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個人思考の時間がそれほど必要か

2012年06月18日 | 算数・数学

 ずっと算数指導の研究をしてきた方の中には、現実的ではない話をする人がいる。

 

 「個人思考の時間、自力解決の時間を十分確保しましょう。」

が、そのひとつである。

 

 ではどのくらい確保するのか、「5分以上取る」という人もいる。そういう人の話は現実的ではない。

 

 分からない子、自力解決の手だてを持っていない子にとっては、5分以上も「分からない」という苦痛の時間が続くのである。

 

 逆に、「分かった」という子にとっては、解き方、説明の仕方もすぐに分かることがおおい。そういう子にとっては、退屈な時間が続くことになる。

 

 そして、そういう授業をする人は、多くの場合、授業中に扱う問題数が少ない。

 

 練習問題を解く時間は殆どなく、「はい、あとは宿題」となる。

 

 

 算数の研究をしてきた人の中には、「学習の流れありき」という思考をしている人が多い。

 「子どもの分かる、できる喜び」は、後回しになっている授業をしている人がおおいのはなぜだろう。

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