2月26日~27日、3度目の正直でK&Kさんご夫妻と、丹沢を縦走してきました。当初は年明け早々を予定していたのですが、悪天候で流れ、再設定した2月も同様でした。結局、冬も終わりかけの2月末となった次第です。今回目指すのは丹沢最高峰、すなわち神奈川最高峰の蛭ヶ岳です。健脚の方であれば日帰りも可能ですが、余裕の1泊2日の歩程としました。その分、鍋割山での鍋焼きうんどんを味わえましたし、何より早朝の好天下ならではの眺望を楽しめました。ご夫妻側の都合で土曜日がNGだったのですが、昨今の働き方改革に便乗して、しっかり月曜日に有給休暇を取りました(笑)。
今回も丹沢の玄関口、大倉から入り、いわゆるバカ尾根を登りました。前回はベンチマーク兼ねてのハイペース登山でしたが、今回は縛りはなしです。この両日は、朝は好天、昼間は曇り、のパターンでした。この段階ではまだまだ富士山の頂は見えています。

大倉尾根の終着である塔ノ岳に登る前に、分岐を折れて鍋割山を目指しました。2年前にも食した名物の鍋焼きうどんが目当てです。相変わらずのボリュームと美味しさに疲れも飛びました。個人的にはホクホクの南瓜がお気に入りです。

鍋割山から引き返して、塔ノ岳頂上です。眼下に大山が見えます。この山の頂上が見えていれば、雨の心配はありません。ここからは稜線を歩き、この日の宿、丹沢山山頂にあるみやま山荘を目指します。午前中は凍って固まっていた足元が緩み、泥濘に閉口しました。

今年もK&Kさんの奥様のお手製のスポンジケーキ、いただきました。ラム酒が、しっかり効いています。山小屋のストーブに温まりながら内外の山の話をさせていただきました。小屋の主人(この日は不在)が登ったヒマラヤの山々、いくつかは、ご夫妻も馴染みがあるようでした。

この日の夕飯です。私が学生の頃の山小屋では、まずあり得ないメニューです。昔はずっと質素な食事でした。みやま山荘は水が使えませんが、それでも温かいご飯とみそ汁をいただきました。輸送手段の変化、客の要求アップが重なったのでしょう。この後、20時半に消灯となりました(山は時間が早い!)。

翌朝のご来光です。2階の寝場所からのショットです。早朝の快晴に心が躍ります。

逆に西側に目を向けると、朝日を浴びた富士山です。この時、おそらく氷点下でシャッターを押すのも辛い状況でした。樹氷が富士を引き立てます。

お世話になったみやま山荘を後にします。この山小屋、約30年前に泊まっていますが、外装はともかく、内装は随分とモダンになった印象です。

丹沢山から蛭ヶ岳までは丹沢山塊の主脈を歩くこととなります。私は今回初めて踏み入れましたが、あらためて丹沢の素晴らしさを実感することができました。草原の向こうに見える、尖った山は塔ノ岳です。過去に登った山々を照合しながら歩を進めました。

途中、鹿との遭遇がありました。あまり人間を恐れていないようで、カメラを向けても逃げずにジッとしてくれていました。地元、神奈川で鹿とは、何か不思議な気もします。

樹氷ならぬ草氷でしょうか。富士山の手前は西丹沢の山々です。

視界は霞気味でしたが、期待した南アルプスを何とか見ることができました。2年前に登った檜洞丸(ピーク近くに青い山小屋が見えます)の遠方に浮かぶのは南アルプス南部の荒川岳、赤石岳です。北部の白峰三山も一瞬だけでしたが、視認できました。

富士山を遮る雲が、一番少なかった時、ズームで撮ってみました。ちょうどこの日は自衛隊の演習があったようで、ひっきりなしに大砲の音が聞こえていました。厚木のK&Kさんのお宅でも時折聞こえるそうです。丹沢越しの重低音、ということですね。

蛭ヶ岳が目前に迫ってきました。一端、鎖場を降りてから登り返します。今年の雪は少な目で、アイゼンの出番はありませんでした。それでも岩は凍っています。慎重に下りました。

今回のハイライト、蛭ヶ岳のピークです。これまで様々な県の最高峰に登ってきましたが、地元神奈川は逆に遠かったです。いつでも登れるという思いに加え、蛭ヶ岳がそれなりに奥まった位置にあることも理由です。ともあれ、在住45年での最高峰登頂となりました。

当初は蛭ヶ岳から北上し、焼山登山口に下る予定でしたが、厚木方面へのアクセスを考えて丹沢山→宮ヶ瀬ダムのルートへ切り替えました。想像はされましたが、ダムは遠かったです。ダムが見え始めてからも、なかなか近づきませんでした。

帰りは神奈中バスで宮ヶ瀬ダムから本厚木に出ました。K&Kさんからは、ご自宅から比較的近いお寿司屋さんでの感想戦の誘いがありました。残念ながら、翌日の出張先へ前日移動する必要があったため止む無く辞退となりました。次のサウンド交流の時に、機会をいただければと思います。土日でなく、日月の登山も新鮮でした。みやま山荘の宿泊者はたった5名。静かな山旅が約束されます。これは登山だけでなく旅行に使える技ですね。ノー残業、プレミアムフライデーも結構ですが、私は無駄に捨てていた繰越年休の消化に充てたいです。奥丹沢の魅力発見と併せて、気づきの多い2日間となりました。
K&Kさん、奥様、ありがとうございました。恒例の海外トレッキング、楽しまれてください。
今回も丹沢の玄関口、大倉から入り、いわゆるバカ尾根を登りました。前回はベンチマーク兼ねてのハイペース登山でしたが、今回は縛りはなしです。この両日は、朝は好天、昼間は曇り、のパターンでした。この段階ではまだまだ富士山の頂は見えています。

大倉尾根の終着である塔ノ岳に登る前に、分岐を折れて鍋割山を目指しました。2年前にも食した名物の鍋焼きうどんが目当てです。相変わらずのボリュームと美味しさに疲れも飛びました。個人的にはホクホクの南瓜がお気に入りです。

鍋割山から引き返して、塔ノ岳頂上です。眼下に大山が見えます。この山の頂上が見えていれば、雨の心配はありません。ここからは稜線を歩き、この日の宿、丹沢山山頂にあるみやま山荘を目指します。午前中は凍って固まっていた足元が緩み、泥濘に閉口しました。

今年もK&Kさんの奥様のお手製のスポンジケーキ、いただきました。ラム酒が、しっかり効いています。山小屋のストーブに温まりながら内外の山の話をさせていただきました。小屋の主人(この日は不在)が登ったヒマラヤの山々、いくつかは、ご夫妻も馴染みがあるようでした。

この日の夕飯です。私が学生の頃の山小屋では、まずあり得ないメニューです。昔はずっと質素な食事でした。みやま山荘は水が使えませんが、それでも温かいご飯とみそ汁をいただきました。輸送手段の変化、客の要求アップが重なったのでしょう。この後、20時半に消灯となりました(山は時間が早い!)。

翌朝のご来光です。2階の寝場所からのショットです。早朝の快晴に心が躍ります。

逆に西側に目を向けると、朝日を浴びた富士山です。この時、おそらく氷点下でシャッターを押すのも辛い状況でした。樹氷が富士を引き立てます。

お世話になったみやま山荘を後にします。この山小屋、約30年前に泊まっていますが、外装はともかく、内装は随分とモダンになった印象です。

丹沢山から蛭ヶ岳までは丹沢山塊の主脈を歩くこととなります。私は今回初めて踏み入れましたが、あらためて丹沢の素晴らしさを実感することができました。草原の向こうに見える、尖った山は塔ノ岳です。過去に登った山々を照合しながら歩を進めました。

途中、鹿との遭遇がありました。あまり人間を恐れていないようで、カメラを向けても逃げずにジッとしてくれていました。地元、神奈川で鹿とは、何か不思議な気もします。

樹氷ならぬ草氷でしょうか。富士山の手前は西丹沢の山々です。

視界は霞気味でしたが、期待した南アルプスを何とか見ることができました。2年前に登った檜洞丸(ピーク近くに青い山小屋が見えます)の遠方に浮かぶのは南アルプス南部の荒川岳、赤石岳です。北部の白峰三山も一瞬だけでしたが、視認できました。

富士山を遮る雲が、一番少なかった時、ズームで撮ってみました。ちょうどこの日は自衛隊の演習があったようで、ひっきりなしに大砲の音が聞こえていました。厚木のK&Kさんのお宅でも時折聞こえるそうです。丹沢越しの重低音、ということですね。

蛭ヶ岳が目前に迫ってきました。一端、鎖場を降りてから登り返します。今年の雪は少な目で、アイゼンの出番はありませんでした。それでも岩は凍っています。慎重に下りました。

今回のハイライト、蛭ヶ岳のピークです。これまで様々な県の最高峰に登ってきましたが、地元神奈川は逆に遠かったです。いつでも登れるという思いに加え、蛭ヶ岳がそれなりに奥まった位置にあることも理由です。ともあれ、在住45年での最高峰登頂となりました。

当初は蛭ヶ岳から北上し、焼山登山口に下る予定でしたが、厚木方面へのアクセスを考えて丹沢山→宮ヶ瀬ダムのルートへ切り替えました。想像はされましたが、ダムは遠かったです。ダムが見え始めてからも、なかなか近づきませんでした。

帰りは神奈中バスで宮ヶ瀬ダムから本厚木に出ました。K&Kさんからは、ご自宅から比較的近いお寿司屋さんでの感想戦の誘いがありました。残念ながら、翌日の出張先へ前日移動する必要があったため止む無く辞退となりました。次のサウンド交流の時に、機会をいただければと思います。土日でなく、日月の登山も新鮮でした。みやま山荘の宿泊者はたった5名。静かな山旅が約束されます。これは登山だけでなく旅行に使える技ですね。ノー残業、プレミアムフライデーも結構ですが、私は無駄に捨てていた繰越年休の消化に充てたいです。奥丹沢の魅力発見と併せて、気づきの多い2日間となりました。
K&Kさん、奥様、ありがとうございました。恒例の海外トレッキング、楽しまれてください。