古事記ができて1300年になるが、その中で語られるいろいろな物語は現代からみるとわかりにくいものを含んでいる。その分かりにくさをピックアップして解き明かしていけばおもしろいまとまったものが書けるのではないかと思う。とりあえずメモしておく。
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「一嶺ヒトネろに言はるものから青嶺アヲネろにいさよふ雲の寄そり妻はも(#14.3512)」
「他人ヒトと寝る言われているが青い嶺漂う雲のよりそふ妻はも()」
「夕さればみ山を去らぬ布雲ニノグモのあぜか絶えむと言ひし子ろはも(#14.3513)」
「夕来れば山に掛かれる布雲のなんで絶えよう言った娘は()」
「高き嶺に雲の著ツくのす我さへに君に著きなな高嶺と思モひて(#14.3514)」
「高い嶺に雲がくっつくわたしさえあなたにくっつく高嶺と思って()」