両親は、専業農家である。主に野菜や花の苗を作っている。
結構需要はあるらしい。注文もたくさん来るとのことだった。
商売として成功していると言える。
そこで、聞いてみた。
「どうしたら、お客さんが集まってくるの?」
「一番大切なのは、誠実さやね。まじめにやっていれば、信用ができる。」
「絶対やっていけないのは、横着に仕事をすることやね。」
「ずるいことやって成功するやつはいない。」
とのことだった。
若い頃に苦労していたのは、自分も良く知っている。仕事を軌道に乗せるために、かなりがんばっていた。
(母は、自分よりあとに寝て、自分より先に起きていた。睡眠をとっているところを見たことが殆どない。寝る間を惜しんで仕事をしていた。)
誠実に仕事をしていたからこそ、苗作りの腕も高まり、今では注文をたくさんもらえる位に信用されているのだろう。
当たり前すぎることかもしれないが、手抜きや横着をすることなく、誠実に仕事に励むというのは、仕事の大切な作法である。
自分も心がけたい。