仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

教員としての仕事を楽しめる人と 楽しめない人の違いは この1点

2021年03月03日 | 教師修業
 先日、元同僚の算数科の授業を見る機会があった。

 実に楽しそうである。

 面積の導入の時間だったが、2つの四角形の広さを比べる学習だった。

 問題を提示したあと、子供達それぞれの意見を受け止め、授業を進めている。
 
 子供の反応を楽しんでいる。

 見ているこちらも楽しくなる授業だった。

 授業後に話をしたが、

 「授業をするのが面白いです。」

 「教員の仕事を楽しんでいます。」

 と、嬉しそうに話してくれた。



 教員の世界はこういう人ばかりではない。

 逆の立場の人もいるだろう。

 いや、逆の立場の方が多いかもしれない。

 


 何が2つに分けるのか?

 一番大きな要因は、「学んできたかどうか」だと考えている。

 学ぶとは、本を読むことである。優れた実践家の授業を見たり、話を聞いたりすることである。

 自分の授業を他人に見てもらい、アドバイスをもらうことである。

 自分の実践を記録にまとめることである。



 もちろん、学んでいても授業がうまくいかない時や学級がうまくいかない時はある。

 それでも、安定して仕事を楽しんでいる人は、学んでいる人である。

 授業を楽しんでいる先生は、やはり若い頃も今も学び続けている。

 ここで思い出すのが、鍵山秀三郎氏の言葉である。

 「骨惜しみをすると心が荒む」

 「骨惜しみをすると、手抜きをするようになります。手抜きをすると、愛着が湧かず心が荒みます。」


 教員としての学びを怠り、骨惜しみをすると、教員としての仕事に対しても愛着が湧かなくなるだろう。  



 「働き方改革を進めよ」という声が上がっている。

 自分の勤務校でも推進している。

 しかし、間違ってはいけないのは、働き方改革とは「無駄な仕事をしない」「本来学校がすべきでない仕事をしない」と言うことである。

 教員としての学びは決しておろそかにしてはいけないと考えている。

 そうしないと、教員としての楽しさ、喜びは味わえないだろう。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 究極の働き方改革、それは2... | トップ | 報告・連絡・相談がヘタな人... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

教師修業」カテゴリの最新記事