徒然写真帳

郡上でX人で始めたブログです。管理人の転居により、下呂、美濃、岐阜、恵那、下呂を経て一宮発のブログに!

世界1周三部作

2021-02-12 20:05:45 | Weblog
 「行かずに死ねるか」「いちばん危険なトイレといちばんの星空」「洗面器でヤギごはん」の順に、正月から寝る前に少しづつ読み先日読み終えました。
 どんな本かというと、7年半かけて自転車で世界1周した石田ゆうすけ氏が、その旅を綴った世界1周の3部作です。
 読んでみて茶苦茶面白かったです。
 書評についてはネット検索をしてもらえれば沢山出てくるので、そちらに譲るとして私の感想を綴ります。
 私は山登りや旅のエッセイを読むのが好きですが同世代が書いたものは雑誌に書かれたもの以外は読んでいなかったので新鮮でした。
 石田さんを知ったのはサイクルスポーツという自転車の雑誌の連載です。
 新しいモデルの紹介やトレーニング法、ルート紹介といった記事の中に異質の存在で毎月読んでいるうちに引き込まれ、この人の書いた本をじっくり読んでみたいと思ったのがきっかけです。
 読んでいると旅の情景が浮かぶしユーモアのある文体で引き込まれます。
 色々な方の書評がありますが、私が一番印象に残ったのは日本に帰ってきたときのことを書いたものです。
 私は世界1周のような凄い旅の経験はありませんが、どこか出かけた時の帰り道の感覚をうまく書くだけの文章力は私にはないですが、帰ってきたぞ!安堵感より終わったな~と思う感覚と近いようなことが書かれており強く印象に残りました。
 その他に、本の中に出てくる旅する日本人の存在、これには少々驚かされました。
 もちろん同世代の書いた本ですから私が生きた時間と旅の時間が重なっているので、多くの同世代が世界を旅していたんだとカルチャーショックを受けました。
 読んでいいるうちに私も海外を旅すればよかったな~と思いました。
 でも旅というのは体力がいります、今後退職して時間ができてもハードな旅はできないな~という寂しい感情が沸いてきます。
 実は、私の周囲には海外青年協力隊や海外を旅した経験のある人が何人かいます。
 かれらは称すると世間一般では変わり者ですが、私から見ると個性的で行動力がある人物で一緒に出掛けると非常に面白いです。
 そんな彼らから若い時に「お前も海外へ行けよ!」でした。
 流石にこの年になると彼らも行けとは言わなくなりましたが、当時その言葉に触発され行こうと思ったこともあったのですが度胸が無く行動に移せませんでした。
 ですから読んでいて、当時海外の経験がある知人たちの言葉に従い、世界1周とまでいかなくとも行けば良かったと思いました。
 こんなことを書いた私ですが国内のバックパックの経験はあります。
 最後にバックパッカーとなり旅したのは今の職につくまえの2月終わりから3月下旬の一月弱、北海道を巡りました。
 その時の情景が何故かオーバーラップしてきました。
 もう長期間テントを担いでの旅なんて無理ですが短い期間の旅ならできます。
 幸い今でも人より歩けるし、自転車という武器も持っています。
 山歩きや集落巡りで歩いたり、サイクリングしたりといった小さな旅を週末に楽しみたいなと強く思わせてくれた良著でした。(管理人)


   

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