徒然写真帳

郡上でX人で始めたブログです。管理人の転居により、下呂、美濃、岐阜、恵那、下呂を経て一宮発のブログに!

飛越新道沿いの亜高山帯の森

2021-09-27 07:20:40 | Weblog
 飛越新道のピークの一つである寺地山の山頂付近は乾燥化が進む湿地が広がっています。
 ですから登山道は泥濘んでいて歩きにくいし山靴は泥まるけ・・
 標高が高く湿地ということで恐らく水気が泥炭が大量に堆積していることでしょう。
 長期間、水に浸かった状態であることで酸性土壌でしょうし水分を多く含んでいることで木本類が地中深く根を張ることも困難であることが想像できます。..
 ですから、樹木の生育には適さず大きくなることができないと考えられます。
 樹木の生育には適さないので木本類の種類は限定され少ないだろうと思うのですが意外と多く、今頭の中に浮かぶのがコメツガ、シラビソ、トウヒ、ネズコ、ヒメコマツ、チョウセンゴヨウです。
 規模は大きいですが同じような環境を持つ苗場山より樹種が多いように感じ飛越新道を歩く魅力の一つだと思うのですが一般的では無いですね・・・
 ちゃんと調べたわけではありませんが土壌の酸性度が高く高木性の落葉広葉樹は非常に少なく樹高の低い針葉樹の疎林が広がっていて独特の景観を作り出しています。
 ですから歩いていると他と違うので面白いのです。
 そのためか、登山道が泥濘、登山靴が泥まるけになると分かっていても歩けるのです。
 かなりマニアックな視点から書いてしまいましたが面白いんですね~(管理人)

  湿った泥炭層のため根が地中深くまで入ることができず伸長成長が阻害されている状況で寒風が吹き付けるため先端枯れしまった個体が多く見られます
  こういった状況が繰り返されるため樹高が抑えられた状態となっていると私は思います
  

  3年前の台風で倒れたと思われる立木。根の張が浅いことが根返りで倒れた樹木を見ると分かります。
  

  よ~く見るとマウンド上に盛り上がったところに森林が成立しています。水分量が影響していると思います
  


  
 



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コメント
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