朝の散歩コースのクズの花が目立つようになったので、今日はデイパックにカメラを忍ばせて出かけました。
私はクズの花が好きで、この季節になると花の写真を撮っています。
といっても好きになったのは薬草に関わる仕事をしていた時のこと。
それ以前の私のクズのイメージはというと「雑草」の一言。
学生時代に林学を学んだ私はクズをいかに制圧するかということや緑化植物としてアメリカに持ち込まれたクズが繁茂して問題になっていることといったよう負のイメージが伴うようなことばかりが頭の中に刷り込まれていました。
こんなことを学んだのでクズのイメージは最悪のものでした。
ですが薬草に関わることになってイメージは一変します。
そんな私が最初に薬草のリストにクズがあるのを見つけ「クズって薬草なんですね」と話題としたら「薬草だよ、葛根湯の葛根じゃない」と言われます。
「葛根湯ってなんですか?」当時は薬草の知識が無く生薬という言葉も知らなかった私でしたので葛根湯なんて知らない。
「初期感冒に処方される有名な漢方薬じゃないか」と言われ呆れらました。
そんなやりとりをして、これから薬草に関わらないといけないけど薬草について何も知らない私は目の前が真っ暗になったを昨日のことのように思い出します。
ということでクズの根茎を乾燥したら葛根(かっこん)という生薬になることを知ってからクズについて自分なりに調べるようなりました。
その結果、クズが大変魅力のある植物であることを知ります。
まずは、葛餅といったように食用としての利用されるクズの話。
これいについては吉野葛が有名であることを知り、奈良県に行った時に旧森野薬園に立ち寄った機会を利用して吉野葛本舗へ立ち寄り葛湯をいただき本場のクズを楽しませていただきました。
これをきっかけに自分で葛粉を採ってやろうと唐ぐわを片手にクズの根茎を仲間で掘り取りに挑戦したのをいいですが全然取れない・・・半日頑張ったのですが採れたクズの根茎はわずかで掘り取りを大変さを実感しクズを食用とするには途方も無い労力がかかることを知り有難くいただかないと悟りました。
あと薬用ですが花も乾燥させると葛花(かっか)という生薬になる二日酔いの薬になることも知りました。酒が飲めない私には縁のない理由だなと思いつつ面白いな~と思ったり。
薬草に関わっていた時は下呂市萩原町に住んでいたのでクズの下呂での民間薬利用について調べてやろうと聞いていたら「クズは飼葉だな」と言われることが多く薬用以外の利用の話でした。
もう一点面白かったのは大野郡山之口村誌(現在の下呂市萩原町山之口)にクズのツルでハバキを作ったと記載されているのを見つけ薬用や食用意外にも利用があり、本当に有用植物であることを知りました。
そうなるとクズのことが話題となると身を乗り出して話を聞くようになっています。
そんなクズの話題で印象に残っていることがあります。
以前にもブログの記事(デンプンを採取する植物の話)としたのですが私が毎年のように出かける新潟県糸魚川市能生で聞いたデンプン利用の話です。
生活に密着した話で面白く強く印象に残っています。
その他にも沢山のクズに関する興味深い話はあるかと思います。
そう考えるようになると益々興味が沸いてきてクズは秋の七草にふさわしい植物だなと思うよういなりました。
でも、今の日本国内ではかつてのように大切にされることは限られた地域以外では無くなってしまうだろうと思います。そのことが大変残念と思うほど私の考えは変わってしまったのでした。(管理人)
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私はクズの花が好きで、この季節になると花の写真を撮っています。
といっても好きになったのは薬草に関わる仕事をしていた時のこと。
それ以前の私のクズのイメージはというと「雑草」の一言。
学生時代に林学を学んだ私はクズをいかに制圧するかということや緑化植物としてアメリカに持ち込まれたクズが繁茂して問題になっていることといったよう負のイメージが伴うようなことばかりが頭の中に刷り込まれていました。
こんなことを学んだのでクズのイメージは最悪のものでした。
ですが薬草に関わることになってイメージは一変します。
そんな私が最初に薬草のリストにクズがあるのを見つけ「クズって薬草なんですね」と話題としたら「薬草だよ、葛根湯の葛根じゃない」と言われます。
「葛根湯ってなんですか?」当時は薬草の知識が無く生薬という言葉も知らなかった私でしたので葛根湯なんて知らない。
「初期感冒に処方される有名な漢方薬じゃないか」と言われ呆れらました。
そんなやりとりをして、これから薬草に関わらないといけないけど薬草について何も知らない私は目の前が真っ暗になったを昨日のことのように思い出します。
ということでクズの根茎を乾燥したら葛根(かっこん)という生薬になることを知ってからクズについて自分なりに調べるようなりました。
その結果、クズが大変魅力のある植物であることを知ります。
まずは、葛餅といったように食用としての利用されるクズの話。
これいについては吉野葛が有名であることを知り、奈良県に行った時に旧森野薬園に立ち寄った機会を利用して吉野葛本舗へ立ち寄り葛湯をいただき本場のクズを楽しませていただきました。
これをきっかけに自分で葛粉を採ってやろうと唐ぐわを片手にクズの根茎を仲間で掘り取りに挑戦したのをいいですが全然取れない・・・半日頑張ったのですが採れたクズの根茎はわずかで掘り取りを大変さを実感しクズを食用とするには途方も無い労力がかかることを知り有難くいただかないと悟りました。
あと薬用ですが花も乾燥させると葛花(かっか)という生薬になる二日酔いの薬になることも知りました。酒が飲めない私には縁のない理由だなと思いつつ面白いな~と思ったり。
薬草に関わっていた時は下呂市萩原町に住んでいたのでクズの下呂での民間薬利用について調べてやろうと聞いていたら「クズは飼葉だな」と言われることが多く薬用以外の利用の話でした。
もう一点面白かったのは大野郡山之口村誌(現在の下呂市萩原町山之口)にクズのツルでハバキを作ったと記載されているのを見つけ薬用や食用意外にも利用があり、本当に有用植物であることを知りました。
そうなるとクズのことが話題となると身を乗り出して話を聞くようになっています。
そんなクズの話題で印象に残っていることがあります。
以前にもブログの記事(デンプンを採取する植物の話)としたのですが私が毎年のように出かける新潟県糸魚川市能生で聞いたデンプン利用の話です。
生活に密着した話で面白く強く印象に残っています。
その他にも沢山のクズに関する興味深い話はあるかと思います。
そう考えるようになると益々興味が沸いてきてクズは秋の七草にふさわしい植物だなと思うよういなりました。
でも、今の日本国内ではかつてのように大切にされることは限られた地域以外では無くなってしまうだろうと思います。そのことが大変残念と思うほど私の考えは変わってしまったのでした。(管理人)
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