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「せっかくに彼女ができて浮かれるに病で臥すは最悪なりし
(三方沙弥が、園臣ソノノオミ生羽イクハの女に娶ひて、幾イクバクだもあらねば、
臥病せるときの作歌三首)」
「たけばぬれ たかねば長き妹が髪このごろ見ぬに掻上げつらむか
(三方沙弥#2-0123)」
「妹の髪他の男が掻き揚げん病の床で気にする沙弥は()」
「人皆は今は長みと束けと言へど君が見し髪乱りたりとも(娘子#2-0124)」
「娘子はなかなかよけれ沙弥思い人に鋤かせぬ乱れ髪とも()」
「橘の蔭踏む路の八衢に物をそ思ふ妹に逢はずて(三方沙弥#2-0125)」
「床にいて八又の大蛇の頭のごとくあれやこれやと君を思えり()」
「筒井筒井筒にかけしまろがたけ過ぎにけらしな妹見ざる間に(伊勢物語)」
「比べこし振分髪も肩すぎぬ君ならずして誰があぐべき(伊勢物語)」
「竹取の作者も沙弥の歌知れる万葉集は流布していたか
(流布はしていなかったろう。では何故?)」
「せっかくに彼女ができて浮かれるに病で臥すは最悪なりし
(三方沙弥が、園臣ソノノオミ生羽イクハの女に娶ひて、幾イクバクだもあらねば、
臥病せるときの作歌三首)」
「たけばぬれ たかねば長き妹が髪このごろ見ぬに掻上げつらむか
(三方沙弥#2-0123)」
「妹の髪他の男が掻き揚げん病の床で気にする沙弥は()」
「人皆は今は長みと束けと言へど君が見し髪乱りたりとも(娘子#2-0124)」
「娘子はなかなかよけれ沙弥思い人に鋤かせぬ乱れ髪とも()」
「橘の蔭踏む路の八衢に物をそ思ふ妹に逢はずて(三方沙弥#2-0125)」
「床にいて八又の大蛇の頭のごとくあれやこれやと君を思えり()」
「筒井筒井筒にかけしまろがたけ過ぎにけらしな妹見ざる間に(伊勢物語)」
「比べこし振分髪も肩すぎぬ君ならずして誰があぐべき(伊勢物語)」
「竹取の作者も沙弥の歌知れる万葉集は流布していたか
(流布はしていなかったろう。では何故?)」