宇宙Six解散 賭博報道受け「連帯責任」申し出る

2020年10月05日 06時26分43秒 | 事件・事故

10/5(月) 4:00配信

日刊スポーツ

ジャニーズ事務所(2019年7月18日撮影)

ジャニーズJr.内ユニット宇宙Sixが、解散したことが4日、分かった。

この日、監督に初挑戦した映画「滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie」(12月4日から全国公開)が東京・新橋演舞場で特別上映初日を迎えたジャニーズ事務所の滝沢秀明副社長(38)が、日刊スポーツなどの取材に応じて明かした。

宇宙Sixは4人組で活動していたが、無許可営業店での賭博行為などを報じられた山本亮太(30)が、今月1日をもってジャニーズ事務所を契約解除となり、松本幸大(31)江田剛(32)原嘉孝(25)の3人組となっていた。

滝沢氏は「彼がすごく小さい時からバック(ダンサー)をやってもらったり、『滝沢歌舞伎』にも出ていたので、長い付き合いです」と明かし、「彼が苦労していた時や楽しい時に一緒に過ごしていた時間もあったので、個人的には非常に期待もしていましたし、ある意味かわいい後輩の1人という感覚」と話した。その上で「ですが、やはり今回のことは、かばいきれなかった。悔しい思いが強いです」と残念がった。

山本の賭博行為について事実確認をし、弁護士らにも相談したという。「ダメなものはダメ、というか。ジャニーズ事務所のルールはもちろんなんですけど、日本の中でのルールで、それ(無許可営業店での賭博行為)をやってしまったことですね。その結果、今回の山本に関してはこういった決断を下しました」と説明した。

滝沢氏が山本に直接契約解除を伝えたという。「心苦しかったですけど、僕の口から、彼に対して、今日付で(契約解除)って話をさせてもらいました」と明かした。山本からは「最後の最後、こんな形ですみません」と謝罪されたという。山本の様子について「ショックを受けていて、急に環境が変わるので不安のほうが強いという印象でした」と振り返った。

山本に契約解除を伝え終わると、松本、江田、原の3人を呼び、山本の処分などの状況をあらためて説明したという。「今後宇宙Sixをどうしていくか」と問い掛けると、3人からは「3人で話をしたいです」と言われたという。

約4時間の話し合いを終えた3人から、「今回のことの重大さを自分たちも認識しています。連帯責任なので、けじめとして解散という形をとらせていただけないでしょうか」と申し出があり、受け入れたという。今月3日付での解散となった。今後3人はそれぞれソロで活動していくという。

1年以上前から、弁護士らを招いてのコンプライアンス講習をグループごとに行っているという。滝沢氏は「宇宙Sixも、短期間のうちに2回くらい講習はやっていたんですけど、実際になってみないと分からない部分もあるのかもしれません。もっと徹底していかないといけないという反省もあります」と話した。

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出会い系サイトで知り合った名古屋の11歳の女児を連れ回した疑いで逮捕

2020年10月05日 04時31分45秒 | 事件・事故

10/5(月) 0:49配信

出会い系サイトで知り合った11歳の女子児童を車で連れ回したとして23歳の男が逮捕されました。

 逮捕されたのは東京都日野市のアルバイト河村祥光(よしみつ)容疑者(23)です。

 警察によりますと、河村容疑者は3日午前10時頃、出会い系サイトで知り合った名古屋市中川区に住む11才の女子児童を車に乗せて連れ回した疑いが持たれています。

 河村容疑者はその後、少女を乗せた車で物損事故を起こし、駆け付けた警察官が女子児童に気付いて関係性を確認し逮捕しました。

 2人は出会い系サイトで知り合い、直接会ったのはこの日が初めてでした。

 調べに対し、河村容疑者は「誘拐したつもりはない」と容疑を否認しています。

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伊勢谷友介「入手ルート黙秘」でも釈放されるのはレアケース 裁判所が認めた理由とは?

2020年10月05日 04時31分45秒 | 事件・事故

10/4(日) 20:01配信

文春オンライン

保釈され、警視庁東京湾岸署を出る伊勢谷友介被告(9月30日夜、東京都江東区) ©時事通信社

 起訴・釈放を受けて一段落したかにみえる伊勢谷友介の大麻所持事件。だが、肝心の入手ルートについて口を閉ざしたまま釈放を勝ち取ったのは、最近の芸能人の薬物事件ではかなりレアケースだ。歌手のASKAなどは入手先についても「自供」したうえで釈放を勝ち取ってきたようにもみえるが、果たして釈放の判断を下した当局は何に忖度したのか。

【画像】藝大では当時の恋人・広末涼子とよく目撃されていた伊勢谷

 9月30日夜、警視庁東京湾岸署を出る釈放後の伊勢谷友介被告に大量のフラッシュが焚かれた。もはや見慣れた光景といっていいだろう。思いつくだけでもピエール瀧(コカイン使用の罪で有罪)、ASKA(覚醒剤など使用の罪で有罪)など。報道陣が撮影しやすい位置にわざわざ歩を進め、頭をゆっくり下げる所作まで同じだ。

 車両に乗る直前にユーチューバーが駆け寄って警察に連行されたところだけは従前と違って時代の変遷を感じさせたが、その後、報道が沈静化するところも過去のパターンを辿っているようにもみえる。

留置場にいて、身体拘束を受けるなかで
《私は無責任極まりない甘さで、自分をそして自分と一緒に活動してくれている方々を、さらに世間の皆様を裏切ってしまったことを今、留置場にいて、身体拘束を受けるなかで、噛み締めています。すべては私自身の奢り、未熟さや愚かさ、役者、及び経営者としての責任感の欠如により引き起こした事態です》

 釈放にあわせて発表された本人の直筆メッセージもある程度共感を呼び、沈静化に貢献したようだ。

 後は公判まで報道も小休止、というところだろうか。「そもそも伊勢谷友介は沢尻やASKAほどお茶の間に近くなく、報道もそこまで盛り上がらなかった」。警視庁担当記者はそう述懐する。

 だが、ピエール瀧やASKAとの違いはもう一つある。伊勢谷被告は大麻の所持については認めていても、入手ルートについては一貫して黙秘しているのだ。

“新宿の薬局”を壊滅させた「ASKA供述」の破壊力
 ピエール瀧もASKAも、沢尻エリカ(MDMAなど使用の罪で有罪)も、逮捕後は入手ルートについても当局に打ち明け、実際、入手先と疑われた先も逮捕されるなどしている。

 特に圧巻だったのはASKAの捜査だろう。ASKAが2014年5月に逮捕されると、同年9月、警視庁がASKAの入手先の一つとされた指定暴力団住吉会の3次団体「大昇会」を家宅捜索。15年6月までに組幹部ら20人以上を逮捕し、組織を壊滅的状態にまで追い込んだ。

「大昇会」はただの3次団体ではない。上部団体は住吉会で「最強」とされる幸平一家。新宿・歌舞伎町に拠点を構え、「薬物なら何でもいつでも供給できた」(捜査関係者)。「新宿の薬局」とも呼ばれ、薬物関係者では知らぬものがいない一大供給拠点となっていた。19年にはそのトップも逮捕された。ASKAの供述がそのきっかけのひとつとなったわけだ。

暴力団捜査につながるからこそ黙秘した?
 常習者となっていたASKAの入手ルートは一つに限らない。15年には日本最大の指定暴力団山口組のなかでも最大の2次団体「弘道会」の傘下組織の組員もASKAへの覚醒剤供給に関与したとして逮捕されている。

 山口組、住吉会という2大暴力団の、それぞれ最大の2次団体の捜査につながったASKAの供述の破壊力は相当なものだ。

 それにひきかえ、伊勢谷被告は……といいたいところだが、逆に入手ルートの供述が暴力団の捜査につながるからこそ、伊勢谷被告は供述を控えているとも考えられる。

密売7割が暴力団……「報復の恐れ」
 実は、薬物の所持・使用などで逮捕された容疑者が入手ルートについて明かさないことは、珍しいことではない。

 司法関係者は「薬物の売人は実名を名乗ることも少なく、そもそも客は自分が誰から買ったか、わかっていないことも多い。わかっていたとしても、売人のバックには暴力団がいるのが確実で、報復を恐れて供述しないのがむしろ普通」と解説する。

 伊勢谷被告の釈放も相場を大きく外れたものではないということになる。

 警察庁の統計では今年1~6月に薬物事件で検挙された6321人のうち、暴力団関係者は3割以上を占める。密売事件に限れば暴力団関係者の割合は7割近くに上り、入手ルートの供述が暴力団関係者への捜査に発展する確率はかなり高い。ひいては「報復」の恐れも増すことになる。

ピエール瀧や沢尻、ASKAより法律上、罪は軽い
 伊勢谷被告とほかの芸能人の事件との違いには、薬物の種類もある。伊勢谷被告が逮捕された容疑は大麻の所持。ピエール瀧や沢尻、ASKAが手を出したのはコカイン、MDMA、覚醒剤などで、大麻はこれらの薬物よりも法律上、罪が軽いのだ。

 大麻の単純所持罪は最大懲役5年だが、コカイン・MDMAの単純所持罪は最大7年、覚醒剤の単純所持罪は最大10年。しかも、大麻は所持に罰則はあっても個人的な使用に罰則はない。

「大麻は《使用》で再逮捕できない」
 捜査関係者は「大麻は覚醒剤などの薬物と違って使用で再逮捕できないので、勾留期間がそもそも短く、容疑者を『落とす』時間も限られる」と話す。

 選んだ薬物が大麻でよかった、と伊勢谷被告が考えるか、どうか。「入手ルートを明かさなければ芸能界復帰は難しい」とする声も上がっており、問われているのは伊勢谷被告の価値観だ。

末家 覚三/Webオリジナル(特集班)

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「杉田官房副長官、和泉補佐官に政権批判した学者を外せと言われた」学術会議問題を前川喜平氏語る〈週刊朝日〉

2020年10月05日 04時26分17秒 | 事件・事故

10/4(日) 12:42配信

AERA dot.

菅義偉首相(C)朝日新聞社

 菅義偉首相が日本学術会議の推薦した委員の任命を拒否したことを受けて、学術界に激震が走った。政府からの独立を維持してきた学術界をも、菅政権は官僚と同様に支配しようと踏み込んできたからだ。いったい何が起こっているのか。元文部科学省事務次官の前川喜平氏が本誌インタビューで問題点を語った。

【アンケート】テレビを見ていて信用できないと思う人1位は「安倍元首相」2位、3位は…?

*  *  *
 今回の問題は菅政権で起こるべくして起こったという感じですが、手を出してはいけないところに手を出してしまいました。

 安倍政権は人事権によって官僚や審議会を支配してきました。その中心にいたのが菅さんです。気に入らない人間は飛ばす、気に入れば重用する。これは彼らの常とう手段なんです。

 私が事務次官だったとき、文化審議会の文化功労者選考分科会の委員の候補者リストを官邸の杉田和博官房副長官のところにもっていきました。

 候補者は文化人や芸術家、学者などで、政治的な意見は関係なしに彼らの実績や専門性に着目して選びます。それにもかかわらず杉田さんは「安倍政権を批判したから」として、二人の候補者を変えろと言ってきました。これは異例の事態でした。

 他にも菅さんの分身とも言われる和泉洋人首相補佐官が文化審議会の委員から西村幸夫さんを外せ、と言ってきたこともありました。西村さんは日本イコモス委員長です。安倍首相の肝入りで「明治日本の産業革命遺産」が推薦され、15年に世界遺産に登録されましたが、この産業革命遺産の推薦を巡り難色を示していたのが、西村さんでした。任期が来たときに、文科省の原案では西村さんを留任させるつもりでしたが、和泉さんが「外せ」といい、外されました。

 官僚についても同じようなことを繰り返してきましたよね。本来、内閣から独立している人事院を掌握し、「憲法の番人」と言われた内閣法制局も人事で思い通りにした。成功体験を積み重ねてきた。それで検察の人事にも手を出したが、これは失敗。でも、まだ諦めていないでしょうね。そしてその支配の手を学問の自由にも及ぼそうとしている。

 今回も官僚や審議会の人事に手をつっこむような感じでやってやろうと思ったんでしょうね。しかし、致命的なのは、日本学術会議が科学者の独立した機関だという理解がなかった点です。

 憲法では「学問の自由」「思想の自由」が保障されている。国家権力が学問や思想を侵害してはならないとなっている。だから、日本学術会議の独立性は強いんです。

 しかし、今回の任命の問題は、日本学術会議の独立性を脅かすことになる。日本にいる約87万人の科学者を敵に回したといっても過言ではありません。安倍さんも菅さんも法学部出身なのに、憲法を理解していないんでしょうかね。授業中、寝ていたのでしょうか。任命しないというのであれば、その理由をはっきりと説明するべきです。

 日本学術会議法には「会員は(日本学術会議の)推薦に基づいて、内閣総理大臣が任命する」とあります。「推薦に基づいて、任命する」というのは、原則的に、「推薦通りに任命する」ということを意味します。

 総理大臣の任命についても、憲法に「天皇は、国会の指名に基づいて、内閣総理大臣を任命する」とありますが、天皇陛下は拒否することはできません。「推薦に基づいて~」というのは、推薦通りに任命するのが原則なんです。

 1983年の国会答弁を見ても、「推薦をされたように任命する」ということを政府が認めています。ただ、100歩譲って、任命しないというのであれば、日本学術会議が推薦した以上の理由をもって、説明しないといけない。彼らは学術的な実績を理由に推薦を受けています。その実績に「論文を盗用していた」などの明らかな問題があれば、拒否する理由になるでしょう。

 日本学術会議は内閣総理大臣の所轄です。菅さんには推薦を拒否する理由を説明する責任がありますが、「自分たちの意に沿わないから」という以上の理由を説明できないでしょうね。

 政権にとって都合の悪い人間を排除していけば、学術会議が御用機関となります。それでは彼らの狙いは何か。それは、軍事研究でしょう。

 政府は日本の軍事力強化に力を入れてきています。防衛省では15年に「安全保障技術研究推進制度」を導入しました。防衛省が提示するテーマに従って研究開発するものに、お金を提供する制度です。導入当初は3億円だった予算規模は、今では100億円にもなっています。

 他方で、日本学術会議では、1950年と67年に「戦争を目的とする科学の研究には絶対従わない決意の表明」と、「軍事目的のための科学研究を行なわない声明」の二つの声明を出している。戦争に協力した反省からです。2017年にはこの二つの声明を継承することを表明しています。

 このときの日本学術会議会長の大西隆さんは「自衛目的に限定するなら、軍事研究を容認していい」という考えでしたが、他の委員から反対があり、「認めるべきではない」となった。

 菅政権にとっては学術会議のこういった人たちが目の上のたんこぶなんですね。最終的には日本の大学で軍事研究を進め、独自の軍事技術を持って、兵器をつくっていきたい、ひいては戦争に強い日本をつくりたいのでしょう。

 学者の方々は官僚のように“大人しい羊の群れ”ではないので、一筋縄ではいかないと思います。今回任命されなかった方々は憲法学者や刑法学者、行政法学者など日本のトップクラスの人たちです。

 しかし、今回の任命拒否は非常に怖いものでもある。1930年代に起こった滝川事件や天皇機関説事件といった学問の弾圧を思い起こさせる。大学や学術の世界を国の意向に沿ったものにしようとしている。

 安倍政権では集団的自衛権や検事長の定年延長について、憲法や法の解釈を都合よく変更してきました。定年延長では法を変えようとまでした。今度は日本学術会議法まで変えようとするかもしれません。

 今回の問題は、これまでの人事とは異次元の問題と見るべきだと思います。

(構成・本誌 吉崎洋夫)
※週刊朝日オンライン限定記事

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「絹マスク生産、提供」でCF、届いたのは化繊製輸入品 業者「だました認識ない」

2020年10月05日 04時22分26秒 | 事件・事故

10/4(日) 17:37配信

毎日新聞

クラウドファンディングで購入したマスクを手に取る女性。「シルク」と表記されていたが、絹製ではなかった=神奈川県内で2020年9月13日午後3時4分、榊原愛実撮影

 インターネットで資金を募るクラウドファンディング(CF)を巡り、出資の見返りに提供されるはずの商品が届かなかったり、事前の説明と異なる粗悪品だったりするトラブルが相次いでいる。ある業者は「シルク(絹)生地のマスク」を生産するとうたって全国から5000万円以上を集めたが、消費者に届いたのは色も素材も異なる輸入品だった。CFはコロナ禍で苦しむ事業者支援などの名目で急増しているが、専門家は「悪質商法に気をつけて」と注意を呼びかけている。

【図解でわかる!】インフル、風邪との違い

 ◇サイトには返金求める声

 「こんなことになるとは、夢にも思わなかった」。神奈川県内に住む女性(37)はマスクの束を見つめ、ため息をついた。

 女性は5月、CFの仲介サイトで「『アイスシルク』の冷感マスクを緊急生産する」という企画を見つけ、マスク10枚分の代金として計2万1000円を入金した。商品を購入することで企画を支援する購入型CFだった。「天然の柔らかさ」「独自の構造を持ったマスクの生産をしました」――。企画した業者は資金を集めてマスクを増産し、「社会に貢献したい」とアピールしていた。

 「絹」という表記もあり、女性は「絹製と思い、夏に向けてひんやりとした肌触りを期待した」と話す。

 しかし、翌月に届いたマスクを見て驚いた。品質表示を見ると、素材はポリエステルなどの化学繊維。色もサイトで紹介されていた真っ白ではなく、灰色がかっていた。

 慌ててサイトを確認すると、いつの間にか紹介文から「絹」の文字が消えていた。返金を求めても業者はなかなか応じず、「東京地裁で来週に初公判を開く」と訴訟をほのめかすメッセージがサイトを通じて届いた。

 業者は、目標額として設定した300万円を大幅に上回る約5400万円を全国の約5400人から集め、企画を終了。代表を務める20代の男性は毎日新聞の取材に対し、マスクが中国製で、絹ではないことも認めた上で「マスク不足を解消する社会貢献のつもりだった。転売してもうける意図はなく、だました認識はない」と釈明した。中国人の卸業者から「アイスシルク」と説明を受けたため「絹」と記したが、実際に絹が含まれているかどうかは確認しなかったという。

 女性は粘り強く交渉して返金を受けたが、サイトには現在も、返金を求める声が寄せられている。女性は「大手の仲介サイトなのに、ずさんすぎる。だまされた気持ちで、もうCFは使いたくない」と憤る。

 一方、仲介サイトの運営会社は取材に、「トラブルは企画者(業者)と利用者の間で解決してもらうのが原則。通販サイトとは異なり、企画が成立しないリスクもあることを理解して使ってほしい」と話す。

 一般社団法人・日本クラウドファンディング協会(東京)によると、CF仲介サイト大手7社の購入型CFの支援額は1~6月で計約223億円に上り、前年同期の3倍近くに急増している。

 新型コロナウイルスの影響で、新しいマスクや除菌グッズを製作するという企画も多く、CFサイトには「コロナウイルスが99・99%死滅」「水だけで除菌」などの宣伝文句が並ぶ。

 ◇「行政はガイドラインの策定を」

 トラブルも絶えない。国民生活センターには、新型コロナに関連するCFの相談が60件以上、寄せられている。「次亜塩素酸水を生成する機械を数万円で購入したが届かない」「空気清浄機が新型コロナに効くとPRしているが問題ないのか」などの内容もあった。

 CFに詳しい横浜国立大大学院の井上徹教授(財務論)は、「最近の購入型CFは通販のような使われ方が増え、支援して企画を成功させるという利用者の思いとずれてきている。仲介サイトの運営会社も企画を厳格に審査し、悪質な業者を排除する必要があり、行政もガイドラインなどの策定を検討すべきだ」と指摘する。【堀祐馬、榊原愛実】

 ◇クラウドファンディング(CF)

 クラウド(群衆)とファンディング(資金調達)を組み合わせた造語で、インターネットを通じて不特定多数の人から小口の資金を集める仕組み。集まった資金の1~2割程度が手数料として仲介サイトの運営会社に入る。国内では2011年ごろから広がったとされ、近年は被災地や医療機関、スポーツチームへの支援など、幅広い分野で活用されている。

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「安倍首相」辞任で居場所探し 最も食い込んだ「NHK岩田明子記者」の切望ポスト

2020年10月05日 04時16分13秒 | 社会・文化・政治・経済

10/4(日) 16:00配信

デイリー新潮
津川雅彦も「何と言っても綺麗なところが気に入っているんです」

安倍官邸に最も食い込んだNHKの岩田明子記者

 NHKの岩田明子記者は、安倍前首相に最も食い込んだ記者として知られている。それを裏返せば、安倍氏が官邸を去った今、影響力は一気に低下したということになる。そして彼女が切望するポストがあるというが、果たして……。

 ***

 NHKの関係者に、岩田記者のこれまでを語ってもらうと、

「岩田さんは東大法学部を卒業した1996年4月にNHKへ入局し、岡山放送局へ配属されました。高校生による金属バット事件など、幾つもの特ダネを取る一方、県警の不祥事までスクープする活躍も見せました」

 2000年に東京に異動して政治部に。

「2002年から当時、官房副長官だった安倍氏の担当となって、深い関係を構築しました」

 安倍氏は2006年に首相に就任し、2007年に政権を放り出すようにして辞任し、2012年から首相に返り咲く。

「岩田さんは安倍私邸にも出入りを許され、ゴッドマザーこと安倍洋子さんからも大きな信頼を得ました。仕事に関しては局内はもちろん、他社を圧倒してきましたね」


私邸に岩田記者を招き入れることもあった安倍晋三首相

 この間、定番となったスタイルがある。

「安倍さんが官邸で会見する3分くらい前から、スタジオに陣取った岩田記者が“安倍首相は~”と、その数分後に安倍さんが話す内容を伝え始めるのです。露払い役というか巫女というか予言者というか……」

 安倍首相と親しく、2018年に亡くなった津川雅彦からも、こんなエールを送られていたことがある。

「岩田さんは、聡明だけれどお世辞を言わない、さっぱりとした性格。何と言っても綺麗なところが気に入っているんです」(週刊新潮2014年6月26日号)

“菅さんは安倍さんの小僧”だというような感じで……

内閣官房参与になった今井尚哉氏も岩田氏とツーカーだった

「普段から岩田さんには部下がおらず、一本独鈷。渋谷の本局ではなく、千代田放送会館に詰めてきました」

「ここ最近の岩田さんはキャスター志向が強く、“ニュース7に出たい”というのが本心でしたが、コメンテーターとしての出演に留まっていました」

「2018年春からは、『ニュースシブ5時』の木曜日レギュラー解説員として出演してきましたが、不満だったでしょうね」

 そうこうするうちに今年8月、安倍首相が電撃退陣を表明する。

「岩田記者は菅さん(義偉首相)のことを甘く見ていた時代があったそうです。“菅さんは安倍さんの小僧”だというような感じで……」

 と、永田町関係者。

「実際口に出したわけではないと思いますが、態度から菅さんも感じ取った。菅さんはそういうことには敏感で、かつ冷酷です。だから、菅さんの懐には入り込むことはできなかった」

では、岩田記者が切望するポストとは何なのか? 

「岩田さんはワシントン支局長を熱望しています」

 と、別のNHK関係者。「9・11」の際に断続的に情勢を報じた手嶋龍一氏(外交ジャーナリスト)や、俳優・田中邦衛の長女・淳子氏らが務めた地位だ。

「全く望み薄かと言うとそんなことはなく、来年に異動の可能性があり、差し当たって前田晃伸会長案件になっていて、幹部はその行方を見守っているようです」

 この話を先の永田町関係者に振ると、

「あぁ、なるほど。その身の処し方は悪くないかもしれませんね。安倍さんは辞任直後の読売新聞によるインタビューで、菅政権の『外交特使』を引き受ける考えがあると話していましたね」

「外交に関しては、安倍さんの首席秘書官兼補佐官だった今井さん(尚哉・現内閣官房参与)も関係するとされています」

「岩田さんと今井さんは取材相手以上の関係では? という説が何度も永田町の中で持ち上がるなど、超がつくツーカー。安倍さんに最も食い込んできた岩田さんがその“レガシー”を活用する場所として、外国に目を向けたのは、ある意味で自然なことかもしれませんね」

週刊新潮WEB取材班

2020年10月4日 掲載

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東京新聞、厚労省に謝罪 取材中、机たたき職員怒鳴る

2020年10月05日 04時07分57秒 | 事件・事故

東京新聞、厚労省に謝罪 取材中、机たたき職員怒鳴る
10/4(日) 15:38配信

共同通信
 東京新聞は4日、社会部の40代の男性記者が厚生労働省の職員を取材中、机をたたいて怒鳴るなど暴力的な行為をし、職員に心理的な負荷をかけたとして、厚労省に謝罪する文書を出したと明らかにした。同日付の朝刊で報じた。

 東京新聞によると、記者は新型コロナウイルス対策として、政府が全世帯に配布したマスクの単価や規格決定の経緯を調べるため、厚労省に情報公開請求した。不開示とされたことを受け、担当部署の職員に8~9月に2度取材した。

 このうち9月4日の取材は3時間45分に及んだ。

 加古陽治編集局次長は「職員の方々を傷つけたことを深くおわびします」としている。

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阪神・矢野監督「一気にいかないと流れが来ない」13残塁の拙攻で主導権を奪えず

2020年10月05日 03時59分00秒 | 野球

10/4(日) 18:24配信

デイリースポーツ

巨人に完敗。阪神・矢野監督(中央)は足取り重くベンチを出てあいさつに向かう(撮影・山口登)

 「阪神1-7巨人」(4日、甲子園球場)

 阪神が13残塁2併殺、大拙攻の惨敗。巨人に連敗を喫した。

【写真】サンズ死球で途中交代 球場騒然…160キロ快速球が左手に

 矢野監督が「1本も2本でもね。一気にいかないと、当たり前だけど流れがこない。それに尽きると思います」と振り返った試合。3度の満塁機で1点しか奪うことができず、巨人から主導権を奪えなかった。

 六回からは藤浪を投入したが、2イニング目に捕まった。「先に嫌な流れを何とかしたいというところでいったんだけど」と剛腕の快投に期待したが、劣勢をはね返すことができなかった。

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横田めぐみさん56歳誕生日 早紀江さん「必ず助ける」

2020年10月05日 03時47分30秒 | 事件・事故

10/5(月) 0:00配信

朝日新聞デジタル

長女めぐみさんの誕生日を前に会見する横田早紀江さん=川崎市、嶋田達也撮影

 1977年に13歳で北朝鮮に拉致された横田めぐみさんが5日、56歳の誕生日を迎えた。娘との再会を願って活動してきた父・滋さんが6月に死去。母・早紀江さん(84)は「闇のなかを手探りで歩いているような毎日。日本で早く自由をみさせてあげたい」と早期解決を訴える。

【写真】生後5カ月のめぐみちゃんを抱いて、初節句を祝う横田滋さん=1965年3月、名古屋市の自宅、横田早紀江さん撮影、あさがおの会提供

 めぐみさんが北朝鮮に拉致されてから40年以上がたつ。毎年誕生日には、滋さんとともに小さなケーキとコーヒーでささやかな誕生会を開いていたが、滋さんはもういない。早紀江さんは1日の会見で「今年は写真しかなくて、本当にさびしいですね」と語った。

 誕生日を迎えるたび、早紀江さんはめぐみさんが生まれた当時のことを思い出すという。「北朝鮮のどこでどんな誕生日を迎えているのか。どうして助けてあげられないのか。かわいそうだなという思いでいっぱいになる」

 拉致被害者家族の高齢化が進み、今年は滋さんのほか、有本恵子さんの母・嘉代子さんや地村保志さんの父・保さんが亡くなった。早紀江さん自身も今夏から食欲がないなど体調がすぐれないという。

 そんな中、拉致問題を最重要課題と位置づけた安倍政権が退陣し、9月に菅新政権が発足した。「少しは違ったかたちで動かれるかもしれない。本当に期待して待っている」

 自宅リビングには、めぐみさんの写真の隣に滋さんの写真が並んで置かれている。早紀江さんは誕生日に2人の写真にこう語りかけるつもりだ。「必ず助けてあげるからね。お父さんもくっついていてね」(黒田壮吉)

朝日新聞社