徒然写真帳

郡上でX人で始めたブログです。管理人の転居により、下呂、美濃、岐阜、恵那、下呂を経て一宮発のブログに!

トリカブト

2009-09-30 22:28:11 | Weblog
 今日、仕事で郡上市明宝の山を歩いていたらトリカブトの花を見かけました。
 トリカブトは、ある事件をきっかけに有名になり誰でも知っている毒草です。
 そんなトリカブトですが根茎は薬となり生薬名は附子(ぶし)といいます。
 減毒加工して利用されるのですが主に強心薬として利用されます。
 あと狂言の「ぶす」で太郎冠者と次郎冠者が和尚が水飴を「猛毒のぶす」と言っていたものを食べてしまう話です。
 この「ぶす」というにはトリカブトのことです。
 この話にあやかって実際に「ぶす」という水飴が売っているということです。
 一度購入してみたいと思っている一品です!!
 ちなみに「ぶす」の語源はトリカブトから来ているそうです。
 余談ですが私は間違っても女性に向かって「ぶす」ということはありません。

 最後となりますが本当に毒性が強いのですので気をつけてください。
 私が薬草を習った時にはトリカブトを素手で触るなと言われましたので本当に強い毒です。(管理人)

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カヤの実

2009-09-30 21:44:39 | Weblog
 先週、中津川市加子母に出かけた時にカヤの実が沢山落ちていました。
 木の所有者の許可をもらい何粒かいただいてきました。
 自宅に帰り果肉を洗い落としてあとは食べるだけです。
 弱火でゆっくり煎ると美味しくいただくことができます。
 今度の週末にでもいただく予定です。
 カヤの実は民間薬として利用され虫下しの効果があるそうです。
 ちなみに実を生食するだけです。
 またカヤの実は和菓子の材料としても利用され様々なお菓子があります。
 昔、ある和菓子屋さんで榧の実煎餅を買った時に「どこでカヤの実を入手するのですか?」と聞いたら「企業秘密です」と言われました.....
 確かに沢山の実をつけるカヤは今でも少ないこともありカヤの実の豊凶の話をする時は「○○のカヤの実はどうだ?」と具体的な話となります。
 「ブナやナラだと今年はどう?」と抽象的なんですけど。(管理人)

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納竿しようかな?

2009-09-29 22:12:26 | Weblog
 今日は遅い夏期休暇です。
 朝起きたら天気予報が的中し雨が降っています。
 これはアユ釣りには行けないなーと思いネットで郡上市のピンポイント予報をみると9時から16時まで曇りになっています。
 また長良川の水位をみると気持ち増水している程度。
 水温も下がっているし...かねてから行ってみたいと思っていた京都府立植物園に行くかどうか迷います。
 朝食をとりながら悩みます....時刻は8時になった時点でボウズ覚悟で長良川へアユ釣りに行く決心をする。
 そこから身支度をして9時前に長良川へ行くと少しだけアユ釣りをしている人がいます。
 オトリ屋でオトリを買い9時過ぎから釣り始める。
 事前情報だとトロ場で掛かるということなので深トロからのスタートです。
 さい先良く一匹掛かったのですが掛かるのをはるかに上回るバラシ...オトリがへばっていきます。
 結局午前中は2匹で終わりです。
 午後からは対岸に場所を変え釣り始めると根掛かりしてオトリを放流.....
 仕掛けを交換し気を取り直し釣り始めると釣り見物のおじさんがやってきます。
 おじさんの視線を感じながら釣りをします。(私は他人に見られながら釣るのが苦手..)そうしたら目印がグーンと水中へ!竿に手応えが伝わりますが一瞬のうちに竿が軽くなる。またバラシです...
 それを見ていたおじさんが「今の季節は追いが弱いし皮が厚くなっているから竿をしゃくってしっかり針掛かりさせないと駄目だよ」と一言。
 このアドバイスは的確で大変助かったのです。
 おじさんが立ち去ったあとしばらく沈黙があったのですが3時すぎに掛かりだします。
 おじさんの忠告どおり目印が動いた瞬間に竿をしゃくったらバラシが無くなりました!!結局最終的に8匹の釣果となりました。
 時折雨が降り肌寒い悪条件のなか8匹の釣果は私の腕では上出来でとりあえず満足です。
 余談ですが今日は時折下流へ流れていくアユを何匹かいました。
 今度の雨で長良川が増水すると郡上のアユは一気に落ちていくでしょう。
 いよいよアユシーズンが終わりそうです。
 今日自宅に帰り釣ったアユを眺めながらあと一回行こうかな?と思う一方今年は十分釣りに行ったので納竿しようかな?思いながら冷凍庫にアユを保管しました。(管理人)

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トウキ

2009-09-28 20:39:48 | Weblog
 先日研修で訪れた中津川市加子母に出かけて歩いていたとら独特の香りがします。
 その香りの正体はトウキです。
 トウキの香りを嗅いで思い出しました。
 加子母には個人の方が開設した薬草園があることを!!
 研修中であったので素通りして2日の早朝に改めて訪れて観察しました。
 ちなみにトウキは根茎を薬用します。
 大和薬草として知られるトウキは有名な当帰芍薬散の材料となります。
 現在国内に出回っているトウキはホッカイトウキと言われるものが多いとのことですが奈良県では伝統に拘り大和当帰を生産しています。(管理人)

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センキュウ

2009-09-28 20:37:48 | Weblog
 先日研修の合間をぬって訪れた加子母にある薬草園でセンキュウの花が咲いているのを見かけました。
 中国原産で根茎を薬用します。
 日本には近縁種のシラネセンキュウがありますが薬用されることはありません。(管理人)

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加子母の薬草園

2009-09-28 20:33:25 | Weblog
 中津川市加子母には岐阜薬科大学の薬草園で学び個人所有の畑を薬草園にしてしまった方がおみえです。
 先日の研修会2日の早朝、研修に参加している人達が身支度をしている最中に抜け出し薬草園を見てきました。
 この薬草園は趣味を越えています!!(管理人)

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山守が記した古文書

2009-09-27 22:07:12 | Weblog
 写真は尾張藩の山守が記した日記です。
 この山守は旧の加子母村、付知町、川上村の尾張藩の山を管理していた人です。
 実際に手にとって見させていただきましたが最初は「本当にいいの!!」と驚いてしまいました。
 最初は何が書いてかるかわかりませんでしたが、日付の天気が各項目に書いてあることが読み取れたので日記ということがわかりました。
 ちなみに日記の内容については全然分かりませんでした....
 写真に写っている部分だけの解読で1週間ぐらいはかかります....(管理人)

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山守の副業

2009-09-27 22:03:27 | Weblog
 今日聞いた山守の話の中で特に興味を持ったのが山守の副業の話でした。
 何故興味を持ったのかというと薬草があるからです。
 以前に斐太後風土記の薬草を調べた私にとって江戸時代の尾張藩の薬草利用の一旦が分かるのではないか?と興味を持ったのです。
 膨大な山守の記録の中の本草に関する記述があれば是非見てみたいと思いながら見ていました。
 興味を持つと訳の分からない古文書も読むことができます。
 個人的なことですが好奇心が沸々と沸いてきます。(管理人)

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刻印

2009-09-27 21:44:48 | Weblog
 江戸時代に木材を流送するときに刻印が打たれました。
 写真は三浦山で伐採されたと証明するための刻印です。
 何気ない写真ですが歴史の重みを感じます。(管理人)

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江戸時代の運材方法

2009-09-27 21:34:19 | Weblog
 Nさんの話は紙芝居風にユーモアに富んだ語り口調でとても分かりやすかったです。
 その中の一つに尾張藩の材の流送方法の話です。
 昔はトラックや鉄道といった輸送方法ももたなかったので木材を運搬するのは専ら川を利用していました。
 尾張藩の木材の流送方法は斧(よき)で角材として流すのが主流でした。
 また岩などにあたって木材が割れないように加工して流します。
 この方法は隣国である飛騨國でも同様の方法が用いられました。
 ただ同じ方法で木材を流すと問題があります。
 下流域で飛騨國から幕府が流した木材と尾張藩が流した木材が混ざってしまいます。
 そこでしっかりと刻印をして流したそうです。
 今で言うトレーサビリティーをしっかりした状態で木材を流していたのです。
 これは恐らく厳格に行われていたと思われ今でいう偽装問題などは発生しなかったのではないかと思います。(管理人)

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山守のお宅

2009-09-27 21:23:30 | Weblog
 先週、尾張藩の山の管理をしていた山守の子孫であるNさん宅を訪ね。江戸時代の尾張藩が行っていた桧一本首一本といわれた時代の山の管理法の話です。
 首一本というと物騒な話は脇においておいて尾張藩のとった政策は今の森林管理に通じるものが多く先人の知恵を学ぶのに重要な話です。
 Nさんのお宅からは数万点におよぶ古文書が出てきていて、その解析結果に基づいた話を聞き有意義な時間を過ごしました。
 お話をするのは2度目でしたが今回も話に釘付けになりました。
 ちなみに庶民が桧を使えるようになったのは最近の話であって歴史あるNさん宅には桧は一本も使われていないとのことです。
 桧を家に使うということは昔は権力の象徴であったようです。(管理人)
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ふれあいのやかた かしも

2009-09-27 21:00:11 | Weblog
 26日、27日の両日中津川市加子母にある「ふれあいのやかた かしも」をベースに開催された研修会に参加してきました。
 林業が盛んな地域だけあって地元産の桧をふんだんに使った建物は味わいがあり様々な研修会が開催されます。
 一度足を運んでみてください。(管理人)
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タイガ

2009-09-25 21:48:11 | Weblog
 寺地山山頂を越えてからしばらく歩くと薬師岳や北ノ俣岳が眼前に迫ってきます。
 その山裾には亜高山帯針葉樹林帯が広がっています。
 登山口からしばらく登るとシベリアのタイガと同じ森が広がります。
 山の上を見るとそこはツンドラで極地の気候と同じです。
 中部山岳は僅か一日の登山でシベリアと同じ気候まで満喫できるところです。(管理人)
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有峰湖

2009-09-25 21:43:27 | Weblog
 先日北ノ俣岳を登る途中有峰湖を見ることができました。
 2ヶ月前の7月に有峰湖を訪れた時北ノ俣岳や薬師岳を眺めたことが今回の登山のきっかけとなっています。
 山の上から見ると昔集落があったことが信じられません。(管理人)
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ヒガンバナ

2009-09-25 21:21:51 | Weblog
 今、郡上市八幡町にある自宅周辺の田んぼの畔のヒガンバナが見頃を迎えています。
 稲刈りが終わった土手にヒガンバナの朱色が栄えています。
 ヒガンバナは獣よけのために植えていたということですが本当に獣よけになるのだろうか?と思います。
 ヒガンバナはリコリスという有毒物質を含む毒草ですが救荒植物として利用されていた地域があります。
 利用法は根茎の毒抜きをして保存したそうですが味のほうは....不味いということです。
 毒抜きを失敗すると猛烈な吐き気に襲われるということですので悪食の私でも挑戦する気にはなりません。
 今は毒性が強いことから薬用されることは無くなったということですが催吐剤として利用された薬草でもありますす。
 ちなみに岐阜県の飛騨地方では根茎をすり潰したものを小麦粉で練って足の裏に貼り解熱、また打ち身捻挫に湿布した民間薬利用があったとお年寄りから聞いています。
 郡上での民間薬利用はあったのだろうか?と思いながら通勤途中に写真を撮りました。(管理人)
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