2010年度 84冊目
『能が冴える15の習慣』
記憶・集中・思考力を高める
築山節 著
日本放送出版協会
生活人新書 ; 202
2006.11
213p ¥735
くどいほど何度も何度も同じことを繰り返しておっしゃって下さっていましたので、いやがおうでもいい習慣が頭に叩き込まれる一冊。
書かれた内容は今までにも言われていることだが、医者の立場からゆっくり丁寧に記されている。
この中で一番実行し図来ことといえば適度な運動と腹八分目かもしれない。
本書により、睡眠時間の重要性を再度感じた。
実は先日スーパーに行った時のこと。
牛乳パック10枚持っていけばトイレットペーパー1ロールと交換というサービスがある。
昼前に牛乳パック指定場所に行ったが、店員はいないし、張り紙もない。
不思議に思い、通りかかったスーパーの店員に問うた。
阿呆;「もう終わったんですか?」
店員;「もう終わリました。」
阿呆;「もうないんですか?」
店員;「もうないんです。」
いらついた阿呆:「来週もないんですか?」
店員;「来週はあります。」
切れそうな心を抑える阿呆;「来週はあるんですね。何時までですか」
店員;「来週はあります。11時までです。」
阿呆:「ありがとうございました。」
店員;「はい。」
阿呆は内心、
『ハイ はないだろ。普通、来週ありますので、11時までにお越し下さい。』
だろう・・・と、内心!店員をしかる。
要領を得ない人だ。若いのに、お気の毒。
こういった方にこそ、『能が冴える15の習慣』をお勧めしたいと感じた。
最近、何となく頭がぼんやりしている―。
記憶力や集中力、思考力が衰えたように感じている。
そんな「冴えない脳」を治すために必要なのは、たまに行う脳トレーニングではなく、生活の改善である。
『フリーズする脳』で現代人の脳に警鐘を鳴らした著者が、すぐにでも実行できて、有効性が高い15の習慣を提案。
仕事ができる脳、若々しい脳を取り戻すためのポイントを分かりやすく示す。
生活の原点をつくる―脳を活性化させる朝の過ごし方。足・手・口をよく動かそう
集中力を高める―生活のどこかに「試験を受けている状態」を持とう
睡眠の意義―夜は情報を蓄える時間。睡眠中の「整理力」を利用しよう
脳の持続力を高める―家事こそ「脳トレ」。雑用を積極的にこなそう
問題解決能力を高める―自分を動かす「ルール」と「行動予定表」をつくろう
思考の整理―忙しいときほど「机の片付け」を優先させよう
注意力を高める―意識して目をよく動かそう。耳から情報を取ろう
記憶力を高める―「報告書」「まとめ」「ブログ」を積極的に書こう
話す力を高める―メモや写真などを手がかりにして、長い話を組み立てよう
表現を豊かにする―「たとえ話」を混ぜながら、相手の身になって話そう
脳を健康に保つ食事―脳のためにも、適度な運動と「腹八分目」を心がけよう
脳の健康診断―定期的に画像検査を受け、脳の状態をチェックしよう
脳の自己管理―「失敗ノート」を書こう。自分の批判者を大切にしよう
創造力を高める―ひらめきは「余計なこと」の中にある。活動をマルチにしよう
意欲を高める―人を好意的に評価しよう。時にはダメな自分を見せよう
高次脳機能ドックの検査―最低限の脳機能を衰えさせていないか確認しよう