一昨日は、志水廣先生の算数の講座があった。
いつも思うのだが、自分で努力して力をつけようとするのは、階段を一歩一歩登っていくような感じである。
それに対して、優れた指導者に教えてもらうのは、エレベーターでグッと引き上げてもらうような感じである。
両方の修行が大事だろうと思う。
時々は、優れた方に出会い、引き上げてもらうのがよい。
特に学びになったのは、志水先生の「優しさ」である。
自分ならバツをつけそうな場面でも、認めているところである。
私のように「違います。残念。」とは言わない。
「そうだよねえ。」
と認めてから切り返す。
その優しさが自分には足りない。
優しく接しても、結果として、志水先生のやり方で、子供は意欲が高いままゴールに近づいていく。
「優しく接してもゴールにはたどり着けるのだ。」
自分だけの努力では、階段を登るだけの努力では、こういう気づきを得るまでに、何年もかかるだろう。
講座に参加して本当によかった。