中学校で柔道を始めた。
同学年は、10人もいないような部だったが、みんな中学校で始めたものばかりである。
その中でも自分が一番弱かった。体も一番小さかった。体力も運動能力も一番低かった。
そんな自分が心がけたのは、「+1(プラスワン)の努力」である。
みんなが10回腹筋をする時は、11回するようにした。
みんなが打ち込み(技をかける練習)を10回するときは、11回するようにした。
2年生になっても、一番弱いのは変わらなかった。
ただ、あまり投げられなくなった。踏ん張りがきくようになったのである。体力がついてきたのは自分でも分かるようになった。
2年生の終わり頃から、背負い投げが決まるようになってきた。自分の持ちたいところをつかめば、90%以上の中学生には背負い投げが決まるようになった。
この成功体験は大きかった。
今でも、周りの人より「+1の努力」をしていれば、何とか人並みかそれ以上にはなれると考えている。
今はつらくても、「+1(プラスワン)の努力」をすれば何とかなる。そう思わせてくれた柔道部での体験は貴重である。
そんな自分が好きなコミックはこれ。
主人公の三五十五は、才能もあるけれども、努力もしているところに好感がもてる。
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柔道部物語 全7巻 完結コミックセット(講談社漫画文庫) 価格:¥ 4,781(税込) 発売日:2010-01 |