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この3点に気をつければ、教育研究論文のレベルは上がる

2022年01月26日 | 教師修業

 以前、教育研究論文の審査をしたことがある。

 その際に学んだのは、実践記録との違いである。

 教育研究論文であるならば、気をつけるべき点がある。

 大きく言って次の3点ではないだろうか。

 

1 整合性

 研究主題、副題、研究内容、そして成果と課題までのつながりが明確な論文であること。「論文」であるため、主題から成果までの整合性が取れている必要がある。

 

2 定義づけ

 研究論文は、教育活動の一部分を切り取ってテーマを設定し、実践し、成果を明らかにする取組である。

 テーマを明らかにし、そのために何を工夫し、どのように実践し、どのような成果があったのかを具体的に述べなければならない。

 そのためには、曖昧な記述は避けるべきである。曖昧な記述をしていると、論がぼやける。

 特に、抽象的な言葉を主題に入れている場合は、定義づけをする必要がある。

 「主体的に取り組む」であれば、どのような姿が「主体的に取り組む」姿であるかを定義づけする必要がある。

 

3 成果の客観性

 取り組んだ成果が曖昧な論文が結構ある。どんな成果があったのかがぼやけている論文は、評価もぼやける。

 はっきり言って、評価のしようがない。

 成果は客観的に数字で記述する。または、児童の書いたものや行動などで、どんな変容があったのかを、読む者にわかりやすく訴える必要がある。

 

 以上を受けて、審査の際の講評として付け加えたのが、次の文章である。

 

 ・・・以下は次回のブログに続く。

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