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走る気持ちよさを味わわせる持久走の行い方

2021年12月04日 | 体育
 前回「持久走の目的は、「走る気持ちよさを味わわせる」でよいのではないか」を書いた。

 今回は、では、どうやって走る運動を行うかを書くことにする。

 ざっくり言うと、次のようにする。



○ 3〜6分間の時間、走る運動をすることを伝える。

 (時間は学年に応じて変える)

 (ねらいは「自分が気持ちよく走れる速さを見つける」ことであることを伝える。)

 (初めはゆっくり走り始めてもよいことも伝える)

○ 3〜5分間の時間を計る。
 (BGMの音楽を作っておくと、計測する手間が省ける。音楽の経過で時間もわかる)

○ 体育の時間の始めに走る運動を行う。


※ 高学年児童ならば、走った後に6秒間だけ脈を測らせるとよい。(手首や首筋などで)
 10倍した数が1分間の脈拍となる。自分の気持ちよく走れる速さは、どれくらいの速さの脈の時なのかがわかる。

※ 学習のまとめとして、大会を行うならば、タイム予測走をする。
 (決められた長さ(運動場○周)を走る時間を予想し、その予想タイムに一番近かった人をチャンピオンとする。)



 追記

 そもそも小学校学習指導要領開設体育編には、持久力を高める運動として、次のように書かれている。


低学年・・・一定の速さでのかけ足(2~3分)

中学年・・・一定の速さでのかけ足(3~4分)

高学年・・・無理のない速さで5~ 6分程度の持久走をする

 苦しさに耐えるような走る運動をするようには書かれていない。


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持久走の目的は、「走る気持ちよさを味わわせる」でよいのではないか

2021年12月04日 | 修養
 今でも宮崎県では、持久走の練習をしているところが多い。

 体を鍛えるためには良いのかもしれない。

 ただ、昔ながらの「苦しさに耐える」持久走はしなくてよいのではないかと考えている。

 持久走は、「走る気持ちよさを味わう」ために行えばよいのではないか。

 だから、走る目的は、「自分が気持ちよく走れる速さはどれくらいか?」でよい。

 (もちろん、少しでも速く走りたいという目的を持って練習することを否定するわけではない。)

 気持ちよく走る時間が積み重なれば、自ずと持久力は上がっていく。



 なぜ持久走の目的が「走る気持ちよさを味わう」でよいと考えるのか?

 その理由は、生涯体育につなげるためである。

 ウォーキングやジョギングを生涯体育として楽しむ人はたくさんいる。

 おそらく全てのスポーツの中で最も多いのではないか。

 そのために健康的な生活をしている人は多いだろう。

 ただ、「走るのは嫌」という人が多いのも事実である。

 その理由の多くは、「走るのは苦痛」という先入観を持っているからだと考える。

 もし、小学生の間に「走るのは気持ちがいい」という体験をしていたならば、生涯体育の1つに走る運動を加える人は、もっと多くなるのではないだろうか。

 

 では、どうやって小学校で持久走をするか?

 それは次回のブログに書きます。
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