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「大汝オホナムヂ 少彦名スクナヒコナの 神こそは 名付けそめけめ 名のみを
名兒山と負ひて 吾が恋の 千重の一重も 慰めなくに
(冬十一月、大伴坂上郎女が帥の家より上道ミチダチして、筑前国宗形郡名兒山を
超ゆる時よめる歌一首#6.0963)」
「大汝オホナムヂ 少彦名スクナヒコナが名付けそむ名兒山なれどわれを癒さず()」
「我が背子に恋ふれば苦し暇イトマあらば拾ひて行かむ恋忘れ貝
(同じ坂上郎女が京に向ノボる海路にて浜の貝を見てよめる歌一首 #6.0964)」
「彼思い苦しきゆえに暇を見て拾って集める恋忘れ貝()」
「大汝オホナムヂ 少彦名スクナヒコナの 神こそは 名付けそめけめ 名のみを
名兒山と負ひて 吾が恋の 千重の一重も 慰めなくに
(冬十一月、大伴坂上郎女が帥の家より上道ミチダチして、筑前国宗形郡名兒山を
超ゆる時よめる歌一首#6.0963)」
「大汝オホナムヂ 少彦名スクナヒコナが名付けそむ名兒山なれどわれを癒さず()」
「我が背子に恋ふれば苦し暇イトマあらば拾ひて行かむ恋忘れ貝
(同じ坂上郎女が京に向ノボる海路にて浜の貝を見てよめる歌一首 #6.0964)」
「彼思い苦しきゆえに暇を見て拾って集める恋忘れ貝()」