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「安可見山アカミヤマ草根刈り除ソけ逢はすが上ヘ争ふ妹しあやに愛カナしも(#14.3479)」
「安可見山アカミヤマ草の根を刈り逢うものの抗う彼女妙にいとおしい()」
「大王オホキミの命ミコトかしこみ愛カナし妹が手枕離れ徭役ヨダち来キぬかも(#14.3480)」
「大王の命をかしこみ妻のもと離れてやって来ました()」
「あり衣のさゑさゑしづみ家の妹に物言はず来にて思ひ苦クルしも(#14.3481 柿本朝臣人麻呂ノ歌集ノ中ニ出ヅ。上ニ見エタルコト已ニ記セリ。)」
「美しい衣静かに脱ぎはなし物言い置かず苦しく思う(刑死したという人麿が旅姿に着替えて出かけたときの歌でないのか)」
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「日本は亜細亜諸国の植民地解放のため働けたのか()」
「この問いを語るに二つの見方あり皇国史観と東京裁判史観と(皇国史観:日本はアジアの盟主でアジア解放のため立ち上がった/東京裁判史観:亜細亜を侵略し植民地にしようとした)」
「結論はどちらの面もあわせ持ち一面的な見方であると(より高い見方が必要)」
「解放もしたけど朝鮮満州で侵略・搾取やったは事実(精神分析的にはある主観が自己欺瞞かどうかを判定するには、行動とその行動がもたらす結果をみればよい。)」
「アメリカの奴隷解放北軍のこれにも欺瞞含まれてたと(リンカーンは必ずしも奴隷解放論者でなかった)」
「この矛盾明治維新も近代の日本も孕みし矛盾でありし()」
「新しき世紀になってもこの矛盾解放されずなやましきかな(韓国、中国のようすはかわったが)」