【本日の誕生花】 ミヤコワスレ

2016年04月22日 14時55分05秒 | 【お知らせ】
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  花を楽しもう!みん花通信
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 (2016.04.21配信)


numatatoneさん、こんにちは!
いつも「みんなの花図鑑」をご利用いただき誠にありがとうございます。


この度の震災につきましては、心からお見舞い申し上げますとともに
一日も早いご復興と、皆様のご健康を心からお祈り申し上げます。


みんなの花図鑑を運営しております弊社 NTTレゾナント株式会社では、
災害時の安否情報を検索できるサービスも提供しております。

「J-anpi 安否情報まとめて検索」 → http://anpi.jp/top

「J-anpi(ジェイ アンピ)」は、PCやスマートフォンなどからWebブラウザのみで
ご利用いただくことができます。「電話番号」または「氏名」を入力することで、
通信キャリア各社が提供する災害用伝言板、NTT東西が提供するWeb171、
報道機関、各企業・団体が提供する安否情報、グーグルが提供する
パーソンファインダーを対象に一括で検索し、参照することができます。

災害時の安否確認・連絡を取る手段のひとつとして、
「J-anpi 安否情報まとめて検索」をどうぞご利用ください。


※みん花通信の受信間隔を変更するには、メール下部[メール設定変更方法]をご参照ください。





【本日の一枚】

本日の一枚はzepkitさんが神奈川県平塚市で撮影した「ソメイヨシノ」です。
本日の一枚は、風景を引きで撮ることにより、青空と山を遠景に、黄色い菜の花と緑の葉の生える川べりに桜色が等間隔で並び、さらにその姿が水面に映る様子をとらえ、おだやかな春の景色を見事に写し取った一枚です。


本日の一枚を見る
https://hc.minhana.net/photo_of_ today?utm_source=tsushin&utm_medium=mail&utm_campaign=mailmag

本日の一枚は、撮影スポット(※)を登録していただいた写真の中から季節感あふれる写真や花のある風景など、 そのスポットに出かけたくなるような魅力的な写真を選ばせていただいております。
(※)撮影スポットは、写真投稿ページの「撮影スポットを登録」に入力すると登録することができます。
  例:東京都小平市/東山動植物園/八坂神社 など
皆様のお気に入りの場所をぜひご紹介ください。紅葉の写真投稿もお待ちしております。


お花を楽しめるおすすめのスポットを「撮影スポット」に記入してご投稿ください。
皆様のお気に入りの場所をぜひご紹介ください♪

【本日の誕生花】

ミヤコワスレ
高貴な紫色が美しい☆承久の乱に敗れて佐渡に流された順徳天皇が、この花を見て心を慰めたことが名前の由来なのだとか!
https://minhana.net/wiki/view/2663?utm_source=tsushin&utm _medium=mail&utm_campaign=mailmag

環境劣悪、倒れ込む被災者 

2016年04月22日 14時53分26秒 | 社会・文化・政治・経済
強まる疲労、せきや怒声も

共同通信社 2016年4月21日 配信

 「いつになったら元の生活に戻れるんやろう...」。投光器に照らされた仮設トイレのそばで、女性がひっそりと泣いていた。大勢の被災者が身を寄せる避難所は劣悪な生活環境が続き、繰り返す余震におびえ、蓄積した疲労で倒れ込む人の姿もあった。
 14日と16日に震度7を記録した熊本県益城町。「何も残ってなか...」。約600人が身を寄せる保健福祉センターで、無職 野間武則(のま・たけのり)さん(68)はぼうぜんと座り込んだ。直前に視界がゆがみ、床に崩れ落ちたばかり。ストレスによる血圧の上昇と診断された。
 14日の揺れで目の前に仏壇が倒れ、16日の本震では自宅が倒壊した。避難所に来てから、「日増しに気分が悪くなる。でも他に行くあてもない」。生きているだけでも幸運と自らに言い聞かせるが、今後を思うと絶望感にさいなまれる。
 約2キロ東の益城町総合体育館。炊き出しの豚汁の湯気が上る敷地内の地面は、大きく隆起していた。被災者約850人の段ボールや荷物、非常食が建物の外まではみ出し、足元に気をつけながら歩く。余震で頻繁に壁や窓が震え、悲鳴や安否を気遣う声が飛び交った。
 何人もの負傷者の姿が被害の激しさを物語る。急に体調が悪化したのか、仮設の入浴設備から両脇を抱えられながら、医療用のテントまで運ばれる女性もいた。「早くちゃんとした病院で検査を受けたい」。地震で落下してきた家具が直撃し、顔中に黒いあざが残る中神由子(なかがみ・ゆいこ)さん(71)は不安な表情を浮かべた。
 土足のまま被災者が行き来する通路の床には砂やほこりが目立ち、時折激しいせきの音も。「衛生状態が極めて悪い。ノロウイルスの流行が心配だ」。巡回していた長崎県の医師泉川卓也さん(43)が顔を曇らせた。
 駐車場にはずらりと並んだ車から低いエンジン音。エコノミークラス症候群による死亡例が判明したばかりだが、車中泊が減る気配は見られない。「窮屈でしんどいけど、室内だと周囲に迷惑をかけるから...」と妊娠9カ月の塚本真弓さん(35)。被災後、いつも不安な表情でくっついて離れなくなった息子の翔太(しょうた)君(3)のことも心配だ。
 「支援物資が届きました」。アナウンスの音が響くと、トラックの周囲に30人ほどの中高生が集まってきた。自然と手伝いたいとの声が上がったという。大きな段ボール箱を、顔を真っ赤にして運んでいた中学1年の塘田俊輝(ともだ・としき)君(12)は「力には自信がある。みんなのつらさを和らげたい」。
 消灯時間の午後10時になっても足音や物音は途切れず、注意する男性の怒声も飛ぶ。毛布の上で横になってみたが、床の硬さがそのまま伝わり、体がこわばった。夜の寒気も流れ込み、到底安眠はできそうにない。未明になっても完全な静寂は訪れなかった。
 「余震が収まらない限り何もできない」「もう限界」。話を聞いた被災者の多くは、被災の傷を負ったまま、ぎりぎりの避難生活を強いられていた。募る一方の不安やストレスに、物心両面での支援が今後は一層必要になってくると感じずにはいられなかった。














成田の新設医学部、「一般臨床医の養成はNG」

2016年04月22日 14時49分07秒 | 医科・歯科・介護
全国医学部長病院長会議、改めて政府に要望

m3.com 2016年4月21日 橋本佳子(m3.com編集長)

 全国医学部長病院長会議は4月21日の定例記者会見で、国際医療福祉大学が千葉県成田市で2017年4月の開学を目指す医学部新設について、「国際的な医療人材の育成」という目的に合致するか否かを審査し、その目的に反して卒業生が一般の臨床医として勤務することがないよう、法的措置を講じることを求める要望書を、近く関係省庁などに提出することを明らかにした。
 会見した全国医学部長病院長会議顧問の小川彰氏(岩手医科大学理事長・学長)は、「国が言っていることと、成田市と国際医療福祉大学が言っていることに、大きな齟齬がある。国際的な医療人を養成することでなければ、医学部を作る意味はない」と憤りをあらわにした。「現場では、国が決めた方針に従わないで進められているのは明らか。国が当たり前の指導性を発揮できるかにかかっている」(小川氏)。
 国際医療福祉大学はこの3月末までに、文部科学省に対し、入学定員140人の医学部新設を申請している(文科省のホームページを参照)。今夏ころまでに、同省大学設置・学校法人審査会は審査を終える予定であるため、要望書では「解決されない多くの問題を内在していることを念頭に、納得する結論を出すよう求める」としている。
■参院議員の国会での質問相次ぐ
 国際医療福祉大学の医学部新設は、国家戦略特区の「東京圏」として指定された千葉県成田市で、特例として認められる(『成田の医学部新設、正式決定目前』などを参照)。
 小川氏が「大きな齟齬」と指摘した根拠は、昨今の国会での政府答弁だ。参議院議員の相原久美子氏、水野賢一氏は、今国会に提出した質問主意書で、桜井充氏は参議院予算委員会で、それぞれ国家戦略特区における医学部や附属病院の新設などについて質した。
 「国と、成田市と国際医療福祉大学は、全く正反対のことを言っているのに、それを政府は『同じ考えである』と平気で言っている」(小川氏)
 特に小川氏が問題視するのは、新設医学部がどんな人材を養成するかという点だ。「世界最高水準の国際医療拠点を作るという、国家戦略特区の趣旨を踏まえた、国際的な医療人材の育成」「一般の臨床医の養成・確保を主たる目的とする既存の医学部とは次元の異なる、際立った特徴を有する医学部とする」などが政府方針。
 これに対し、2013年9月の国家戦略特区ワーキンググループのヒアリングにおいて、成田市と国際医療福祉大学は、(1)入学定員140人のうち、20人は海外からの留学生、(2)120人は国内の医師不足の解消を図るため、地域医療の担い手として教育――と説明。水野議員は、「140人中、20人では、世界最高水準の国際医療拠点のための医療人材育成とは言えないとの指摘もある」とし、入学定員を100%国際的な医療人材の枠とし、卒業後は一定期間の海外赴任を義務付けることを医学部新設の認可要件とすべきという考え方などについて、質問した。政府は、「政府方針に掲げる医学部新設の目的について、政府と成田市との間で認識は一致していると考えている」と一貫して答弁している。
 桜井議員も同様な視点から、「特区における医学部新設に関する方針から見れば、一般の医療者の育成はできないことになっている」「地域医療に携わることはしないということでいいか」などと質問。これに対し、政府は「一般的な、ということではない。国際的な医療人材の育成のための医学部という位置付けと承知している」「一般的な診療に従事することを主目的としているものではない。ただ、目的に反して、一般の臨床医として勤務することになった場合は、医師需給を踏まえた全体の医学部定員の中で調整を行う」などと答弁。
■附属病院の開設、病床規制の特例で認可
 そのほか、水野議員は、「世界最高水準の国際医療拠点」としての数値目標を持っているのかについても質問。政府は「数値目標は持っていない」などと回答しているため、小川氏は「国際医療拠点であるかどうかの評価基準はなく、今後も検証する体制や手順がない」と問題視した。
 水野議員は、医療法上の病床規制を撤廃して、国際医療福祉大学が附属病院を開設し、その結果、地域医療に混乱を来すことを懸念。国は、国際医療福祉大学の附属病院が開設許可申請されれば、「(2次医療圏の)当該基準病床数の算定の特例適用が必要になる。特例適用が適切に行われるよう厚労省としては対応していく」と答えている。
 相原議員は、質問主意書で、(1)国家戦略特区での成田市分科会の出席者の大半が、国、成田市、国際医療福祉大学の関係者である、(2)関係団体から出ている反対声明に対し、納得できる説明をする必要がある――などを指摘。これらに対しても、政府は正対した回答がなされていないと、小川氏は問題視した。




















医学部定員、最低でも「9262人」、2019年度まで

2016年04月22日 14時44分54秒 | 医科・歯科・介護
厚労省医療従事者の需給に関する検討会

m3.com 2016年4月20日 橋本佳子(m3.com編集長)

■規制色強い医師偏在対策も検討、「中間まとめ」に向け議論
 厚生労働省の第2回「医療従事者の需給に関する検討会」(座長:森田朗・国立人口問題研究所長)と第5回「医師需給分科会」(座長:片峰茂・長崎大学学長)は、4月20日の合同会議で、医学部定員について2019年度までは現行の9262人という水準を維持することをおおむね了承した(資料は、厚労省のホームページ)。
 2008年度および2009年度から開始し、2017年度で期限が切れる臨時定員増は、当面継続する一方、2017年度から3年間の追加増員は、本当に必要かどうかを慎重に精査して対応する方針。2020年度以降については、医師需給推計や医師偏在対策の効果を見極めながら検討する。
 20日の会議では、「中間取りまとめ」に向け、医学部定員問題のほか、医師偏在解消策についても議論。今後、検討すべき課題として、「臨床研修制度において、募集定員の配分等に対する都道府県の権限を一層強化」「臨床研修が出身大学の地域で行われることを促す仕組み」「専攻医の募集定員は、診療領域ごとに、地域の人口、症例数等に応じた地域ごとの枠を設定」「将来的に、十分ある診療科の診療所の開設は、保険医の配置・定数の設定、自由開業・自由標榜の見直し」「フリーランス医師や多額の紹介料・給料を要する者への対応」など、規制的な対策が並んだ。
 厚労省医政局長の神田裕二氏は、これらは厚労省の提案ではなく、医師需給分科会での議論、関係団体の要望、「保健医療2035」などを踏まえて列挙したものであり、「制度化に当たって、この場で全て決まるものではないが、全般的なメニューについて、必要かどうかという方向性はこの場で議論してもらう」と説明、ただし、制度化に当たっては別途議論が必要だとし、例えば保険医の配置や定数などは健康保険法の問題であり、正式な審議の場は、社会保障審議会医療保険部会、場合によっては中医協などでの議論もあり得るとした。同局地域医療計画課長の迫井正深氏も、「この場で決めたからと言って、制度化するかは別の問題」と補足した。
■成田市での医学部新設は含まず
 医学部定員は、2007年度までは7625人だったが、2008年度以降、段階的に増員が図られてきた。2016年度の医学部定員9262人は、「恒久定員(8269人)」と「臨時定員(993人)」に大別でき、「臨時定員」はさらに、(1)新医師確保総合対策(2008年度から2017年度までの間、医師不足が特に深刻と認められる10県で、各県で最大10人増員)、(2)緊急医師確保対策(2009年度から2017年度までの間、各都府県で最大5人、北海道は最大15人増員)、(3)経済財政改革の基本方針2009と新成長戦略(2010年)(2010年度から2019年度まで、都道府県ごとに毎年原則10人までの増員など)――に分けることができる。
 (1)と(2)については、特に医師不足が深刻な地域や診療科を想定した対策であり、2008年度の入学生はこの3月で臨床研修を終えたばかりで十分な効果検証ができないことから、厚労省は「当面延長」と提案。これに対し、(3)については、2017年度から2019年度の3年間についても、「追加増員」の要望があった場合にはその要否を慎重に精査すべきとしている。
 基本的には、これらの方針は支持された。ただし、医学部定員は、医師需給バランス、医師の業務の他職種への移譲、労働時間の軽減なども踏まえて検討すべきとの意見のほか、医師偏在対策を先に講じるべきとの意見が出た。医師の需給バランスについては、「医師需給分科会」の第4回会議で、上位、中位、下位の3パターンの推計が出されている(『医師需給、「2024年に約30万人で均衡」との推計も』を参照)。
 日本医師会副会長の今村聡氏は、(1)国家戦略特区で検討が進む、千葉県成田市での国際医療福祉大学による新設医学部の定員、(2)恒久定員の扱い――について質問。厚労省と文科省は、(1)については推計には含まれておらず、(2)恒久定員については、「全体の需給を踏まえての検討は、可能性としてはあり得る」――とそれぞれ回答した。
 日本医師会副会長の松原謙二氏は、医師は、医師以外でも可能な仕事にかなりの勤務時間が割かれているとし、この現状を改善するほか、医師の偏在対策が先決だとした。「できることから速やかにやるべき」と求め、偏在対策としてある程度の規制は必要だとし、「10年、20年先に国家財政に負担をかけることはやめるべき」と述べた。慶應義塾大学商学部教授の権丈善一氏も、「今回の試算は、医師の充足率は全国ほぼ一律としている」と指摘、医師の偏在問題を同時に解決しないと、医師不足が顕著な地域の状況は改善されないとした。
 森田座長は、「医師の養成には約10年かかり、40年くらいは仕事をする。一方、日本の人口は2008年をピークに減少しており、全く違った現象が起きている。これらを折り込んで考えなければいけない」と前置きした上で、医師需給バランスをめぐってはさまざまな意見が出ていることを踏まえ、公共政策的な視点からは、下位推計を採用した場合のリスクと、高位推計採用のリスクのどちらが大きいかを見て判断するやり方もあるとした。
■医師の偏在解消、アメか?ムチか?
 医師偏在対策のうち、前述の規制的な対策を講じるべきか否かについては、やや意見が分かれた。
 全日本病院協会副会長の神野正博氏は、医師の養成数を増やさないことには偏在は解消しないと前置きし、「そろそろ何らかの規制による偏在解消が必要な時期に来ている。地域と診療科の両方の規制を同時に考えて行くことが必要」と述べた。東京大学政策ビジョン研究センター特任教授の尾形裕也氏は、診療所開設について、「保険医の配置・定数の設定や、自由開業・自由標榜を見直す」とある点について、診療所に限らず、広く地域の医師配置の在り方を検討すべきと提案。読売新聞東京本社編集局社会保障部次長の本田麻由美氏も、「これまでになかった踏み込んだ提言がなされており、これらを具体化できる提案ができればと思う」と述べた。
 これに対し、規制的な対策に異議を唱えたのが、東京大学大学院医学系研究科附属医学教育国際研究センター教授の北村聖氏。「地域で働くことが楽しいというポジティブな仕掛けが必要。規制をかけることについては、慎重にやってもらい。“ムチ”よりも、“アメ”の仕掛けが必要。『地域で働かないと、幸せにはならない』といった仕掛けはやめてもらいたい」と釘を刺した。
■地域医療支援センターは「芸者のいない置屋」?
 そのほか、医師偏在対策の検討項目の中で議論になったのは、(1)地域医療支援センターの機能強化、(2)フリーランス医師への対応、(3)専門医制度についての対応――だ。
 全国医学部長病院長会議会長の荒川哲男氏は、同会議が提案している通り、医師は出身大学の地域でできるだけ就労できるよう、各大学に「医師キャリア支援センター」を設置し、地域医療支援センターと連携していくことを提案(『医師のキャリア形成、大学が生涯にわたり支援』を参照)。同時に、地域医療支援センターについては、あまり機能していない現状を踏まえ、「いったいどんな機能を強化するのか。ここに託す機能を明確にする必要がある」と指摘した。
 全国自治体病院協議会会長の邊見公雄氏や奈良県知事の荒井正吾氏、岩手医科大学学長の小川彰氏からも、地域医療支援センターが機能していない現状を問題視する声が上がった。「芸者のいない置屋」と称したのが、荒井氏。小川氏も同様に、「配置できる医師がいなければ、センターの機能を強化できない」と述べた。
■フリーランス医師、風当たり強く
 邊見氏は、フリーランス医師にも厳しい目を向けた。麻酔科医、放射線科医、病理医という、「主治医にはならない」分野の医師について、診療報酬上の評価を上げるよう求めてきたものの、「麻酔科医のフリーランスは、少し悪乗りしている」と戒めた。荒川氏は、フリーランス医師を差配する業者を厚労省に登録する仕組みを提案。
 専門医制度について言及したのは、聖路加国際病院院長の福井次矢氏。「専攻医の募集定員枠の設定を入れたことは、高く評価」と述べた上で、全国レベルでの調整が必要だとし、将来的は初期臨床研修と同様に、マッチング的な仕組みも検討すべきとした。
 そのほか日本医師会常任理事の釜萢敏氏からは、「医師や医師の診療行為情報のデータベース化」の重要性を強調する意見も出た。「データが必ずしも十分に整っている現状ではない」とし、出身大学に「医師キャリア支援センター」を設置し、連携も図りつつ、データベース化を進めることを求めた。






















今こそが漱石が読まれるべき時代です

2016年04月22日 10時49分10秒 | 社会・文化・政治・経済
★東日本大震災を経験して以来、自身の中で、「忘れない」という言葉の意味が変わった。
単に過去のこととして、記憶にとどめておくことだけでない。
過去の“あの時”に抱いた思いや経験を忘れないことが、未来を目指して進む道しるべになると知った。
★自然の猛威を前にした時、一人の人間の力は限りなく小さく感じる。
だが人間には、危機の時に寄り添う心、逆境にも耐えて立ち上がる反発力がある。
★今年、没後100年を迎える夏目漱石。
激動の時代と社会を見つめながら「今こそが漱石が読まれるべき時代です」政治学者・県立劇場の理事長兼館長に就任する東大名誉教授の姜尚中(カン・サンジュン)さん
「漱石作品の特徴は、自分ではなく他人を変えようとする行為が引き起こす悲劇です。
今の自分を是として、相手をコントロールしようとするで、多くの人が傷ついていく。
これでもかと彼が描き続けたのは、あくまでも友人や家族といった、人間関係のリアルで冷たいゲームです」
★社会が乱れる時には、最初に人間の思想・宗教の乱れが起きる。
人格を織りなす基となる思想・宗教の乱れには、必然的に人間の心と行動の乱れを引き起こし、やがては多くの人々の乱れ。社会の混乱へとつながっていく。
ゆえに、いつの時代にあっても、未来を開く卓越した思想・哲学が求められる。

何かで自分を変えたい

2016年04月22日 04時40分08秒 | 創作欄
東日本大震災の衝撃が、額田治郎の生き方を変えた。
前日まで、額田は陸前高田に滞在していたのだ。
陸前高田
昭和30年(1955年)1月1日 - 高田町・気仙町・広田町・小友村・竹駒村・矢作村・横田村・米崎村が合併し、陸前高田市となる。

東日本大震災

2011年(平成23年)3月11日、マグニチュード9.0の東北地方太平洋沖地震が発生した。
隣接する市町村の震度は、大船渡市・一関市・宮城県気仙沼市が震度6弱、住田町は5強であった。
同市の震度は欠測だったが、市の発表による災害状況では6弱とされている。
この地震が引き起こした大津波によって市役所庁舎を含む市中心部が壊滅し、市の全世帯のうち7割以上が被害を受けた。
また、市域にある東日本旅客鉄道(JR東日本)の5駅のうち4駅(大船渡線の竹駒駅・陸前高田駅・脇ノ沢駅・小友駅)は、周辺地域の多くの駅同様、駅舎などが流失し、線路も大きな被害を受けた。
4月9日:この時点で判明していた陸前高田市における死者は1,211人、行方不明者1,183人、避難者16,579人。
4月14日:GPS(全地球測位システム)を用いた国土地理院の調査の結果、岩手県・宮城県・福島県の広範な沿岸地域において、この地殻変動による著しい地盤沈下があったことが明らかとなった。
特に岩手・宮城両県境付近の変動量は大きく、最大は牡鹿半島の-120 cm, 陸前高田市は小友町西の坊が-84 cmで市街地中最大、同じく米崎町高畑は-58 cm, 同じく気仙町双六は-53 cm, 他では宮城県石巻市が-78 cm, 気仙沼市が-76 cm, 岩手県大船渡市が-73 cmであった。
岩手県総合防災室によると、2012年8月11日現在で陸前高田市における死者は1,555人・行方不明者は223人で、行方不明者のうち陸前高田市が死亡届を受理した件数は205人である。
陸前高田の木造駅舎は東日本大震災の大津波で流失。
太平洋に面した三陸海岸の南寄りに位置する。
三陸海岸南部はリアス式海岸が続き、西の唐桑半島と東の広田半島に挟まれた広田湾の北奥に市中心部のある平野が広がる。
小さな平野ではあるが、山が海に迫る地形が続く三陸海岸では最大級のものである。
広田湾奥には気仙川が流れこんでおり、その運ぶ土砂で形成された砂州には高田松原と呼ばれる松原が東西に続く。
高田松原の北に古川沼があり、その先の山麓に中心市街地があり、その北には氷上山がそびえる。
広田半島には椿島などの景勝がある。
額田は仙台には毎年仕事で行っていた。
その日、想い立って仙台から陸前高田まで足を延ばしてみた。
高田松原を一度、見ておきたいと思ったのだ。
旅行らしい旅行をほとんどしない仕事人間の額田であったが、地方出張のついでに訪れた場所は少なくない。
そのような場所が記憶に留まり、額田の心を満たしていた。
1日違いで彼は難を逃れたのであり、改めて自分は生かされたのだと思った。
額田はそれまで午前6時の始発バスで、取手駅から東京・神保町まで通勤していたが、4時に起きて家を5時に出て徒歩で約25分、取手駅まで向かう生活習慣に変えたのである。
何かで自分を変えたいという気持ちが、額田を突き動かしたのだ。
彼は55歳を過ぎており髪の毛のだいぶ抜けてきた。
縁がなく独身身であり生活習慣を変えるのも気ままであった。
住む家は中古の2階建の1軒屋であり、庭は何時も殺風景である。
そろそろ定年後の生活についても考える身ともなっていた。
彼の身を案じる妹が、時々電話をかけてくる。
そして聖書の小冊子を毎月、送ってくるのである。

△▼厚生労働省▼△ ・平成28年4月19日付大臣会見概要

2016年04月20日 21時59分53秒 | 医科・歯科・介護
新着情報配信サービス

      04月20日 10時 以降掲載

○ 大臣会見等

・平成28年4月19日付大臣会見概要
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=220965

○ 報道発表

・糖尿病性腎症重症化予防プログラムの策定について
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=220967

○ 政策分野

・若年者雇用対策
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=220969

・青少年の雇用の促進等に関する法律(若者雇用促進法)などが平成27年10月から順次施行されます!
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=220971

・薬価基準収載品目リスト及び後発医薬品に関する情報について(平成28年4月20日適用)
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=220973

・処方せんに記載する一般名処方の標準的な記載(一般名処方マスタ)について(平成28年4月20日現在)
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=220975

○ 審議会等

・第167回労働政策審議会雇用均等分科会(2015年12月7日)
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=220977

○ 採用情報

・採用情報(総合職事務系)の更新
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=220979

・採用情報(非常勤職員(医薬・生活衛生局)募集情報)
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=220981

○ その他

・調達情報  厚生労働本省ストレスチェック制度業務
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=220983

numata727 さんが 2015年04月20日 に書かれた記事をお届けします

2016年04月20日 21時55分19秒 | 医科・歯科・介護
リベラルの意味する内容 一度根本理念

★米国は友好の象徴としてハナミズキ3000本を日本各地に贈っている。今年は被爆から70年目のため、広島市には70本が寄贈される。ケネディ駐日大使は広島を視察後、公園近くの通りで開かれたハナミズキの植樹に参加した。「広島の人は勇気、立ち直る力、平和と核不拡散へのコミットメントを通して世界を鼓舞している」と挨拶し...
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ひたすら勝負勝負で生きた人生

最後の無頼派作家の白川道さんが死去「ひたすら勝負、勝負で生きた人」麻雀や競輪などのギャンブルに明け暮れ作家・白川道さん“生みの親”が思い出語る 2015.04.18Tweet  8年半にわたり、「俺ひとり」を連載していた作家の白川道さんが16日、急逝した。69歳だった。先週(11日)の当欄に掲載した原稿が遺...
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numata727 さんが 2015年04月19日 に書かれた記事をお届けします。

ベトナム戦争の帰還兵の証言



★「いい映画を見るのだ。いい本を読むのだ」自分が漫画界の重鎮、手塚治さんに教わった心得を真剣な表情で説いた赤塚不二夫さん。「今はギャグ漫画がギャグとして受け入れられない息苦しい時代。もし先生が元気だったら『これでいいのだ』とはいわないだろう」しいや みつのりさん(フジオ・プロダクション元チーフアシスタント)★...
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藤井市長の市長選の出陣式



お腹の痛みが治ったと思っていたら、再び痛みだした。このため午前8時30分の待ち合わせをどうしようかと迷ったが、ミスターマックス前まで行く。少し遅れて友人の富田さんが来た時には、お腹の痛みはおさまっていた。ところが、小掘の赤田さんの家で会合中に再び痛み出す。10時10分ころ家へ戻り、藤井市長の市長選の出陣式を見...
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京大iPS研と武田薬品が共同研究へ 

 新薬開発で連携、10年20億円を予定朝日新聞DIJITAL 2015年4月17日(金) 製薬最大手の武田薬品工業と京都大iPS細胞研究所(CiRA、山中伸弥所長)がiPS細胞を使った薬の開発で、新たに共同研究を始めることが16日、関係者の話でわかった。資金は武田薬品が提供し、最大で年20億円を予定していると...
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反転攻勢へ、新興国に新薬

武田薬品・ウェバー社長朝日新聞DIJITAL 2015年4月4日(土) 配信 4月から武田薬品工業の最高経営責任者(CEO)を兼務したクリストフ・ウェバー社長が、朝日新聞のインタビューに応じた。ウェバー氏は「新興国の事業を強化して、業績を反転攻勢させる」と述べ、ブラジルやロシアなどに、もうけが多い新薬を積極的...
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中学生も医療費助成65% 

1134自治体、10年で100倍 厚労省調査朝日新聞DIJITAL 2015年4月17日(金) 子どもの医療費の助成対象を広げる市区町村が急増している。厚生労働省の昨年の1742市区町村への調査では、通院で中学卒業またはそれ以上まで助成する自治体は1134市区町村(65%)に上った。2004年は11自治体しか...
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今更ながら古賀茂明氏「報ステ騒動」の是非を考える

本当に「報道の自由」の危機か?DIAMOND online 2015年4月17日(金)“岸 博幸”の政策ウォッチ 【第6回】 2015年4月17日岸 博幸 [慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授] 古賀茂明氏の「報道ステーション騒動」からだいぶ時間が経ちましたが、古賀氏や関係しているであろ...
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大前研一ニュースの視点

フィリップス、GEの事業改変大前研一メルマガ 2015年4月17日 より
▼フィリップス、GEの選択と集中の方向性に疑問
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過剰投薬・残薬解消に調剤報酬見直し

7:1基本料下げ・DPC適用拡大Webmedicalニュース 2015年4月17日(金)配信■インセンティブ改革を位置づけ、塩崎大臣も「分業の課題は認識」経済財政諮問会議は4月16日、「経済再生・財政健全化に向けたインセンティブ改革」について議論、医療保険制度改革を進めるためのインセンティブとして民間有識者議...
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医療用医薬品の流通改善に関する懇談会(第24回)資料

2016年04月20日 11時31分14秒 | 医科・歯科・介護
△▼厚生労働省▼△

新着情報配信サービス

      04月19日 19時 以降掲載

○ 政策分野

・[2]業種別支援策:最低賃金引上げに向けた、業種別団体の賃金引上げのための取組を支援
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=220955

・ジカウイルス感染症の流行地域(2016年4月19日更新)
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=220957

・平成28年(2016年)熊本地震に伴う熊本労働局における労働基準監督署及びハローワークの開庁状況について
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=220959

○ 審議会等

・第10回社会保障審議会介護給付費分科会介護報酬改定検証・研究委員会議事録(2016年3月16日)
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=220961

○ その他

・調達情報 中国帰国者定着促進センター研修棟・宿泊棟解体工事実施設計業務
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=220963

△▼厚生労働省▼△

新着情報配信サービス

      04月19日 10時 以降掲載

○ 報道発表

・食品中の放射性物質の検査結果について(第977報)(東京電力福島原子力発電所事故関連)
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=220915

・愛知県国家戦略特別区域に「雇用労働相談センター」を設置~ベンチャー企業やグローバル企業の設立や円滑な事業展開を促進~
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=220917

○ 政策分野

・石綿飛散漏洩防止対策徹底マニュアル[2.02版]
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=220919

・アスベスト分析マニュアル【1.04版】
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=220921

・石綿の除去作業等に係る計画届、作業届及び監督指導等の件数
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=220923

・日本DMAT活動要領の一部改正について
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=220925

・知っておきたい働くときのルールについて
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=220927

・就業規則、36協定の本社一括届出について
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=220929

・やさしい労務管理の手引き
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=220931

・雇用促進税制
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=220933

○ 審議会等

・第41回先進医療技術審査部会 議事次第
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=220935

・第7回「働き方の未来2035:一人ひとりが輝くために」懇談会の開催について
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=220937

・第16回社会保障審議会福祉部会 資料
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=220939

・医療用医薬品の流通改善に関する懇談会(第24回)資料
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=220941

・審議会、研究会等予定
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=220943

・第129回労働政策審議会労働条件分科会資料
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=220945

・第39回 先進医療会議議事録(2016年3月10日)
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=220947

○ その他

・調達情報 平成28年度情報資産棚卸し及びリスク評価にかかる作業ガイドライン策定並びに情報資産棚卸し及びリスク評価実施支援(企画競争)
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=220949

・調達情報 硫黄島における燃料(軽油特1号) 218,000リットルの購入(公募)
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=220951

政争を越える民間の交流、今こそ育むべき時

2016年04月20日 11時25分23秒 | 社会・文化・政治・経済
熊本地震で中国人が「くまモン応援」の真意

福島 香織
日経ビジネス オンライン 2016年4月20日

 熊本県一帯で4月14日から断続的に大地震が続いている。震度7の大きな前震のあとにさらに大きな本震があり、被災者の方々も、被災地に家族友人がおられる方々も眠れぬ夜が続いていることだろうが、少なくとも東日本大震災のような津波や原発事故の類は18日現在起こっておらず、どうかこのまま、余震が収束し、犠牲者に静かに哀悼が捧げられ、残された方々に少しでも安寧がもたらされ、そして一刻も早く復興にとりかかれるようにと、祈り続けている。
■東日本大震災を揶揄した中国人、熊本地震では…
 ところで今回の大地震に関しては、中国人がずいぶんと心を寄せてくれているようだ。台湾人が日本の地震災害に毎回、ものすごい額の義援金(普通のビジネスマンでも、平気で1カ月分の給料などを寄付してくれる!)や関心を寄せてくれるのは、よく承知しているが、今回は多くの中国人が、インターネットの微博などのSNSで熊本への心配と応援を文章やイラストで表現しているのを見て、失礼ながらちょっと意外な気がした。
 というのも、2011年の東日本大地震のときは、中国でこういった被災地応援のネットブームは、すぐさまは起きなかったと記憶しているからだ。あの時は、むしろ先に「ざまあみろ」式の揶揄がネットの話題となり、良識のある中国人記者や中国人知識のそれを諌めるコメントが散見された。これに対して台湾が外国の中で最高額の義援金を寄せてくれたことが、いかにも中国人と台湾人の違い、と言う形で日本人に印象づけられたのだった。
 熊本地震に関しては、中国で「小日本が大地震に襲われたので宴会を開いた」といった意地悪なSNS投降もないわけではないが、それを上回る勢いで、傷ついた熊本県の“ゆるキャラ”くまモンを慰めるイラストやメッセージが流れたのである。
 なぜ、今回の熊本地震に関して、中国人がここまで同情と関心をよせてくれるのか。
 一つの背景は、2011年春と2016年春の日中関係の状況がかなり違うからだ。
 2011年春は、2010年秋に、尖閣諸島海域で中国漁船衝突事件が起き、中国人船長が逮捕されるという事態に引きずられて、中国人の国民感情の表現が極めて“反日的”であった。この“反日感情”は、2012年秋の中国政権交代を控えた習近平サイドと現役政権の胡錦濤サイドの政争に利用される形で煽られ、中国各地で日系企業やショッピングセンターが打ち壊しや焼き討ちに遭う反日デモ暴動に発展するわけで、その詳細については拙著『権力闘争がわかれば中国がわかる』(さくら舎)などをお読みいただければと思う。
■反中の台湾、香港から、日本へ流れる観光客
 一方、2016年春は、2014年から続く中国の訪日旅行ブームが最高潮に達し、もともと中国人の日本への関心が高くなっていた。中国の旅行代理店関係者に聞くと、台湾、香港での反中意識の高まりや、韓国における北朝鮮危機の高まりから、昨年まで台湾、香港、韓国に流れていた中国人観光客まで今年の春は日本に流れる傾向にあり、何より日本側のインバウンドの努力もあって訪日ツアーがダントツに種類も多く値段もリーズナブルになったことが訪日旅行ブームの一因だという。
 日本は欧米や東南アジアに比べてテロの危険も少なく、反中感情も他国と比べれば表面化しておらず、環境汚染も少なく、お買い物も楽しい。中国人の日本への親近感は2011年当時に比べるとぐっと高くなっている。
 別に中国人だけをターゲットにしているわけではないが、外国人観光客誘致で大活躍しているのが、各地の“ゆるキャラ”であることは疑いないだろう。中でも熊本県のくまモンは、中国語で“熊本熊”“熊萌”と呼ばれ、ダントツの人気である。実際、くまモンは、中国や香港でも“営業”しているし、それが熊本のキャラだと知らなくても、あの“ほっぺの赤い熊”といえば、見たことがあると答える人は多い。
 もともと、中国語の“熊”には、おバカな人、無能、といったニュアンスがある。北海道の道路標識の「熊出没注意」などは、中国語では「おバカな人に気づきません」といった意味に取れ、このステッカーを北海道土産に買って帰ると大ウケする。車に貼れば、「注意力が足りない無能な運転手」という意味になり、若葉マークのない中国では、運転初心者が周囲への注意喚起で貼ることもあるとか。
■中国人は“稼げる熊”がお好き
 このちょっと愛すべきおバカなイメージは、くまモンのキャラと完全に重なり中国人の琴線に触れたようでもある。だが、くまモンは無能そうな見た目と違い、2012年には周辺グッズの売り上げ300億円近くある“稼げる男”であり、こういうギャップも、中国人がくまモンが好きな理由かもしれない。
 中国人は基本、無能者よりは“有能で稼げる男”が好きである。なので、今回の大地震の被災地が熊本というと、くまモンの故郷だ、くまモンが被災した、と中国人にとっても非常に身近に感じることになった。実際、くまモンブームの影響もあって、中国人には阿蘇山ツアーなども大人気で、今回も南阿蘇の温泉地で中国人団体客20人が孤立し、ヘリコプターで救出された事態があった。
 日本、そして熊本に対するこうした中国人の親近感は、SNS上に、傷ついたくまモンや悲しんでいるくまモンを、パンダが慰めたり励ましたりするイラストや、くまモン頑張れ、といったメッセージの形であふれるようになった。イラストの中には、パンダが「私たち、みんな熊だもの」とキャプションがついていた。この際、パンダが実はクマのふりしたネコ科動物であることは気づかないふりをして、この慰めの言葉を素直に受け取りたい。
 中国の現政権が反日志向であることは、2011年も今も基本的に変化はない。だが中国の国民感情には変化がある。こう考えると、観光旅行という民間の商業活動・交流が、政府の外交を上回る効果を発揮したのだと解釈できる。
 日本の場合、商業活動は、本来は政治と無関係だが、ときに政治的にも大きな意味や効果をもつこともあるのだ。中国の場合、すべてが「党の指導」の名のもとに行われるので、観光のような商業活動といえども政治の影響を受け、たとえば台湾への中国人旅行の激減は政治のせいだ。だが、中国人の今の訪日旅行ブームは、習近平政権の反日志向に反して起きている。習近平って反日なの?と疑問に思う人は、くどいようだが「権力闘争がわかれば中国がわかる」を読んでほしい。
 簡単に説明すれば、習近平は“反日”を権力闘争、権力掌握に利用しようとしてきた。2013年1月の中国海軍が自衛艦に対しレーダーを照射しロックオンした事件は、習近平は無関係の現場の独断、という形で日中ともうやむやにしてしまったが、その後に漏れ伝えられるさまざまな情報を総合すると、やはり習近平が軍の権力掌握を進めるために東シナ海で局地的な准戦闘状態を引き起こそうと日本を挑発したというセンが今のところ一番強い。
 だが、この作戦は結果的に日本側の忍耐により失敗し、むしろ米国に中国の海洋覇権に対する強烈な警戒心を生み、尖閣問題が日米安保の対象であるとオバマ大統領が明言する決定的な契機となった。そこで、習近平が軍権掌握のために行う局地戦の場所を、南シナ海に移そうとしたのが今の南シナ海の現状である、と言われている。この場合、中国が具体的に戦火を交えたいターゲットとしているのはフィリピンのもよう。米国は中国の意図に気づいたので、フィリピンとの軍事協力強化に動いた。これに対して、中央軍事委員会副主席(解放軍制服組トップ)の范長竜が南沙諸島を米国牽制のために訪問した。
■習近平の反日を、さらっとスルー
 習近平政権の反日志向は今にいたるまでぶれていない。習政権が日本の尖閣諸島に対して虎視眈々としていることは変わりなく、中国政府自身は、日本が大地震に見舞われて大変だからといって、気を回して尖閣周辺海域での中国海警船の挑発航行を控えるというわけでもない。熊本地震後も、尖閣諸島沖合の接続水域で中国海警船は挑発航行を続けている。だが、2016年春、いま習近平政権とガチで対立しているのは米国(とフィリピン)であり、だから、習近平政権の“反日志向”をさらっとスルーして、日本の製品を礼賛することも、訪日ツアーの魅力を語ることも、熊本への同情と応援の気持ちをネットのSNSで声高に表明することも、政治的にはセーフと見られている。
 こうして見てみると、政権の反日志向と、中国人個人の対日感情はもともと別物である。政治的風向きに関して敏感な中国人は、政権が反日的なメッセージを発すれば、それに乗って反日的な言動をとる。それは、あくまで独裁的な政権下での保身のために身にしみついた習性といえる。そういう言動をとる人が心底、反日というわけでもないのだ。
 では、政権が反日的メッセージを発しているにもかかわらず、あえてネットで日本への親近感を表明する場合はどうだろう。それもむしろ、心底親日というよりも、政権の発するメッセージをあえて無視することに意味があるのかもしれない。非常に消極的な政権への批判を無意識に込めているという意味で。最近、政権サイドが懸命に日本批判メッセージを発しても、国民の方が乗ってこなくなり、中国共産党は日本を北京ダックのように骨から皮までおいしく利用している、といった揶揄がネットで流れるようになったのは、つまりそういうことなのだと、私は感じている。
 繰り返しになるが、中国人にとって、愛国心というのは、独裁政権下で平穏無事に暮らしていくための建前であって、本音ではさほど強い共産党政権への忠誠心は持っていない。習近平政権が個人崇拝キャンペーンを仕掛け、庶民的な肉まん屋で行列に並んで肉まんを買ったり、自分自身をゆるキャラ風のアニメキャラクターにして「習大大」(ビッグダディ習)のあだ名を広めるといった若者向け宣伝工作に力を入れたりしているものの、実際のところ「庶民の間で習近平が大人気」という現象は、作られたブームであり、庶民としては無意識の保身の習性からそのブームに乗っているだけだと私はみている。
 だから習政権の最近の政策や言動にほころびが出始めると、地方の農村はともかく、都市部の知的なネットを愛好する階層の間では、急激に習近平のやり方に批判的な気持ちが浮上する。もっとも、それを公然と口にすることができないので、習近平のあからさまな反日志向を無視する形で、ネット上で日本の製品が素晴らしいと礼賛したり、日本に旅行に行きたいといってみたり、くまモンカワイイ、と言ってみたりする。日本の熊本で大地震が起きれば、みな哀悼や同情や関心を寄せ、くまモンがんばれ、と声高にメッセージを送るのである。
■「くまモンがんばれ」は外交的勝利
 だからといって、中国人からネットを通じて寄せられる被災地熊本への応援メッセージに心がこもっていないというつもりは毛頭ない。大地震での苦しみは中国人もたびたび経験しており、この同情と共感は本物だ。そういうものは、私たちが政治的にどのような状況であれ共有できるのだ。だが、それを声にして日本人に伝えるという行動の端に、政治的な中国人の事情というものも垣間見える。
 私たち日本人は、この中国人の同情と共感を感謝とともに受け止めつつ、隣の国の複雑な政治状況というものに、少し思いをはせることも必要だと思う。そうすれば、万が一、国家同士が激しい対立状態に陥っても、日頃、人として接する中国人をむやみに憎んだり恐れることもないだろう。そして政権同士の外交が対立のあまり暗礁に乗り上げていても、商業活動や民間交流、SNSでの普通の人々のコミュニケーション能力や発信力がその対立を乗り越えて外交的効果を発揮することが、しばしばあることを改めて認識することだ。
 ゆるキャラとして、商業的にプロデュースされたくまモンが、政治的に作られた習大大より中国人の心をとらえたとしたら、これもやはり日本の外交的勝利だ。
 そういう政権とは無関係なところでの民間の外交力が、意外にも紛争への歯止めになったり、震災復興での支えになったりするということを今、思い起こしておこうと思う。

※福島 香織:ジャーナリスト大阪大学文学部卒業後産経新聞に入社。上海・復旦大学で語学留学を経て2001年に香港、2002~08年に北京で産経新聞特派員として取材活動に従事。2009年に産経新聞を退社後フリーに。

熊本県、234病医院が倒壊・損壊の被害

2016年04月20日 11時21分30秒 | 医科・歯科・介護
熊本市民病院は倒壊の危険、全入院患者323人を搬送

m3.com  2016年4月18日  橋本佳子(m3.com編集長)、高橋直純、成相通子(m3.com編集部)
 熊本県を中心とした4月14日の夜から相次ぐ地震で、熊本市民病院(熊本市東区、437床)が倒壊の恐れがあることが熊本県の調べで明らかになった。同病院の患者323人全員は既に県内外の病院に患者を搬送ずみ。壁が剥がれるなど一部損壊等の被害を受けたのは、病院と診療所を合わせ234施設に上る。熊本市民病院のほか、熊本地域医療センター(熊本市中央区、227床)、広崎会さくら病院(熊本県益城町、164床)などでも救急受け入れを休止しており、混乱が続いている。
 熊本県内の医療施設数は、病院214施設。一般診療所1471施設(2014年10月1日現在)。厚生労働省が4月13日に発表した「病院の耐震改修状況調査の結果」によると、2015年の熊本県の病院の耐震化率は62.6%(全国41位)で、全国平均の69.4%を下回っており、耐震化の遅れが損壊等の被害を拡大した可能性がある。
 損壊した、くまもと森都総合病院(熊本市中央区、199床)では既に一部患者を他院に搬送するなどして対応。熊本セントラル病院(熊本県大津町、308床)も、スプリンクラーの作動に伴い建物が水浸しになり、入院患者約200人を他院に搬送した。東熊本病院(熊本県益城町、52床)も、ライフラインが途絶えたため、入院患者43人を搬送した。
 熊本市の基幹病院である、熊本赤十字病院(熊本市東区、490床)と済生会熊本病院(熊本市南区、400床)には、震災で負傷した患者が数多く訪れ、一時は患者が過剰状態になっていたが、ドクターヘリによる搬送などにより状況は改善している。
 透析関係では、熊本県内では94の透析施設があるが、厚生労働省のまとめで、17日21時時点の「透析不可」の施設は25施設。
■DMAT、260チームが活動中
 熊本市内では、電気、ガス、水道などのライフラインなどがストップした医療機関も多い中で、負傷者への対応や、被災者への健康管理などに追われている。初動対応としては、DMATが活動、DPAT(災害派遣精神医療チーム)やJMAT(日本医師会災害医療チーム)なども支援活動を開始している。
 DMAT事務局によると、18日正午の時点までに、第1隊、第2隊を派遣、260チーム(1055人)が活動中。大半は現地入りし、医療支援に当たるほか、一部はロジスティックスを担当。18日中に第3隊として関東、中部から50-60チームを派遣し、最初に入ったチームと入れ替わる予定。
 いち早く活動を開始したのが日本赤十字社のDMAT。熊本赤十字病院は、14日夜の地震では建物に被害はなく、停電したものの、自家発電で対応、14日の最初の地震で甚大な被害に遭った益城町にDMATを派遣。それ以降、九州の各支部を中心に医療支援に入った。16日未明の本震以降、活動を本格化、日赤本部、各支部から支援活動を展開している。
 DPAT(災害派遣精神医療チーム)も早くから現地入りし、17日時点で13隊が活動中、移動中1隊、全国で10隊が準備中。
 JMAT(日本医師会災害医療チーム)も、熊本県医師会の9 チーム計 31 人は既に活動中、3 チーム準備中。そのほか、鹿児島県医師会の 3 チーム計 12 人が、熊本県宇土市の避難所で医療支援を行う予定(17日、17時30分時点)。

競輪の勝敗は「展開のアヤ」

2016年04月20日 10時41分07秒 | 未来予測研究会の掲示板
利根輪太郎と宮元武蔵は居酒屋で愚痴をこぼした。
高知競輪開設66周年記念(GⅢ)の3日目、11レース、深谷知広選手(96期 愛知)を2着に車券を買った武蔵。
30万円以上の払い戻しを期待したのだ。
だが、7-2-8で決まる。
1着深谷、2着中村浩士(79期 千葉)、3着杉森大(103期 茨城)で配当は8070円。
素直に買っても2000円買っていたので16万円の払い戻しであったのだ。
また、12レースは原田研太郎選手(98期 徳島)を軸に買う。
1=5の3連単と9=5の3連単。
だが、9-1-4で決まり、期待した原田は捲り不発で6着となる。
今年未勝利の9番武田豊樹(88期 茨城)が1着、武田をマークした1番神山雄一郎(61期 栃木)が2着、菅田壱道(91期 宮城)が3着。
3連単の配当は7400円であった。
武蔵が勝負に出て負ける時は、軸に買った選手が捲り不発になるケースだ。
武蔵が選んだ原田選手は初日特選1着、2日目も連勝していた。
高知記念なので四国徳島の原に期待したのだ。
それで4日目も原田から買ったら同じく、捲り不発に終わったのだ。
1度失敗する選手は2度も同じパターンで失敗するものなのだ。
しかし、高知記念に優勝した村上義弘選手(73期 京都)は立派であった。
競輪選手の鑑である。
勝負を捨てない。
最後まで力を出し切るのだ。
ファンは納得する。
頭もいいのだろう。
そして思い切りの良さがある。
位置がないので単騎戦であったが、逃げる深谷知広選手のラインの3番手を選択し、それが好走につながり優勝した。
思い切りよく先頭に出て押し切る。
結果として武田選手のラインを不発に終わらせたのだ。
決勝戦は2日目、3日目に武蔵が勝負で買った1-5-2の出目であった。
武蔵がそのまま、その目(1-5-2)を追い掛けていたら100万円以上の払い戻しであったのだ。
目を追い掛けることは邪道であるが、予想をして100万円以上の払い戻しなどできるものではない。
10レースを買ったつもりが間違いで11レースであった。
それで700万円以上の払い戻しとなったのは、岡山の玉野競輪場であった。
武蔵はそんな偶然を2度、期待する気持ちはない。
あくまで、レース展開を推理して車券を的中させたいのである。
そして、競輪の勝敗は「展開のアヤ」なのだ。
インに粘る選手が居て、マーク選手が競りに負ける「展開のアヤ」もある。
最悪なのは、頭が固いと勝負した選手が逃げて、失速するケースである。
あるいは人気の二つのライン逃げ争いをして、一番弱いラインが漁夫の利を得るケースも少なくない。
武蔵は思い切りの良さが信条の男だ。
「あれこれ、迷って手を広げる」そのようなことを一番嫌う。


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高知競輪開設66周年記念「よさこい賞争覇戦(G3)」は4月17日に最終日を迎え、第12レースに決勝戦が争われた。
レースは深谷知広が杉森輝大を突っ張って先行。
3番手をキープした単騎の村上義弘が、最終2コーナーからまくって快勝した。
号砲が鳴ると、深谷知広が様子をうかがいながら誘導を追いかける。そこに中村浩士が続き前受け。

以下隊列は単騎の村上義弘、松岡貴久、小松崎大地-菅田壱道、杉森輝大-武田豊樹-神山雄一郎で周回を重ねる。
赤板まで隊列に変化はなく、1センターから杉森が武田-神山を連れて上昇を開始。

小松崎の外で併走すると、深谷が誘導を降ろして打鐘から先行態勢に入る。
杉森はすぐさま踏み込むが、深谷を叩けず不発に終わる。
杉森が後退して武田は4番手の外で併走するが、松岡に絡まれ苦しい展開。
今度は後方で脚を溜めていた小松崎が最終1センターから巻き返す。
3番手の村上も逃げる深谷を射程圏に入れてまくり発進。
迫る村上に対し、逃げる深谷も合わせて踏むが2センターで力尽きる。
村上が前団を捕らえそのまま押し切りV。
中村は小松崎を止めて、村上を追って2着。
態勢を立て直した武田が、空いた中のコースを伸びて3着に入る。



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深谷と即席タッグを組んだ中村浩士は2着に入った。
 「深谷君がすごかった。気持ちが入ってましたね。恵まれました。でも、内から誰か来たので、それを決めて、外もいたから本当に苦しかったです」

 武田豊樹は準決勝で今年初勝利と状態上向きだったが、直線追い込んで3着が精一杯。
 「(杉森輝大に)任せてたんで何とも言えないですけど、僕も対応できるところはたくさんあったかな。悔しいね。良い状態だったけど」

 武田、神山雄一郎に任されながら先行策に出れなかった杉森輝大は、レース後は反省し切りだった。
 「後ろからっていうのは決めてて。そこから押さえて駆けるつもりだったんですけど。深谷の突っ張りは想定外でした。レース後に武田さんからも『ああいう単騎が並んだときの対応を考えないと』と言われました。自分の仕事できてないんで悔しいです」

 突っ張り先行に出た深谷知広は8着に沈んでしまった。
 「(杉森が)来るのが遅かったので突っ張ったんですけど、もっと粘りたかったですね。バックで完全に終わってしまった。せめて2センターまで持てば中村さんの優勝だったと思う。あと半周、しっかりもがけるようにしたいですね」

大和は超変革の阪神そのもの

2016年04月20日 04時33分50秒 | 社会・文化・政治・経済
「超変革」を掲げた金本監督の阪神が、中日にまさかの3連敗。
これでは、昨年の阪神と変わらないのでは?
がっかりした。
そして、好調打線のヤクルトに投手藤波も打ち込まれる。
4連敗か?!と想われた。
酒もまずくなる。
だが、超変革を体現したような大和が期待に応えた。
思い切りの良さ、強い打球を撃てる大和へ変革したのだ。
バットを短く持っていた消極的な大和は、バットを長く持ち、思い切り球を振り抜く。
打球はレフト側へ撃ち返された。
若手選手にレギュラーの座を奪われたままで、大和は終わらない姿勢を示した。
先輩としての意地を打撃で後輩たちに示したのだ。
これこそ、超変革の阪神そのもの。

熊本地震 /エコノミー症候群で死者

2016年04月20日 04時05分06秒 | 医科・歯科・介護
 車に長期、命の危険 適度に動き水分を

毎日新聞2016年4月19日 (東京夕刊)

 熊本市内で、エコノミークラス症候群によって50代の女性が死亡した。今回の地震では車中に避難し、夜を明かす人が相次いでいるが、車中で長時間過ごすことは同症候群の危険性を高める。避難生活の長期化も予想され、専門家らは、十分に水分を補給し、適度に体を動かすよう強く訴えている。【細川貴代、下桐実雅子】
 同症候群は脚の静脈にできた血栓(血の塊)が流れて肺の血管に詰まると肺塞栓(そくせん)症となる。胸痛や呼吸困難、失神などの症状が表れ危険な状態になり、死に至ることもある。同じ姿勢を長時間続けると発症することがある。
 死亡した女性は避難で車中泊していた。新潟大の榛沢和彦医師(血管外科)によると、2004年の新潟県中越地震でも車中泊で同症候群を発症した人が相次いだという。少なくとも11人が車中泊で肺塞栓症を発症。このうち6人が死亡した。地震発生から2〜7日で発症していた。
 同症候群は、人が多く体を伸ばしにくい避難所でも注意が必要だ。厚生労働省によると、静脈血栓を患ったことのある人、肥満傾向の人や高齢者、妊婦、高血圧の人などが特になりやすいという。


 予防策としては、水分を十分に取ることが重要だ。トイレが気になって水分を控える人も多いが、水分が不足すると血液が固まりやすくなる。
 体を動かすことも大切だ。トイレに行くなど4〜5時間おきに歩いたり、ラジオ体操や散歩など適度に体を動かしたりするのも効果的だ。避難所でなかなか動けない場合は、ふくらはぎを時々、マッサージしてほぐすのも良い。足首を回したり、脚を水平にしたり曲げたりする運動をすればさらに有効だ。
 初期症状では、太ももからのむくみや痛みがある。脚に違和感を感じたら医療スタッフに早めに相談することが重要だ。