雨過天晴

ジャズとホークスとファッションなどなど
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そして時々飽きます

裸者と裸者

2014-01-14 | 

読了しました。

 

打海文三『裸者と裸者〈上〉〈下〉

 

裸者と裸者〈上〉孤児部隊の世界永久戦争 (角川文庫)
打海 文三
角川書店
裸者と裸者〈下〉邪悪な許しがたい異端の (角川文庫)
打海 文三
角川書店

 

以前読んだ『ハルビン・カフェ』と同じような社会背景で、金融システム崩壊後の世界で大陸からの難民が押し寄せた日本において、内戦が勃発。

内戦の中、幼い佐々木兄妹たちが戦争孤児としてなんとか生き抜いていたが、長男海人が徴兵される。

軍人となった海人が騒乱の中で大人へと成長していく過程を描いて行くのが上巻。

そして両親の離婚後に母方の実家で生活していたが、武装勢力によって家族全員を殺されてしまい、海人に救われる双子の月田姉妹が不良少女をまとめ上げ、女性マフィア「パンプキン・ガールズ」として暗躍するのが下巻。

戦争孤児の少年少女たちが、混乱した社会に適応しながら生き残るために自分たちで決断することを求められ、成長していく様が描かれています。

 

続編として『愚者と愚者 (上)(下) 』『覇者と覇者』があり、すぐにでも読みたいところではありますが、打海ワールドの魅力をより理解してから味わいたいので、別の作品を読んで間を置いてからにしようと思います。

 

愚者と愚者 (上) 野蛮な飢えた神々の叛乱 (角川文庫)
打海 文三
角川グループパブリッシング
愚者と愚者 (下) ジェンダー・ファッカー・シスターズ (角川文庫)
打海 文三
角川グループパブリッシング
覇者と覇者 歓喜、慙愧、紙吹雪 (角川文庫)
帝国少年
角川書店(角川グループパブリッシング)

 

 

 

 

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