪徳業者が行う代表的な手抜き工事の内容だが、そんな手抜き工事の手口にひっから無いためにも「安くてもサービスの内容が充実している」「塗装工程 を詳しく説明し、報告してくれる」そんな業者を慎重に選ぶことが非常に大切となってくる。

4−2.見積書通りの塗装回数を行わない

外壁塗装は通常3回塗りをする。当然、見積書にも何回塗るかが記されているはずだ。しかし、2回塗ったか、3回塗ったかなんて到底素人にはわからない。悪知恵を働かせる業者は見積もった回数を塗らないのである。

4−3.水で塗料を薄める

さらに悪質な場合、水で塗料を薄める。どんなメーカー塗料にも【標準仕様方法】という「メーカーによる施工の基準」がある。塗料はその基準を守って こそ塗装本来の機能が発揮されるのだ。薄めることで少ない塗料で早く広い面積を塗ることができるので、人件費、塗料の経費削減になる、非常に悪質だ。

4−4.乾燥する前に重ね塗りをする

こちらも非常に悪質だ。乾燥が不十分のまま2回目、3回目を塗装することで、塗料が定着しないため、早期の剥がれの原因となってしまうのだ。塗装や、洗浄の乾燥時間を短縮することで、職人の工賃を削減することが出来るためだ。

まとめ

いかがであっただろうか。思い当たる節がいくつかあった方の為に、あらためてよくある悪徳業者の手法・気をつけるべきポイントをまとめておこう。

基本的に訪問販売には警戒せよ
即日契約は絶対にするな
明日、家が倒壊することはない。じっくり考えよ。
耐久年数は長くて20年。それより長いのはあり得ない。
何十万もの値引きは基本的には不可能
自社開発塗料に良い塗料はない
最後まで読んでいただいた方はだいたいのことがわかって頂けただろうが、悪徳業者の手法は面白いくらいに上記内容に当てはまる。

上記内容に一つでも当てはまるようであれば、悪徳業者の可能性が非常に高い。十分に警戒する必要がある。 その他に、違和感を感じた部分があったら我々の相談員に相談していただきたい。24時間対応可能だ。

(フリーダイヤル:0120ー945−990)

万が一、悪徳業者の被害にあってしまった場合

 
国民生活センターには、全国で1日平均15件の被害申請が寄せられている。もし被害にあってしまった場合でも、外装修繕等の訪問販売の被害の場合、期間内であればクーリングオフ制度を利用することができるのだ。

契約書類を受け取ってから8日以内に必ず電話ではなく書面にてクーリングオフ通知書を郵送すれば、違約金・損害賠償等々の必要もなく契約を解除する事が可能だ。外壁塗装の窓口ではそんなお客様のお声にお応えして、クーリングオフの手続きも承っているので、是非気軽に相談していただきたい。

 


阪神ボーア「責任感じる」左腕相手にまたまた不発…

2020年06月21日 02時31分10秒 | 野球

[2020年6月20日19時56分]
  
巨人対阪神 3回表阪神2死満塁、ボーアは二塁ゴロに倒れチャンスを失う(撮影・加藤哉)

 巨人対阪神 7回表阪神2死満塁、ボーアは見逃し三振に倒れて引き揚げる。左は交代を告げる矢野監督(撮影・加藤哉) 巨人対阪神 7回表、ベンチで選手交代について身ぶりを交え声を出す矢野監督、手前はボーア(撮影・加藤哉)

<巨人11-1阪神>◇20日◇東京ドーム

4番のバットから快音が出ない。阪神の新外国人ジャスティン・ボーア内野手(32)が、2度の満塁機を含めて4打数無安打に終わった。4打席の対戦はいずれも左投手。開幕前の実戦で対左に18打席16打数ノーヒットで、シーズン初となる左腕との対戦でも振るわなかった。チームは14年ぶりとなる開幕から2連敗を喫した。

  ◇    ◇    ◇

ボーアが左腕2人に封じられた。2度目の満塁機は2点ビハインドの7回だった。2死満塁。巨人ベンチが右腕ビエイラから左腕高木にスイッチしてきた。カットボール3球で1-2に追い込まれると、4球目の外角直球を見逃し。この打席、1球もバットを振ることなく、三振に倒れた。

最初の満塁機は1点を追う3回だった。こちらも2死満塁。相手は先発左腕の田口で、2-2から7球目。低めスライダーに当てるのが精いっぱい。ぼてぼての二ゴロに終わっていた。

ボーア 自分の打席が違う結果であれば、試合の結果も変わっていただろうし、大事な場面で流れを持ってこれなかった自分の責任を感じている。

本人が悔しい思いを言葉にすれば、矢野監督も2度の好機での4番の凡退を勝敗の分岐点として挙げた。「JB(ボーア)のところ。あそこで1本出てないっていうのがね。1本出てればっていうのは、昨日もそうやったけど」。

気になるのは対左のデータだ。ボーアは田口と相対した2回と5回の打席も内野ゴロに倒れていた。シーズン初の左腕との対戦は4打数無安打。2月キャンプから開幕までの実戦で左投手には18打席で16打数無安打だった。初顔合わせが続き、データもない中で結果を残す難しさはある。ただ“左腕アレルギー”の懸念を払拭(ふっしょく)できなかった。

これでボーアは2試合8打数ノーヒット。打順の巡りの関係で、7回裏の守備から交代となった。もちろん、4番打者のバットだけが湿っているわけではない。先発野手8人のうち、5人を右打者で並べた打線で得点は原口のソロのみ。2試合連続1ケタ安打。サウスポー対策の打線も苦しめられた。

開幕から連敗発進は14年ぶりだが、まだ2試合が終わっただけ。矢野監督はボーアについて「やり返すチャンスはある。なんとか1本出れば」。そして、期待を背負うメジャー通算92本塁打の4番も言った。

ボーア 2試合続けてやられてしまっているし、このまま負けたままでは終われない。昨日、今日のことは切り替えて、明日やり返したい。

第3戦こそ、豪快な打球を披露してみせる。【松井周治】

▽阪神井上打撃コーチ ジャスティン(ボーア)が苦しんでいるというのは、俺らもともに苦しもうと思うし。お互い苦しみながら我慢しながら、ジャスティンの1本はみんな待ち望んではいるけれども、まだ2試合終わったところだし、一緒に打開策を練っていこうと思います。


巨人11得点で開幕連勝、阪神は投手陣が崩壊/詳細

2020年06月21日 02時25分50秒 | 野球

[2020年6月20日18時9分]

<巨人11-1阪神>◇20日◇東京ドーム

巨人は1回、2番坂本の三塁打で1死三塁とし、3番丸の二ゴロの間に先制した。先発田口は3回まで3安打無失点に抑えた。

阪神は4回に原口が同点ソロを放った。巨人は4回1死三塁から岡本の適時二塁打、炭谷の押し出し四球で2点を勝ち越した。
巨人は7回に坂本、岡本、陽岱鋼の適時打、パーラの1号3ランなどで8点を追加。6回以降小刻みな継投でつなぎ2連勝とした。勝ち投手は田口で1勝目、負け投手は岩貞で1敗目。


ジョギング中の83歳が血を流し死亡、大型動物に襲われたか

2020年06月21日 02時22分31秒 | 事件・事故

配信

20日午前8時半頃、長野県南木曽町田立の町道で、近くに住む無職横田邦男さん(83)が血を流して倒れているのを80歳代の妻が見つけ、119番した。
横田さんは搬送先の病院で死亡が確認された。死因は失血死で、首などに動物にかまれたような傷があった。
木曽署はクマやイノシシなどの大型動物に襲われたとみている。
 発表によると、横田さんは同日朝、ジョギングのために外出。帰宅しないことを心配した妻が周辺を捜していた。現場は民家が点在する山間部。
 

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