2007/06/08
「三月ヤヨイころ右大臣ミギノオトドの弓の結ケチ後に開かる藤の花宴を()」
「見る人もなき山里のさくら花ほかの散りなん後ぞ咲かまし(古今集)」
「わが宿の花しなべての色ならばなにかはさらに君を待たまし(#105)」
「わが家の花が普通の花ならばなんでことさらあなたを待つの?()」
「首長くして待つところに渡りたり水際立ちて花もけおさる()」
「梓弓いるさの山にまどふかなほのみし月のかげや見ゆると(#106)」
「心いる方ならませば弓張りのつきなき空に迷はましやは(#107)」
「劇的な再会果たす源氏だが朧月夜は危険な香り(意味深な終わり方をしている巻)」