3月11日と12日、山仲間と南九州方面を再訪し、2つの山を登ってきました。初日、2017年に登った高千穂峰を再度登り、翌日、今回のメインである市房山に登ってきました。春到来の鹿児島、宮崎、熊本を凝縮して満喫する山旅でした。ソメイヨシノ開花は未だでしたが、山桜は普通に咲いていて南国を感じさせました。鹿児島便が早朝6:25発だったため、蒲田への前泊が必要でした。金曜日に仕事を終えた後に移動し、ビジネスホテルでWBCの韓国戦をみつつ、翌日に備えたのでした。
2日間天候に恵まれました。空港でレンタカーを調達し、まず向かったのは高千穂峰の登山口です。前回からまだ6年経過しておらず、記憶も十分残っていまいした。鳥居をくぐって登山道に入ります。
順調に高度を上げていくと、高千穂峰のピーク見えてきました。高千穂峰は火山で、土壌のせいか上部は樹林がありません。御鉢と呼ばれる火口を横目に山頂を目指します。
日本百名山に数えられる韓国岳(からくにだけ)が見えてきました。その手前は新燃岳です。活発に活動していて入山規制されています。
砂で足をとられつつも、最後の急登を上り山頂へ到達しました。坂本竜馬が刺したとされる逆鉾、勿論健在でした。山頂からは360度のパノラマを楽しみ、遠く錦江湾や桜島も視認することができました。
この日は足慣らしで3時間程度の歩程でした。山頂から登山口まで一気に下りました。高千穂峰は典型的な成層火山だそうで、形の美しさは格別です。
この日は、熊本県の人吉に滞在しました。初訪問です。ホテル到着後、ブラリと周囲を散策しました。球磨川が穏やかな表情していますが、令和2年7月の集中豪雨の記憶が新しいです。
夕食より。馬刺しに辛子蓮根と熊本らしい料理を満喫しました。水が美味しいせいかご飯も美味しかったでです。徳利に入っているのは勿論、焼酎です。球磨焼酎「川辺」をロックでいただきました。
翌12日は熊本県と宮崎県の県境にある、市房山に登りました。太い幹の杉が有名で、登山ルート脇に散在していました。ただし、こちらのように、雷の被害を受けるケースもありました。
市房山は、なかなか登り応えのある山でした。途中、ご一緒した地元の方から、かなりキツイ山だと念押しされました。実際、四合目から七合目あたりまで急登続きで、いい汗かきました。起ち上っている岩は、五合目の仏岩です。
七合目を過ぎると、周囲の樹林の高さが低くなり、気持ちの良いルートが続きました。やがて、市房山へ到着です。標高差1200mを登り切って、昼食としました。
天気は12日の午後から下り坂とのことでした。流石に雲が広がってきましたが、麓の水上村方面はしっかり見渡せました。帰りの飛行機の時間を気にしつつ、一気に下山しました。
下山後、九州自動車道を使って人吉から霧島温泉方面へ移動し、汗を流して鹿児島空港に向かいました。慌ただしい2日間でしたが、天候にも恵まれ、充実の南九州、山旅となりました。空港で担々麺とビールお腹と喉を満たし、東京への帰路に就きました。毎度の好企画、ありがとうございました。