珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

Harubaruさん、BOさんを迎えて

2020-12-06 09:12:02 | オフ会
11月最後の週末は、土日いずれもオフ会となりました。28日の土曜日は、Harubaruさん、BOさんにお越しいただきました。10月半ばのBOさん宅訪問からの続編です。Haruabaruさんは1年ぶり、BOさんは3年ぶりのご来訪です。この1年でMFPC導入、絨毯撤去、機器配置変えとシステムに大きな変化がありました。BOさんにおいては、更にプリアンプ導入が加わります。かなりの音の変化を感じられるのではと予想しました。とは言え、genmiさんのご感想を得ていたので、若干、心に余裕をもってお二人を迎えることができました。

11月は横浜方面は暖かい日が続きました。この日も穏やかな天候で、まさしく小春日和りといった感じでした。オフ会の午前中は大抵、掃除や買い出しに追われるのですが、絨毯を外したことで掃除がかなり楽になりました(笑)。13時に集合場所へ車で迎えに上がり、オフ会スタートです。


デジタルは全てMFPC+Roonによる再生でした。ジャズ、ポップスのヴォーカルものから入り、続いてクラシックを小編成から大編成まで聴いていただきました。後半は、Harubaruさん持ち込みのWELLDELTAを使った実験です。10月のBOさんのお宅でもWELLDELTAの効果を確認しています。持ち込み企画は危険でもありますが、音を聴いて初めて分かることもあります。恐いけど聴いてみたいのは、オーディオマニアだからでしょうか。締めはアナログです。45回転盤の「赤い鳥逃げた」を含めて、5枚ほどかけました。


Harubaruさんにとっては1年ぶりのサウンドでしたが、顕著に音の違いを感じられたようでした。変化の理由としてMFPCとのシステムの相性を挙げられていました。トランジェント、輪郭のある音といったキーワードが出ました。BOさんからは、一方で真空管アンプらしさも残っている旨のコメントもいただきました。全体的に音のレベルは上がっているようです。genmiさんのご感想との共通項もあり、ここに来てサウンドの個性が明確になってきたのではないかと思います。2020年はコロナに振り回された1年でしたが、オーディオ的には進んだ1年として思い出されることになりそうです。

さてWELLDELTAです。今回は設置のし易さを優先してパワーアンプ(プリメインアンプV40SEをパワーアンプとして使用)に施しました。Harubaruさんはご自宅でいろいろとテストされていますが、パワーアンプでも随分と音が変わったそうです。V40SEには元々バーチのQuad Ring3個入を使っていました。これらをWELLDELTAに総入れ替えしました。WELLDELTAは、1つのインシュレータにウェルフロートメカ3つの内臓する、いわば小型のウェルフロートボードです。贅沢な構成ですが、Quad Ringのように天板がフラフラすることがありません。

アンプの下に見えているのが、WELLDELTAです。後ろが重いV40SEに合わせて、後方に2個、前方に1個を置きました。前半戦でかけたモーツァルトのピアノ協奏曲(17番、ポリーニ+ウィーンフィル)やヴァイオリンソナタ(28番、デュメイ+ピリス)、ヴィヴァルディの4つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲 (オルフェウス室内管弦楽団)を使って、before~afterを聴き比べました。


音は確かに変わりました。一番感じたのはクラシック、特にオーケストラの低音の出方です。MFPC導入で低音の解像度が上がり、弾力感や締まりも出てきたのですが、オーケストラ特有の低音にはまだ物足りなさも感じていました。底を這うような低音は、ジャズやポップスにおける低音とは異なります。ジャンルを跨いで聴く身としては、多様な低音を鳴らし分けたいところです。WELLDELTAはこの点で、一歩前進できる道具だと思いました。BOさん宅でも同様な効果を感じたので、WELLDELTAによる振動抑制との関連がありそうです。

Harubaruさん、BOさん、この度はお越しいただきありがとうございました。4時間ちょっとの短くも楽しい時間をありがとうございました。会食無しの音のみの交流とさせていただきましたが、落ち着いて感想戦を持てる日が早く来ることを願っております。オーディオには終わりがないので、今回の交流で得たヒントを参考に、音作りを進めて参ります。
コメント (4)
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