月刊誌「致知」平成27年(2015年)4月号に、伊與田覺氏と渡部昇一氏の対談があった。
渡部昇一氏の本は、殆ど読んでいる。私が尊敬する大学者である。
対談の中で渡部氏は、次のように言う。
「大学教員時代に学生に常々教えていた言葉として、
之を知るものは之を好むものに如かず。
之を好むものは之を楽しむ者に如かず。
を上げたいと思います。
(中略)
この「楽しむ」という境地に早く至るべきだと学生には言ってきました。」
なるほど!と思う。楽しんだ者が勝ち!と思って仕事も遊びもやっている自分には納得できる言葉であった。
それに対して、伊與田氏が言った言葉が驚きだった。
「僕は最近、『楽しむ』という者を超えた境地があると思うようになったんです。」
「といいますのは、楽しむというのはまだ苦楽の境涯をでていない。楽しむことは大事だが、同時にレジャーやバカンスというものを与えなくてはいけない。だとしたら、もう一つ、上の段階がないものかなと。
そうしたら、『論語』にこういう言葉がありました。
道に志し、徳により、仁に依り、芸に遊ぶ」
「『遊ぶ』というのは苦楽を超えた世界ですから、時間も忘れ、寝ることも忘れて熱中することです。」
「考えてみたら、昔から『遊学』という言葉があるが、あれは遊ぶということではない。真剣に勉強するという意味です。」
伊與田氏は、100歳。きっとこれまでに学ぶ苦しさを乗り越え、学ぶ楽しさを味わい、今は学びか遊びか分からない境地を過ごしていらっしゃることであろう。
ひょっっとしたら、生きていることが楽しくてたまらないのではないだろうか。
このブログのタイトル「仕事の道楽化」を体現している方ではないかと思った。
渡部昇一氏の本は、殆ど読んでいる。私が尊敬する大学者である。
対談の中で渡部氏は、次のように言う。
「大学教員時代に学生に常々教えていた言葉として、
之を知るものは之を好むものに如かず。
之を好むものは之を楽しむ者に如かず。
を上げたいと思います。
(中略)
この「楽しむ」という境地に早く至るべきだと学生には言ってきました。」
なるほど!と思う。楽しんだ者が勝ち!と思って仕事も遊びもやっている自分には納得できる言葉であった。
それに対して、伊與田氏が言った言葉が驚きだった。
「僕は最近、『楽しむ』という者を超えた境地があると思うようになったんです。」
「といいますのは、楽しむというのはまだ苦楽の境涯をでていない。楽しむことは大事だが、同時にレジャーやバカンスというものを与えなくてはいけない。だとしたら、もう一つ、上の段階がないものかなと。
そうしたら、『論語』にこういう言葉がありました。
道に志し、徳により、仁に依り、芸に遊ぶ」
「『遊ぶ』というのは苦楽を超えた世界ですから、時間も忘れ、寝ることも忘れて熱中することです。」
「考えてみたら、昔から『遊学』という言葉があるが、あれは遊ぶということではない。真剣に勉強するという意味です。」
伊與田氏は、100歳。きっとこれまでに学ぶ苦しさを乗り越え、学ぶ楽しさを味わい、今は学びか遊びか分からない境地を過ごしていらっしゃることであろう。
ひょっっとしたら、生きていることが楽しくてたまらないのではないだろうか。
このブログのタイトル「仕事の道楽化」を体現している方ではないかと思った。
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