2月の最終土曜日、赤羽~横浜オフの後半戦を拙宅にて行いました。前回お二人にお越しいただいたのは、2019年の5月です。記事のタイトルから、平成最後のオフ会だったことが分かります。ベルウッドさんが山崎ハコ、太田裕美のアナログレコードを持ち込まれた会でした。それから約3年9か月が経過し、コロナ禍もありました。そのオフ会自体は、随分昔のことのように感じられます。light MPD×2台+AIT LaboのDACの時代でした。2020年以降、MFPC、Roon、新DAC、新DDCの導入が進み、デジタル系統は大きく変わりました。
オフ会は午後2時からでしたので、時間に余裕がありました。午前中は掃除、セッティング、買い物等で過ごしました。実はオフ会の直前、ラックのウェルデルタの2段化を行う機会に恵まれました。善は急げというわけで前日までに処置を行い、本オフ会に備えたのでした。SP合わせに使用しているモノラルのヴォーカルの声が、生々しくなり、驚きました。勿論、変えた直後は何でもよく聴こえがちなので、しばらく様子を見て効果を判断したいと思います。お二人には2段化の件を、あらかじめ伝えておきました。
いつものようにまずはデジタルからスタートです。前回からブランクがありましたので、ジャズ、クラシックのお馴染みの曲を交えて、全体の様子を掴んでいただきました。ダイアナクラール「No moon at all」、オルフェウス管弦楽団「パッヘルベルのカノン」等です。その後昭和歌謡路線へ移行しました。皮切りは「雨に濡れた慕情」で、ちあきなおみ、小川知子それぞれをかけました。変化球は3人時代のオフコース(正確にはジ・オフ・コース)の「群衆の中で」でした。アーティストを当てるのが難しかったようです。
休憩を挟んで後半はアナログです。同じ楽曲のデジタル・アナログ聴き比べのご要望がありました。ユーミン「青いエアメイル」、リンダロンシュタット「What's new」は両方でかけました。他に渚ゆう子、林寛子、桜田淳子、オフコース、紙ふうせん等、アットランダムに聴いていただきました。弘田三枝子の45回転の重量盤は、私の好きな「Shadow of your smile」です。第一家庭電器の企画盤、依然、いい値がついているようです。締めは荒井由実「曇り空」でした。70年代のフォーク、ニューミュージックの音作りの丁寧さに、話が及びました。
デジタルは機器、再生ソフト総入れ替えとなり、随分と音が変わったと想像されます。SPのセッティングは合っていたようで、立体表現も十分出ていたようです。ウィーンアコースティックスらしからぬ?繊細な音は、ベルウッドさんにとって意外だったようです。デジタル、アナログの差が無くなったと、いたちょうさんからコメントいただきました。一方で、デジタルとアナログの差についてが話題になりました。DACやフォノイコの足下、ルームアコースティックス等、いくつかヒントをいただきました。試行を始めたところです。
オフ会終了後、長津田に移動し、中華料理店『臥竜』にて感想戦を行いました。オーディオ仲間の近況、振動対策あれやこれや、など談義させていただきました。月初めの赤羽会と併せて、赤羽~横浜オフ会ありがとうございました。また機を見て交流よろしくお願いします。