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月刊誌「致知」2023年2月号からの学び 2の続き ・・・中西氏の「時流を読む」を批判的に読んでみた

2023年02月01日 | 修養

 昨日は「月刊誌「致知」2023年2月号からの学び 2 ・・・中西氏の「時流を読む」を批判的に読んでみた を書いた。

 「中西氏は、マスコミが報道しない情報も踏まえて原稿を書いていただきたい」ということを書いた。

 

 

 「マスコミが報道しない」といえば、中西氏の次の文章も気になった。

 

 今回の選挙を受けてアメリカのあるメディアは「民主、共和いずれが敗者とはいえない。」最大の敗者はトランプ氏ではないか」と報じています。

 実際、トランプ氏が応援した上下議員候補、知事候補が相次いで落選しており、トランプ氏の「神通力」がなくなってきたのでは、と見る向きもあります。

 

 批判的に見てしまうのは、マスコミ報道を鵜呑みにした情報をもとに原稿を書いているからである。

 

 

 奇しくも、同じ号の122ページは、アメリカ在住のジャーナリストである山中泉氏が同じ中間選挙について書いている。

 

 主要メディアでは、トランプ氏が前面に出たことで票が民主党に流れた、あるいは今回の選挙結果を受け、もはやトランプ氏に影響力はないという向きの報道はなされています。しかし、これは以前から反トランプ運動を繰り広げてきた左派メディアによるプロパガンダに過ぎません。

 

 実際には、トランプ氏が中間選挙で推薦した議員は二百三十二勝二十二敗であり、ほとんど勝っています。

 

 いかがだろう。

 山中泉氏と中西氏は、正反対のことを述べている。

 

 中西氏は、「左派メディアによるプロパガンダ」の情報を、そのまま月刊誌「致知」の読者に提供していることにならないだろうか。

 

 中西氏の情報収集能力は大丈夫だろうか?

 

 

 山中泉氏は、次のようにも書いている。

 

 

 アメリカ社会の実情、トランプ氏を含めたアメリカ政治を巡る動きは、日本では正確に報道されていないのではないかと思います。

 欧米の左派メディアの偏った内容をほぼそのまま流している印象を抱きます。

 

 トランプ氏に関しても、いまだ氏に熱烈な支持者がたくさんいることは報じられません。正しい情報を得ることができなければ、当然、アメリカの現状も理解できませんし、国際情勢の動きも正確のにかむことができず、ひいては日本の国益を損なう判断につながってしまいます。

 

 ですから、現在の困難な時代を生き抜くには、何よりも正しい情報を得る力、玉石混淆の情報を自ら考え、取捨選択していく見識が求められるのだと思います。

 

 

 

 中西氏には、この山中氏の文章に、ぜひ目を通していただきたい。

 

 

 私自身は、正しい情報を得るために心がけていることがある。

 

 それは、「マスコミ報道には触れない」である。

 

 新聞は流し読み、テレビは見ない(テレビは自宅にない)、ラジオも殆ど聞かない

 

 マスコミ報道に触れる際には、「何を報道していないか」を注目している。

 


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