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算数授業のゴールイメージは、できるようになって喜んでいる子ども

2011年06月03日 | 算数
 「授業は、ゴールから組み立てる」
授業づくりに関して、重要な視点だと考えている。

最近の算数授業のゴールイメージは
「練習問題で子どもが○をもらって喜ぶ姿」であることが多い。

授業の終盤で、その日の練習問題を解かせることが殆どである。
その際に、練習問題に○を付けに回る。もしできていない子がいれば、その都度アドバイスをする。

 ○を付ける際に、「良くできたね。」「素晴らしい。」「今日学んだことができているね。」などのほめ言葉も添える。そうすると、どの子も喜ぶ。

 この「○を付けに回って、子どもができるようになり、喜んでいる姿」が自分の授業の具体的なゴールイメージである。

 だから、授業の準備をする際、教科書の練習問題ができるようになることをめざして授業を組み立てる。

 そのために、基本問題をどのように理解させ、「分かった。他の問題もできそう」と思わせるかを考える。

授業の度に、どの子にも○を付けることができる。どの子も喜ぶ。こんなに幸せな思いを毎回味わえる算数の授業は楽しい。教わる方も楽しいと思うだろうが、教えている自分はもっと楽しい。

 ○を付けてほめられた子が、「やった」「よっしゃ」と言ってガッツポーズをしたりする。その姿を見ると、自分も教員としてお役に立てているのではないかという実感を味わうことができる。

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