西川純氏の提唱している 「学び合い」からの学びは、
「本時の目標」を明確に提示するという点である。
この本時の目標が明確であるからこそ、子どもたちの間での「学び合い」が成立する。
「本時の目標」をつくる際の留意点は、以下の通り。
・ 全員が達成できるようなレベルになっているか。
・ 具体的なゴールが分かりやすいか。
・ インプットしたものをアウトプットさせるようになっているか。
・ 相手(聴き手)を意識させる(言いっぱなしにさせない)ようになっているか。
・ 削って削って、シャープにシンプルになっているか
「学び合い」スタートブックp.94
例えば、次のような目標を提示するそうである。
「教科書の○ページから○ページをみんなでみんなができるようにする」
「教科書の2~6ページをやり、みんなでみんなが1/100の位まで小数の表し方読み方を説明することができる。」
確かに、このように明確に本時の目標(本時のゴール)を設定することで、教え合ったり、説明しあったりなどの「学び合い」は生まれてくるだろう。