徒然写真帳

郡上でX人で始めたブログです。管理人の転居により、下呂、美濃、岐阜、恵那、下呂を経て一宮発のブログに!

ギャップ更新

2022-06-05 20:54:38 | Weblog
先日、光と風の道に足を踏み入れしばらく歩くとブナの若木が目に入ります。
樹高は4mほどでしょうか?
このブナですが今から4半世紀ほど前に膝ほどの高さであったことを記憶しています。
初めてみた時は。恐らく大きくなることは無いであろうと思っていたのですが、周囲の樹木が倒れギャップができたことにより樹高成長を開始して亜高木層まで達したのです。
周囲のブナが枝を張りだして若木の上を覆ってしまっているので、今後林冠部まで到達するのは難しいと思いますが今後の成長を注視したいと思います。
更に森の奥へと足を踏み入れると平成30年の台風でブナが2本倒れ大きなギャップができたところがあります。
ギャップができたところはササで覆われ、ササより高く成長しているのはリョウブとハウチワカエデだけ。
かなり広いギャップなので恐らく林冠部まで達すると思われますが、さほど大きくなる木ではないのでギャップを閉鎖させるほどの大きさにはならないでしょう。
このままだとササによって高木性種の更新を阻害して後退遷移となってしまうかも?倒れたブナの周囲はササに覆われていませんので、ブナの腐朽が進み発芽できる状況になると倒木上更新をする可能性もあるな?。
はたまたササが開花して枯死すると、阻害するものが無くなり一気に高木性種が更新することもあるかも?
色々なことを考えてみると結果を知りたくなります。
森の時間軸は人間が生きていく時間軸より長く、結果が分かるのに時間がかかりますので私が山歩きを続けられている間に結果を見ることはできないでしょう。
ですが更新の経過は観察をすることはできるので、関心をもって見続けたと思いました。(管理人)

写真では分かりにくいですが中央に映っている亜高木層まで達しているのがブナです4半世紀前には膝ほどの樹高であったものです。


平成30年の台風でブナが倒れたことによってできたギャップ。





上の写真のギャップが発生したのは2本のブナの大木が倒れたことによってできました。今は倒木上更新は確認できませんが今後はどうなるのだろう?興味はつきません。


  


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コメント
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