そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

万葉集#2-0123 ~0125

2009年03月29日 |  / 万葉集
3/29
「せっかくに彼女ができて浮かれるに病で臥すは最悪なりし
(三方沙弥が、園臣ソノノオミ生羽イクハの女に娶ひて、幾イクバクだもあらねば、
 臥病せるときの作歌三首)」
「たけばぬれ たかねば長き妹が髪このごろ見ぬに掻上げつらむか
(三方沙弥#2-0123)」  
「妹の髪他の男が掻き揚げん病の床で気にする沙弥は()」
「人皆は今は長みと束けと言へど君が見し髪乱りたりとも(娘子#2-0124)」 
「娘子はなかなかよけれ沙弥思い人に鋤かせぬ乱れ髪とも()」
「橘の蔭踏む路の八衢に物をそ思ふ妹に逢はずて(三方沙弥#2-0125)」
「床にいて八又の大蛇の頭のごとくあれやこれやと君を思えり()」
「筒井筒井筒にかけしまろがたけ過ぎにけらしな妹見ざる間に(伊勢物語)」
「比べこし振分髪も肩すぎぬ君ならずして誰があぐべき(伊勢物語)」
「竹取の作者も沙弥の歌知れる万葉集は流布していたか
(流布はしていなかったろう。では何故?)」
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小島ゆかり

2009年03月28日 | 日めくり帖
3/28
「自力より他力がよろし白桃におくれて紅の桃の咲くころ()」
「読んですぐ意味がわからず考える桃と自他力関係いかに()」
「時期違え桃の咲かないころならば自力がいいとはまさか言うまい()」
「白桃の咲きたるころは気づかずも紅が咲いてはふと気づきたる()」
「この桃も何かに生かされ咲きたると思えば葦は贅沢なるか
(『人間は考える葦である』)」
「吹かれいて東に西になびくともわれは葦なり運命サダメと知らん()」
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万葉集#2-0119 ~0122

2009年03月28日 |  / 万葉集
3/28
「歌の数は女のよさのバロメーター紀皇女詩心あおるか
(弓削皇子の紀皇女を思ひてよみませる御歌四首)」
「吉野川行く瀬の早みしましくも淀むことなくありこせぬかも(#2-0119)」
「あなたとの関係に常に淀みなく常に流れてあってほしいが()」
「吾妹子に恋ひつつあらずは秋萩の咲きて散りぬる花ならましを(#2-0120)」
「あなたなど好きにならずに秋萩の咲いて散りゆく花でありたし()」
「夕さらば潮満ち来なむ住吉スミノエの浅香の浦に玉藻苅りてな(#2-0121)」
「大船の泊つる泊りのたゆたひに物思ひ痩せぬ人の子ゆえに(#2-0122)」
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母校敗退

2009年03月27日 | 日めくり帖
3/27
「故郷の訛りを聞けると甲子園いけど春高メジャー化したり
(啄木が上野駅で味わった感じ)」
「試合ではサヨナラ負けをしたたけれどなかなかによし彼らのプレイ()」
「習志野の応援団の演奏はレベルが高く曲目多彩()」
「振り向けば応援席に赤埋まる赤鬼魂今も生きおり()」
「不憫かな先発投手脱水で手足が痺れマウンド降りる()」
コメント (1)
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カラスと雀

2009年03月27日 | 日めくり帖
3/27
「ひらり降り歩ける先で啄めるその朝飯はカラスが残す()」
「食事時結構うるさいカラスだが去りしあとゆえ汚れたるなり()」
「早起きは雀か烏かいかならん飯の順序はカラスが先か()」
「カラスにとICチップ埋め込める今では普通トキにも埋める()」
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