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220716 博多の祭、男の祭、熱狂の博多山笠、終了!コロナ感染、福岡最多!!

2022年07月16日 | アフターセブンティ

 男の祭りなどと言えば女性蔑視と苦情が出そうだが山笠をみるにつけやはり男の祭りと言わざるを得ない。確かに15日間男たちが山笠にうつつをぬかせる背景にはごりょんさん(博多の奥様)たちのバックアップが必要ではあるが。

(今年の写真ではありません)

 3年ぶり開催の祇園博多山笠夏祭り。15日夜明け前の午前4時59分、一番山の恵比寿流れの「櫛田入り」が「ヤー」という掛け声とともに、雨をものともせず熱狂の火ぶたがきられ、次々と各流れが櫛田入りし、約5キロのコースをかけぬけ、15日に渡る祭りが終わった。

 もっとも現場で熱気を感じたわけではなくテレビでみただけだが、映像や新聞写真などで舁き手の歯をくいしばる表情をみているとまさに博多の男たちの夏祭りという感がひとしお。最近は後継者が関西や東京にでてしまい、どの流れも舁き手不足で他県からのアルバイトもふえているとか。親子2代舁き手というのが少なくなっているのではないか。

人形が飾られた舁き山笠(かきやま)は人が乗ると約1トン、これを26~28人で交代しながら約5キロを走り抜ける。肩にはくっきりあざがついたり、ベテランは筋肉が隆起する。最近の若者は非力でヤマの痛みも激しいとか聞く。

 2年間コロナでお預けを食った舁き手たちの思いはひとしおだったろう。もともとこの祭りは鎌倉時代、博多に承天寺を開いた聖一国師が疫病を食い止めようと祈祷水を撒いたのが始まり。折しも新型コロナウイルスの第七波か、福岡県が過去最高の6356人の新規感染者。危ないタイミングだったが熱狂裏に終われてよかった。

 先日、世界ジェンダー指数が発表され日本は100位以下、政財界などへの女性の進出が少ないらしい。子供をつれて離婚した女性の貧困率が高いとか,親権などの法的処置が不十分など女性にやさしくない国のようだ。一旦玄関をでれば男には7人の敵があるなどと言われ、女性はしっかり家を守り子育てをやってほしいなどと言うのが古い考えというわけ。

 しかし1トンのヤマを必死の形相で担ぎ走りぬく男たちの姿をみていると競争社会を生き抜こうとしている男たちの必死な想いがつたわってくる。走り終えた後、生ビールをうまそうに飲み、互いの健闘をたたえ合っている姿はまさに現代社会の縮図のようでもある。

一つの流れで1000人くらいが関与しあって追い山が行われる。今年は七番山笠・千代流れが櫛田入り32秒24,全コース31分23秒でともに1位。櫛田入りで4~5秒の差、全コースで7分30秒の差。若手はやはり一番になりたいという。しかし交代する時など転倒する事故などがよく起こらないものだ。安全を第一にしてもらいたいね

 担ぎ走り切った男たちが今日から仕事に戻っているのだろうか。幸せな人生をマットウしてもらいたいものだ

 


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