徒然写真帳

郡上でX人で始めたブログです。管理人の転居により、下呂、美濃、岐阜、恵那、下呂を経て一宮発のブログに!

笏木~イチイ~

2012-09-30 23:14:45 | Weblog
 今日、飛騨の里の一位一刀彫りの実演の見物中に一刀彫り職人さんとの会話を楽しんでいました。
 一刀彫りの話から始まり、一刀彫りのイチイは今は北海道のものを使っているが、北海道でもイチイが減ってきて一刀彫りに適したイチイが入手しずらくなったという話から始まり。
 彫刻刀の種類の話や、イチイの材質の話。特に色合いが変わってくることの話を一刀彫りで作られた作品を使いながら丁寧に話をしてくれました。
 そんな話を聞いている時に作業台に笏木が置いてあるのが目に飛び込んできたので「そこにあるの笏木ですよね」と聞くと「そうだよ、少し曲がっていて製品にならないけど話のタネに置いてあるんですよ」と話しをしてくれます。
 「少しでも曲がっていたり、木目が乱れたりすると製品にならないけどもったいないからとってあるんですよ」「さしつかえなければ売り物にならないものでもよいので笏木を譲ってもらうわけに行きませんか?」と聞いたら「いいですけど、3,000円ぐらいはいただきたいですね」「是非お願いします」といって3,000円で譲ってもらいました!
 その最中に笏木について色々な話を教えてもらいました。
 その中のいくつかを紹介したいと思います。
 ○長さ・・・肘から手の先の長さが良い。日本人男性だと39~42㎝ぐらい
 ○気取り・・柾目どりが基本
 ○杢がでるものが高級品

 なんて話を製作途中の笏木を見せてもらいながら説明してもらいました。
 あとイチイは水に触れると色合いが変化してくるので笏木を持つところと、そうで無いところの色むらが出るので神主さんはペーパーで削りながら色合いの調整をしていることとか、色むら対策のため4~5本ほど持っていると言うことなど出るわ出るわ!
 以前、徒然写真帳でも紹介しましたが天皇陛下の笏木が位山のイチイから作られている話も飛び出したりして、とても楽しい時間を過ごしました。
 そんなわけで、神職でも無い私が笏木(多少の欠点はありますが私は神職では無いので気にしない!)を持つことになってしまいました!!
 以前から欲しいな~と思っていたので大満足。
 これで私はイチイを材料とした宮笠と笏木を持つことになりプチイチイフェチの私には満足できるラインナップと言いたいところですが肝心な一刀彫りは持っていなかったりします・・・・
 色々とイチイの写真が揃ってきたのでイチイを嫌がられようとも長編記事を書いてみたくなりました!
 でも、いつのことになるやら。
 余談ですがイチイの宮笠を被り、笏木を持って森の案内をしたら参加者の人はどんな反応をするのだろう?
 ちょっと試してみたくなりました!!(管理人)


<以前に書いたイチイの記事へのリンク>
  宮笠1
  宮笠2
  玉串がイチイ

 他にも書いていますが3つだけにします。



                       一刀彫りの実演
                       


                      一刀彫り1般若は40年前のものだそうです。実演していただいた方の親方の作だそうです。
                      

                      ふくらスズメ これを最初買ってこうと思ったのですが。私には似合わないような気がして・・・
                      


                      笏木
                      


<笏木の製作過程>
                      その1
                      


                      その2
                      


                      その3
                      



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台風17号の影響は少なくすみました。

2012-09-30 22:48:24 | Weblog
 今、益田川の放水のサイレンが鳴り響いていますが、風も穏やかになり私の住む下呂市萩原町は台風17号による被害は無くすみました。
 一時は雨脚や風も強まった時間帯もあったのですが、雨風が強い時間帯も短くてすみました。
 流石に今日は台風がどうなるか分からなかったので予定していた三方崩山の登山は諦めて高山観光をして過ごしました。
 流石に午後からは雨が降り出してきたこともあり、いつもより速い午後3時に行動を打ち切り帰宅したのでした。
 ただ、午前中は高山から笠ヶ岳もうっすらと見える穏やかな天気だったし、台風接近中ということもあり観光客の姿もまばらで休日であるにも関わらずゆったりとした時間を過ごすことができました。
 出かけたところは順に飛騨の里民俗村~山岳資料館~飛騨高山美術館。
 実は、飛騨の里は以前一回だけ訪れただけで、じっくり歩いたのは初めてでした。
 観光地だからな~と気乗りしていなかっただけで実は面白かった飛騨の里。その時の様子は徒然写真帳で紹介していきたいと思います。
 次ぎに山岳資料館ですが、高山に住んでいたのにも関わらず存在すら知りませんでした・・・
 派手さは無いですが、手作り感が強い展示に好感がもて良い施設でした。
 飛騨高山美術館は私の感性に触れる部分が少なく肩すかしをくらったような気分でした。
 決して悪い施設ではないと思うのですが私の感性に触れなかった・・・
 こんな天気でないと行かないような場所ですが観光地って結構面白いんだな~と思いました。
 高山が観光地として人気があるのは古い町並みや高山祭り、道路インフラの充実だけでは無いことを知った一日でした。(管理人)


                   飛騨の里から見た笠ヶ岳。午前中は実は穏やかだった高山。余談ですが来年は登りたいな~笠ヶ岳
                   


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夏枯草

2012-09-29 22:06:13 | Weblog
 先週、枯れたウツボグサを見かけて、「しまった、今年も忘れた・・・」何を忘れたかというと花穂だけが枯れた写真を今年の夏も撮りそびれたとうこと。
 秋になると全てが枯れてしまうんだよな~
 何故、花穂だけが枯れた写真が欲しいかというと、ウツボグサの花穂が枯れたものを乾燥させたものが夏枯草という生薬になるからです。
 夏枯草は主に利尿に効果がある生薬で日本薬局方にも収載されている生薬なのです。
 ウツボグサは、道ばたにあり、普通に見られる多年草です。
 ウツボグサと聞いてもピンと来ない人でも、花の写真をみると「あの草か~」と思われる人も多いのでは?
 私の思っている状況だと皆に親しまれている偉大なる雑草ですね!
 ウツボグサを知っていても、薬草だということまで知っている人は少ないだろうな~と思いながら、日課となっている徒然写真帳の更新をしながら思っています。
 ところで枯れた花穂が生薬となるのだから、秋の全草枯れてしまった状態でも花穂は生薬になるのでは?と思っています。
 実際はどうなのだろう?(管理人)


                         葉が緑色で花穂が枯れていれば良かったのですが・・・地上部全てが枯れていますね。
                         


                          こんな花です。梅雨の頃に咲きます。
                          



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自然に関心が無いと言われた子供の行く末

2012-09-28 21:29:21 | Weblog
 自然に関心が無いと言われたのは私のこと。
 私のことを知っている人や徒然写真帳を見ている人が聞くと「??」となるのでは?
 これ、冗談では無くて本当のこと。
 小学生の頃に、植物が好きな先生が身近な植物の標本を示し、これを持ってこいというこをやる課外授業的なものがあったのです。
 自由参加だったのですが大部分の同級生が熱中しているなか私は関心が持てず積極的にやらなかったのです。
 そんな私を見ていた先生が「○○君は、自然に関心が無いね~」と言われたことを今でも鮮明に覚えています。
 昨年、同級生で集まる機会があった時に、その時のことを覚えていた同級生がいて、「自然に関心が無いと言われた、おまえがね~、控えめに見ても今では同級生の中で一番の自然好きだな」
 どうも、大勢の同級生のいる前で言われたみたいですね!
 言われた先生のことを恨んでいるわけでも無いし、先生に言われたことによる反発心で自然好きになったわけでもないんですが鮮明に覚えているのです。
 私のことを「自然に関心が無い」と言った先生は今何をしているかは知らないし名前すら覚えていないのですが、今の私を見たら何というんだろう?とふと思います。
 自他共に認める自然好きの私の過去でした・・・今となっては笑い話ですね。
 ちなみに、言われた当時、自然に関心が無かったわけではないのに自然に関心が無いと言われたので鮮明に覚えているんだと思うんですが?
 あと余談ですが、そのときの取り組みで唯一私が覚えた植物はオナモミなんです。
 ひっつき虫で良い遊び道具だったからなんですね~(管理人)
 



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ヨウシュヤマゴボウ

2012-09-28 20:54:45 | Weblog
 北アメリカ原産の外来種であるヨウシュヤマゴボウの果実が目立ち、時折、これ何?なんて聞かれます。
 目立つからな~、名前を知らなくても見覚えがあるのではないでしょうか?
 私も秋になると嫌でも目に飛び込んできます。
 このヨウシュヤマゴボウは有毒で果実も有毒だということは図鑑にも書かれているしネット検索しても知ることはできます。
 毒と知っているので私は当然食べたことはありません。
 そんなヨウシュヤマゴボウの果実をジャムにして食べているという話を聞いたことが...
 いつのことだか思い出せないのですが以前某所で「ヨウシュヤマゴボウの果実をジャムにして食べているということを知人に放したら有毒だと聞いたけど本当にそうか?」「毒ですよ。」「私は毎年食べているが大丈夫なんだが本当にそうか?」「図鑑に毒と書かれていまし、私は毒と習ってきているので食べたことが無いのでしっかりとしたことは言えませんが・・・」こんなやりとりを数回繰り返したことがあります。
 結局、私に質問した人は何が言いたかったんか真意が分からずじまいでした。
 その時、私が思ったことは、人によっては大丈夫なんだということ。
 でも、私は大丈夫な人がいることを知っても有毒と言われるヨウシュヤマゴボウを食べる気はしません。
 皆さんも決して食べないでください。
 それ以降、ヨウシュヤマゴボウの果実を見ると、その時のやりとりを思い出してしまうのです。(管理人)




                          



                          

                       



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今年の栃の実は不作

2012-09-27 22:41:46 | Weblog
 先日、下呂市内の知人から、栃の実が沢山拾えることろを教えて!とメールがありました。
 下呂市が誕生する前の益田郡時代から通算3回目となる下呂市萩原町での生活で下呂市近隣の森は自慢じゃないが結構歩いているのでめぼしい場所は何カ所か頭の中に浮かぶ。
 拾いやすくて山の持ち主が分かる場所(山には持ち主がいるので許可を取らないといけませんよ)、2箇所を教えました。
 今年に限らず、結構、栃の実が沢山採れるところを教えて!と聞かれます。
 内心、転勤族で岐阜県内の何処へ行ってもよそ者の私に聞くとは!と思いながら教えています。
 そんなわけで自分で特に栃の実拾いをするわけでも無いのにトチノキの豊凶が気になります。
 今年、山を歩くと栃の実が少ないことが気になります。果皮が開かず落ちてしまった栃の実を拾い果皮をめくってみると不結実と思われるものが多い。
 今年は駄目だな~と思いながら森歩きをしています。
 冬場の貴重なデンプン源となった栃の実は今でも一部の人ですが利用されています。
 栃の実の文化を継承しようとする活動は最近、強くなっているようで栃餅づくりなど栃餅づくりといったような体験会の数が、ここ数年増えています。
 私は時折、そういった体験会で作られた栃餅をいただくことが専門となり身勝手な評論をして楽しんでいます?(管理人)

 写真は少しマニアックに花から結実までの写真を並べてみます。

                      花
                      

                      未完熟の状況
                      

                      果皮に覆われた受胎
                      


                      栃の実
                      

                       不結実と思われる種子。
                       




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アワブキ

2012-09-27 22:19:17 | Weblog
 先日、根尾の滝へ向かう途中にアワブキを何本か見かけました。
 アワブキの名の由来は伐った枝を焚き火にくべると木口から泡が吹き出すから。
 漢字で書くと泡吹なんですね。
 このことを学生時代に知り、アワブキの枝を伐ってきて焚き火にくべると本当に泡が吹き出す。
 やはり、水分が多く泡が吹くんだ~と感心したのです。
 しかし、直後に色々な樹木の枝をもぎってきて焚き火にくべるとアワブキ以外の樹木の枝からも泡が吹く・・・
 全部、アワブキじゃないか・・・
 生木は水分が多いので泡を吹いてしまうです。
 あたり前のことかもしれませんが20数年前の私には衝撃的な出来事だったのです。
 そんな話を森を案内する時に話をすると、大部分の人は怪訝そうな顔をします。
 アワブキという樹木を初めて見聞きする人には話が飛躍してしまうし、焚き火に生木を放り込むなんてことを普通しないですから。皆さん???となってしまうんですね。
 まぁ、どうでも良い話なのですがアワブキを見ていると学生時代に生木を焚き火にくべたことを思い出します。(管理人)



                 



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タマアジサイロード

2012-09-26 21:06:43 | Weblog
 下呂市小坂町の有名な観光地の一つの厳立峡へ向かう道にはタマアジサイロードという愛称が与えられています。
 現地に行くとタマアジサイが沢山自生していて成る程!と思います。
 色々な木を植えて○○街道とか、○○ロードと名付けら得られている道は沢山あるのですが自生している樹木の名をとるのを珍しいのではないでしょうか?
 よく、花の綺麗な樹木を伐ってしまって花木を植えてしまうのと違って良い取り組みだと私は思います。
 あと、最近ですが歩道部分をカラー舗装して歩きやすくしています。(管理人)



                      


                      カラー舗装はひょっとして自転車かな?
                      


                      タマアジサイはこんな花です。7月の終わりから8月上旬に咲きます。
                      



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赤沼田の大杉

2012-09-26 20:49:08 | Weblog
 下呂市小坂町赤沼田にある道の「駅はなもも」から国道41号線方面へ少し走らせたところにある神明神社に岐阜県の天然記念物となった社叢林の中に、樹高 38m、目通り幹囲 5.7mのスギの巨木があります。
 実は、紹介されているスギの他に、もう一本大きなスギがあり神明の夫婦杉と言われてもおかしくないな~と思います。
 この、大杉は幹周りが5mを越え見事ですが、個人的には樹高38mに注目します。岐阜県で最も太い石徹白スギが24mですから見事ですね!
 ちなみに日本一高いスギは秋田県にある58mです。
 これと比較すると低いかな・・・
 でも樹高が30mを越えると迫力がありますね。
 下呂市内でも、このスギを知っている人は少なく知る人ぞ知るスギの巨木です。
 ちなみ、下呂市内だと下呂市萩原町にある久津八幡宮のスギの巨木が知られていることもあるのかな?(管理人)


                          




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イヌザクラの巨木

2012-09-25 23:31:28 | Weblog
 赤沼田の天保林は江戸時代に植えた高齢級のヒノキ人工林として知られています。
 その一角に、イヌザクラの巨木があります。
 今まで意識して見ていなかったですが天保林の中にあるイヌザクラの太さって尋常じゃない!
 これは、ひょっとして国内のイヌザクラの太さランキングがあれば、かなり上位にくるのでは?
 イヌザクラがこれだけ大きくしたのは飛騨地方ではイヌザクラとウワミズザクラのことをホエビソとかホエブトと言って木材利用をされてきた歴史があるので、イヌザクラも有用樹種として管理してきたのだろうな~と思います。
 巨木だけの価値観で天保林を見たら、写真のイヌザクラが一番貴重ということになります。
 あと、残念なのは雨降りだったので折角のイヌザクラの巨木の写真を上手く撮ることができませんでした・・・(管理人)


                   



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赤沼田天保林の中のカツラ

2012-09-25 23:12:54 | Weblog
 樹高37m、胸高直径137㎝、幹周り460㎝のカツラ。
 巨木の定義が幹周り3m以上とされることが多いので列記とした巨木です。
 しかし、カツラは、とても太くなり幹周りが10mを越えるものもざらです。
 私の時折、訪れる天生には、今回紹介するカツラより太いものは沢山あるし、先日、徒然写真帳で紹介した飛騨市宮川町の岐阜県で最も太いと言われているカツラは16.6mですので確かに太いですが驚くようなことはありません。
 じゃあ載せなきゃいいじゃないか!と言われそうですが、私が注目したのは太さではなく、どうして、ヒノキやサワラ、スギを育てることを目的として植林したところで、これだけ大きくなったの?ということ。
 あと、どれだけの早さで、これだけの太さになったの?という2点です。
 植える時に既にあったのかな?沢沿いでヒノキがうまく育たなかったから自然に生えてきたカツラを大きくしたの?
 色々と疑問を感じてみていました。
 あくまでも私の主観でしか無いですが、他所でみるカツラの巨木と比較すると若々しく感じますので植えた木がうまく育たなかったので天然更新したカツラを育てのだろうと思います。
 そう考えると、177年もしないうちに幹周りが460㎝になったということになります。
 それが事実なら随分速く太くなるんだな~と思います。
 これから先、このカツラはどれだけ太くなるんだ!と気になります。
 江戸時代からの古い人工林では無理して一斉林とせず上手く育たなかったところでは利用価値のある樹木が天然更新したものを育てていたのだと思います。
 こういった柔軟な考え方で針広混交林としていく管理方法は山を熟知していないとできなく昔の人の森づくりの技術の高さを実感させてくれます。
 ちなみにカツラの他にケヤキも更新させているようでしたので天保の大ヒノキだけに感心を持つのでは無く森全体をみて散策したほうが天保林は面白いな!とカツラを見て思ったのでした。


                     



                     

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クリ

2012-09-24 21:23:48 | Weblog
 昨日、根尾の滝の散策を終え、駐車場にたどり着くと、サルの群れが逃げていくのが見える。
 最近は畑でズーズーしいサルを見ていることもあり野性味あふれるサルを見るのが新鮮でした。
 ふと、私の車の隣に駐車場に止めてある車の屋根に芽をやるとサルの仕業と思われる食べさしのクリが乗っています。
 サルの目当てはクリか!と思い周囲を見るとクリのイガがめにつきます。
 これは!クリ拾いと思いクリの樹下へ行くが既にサルに持ち去られ跡形もない・・・
 今年は山の実りが悪く、このクリは貴重だろう!と思いながら写真を撮ったのですが、雨の影響でレンズが曇りまともな写真が撮れない・・・二重のショックです。
 意外なことにクリを題材にした記事を書いていませんでしたので、ちょいといつものごとく小難しいお話を!
 クリはブナ科クリ属の落葉高木です。
 よく野生のクリのことを山グリなんて言われますがヤマグリという種類のクリはありません。
 私達が栽培しているクリは野生のクリを品種改良したもので私に言わせれば畑グリというべきだろう!なんて思ったりします。
 いろいろと話題も多くて書くのが面倒ですので、あまり他の人が話題にしなさそうな薬用について書きたいと思います。
 漆被れになってしまった時にクリの葉を煎じたた液を塗るという民間療法が広く知られていて私の今住んでいる下呂市でも漆被れに使ったという話を聞くことがあります。
 あと、下呂市での住宅の「くれ葺き」の板はクリを使われることが多かったということで古い民家や蔵のくれ屋根を見るとクリ材が使われていることを見ることが今でもできます。
 食用としての利用が一般的ですが木材利用も色々されているのですが、近年、クリタマバチの加害により枯れてしまう個体が多く、お年寄りに聞くと昔と比べるとクリがめっきり無くなってしまったと言われます。
 植林により伐られてしまったということもありますが、クリタマバチの影響のほうが大きいのではないかと私は思っています。
 最後になりますがクリを食べているサルの写真を撮りたかったな~というのが昨日の印象で、今日色々書いたのはブログネタにしようと私が今し方考えたことです。(管理人)



                        



                        



                        



                        ササをクリに持ち替えた写真が欲しかった・・・(ちなみに写真は冬の上高地で撮ったもの)
                        


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根尾の滝

2012-09-24 20:52:01 | Weblog
 昨日は雨降る中、下呂市小坂町にある日本の滝100選に選ばれている根尾の滝へ出かけてきました。
 歩き始めは本降りの雨でしたが根尾の滝に到着する頃には雨もあがり、ちょっとだけ増水した根尾の滝を満喫してきました。
 でも雨があがると小坂滝めぐりと銘打って売り出している関係か山歩きとは縁遠い人達もやってきます。
 やはり片道1時間程度ということで若干の気楽さがあるようです。
 スニーカー姿の人ならいざ知らず、昨日はスカートに、かかとのあがった靴で来る人も・・・
 距離は2キロほどと短いですが足場は登山と同じ。よく歩くよな~と感心しながらすれ違いました。
 最後に出会った人はバリバリの山ガールファッションの人。根尾の滝も賑わしくなったものだと思ったのでした。
 9月下旬となり濃緑の季節が過ぎさり葉の色が若干薄くなってきました。
 一月もすれば紅葉の中を半日ほどかけて根尾の滝を見物すると気持ちが良いですよ。
 ちなみに、2年前の秋に早朝散歩クラブで紅葉の根尾の滝に出かけていますので関連する記事をリンクしておきます。
 記事を見て気に入ったら紅葉の根尾の滝を訪ねてみてください!!(管理人)


           <2年前の記事1>
           <2年前の記事2これは柱状節理の話ですが>
           <2年前の記事3滝そのもの>




                        



                        



                        




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赤沼田天保林

2012-09-23 21:55:31 | Weblog
 下呂市小坂町赤沼田にある赤沼田天保林に出かけてきました。
 「南方山方植木一件」に、天保12年(1841)小坂村ほか46ヶ村に対し、1ヶ年につき1戸50本公役造林を課し、翌年から実行され、飛彈國小坂郷赤沼田村では天保13年1,890本、翌14年には2,189本植栽したという記録が残っていることから天保の時代に植えられたものであることが以前から分かっていました。
 平成12年に樹幹解析によって分析したところ天保7年(1836年)に植林された176年生の恐らく下呂市内で最も古い人工林だと思われます。
 植樹は今のように畑で苗を生産したわけではなく、山で天然更新した稚樹を引き抜いたものを植えたということです。
 江戸時代の享保6年(1721年)以降、たびたび植樹令を発して慢性的な尽山化(森林資源の枯渇)に対処していたという記録があります。
 ヒノキやサワラを植林していたということを知った時、面白いな~と思ったのは御嶽山を越えた尾張藩の天領ではヒノキは天然更新によってヒノキ林を造成していたという記録があります。
 下呂市小坂町の幕府直轄天領でも天然更新は行われていたかどうか分かりませんが、植林も行っていたということは尾張藩と違います。
 江戸時代の頃も、管理する人の考えの違いによって森の作り方が違うということが興味深いと思っています。
 さて、赤沼田の天保林は古いヒノキ人工林として知られているので、きっと私の愛読書の斐太後風土記にも天保林の記載があるに違いないと思い読み返してみるが記述は無い。
 何でだと冷静に考えると斐太後風土記が編纂されたのは1873年ですので、今でこそ江戸時代に植林された貴重な人工林と言われていますが斐太後風土記が編纂された年だと37年生の人工林ですので、現在の岐阜県の人工林の平均樹齢より若いのです。
 なので特段大きなヒノキが沢山あったわけでもなく、当時の天領の政策により結構な面積が小坂郷で植えられたことから珍しくなかったんだということが自分なりにわかりました・・・
 ちょっと脱線しますが斐太後風土記では赤沼田村のフリガナは(あかぬた)と書かれていました。
 今は(あかんた)と読んでいます。いつから(あかんた)になったんだ?という疑問が追加されました。
 恐らく、(あかぬた)では言いにくかったので(あかんた)になったと思うんですが・・・
 江戸時代という言葉で、とんでもなく古い人工林と思いがちですが樹齢は200年を越えておらずヒノキとしては、それほど古くないんですね~
 実際に林野庁中部森林管理局のホームページの天保林についての記載をみると今なお生長を続けていることがわかります。
 将来、どういった森になるのだろう?といる自分自身の興味がわいてきました。
 さて、実際の森の様子ですが177年生ということもあり天然更新した木曽ヒノキの森と比べると正直なところ迫力不足のところがあります。
 ただ、林床植生の様子や広葉樹が混交している状況をみると、かなり近い状況になりつつあり知らないと人工林と思わないのではないでしょうか?
 色々な意味で興味深い赤沼田天保林なのでした。
 歴史的背景から考えると非常に面白いところですがヒノキの巨木を期待して訪れる人には物足りないところだということを付け加えて小難しい話を終わりにしたいと思います。(管理人)


                           


                           



                           



                           




                           






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雨のち曇りのち晴れ

2012-09-23 20:10:45 | Weblog
 昨晩、ひょっとして雨は降らないかも?と思いアユ釣り用の掛針を巻いて納竿に備えていました。
 しかし、無情にも朝目覚めたら雨。
 といってもアユ納竿釣行へ行こうとしているのは郡上の長良川。ネットで郡上の様子を調べると雨・・・
 今年の追いの悪い長良で雨の低水温。想像するだけで掛かるイメージが無い・・・
 ということでアユ釣りは断念。
 今日、何をしよう?と朝食を食べながら考えていると昨日来、小坂町で行う森林インストラクターの研修で私が候補地としてあげたところにでも行ってみるかと思い、雨の降る半袖では肌寒い中、最初に小坂町赤沼田(あかんた)の天保林へ、
 途中で谷を見ていたらイワナが釣れそうな気がしたので車に積んであった竿を持ち出し30分ぐらい提灯毛針釣りをしたら、何故かアマゴが3匹ほど釣れました・・・雨で食いが立っているという予想は当たったのですが狙った魚種では無かった・・
 持ち帰ることを考えていなかったので釣った3匹は珍しく放流してきました。
 その後、小坂町の道の駅に立ち寄った後に根尾の滝へと、からたにの滝、あがととよと巡り、赤沼田の神明神社の大杉の大杉を見終わった頃には、雨もすっかりあがり晴れ間が出ていました。
 まだ、時間も早かったので、ひょっとしたらタカの渡りが見えるかも?と思い小坂町と旧下呂町の境にある観音峠へ行ったのはいいですが寒い・・・とても外で座って空を見上げることなんかできずに帰ってきました。
 めまぐるしく変わる天気のように、色々なところへ行った休日でした。
 あと、イワナ、アマゴは今月一杯で禁漁になりますので、今年の提灯毛針釣り釣りは今日のアマゴ3匹で納竿です。
 アユも9割以上の確率で納竿となると思いますので、何となくですが今年の私の魚釣りは終わりとなりそうです。
 アユは仕掛けが準備されているので釣れなくても竿を出すかも??
 余談ですが雨の中カメラを持ち歩いていたらレンズが曇ってしまい写真が上手く撮れなかったのが今日の心残りです。(管理人)


                     見頃にフッキングしたアマゴ。
                     


                     やっぱり曇天か雨の時のほうが追いがいいですね。
                     




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