仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

社業で貢献する

2020年02月28日 | 本と雑誌
昨日紹介した

ジャパネットたかたの髙田明社長による初の自著

伝えることから始めよう

 この中で、最も心を動かされたページがある。それを紹介する。

 2011年3月11日、東日本大震災が発生しました。ニュースで未曾有の惨状が明らかになるにつれ、テレビショッピングを続けていく事の是非に悩みました。とにかく10日間のテレビショッピング自粛を決定し、すぐに実施しました。

 一方で、いったんは番組自粛を実施しながら、本当に被災地のことを考えるなら、企業としての仕事をやり通した方がいいのではないか、との考えも芽生えました。そして、震災から5日目の番組の一部再開を社内で提案しました。

 再開と言っても、普段通りのテレビショッピングを提案したのではありません。テレビ1500台とランタン1000個を用意し、売り上げのすべてを義援金とするテレビショッピングを放送してはどうかと提案したんです。社内の皆が賛同してくれました。
 
 午前9時30分にスタートした番組の冒頭で、「売り上げの全額を義援金として被災地に送ります」と、視聴者にお伝えしました。被災地のために何かしたい、と考えていらっしゃる皆様の思いを寄せて、義援金をお送りしたいと訴えました。

 すると、直後に、コールセンターがパンクするような事態が起こりました。それには本当に驚きました。商品の紹介が終わらないうちに、売り切れてしまったのです。このときほど、日本人の優しさを実感した時間はありません。 p.212 


 自分もいまだに応援したいという気持ちを持っている。東北で作られた商品をなるべく買うようにしている。(特に日本酒、おいしい酒を造る蔵がある)

 自粛ではなく、社業で貢献しようとする姿勢に感動する。
コメント
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