「より少ない生き方」を読んだ。
この本のサブタイトルは「ものを手放して豊かになる」である。
著者のジョシュア・ベッカー氏は、有名なミニマリストらしい。
著者によると、この本の主題は、ものを手放して、豊かな人生を送ることらしい。
次のようにも述べている。
「物質的なものにこだわるのをやめれば、もっと大きな人生を生きることができる。自分にとって本当に大切な価値に情熱を傾けることができる。矛盾しているように聞こえるかもしれないが、ものを減らすと、逆に豊かになれるのだ。」
その「ものを減らすための考え方と減らすための具体的な方法が書いてある。
考え方としては、
ミニマリズムとは、「いちばん大切にしているものを最優先にして、その障害になるものはすべて排除すること。」
繰り返し述べられているが、「ミニマリズムのいいところは、ものが減ることではない。本当の利点は、豊かさが増えることだ。」とのことである。
ものを減らす良さを味わうには、実際にやってみるのが一番いい。
自分もやってみて、実感できた。
具体的な方法は、次の通り。
「まずはいちばん簡単なところから始めよう。車の中、引き出しの中、リビング、洗面所の戸棚などを片づけて勢いをつける。小さな場所だけでもすっきりすれば、ものの少ない生活の快適さが実感できるはずだ。」
「私がおすすめするのは、家の中でよく使う場所から始めるという方法だ。 なかでも特におすすめなのが、リビング、寝室、トイレ、お風呂場、洗面所だ。」
(ただ、これら全てではない。どこか一ヶ所のものを減らすことから始めると良いと思う。)
次のようにも述べている。
「ここで忘れてはならないのは、今のところはいちばん簡単な戦いを選んでいるということだ。まずは手堅く勝利をあげ、勢いに乗ることを目指す。」
「だからいちばんよく使う場所を選び、絶対にいらないものを処分しよう。 たいていの人は、この最初のステップを数時間で終わりにできるはずだ。」
「ここで大切なのは、最初からすべての答えを出そうとしないことだ。 すぐに家中のミニマリズムを完成させる必要はない。一度に1つの場所に集中することだ。部屋でもいいし、クローゼットでもいい。引き出し1つでもかまわない。」
自分の場合、次のステップで進めている。
片付けたい場所を決める。(例えば、衣類から始める場合)
1 クローゼットの衣類を全てだし、床に並べる。
2 今年も昨年も着なかった服を選ぶ。(処分する。リサイクルに出す。)
3 必要な服を戻す。
たったこれだけのステップで、スッキリする。
ちなみに、「人生がときめく片づけの魔法」を書いた近藤麻理恵さんによると、片づけのステップは、次の順番がおすすめだそうな。
「はじめに衣類、次に本類、書類、小物類、そして最後に思い出品。この順番がベストです。」
今、自分もものを減らしつつある。
単身赴任先の住居は、かなりものを減らすことができた。
床の9割くらいは、何も置いていない状態である。
この状態だと、本当に快適である。
筋トレもしやすい。
そして、余計なものを買わなくなった。
買う際に、本当に必要なものかどうかを慎重に吟味するようになった。
「ものを手放して豊かになる」というのは本当だと思う。
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