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「恋しけば来ませ我が背子垣内柳カキツヤギ末ウレ摘み刈らし我立ち待たむ(相聞 #14.3455)」
「恋しけりゃ来たらいいのにわれは待つ庭の柳の末葉刈らせど()」
「うつせみの八十言ヤソコトのへは繁くとも争ひかねて吾アを言成すな(#14.3456)」
「現実にいろんな噂あったとて負けてわたしのことは言うなよ()」
「うち日さす宮の我が夫セは大和女ヤマトメの膝枕マくごとに吾アを忘らすな(#14.3457)」
「輝ける宮の夫よ大和女が膝枕するごとわれ忘れるな()」
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「勘三郎まだ57才襲名後それほど経たぬに逝ってしまえり()」
「鬼籍いる人ある中にいま少しこの世でしばし見たい人なり(活躍ぶりが感動を呼んできたので)」
「幼きにテレビでも見た勘九郎人懐っこく親しめる人()」
「襲名の興行したる勘九郎七之助とも口上述べる(涙の報告と決意)」
「軽妙で洒脱なしゃべりに心意気面影見ようあなたの子らに()」
「裏方や稽古が絵になりテレビでも番組になり共感呼べる()」