お盆を挟んでの長期夏休み、企業にも浸透してどのくらいなるのだろうか。都会に就職したサラリーマンの一斉里帰り。年に1回ぐらいはご先祖様に感謝の想いを届けなさいというわけで孫たちも故郷のじいちゃんばあちゃんに会うのを楽しみにするということだが、今年は8日に宮崎日向灘沖のマグニチュード7.1の地震が発生したものだから、南海トラフ大地震、大津波への警戒感のたかまりで1週間はちょっと警戒心を持っておいてくださいと気象庁が発信、沿岸のリゾート、観光旅館ホテルに大量キャンセル。盆サマー需要を当て込んで設備更新をした業者に大打撃。
テレビを利用しての国民へ手取り足取りの生活指導をする国は日本くらいらしいね。今日はどんな服装だ、傘はいるのいらないの、熱中症に注意、夜はエアコンをかけっぱなしにしろなど余計なお世話だがすっかり日本人はこんな生活が当たりまえと思って唯々諾々としたがう。ほんとに観光業者は大変ですね。もともと地震の予知などできないわけだから、個人の自己責任に任せておけばよいわけだ。
お彼岸という行事は日本だけらしいがお盆の行事はインドなどにもあるらしい。ご先祖さんが無事に浄土で暮らしているのか、前世の行いが芳しくないと地獄で痩せおとろえているかもしれない。ということで迎え火をたいて、我が家に戻ってきてもらい、おいしいものを食べてもらいたいと先祖供養をする習慣となったわけで、今宵また送り火とともにあの世に帰ってもらう。
浄土真宗の女性僧侶の川村明慶さんは日替わりブログで真宗では阿弥陀如来への信心で日頃、南無阿弥陀仏を念仏している人は必ず浄土に行ける、だからお盆だからといってなにもする必要はない。煩悩まみれの凡夫がえらそうに先祖供養などいえるものではない。反対にご先祖様からしっかり生きているかと叱咤激励されるのがこのお盆の時節だというわけ。
とはいうものの我が家も例年通り13日、8時には家をでて30分で霊園につき、墓の清掃、お参り。妻は妻でいつものように精進料理の準備、いつものパターン。ほんとにご先祖さんが帰ってらっしゃったような感じで3日が過ぎて15日。まあ要するに気持ちの問題ですね
葬儀も墓も仏壇も要は気持ちのよりどころの問題、どこにお骨があるのかもあまり関係がない。アメリカなど墓は個人単位。日本はいまだ○○家の墓。今時、熟年離婚とやらで旦那の墓には入りたくないとか、そんなのが増えているとか。そうすると樹木葬などいいのかもね。これからの世の中、もろもろ価値観がおおきくかわってゆく・・・
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