がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

当サイトの掲載写真・イラスト等の無断転載/無断使用を禁じます

もうすぐ開演

2010年10月16日 | ・現代版組踊レポ
連日のグスク公演で、
今日が一番寒いです。

さすが北山

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今帰仁の夕日

2010年10月16日 | ・現代版組踊レポ
最高

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志慶眞門郭

2010年10月16日 | ・現代版組踊レポ
…あっ!

志慶眞門郭、入れるようになってる!
(前まではロープ張られてたけどなくなってるわ)
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今帰仁グスク

2010年10月16日 | ・現代版組踊レポ
中部は曇りで、いまいちなお天気かな~って思ってましたが、
今帰仁はこのとおり秋晴れっ!

グスク散策も楽しみました

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首里城に棲む龍の話

2010年10月16日 | ・『テンペスト』徒然

10月16日(土)
現在の天気、曇り。

今日は読谷村文化センター(鳳ホール隣)で
琉球王国のグスク及び関連遺産郡10周年のリレー講座があります!

「首里城に棲む龍のはなし~龍柱の形~」 

西村貞雄氏(琉球大学名誉教授)
 10月16日(土)/14:00~16:00
読谷村文化センター


首里城の龍の話…。
まさにテンペストではありませんんか。

行きたいな~

でも、今帰仁グスクでの舞台公演と重なってて、
終わってから出発するには距離が離れすぎている…

やっぱり早めに行っておきたいしさ。

というわけで、
世界遺産リレー講座、皆出席中でしたが今回は断念。
友人が行くかも、ということのなのでそこからまた聞くことにします。
(前回の世界遺産リレー講座記事はこっち


首里城の龍、ということで、
テンペスト落書き。

前に描いてたヤツ。

喜舎場朝薫。15歳。

寧温君より2つ年上。





古琉球の偉人カラー落書きシリーズもあと少しなんだけどなー。

あと、泰期と尚思紹と懐機。(下書きは一応できてるー)
尚真とオギヤカを…描こうかどうか迷ってるところ。

きりがないから第一尚氏王統でストップさせとこうかな…。
(アカインコは描いちゃったケド。←尚真の時代)


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花織の宴・公演中の写真が見れます☆

2010年10月15日 | ・現代版組踊レポ

写真は今年の冬に撮った座喜味城跡の写真。
(2010年1月末撮影)

他にも、同日撮影の写真はこんなのとか



2回に分けてレビューを書いた、
「現代版組踊絵巻 読谷山花織の宴 DAYNAMIC琉球」in座喜味城跡。

その公演についての演レポートが「ryuQ」にUPされています!
http://tidana.ti-da.net/e3067576.html#pagertop3067576

公演中の写真付きなので、
より舞台の様子が伝わるかと思いますよ☆

皆かっこいい~


公演の様子、いつかワタシも撮ってみたいな~



それから、その1つ前の記事には、
10/2(土) にcave cafeで行われた平田大一さんと桑村ヒロシさんのイベント
「第3回 写真+朗読セッション in 洞窟カフェ」のレポートもあります!
http://blog.ti-da.net/topic_tidana_e3066029.html

平田舞台と写真を通じてのブロ友・greenbeeさんがレポート(+写真も一部)しています!

このイベントはワタシは2回目に参加したんですが
その時よりもやっぱり進化したイベントだったようですヨ



それにしても今週はかなりキツかった……。

せっかく3連休を舞台三昧で充電MAXだったのに、
火曜日の1日で全て帳消しにしてしまうかのような…。



はぁ~、しんどかった…。



でも、明日はまた今帰仁グスクだー!
また充電するぞー。


龍馬伝の再放送見てから出かけますよ~


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ぞくぞく!目からウロコの琉球・沖縄史

2010年10月15日 | ・和心な本、琉球な本


「ぞくぞく!目からウロコの琉球・沖縄史」

買いました!!

宮脇書店の沖縄コーナーに平積みされてましたよ~★

このブログでもたびたび登場する、
とらひこさん、こと、歴史家の上里隆史さんの新刊です



琉球の歴史は、知れば知るほど面白い! 

首里城から王様のウンコ発見!?
ひどいめにあわされた薩摩役人がいた!?

琉球史の不思議、スクープがぞくぞく。
最新の研究成果をもとにしたおもしろ歴史コラムが満載。
琉球レキジョ(歴女)とレキオ(歴男)に大人気シリーズ、待望の最新刊。
【帯の文章より】


琉球レキジョ(歴女)とか言われたら、
ワタシが買わずして誰が買うってね(笑)
(いや…言われなくても買うけど

これまでワタシが参加したツアーで聞いた様々な小話が満載です!
薩摩侵攻ツアー)(首里城探検ツアー)(首里城ミステリーツアー)(護佐丸・阿麻和利ツアー)などなど。

※↑薩摩侵攻ツアーはカテゴリ独立してます。


さっそく、ぱらぱら読み始めてるけど、
やっぱり楽しくて、「へぇ~」で面白い

上里さんの書く琉球ゆるキャラも好きです


ワタシのパソコンの前には、
ブログで記事を書くときの参考資料用に、
いくつかの琉球史本が常備されています。

琉球・沖縄史・ジュニア版
沖縄 琉球王国ぶらぶらぁ散歩
蔡鐸本 中山世譜
誰もみたことのない琉球
★目からウロコの琉球沖縄史

今回のこの「ぞくぞく!目からウロコの琉球・沖縄史」
目の前常備本に追加ですね!
(ちなみに、「テンペスト」と「百十踏揚」は横の本棚。…ぶ厚いから



1600円(+税)、ボーダーインクより発行です♪



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一夜限りの伝説の舞台【2】

2010年10月14日 | ・現代版組踊レポ

昨日に引き続き、
10月11日(祝)に座喜味城跡で行われた
「現代版組踊絵巻 読谷山花織の宴 DAYNAMIC琉球」
のレビューを書きます。

昨日は各章について書きましたが、
今日はその他について!





≪圧倒的な平田さんのパフォーマンス≫

今回の出演者はチーム尚巴志メンバーを中心としていましたが、
チラシを見てもお分かりのように、演者として平田さんが参加!!

詩の朗読や歌、演奏は、舞台や、Cave Cafeでのイベントなどなどで拝見していましたが、
今回はじめて見た獅子舞(?)のソロ演舞は衝撃でした!!

音楽に合わせて詩の朗読を織り交ぜながら、迫力ある獅子の演舞。

平田さんのするどい眼光と、するどい内容の詩が、あたりを圧倒していました。

また、周りには黒衣装の子供達がずらっと平田さんを取り囲み、
ときおり一斉に手を打ち鳴らし振り上げ、ゆっくりとおろす、
あの演出がとても力強くて、でもちょっと不気味で、原始的な躍動感と、魂の鼓動を感じました。

この後に登場したアカインコが、
「ああ~、怖かった、魂とられるかと思った。」
というのも分かります(笑)

すごくかっこよかったです。

また、是非見たいです。



≪舞台とバッチリ融合していた東儀さんの演奏≫

今回のスペシャルゲストは雅楽師・東儀秀樹さん。
(なのでチケットも高めなのさ

肝高の阿麻和利グスク公演では演奏しなかった曲もたくさんあって、
でもそれがまるでこの舞台のためにあるような、
絶妙なマッチング!!!

東儀さんの出番はミニコンサートのように独立しているのではなく、
舞台の場面場面で登場し、しっかりと舞台の一部となっていました。

これって…練習とかどうやったんだろう…。
前日や数日前くらいにしか合わせたりできなかったはずなのにね。

東儀さんは主に城壁の上からの演奏。
その様がまたかっこいいんですよね…。
神秘さMAXです。

ちなみに、東儀さん。
肝高の阿麻和利でも、このDYNAMIC琉球でも、
最後のお客様お見送りの列に、東儀さんも子供たちと一緒に並んでたんですよー!

これって、すごいですよね。

で、2回とも、握手しちゃいましたー




≪戦いを演じた座喜味棒≫

こちらもゲスト出演の、座喜味棒(術)保存会の皆さん。

地域の団体を組み込んでの舞台に拍手

護佐丸の章の、中城戦の場面で登場しました。

この座喜味棒、とんでもなくすごかった…!!!!

棒術はワタシもいくつか見たことがありましたが、
この座喜味棒はすっごい迫力でした!!

主にペアでやりあうのですが、
そのスピード、力強さ、威力がハンパない!

当たったら大怪我する威力です。

足元の草が飛び散り、演者の汗やつばが飛び散り、
当たった衝撃で棒が欠け…

組み合ったときの、にらみ合いと掛け声。

もう、
ヤンキーやん!!!!!

だって、数センチの近さでにらみ合うその迫力たるや。

20名ほどいたでしょうか。

それぞれのペアで様々なバリエーションの棒術を見せてくれました。

BGMはほら貝と、銅鑼と、指笛、そして掛け声だけ、というとてもシンプルなはずなのに、
「中城城での戦い」を見事に演出してくれていました!!

ちなみにこの座喜味棒、今でも地域ですごく大切にされていて、
子供が生まれたらペアを組ませて、そのペアでずっと棒術をやらせるんですって。

同日に行われていた座喜味城通りふれあい祭では、
座喜味子ども会による棒術披露もあったみたいですよ

こうやって、地域の伝統芸能が脈々とつがれていくっていいですよね~



≪息遣いと風を感じる舞台との距離≫

肝高の阿麻和利グスク公演とは違って、
この舞台は客席と舞台(というか段差はなく同平面上)と城壁がすっごい近い!!

もう、目の前、ほんの1・2メートル前で、場合によってはすぐそばで、
泰期やちるーが舞い、護佐丸が死に、
平田さんが謡い、座喜味棒が戦い、アカインコが倒れこむ(笑)

これほど近くに舞台を感じるのってそうそうないですよね。

城壁の上からの演出は、本当に真下から見上げるようで迫力満点

照明も城壁の上にもたくさん設置され、逆光効果を狙った演出がたくさんありました!
逆光で照らして一瞬目がくらんだ隙に、
城壁にずらりと人影が並ぶ…とかね、ぞくぞくっっときましたよ!!

でも、アレですね。

後ろから光を照らしてるってことは、
演者からお客さんの顔が丸見えってことですよね(笑)

あれだけ近いんですから。

あー、ワタシ、オカシナ表情・反応(にたじーとか)いっぱいしてたかもなー
↑ヒトとツボがずれてたりするから…。




演舞や楽曲も色々な舞台からのものがたくさん見れて、
まさに平田舞台ベスト版!って感じでした。
(演舞を見るのが、とにかく好きなんです

「レキオス」や「燃ゆる首里城」など、
ワタシが見たことがない平田舞台ってたくさんあるんですが、
(「大琉球浪漫」をDVDで見た程度)
こういった演舞だけでも断片で見せられると
このような過去の舞台も見てみたくなりますね~


村長から花も届いてたさ~。


まぁ、そんなこんなで一夜限りの伝説の舞台を堪能したわけであります。

本当に、夢のようでした。

是非、また再演してほしいです!!



〈トップの写真〉

開場待ちのときに空を見上げたら、
鳳が舞っておりました。

読谷村はその形から、「鳳」に例えられ、
村のシンボルになっております。



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一夜限りの伝説の舞台【1】

2010年10月13日 | ・現代版組踊レポ


さあて!
10月11日(祝) 座喜味城跡
「現代版組踊絵巻 読谷山花織の宴 DAYNAMIC琉球」
のレビューを書きまーす。

平田さん関連の舞台を見るのは、
肝高の阿麻和利を除いて11回目となりました

今回の公演は、座喜味城跡のある読谷村にまつわる5偉人
泰期
吉屋ちるー
護佐丸
尚巴志
アカインコ
を取上げた舞台です。

時代も身分も役職も様々なこの5偉人を、
各章に分けながら順次紹介していくというもの。

スペシャルゲストは肝高の阿麻和利グスク公演に引き続き
雅楽師・東儀秀樹さん。

観劇の感想は

「これは文句なしの伝説の舞台!」

の一言にまとめられます。


ここまで刺激的ですばらしい舞台だとは…

かなり衝撃的でした。
前記事でも書いたけど、肝高の阿麻和利を初観劇したときの衝撃と同じかも)

チケット代7000円(前売6500円)は安い!
この一夜限りの公演っていうのがすごくもったいない!!
是非、再演を!!!!!!

って思いました。


肝高の阿麻和利グスク公演と連続ということもあってか、
県外からもかなりお客さんが来ているようでした。

並んでいたときに隣だった方は東京から、
会場内では前にいた方は京都から。
(いろいろおしゃべりさせていただきました

そりゃ、県外からも飛行機のって来るわな!!!

こんなステキな舞台、
世界遺産の座喜味城跡で見れて幸せでした

終わっても、しばらく帰りたくなかったですもん。


では、感想ですが、
ながーーーーーくなるのでいくつかの記事に分けますね。

まずは、5偉人、各章についてです。





≪琉球の貿易体制を作った初の進貢使、泰期≫


明国に向かって進貢船をあやつる、海の男たちと泰期

夢と希望を持って大国に向かってすすむレキオスの志・気概などを
総踊りで一気に印象付けてくれました。

そんでもって、「鮫退治」の場面をここに移動。
な~るほど~。こうきたかぁ~。

目の前に見る鮫の演舞は風を起こすほど迫力満点でした。

そんでもって、前回の「鬼鷲」のレビューで書いてた、
例の「人食い鮫、討ち取ったりー!!」の後!!

間を空けずにすぐに次の音、そして演舞。
「おお~っ!」ってなりました!
これなら盛り上がりが感じられて拍手しやすーい!(笑)

いいじゃんっ♪
これ、尚巴志でもこのままやってくれないかな!!


「海の男達が、帰ってきたぞー!!」





≪悲劇の天才女流歌人、吉屋ちるー≫

躍動感あるふれる泰期の場面とは打って変わって、
非常に叙情的なちるーの場面。

これは…泣けました

貧しさのゆえに身売りされたちるー。

「恨む比謝橋や 情け無ぬ人の 我身渡さと思て 架けて置ちぇら」
―ああ、恨めしい比謝橋よ。情けのない人が、私を渡そうと思って 架けておいたのでしょうか―

年頃に成長し、その美しさと琉歌・和歌の才覚は天才女流歌人として評判になりますが、
身分違いの恋に、その命を自ら絶ちます。

19歳だったそうです。

そんなちるーの悲恋物語。

平田さんの「星のゆりかご」の叙情的な歌にあわせて、
琉舞をベースにしたゆったりとした演舞。

身分違いの恋の相手、仲里の里主役の男の子の非常に感性豊かな舞に釘付け。
この子、男の子でありながら、すごーく色気があります
綾庭の宴にも出てるよね。すぐ分かりました!)
最初、「えっ?女の子?…いや、男の子…だよね?」ってくらい、
すごく琉舞が板についててやわらかくて…。

ちるー役の女の子との琉舞の掛け合いは、まさに実らぬ恋の悲しい物語そのもの。

すばらしかった…
(たぶん、このような切ない恋をしている人がみたら大号泣じゃないか?)





≪琉球戦国時代のNO1武将・護佐丸≫

さて、念願の(!?)護佐丸をメインにした、平田さんの舞台が見れましたよー!!(やったー

でも、護佐丸が登場した時、会場のほぼ全員が「阿麻和利」と思ったはず。
(…衣装…一緒過ぎて…せめて被り物は変えたほうがよかったのでは…

1458年、護佐丸・阿麻和利の乱についての話。
まるで肝高の阿麻和利スピンオフ舞台のような。

護佐丸に謀反の疑いあり、と首里が判断を下したとき、
護佐丸と阿麻和利の間でどんな会話がなされたのか、どんな思惑があったのか。
そして大城賢勇、護佐丸の子・盛親は…。

すごいよかったなぁ~。

でも、護佐丸・阿麻和利登場のBGMが、攀安知のテーマだったのには
ぎゃーっ悪役っぽい!!
ってなりました(笑)


そして大城賢勇がかなりワルだった(笑)
(演じてた子も声が低くてワイルドだった)

しかし、そんな賢勇がタマラン(笑)



で、

えーっ!盛親殺されたーっっ!!?

…じゃあ、ワタシの隣で一緒に舞台を見ている護佐丸の子孫は一体!?
ってなりましたよ(笑)

年齢も、この時は護佐丸68歳前後、阿麻和利33歳前後、乳飲み子盛親のはずではありますが…
ちょっと阿麻和利・護佐丸が対等っぽかったよね。

そういう点など、史実(とされていること)と比べるとかなり創作もありましたが、
まぁ、これをきっかけにこの時代の歴史に興味が持っていただければいいよね

そして、どう考えても平田舞台としては阿麻和利の知名度と人気がダントツに高いとは思いますが、
この舞台での主人公はあくまで護佐丸。
その立ち位置具合も、しっかりとわきまえられていて、
ちゃんと護佐丸にスポットがあたってましたよ。

「おのれ賢勇め!!!」

阿麻和利VS大城賢勇もあった。
首里軍の演舞もあった。
中城戦では座喜味棒術の迫力ある演舞。

そして、この章で一番印象的だったのは…
護佐丸が死んで、阿麻和利も死んで(設定的には死ぬ前か)、退場するシーン。
(BGMは東儀さんの「キムタカ」)
一の郭に続く階段がハケ口だったのですが、
その階段を登り行く2人と、階段から下りてくる賢勇。

そのすれ違いざまに、お互いがゆっくりと振り向いて…。



このシーンを見たとき、

ああっ、賢勇!
あなたもいずれこの2人と同じ運命をたどるのに!!!(涙)

って思いました。
(思わず賢勇に同情…)

護佐丸・阿麻和利も
「次はお前の番だぞ。先にグソーで待っているぞ」的な!?

はぁ…すごく印象的だった……。


2人とすれ違い、舞台に登場した賢勇の、最期の台詞。

「申し上げます。中城は落城。護佐丸様は自害なさいました。」

肝高の阿麻和利のおなじみの台詞。
まさにスピンオフ。

…完全ノックアウト…(心の鼻血ぶー)


っていうか、この展開、だいぶ小説「百十踏揚」に近いものがありました。
というわけで、是非読んでくださいよ。皆さん。





≪琉球を統一した初代琉球国王、尚巴志≫

おなじみ尚巴志ですね

国頭サバクイ→第二尚氏クーデターと構成を逆にしての演出。
この偉大な尚巴志が、なぜ佐敷ではなくここ読谷に墓があるのか…
という流れで。

ちゃんと「読谷」が立ってて、無理なく、とても分かりやすかった。

もちろんテーマ曲「鬼鷲」の演舞もありました。
すばらしい。

「第一尚氏王統の者を1人残らず探し出すのだ!!」





≪謎の琉球吟遊詩人、アカインコ≫

この4つの偉人の章を案内するのが冒頭から登場する
ストーリーテーラーアカインコ君。

尚巴志の舞台ではおなじみのアカインコ君だったんで、
まぁ~、今回もいろいろ楽しませてくれまして

このアカインコによる、場面の切り替え、話の流れがすっごい自然でよかった!!!
文句なし!!!

最初、これだけの話を1つの舞台に詰め込むと聞いたとき、
「え!?どうやって?大丈夫なの!?」と思いましたが、
どの章も無理なく、自然に、そしてどれも印象的に話が進んでいきました。

このアカインコの役割はかなり大きかったと思います。
(台詞もたぶん1番多いよね)


「まぶや~まぶや~うーてぃくーよー、うさがみそーれーめんそーれ」
(あってるかな(笑))





というわけで、とりあえず5偉人についてのレビューでした。
書きたいこと、まだまだありますよ!

つづく



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しばし待たれよ

2010年10月12日 | ・現代版組踊レポ


昨日のDYNAMIC琉球のレビュー、
明日まで、しばしお待ち下さいませ。


これをアテに(?)ご訪問いただいた皆様、
ありがとうございます。


忘れないようにたくさん書いておきたいのに、
色々あって、時間が……



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一夜限りの宴が…

2010年10月11日 | ・現代版組踊レポ

現代版組踊絵巻宴~読谷山花織の宴~
座喜味城跡公演

無事終了しました。








・・・・・・・・・感涙。







なんだ、なんだ!?
胸にうずまくこの感じ!!!!




まるで初めて肝高の阿麻和利を見たときのような…!!!??


ワタシの身体に半分流れる読谷人の血が騒いでいるのか。




色々書きたいけど、明日は残念ながらシゴト!

レビューは、明日改めて書くことにして、
今日は明日に備えて休みます



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グスク公演三日目

2010年10月11日 | ・現代版組踊レポ
DYNAMIC琉球、座喜味城公演です!


さっき、リハーサルをちょっとだけ見ることができて、

ヤバい……


ってなりました


気分的に、鼻血モノ

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再開

2010年10月11日 | ・染め・デザイン制作

今日は読谷村、座喜味グスクでの野外公演。

せっかく読谷まで行くから…と、
ちょっくらショクバに寄って、
片隅にある小さな“アトリエ”で制作再開です。

風邪を長引かせて、少し手つかずになっていたけれど、
昨日・一昨日のかっちんグスク公演で充電完了

今から、「波」を潰します。



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そういえば、今日の沖縄タイムスに
阿麻和利かっちんグスク公演の記事が載ってましたが、
掲載されてる写真、ワタシ写ってるわ~(笑)

もちろん後頭部だけですが。


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見る者に感動を与えました。…絶対与えました!(笑)

2010年10月11日 | ・肝高の阿麻和利レポ


ああ、今日はいい天気だ。
今日もグスク野外公園日和になりそうです。

さすがに2日連続できているので
ちょっと足とか筋肉痛っぽくだるいです
(長時間並んでるから…)

さて、では、昨日10月10日(日)に行われた
肝高の阿麻和利かっちんグスク公演2日目のレビューを書きます。
初日、10月9日のレビューはこちら

25回目の観劇です。

2日目は東儀さんとのコラボ公演ではなかったので、
いつもの肝高の阿麻和利の展開・演出を見ることができました。

冒頭のハッタラーの自己紹介やかぎやで風とかもあったし。
こうやって連続でみると、改めて東儀さんとの公演は特殊なんだなぁって思います…。
(それがリピーターにはタマランのですが(笑))

いつもの…とは書きましたが、
それでももちろんいつもとは違うわけで…。





≪肝高の子3人≫


これは初めてみましたねー。
初日に初めて肝高の阿麻和利を見た同僚から、
「(肝高の子が)1人でってこともあるの?」
って聞かれて
「いや~、それはないですね~」
って答えたばっかりなのに、
まさか増幅するとは(笑)

まぁ、でもこれまで2人でやってた所を3人にした
ってことで、演技上特別大きな変更はありませんでしたけどね。


≪ちびキャラ≫

望月按司&望月按司妃、
いつもいろんなコが演じてくれてそのキャラも様々で面白いんですが、
たいてい背の高い子&背の低い子っていうコンビだったんですが、
今回は小さい子コンビできましたよー(笑)

やたらかわいかったです(笑)

ちなみに伝説の(!?)あの望月按司妃は初日に登場でしたー。

ホールの公演とは違って、休憩に入る前の望月按司たちによるミニ劇場(笑)がないので
出番は本当に一時でしたが、よくあの斜面をよっぱらいながら下りて来れたものです。





≪実は楽天家で遊び心満載の阿麻和利君!?≫


席と舞台がスゴイ近くて、演技が間近で見られたってこともあるんでしょうか。

望月按司追放のシーン、
阿麻和利の奇策によって民衆を擬似首里軍にしたてあげ、
望月按司を追放するのですが、
そのときの阿麻和利君の表情、しぐさ、面白かった(笑)

周りの皆が戦を模して緊迫した雰囲気を出しているのに比べ、
阿麻和利君はどこか一歩引いて、全体を見ている感じ(笑)

慌てふためく望月按司たちや、緊迫感を演出する民衆たちを見て、

「おっ、かかったかかった」
「お~、慌ててる慌ててる」
「ほうほう、そうだ、その調子」
「よしよし、いいぞいいぞ」
「それいけ、今だ!」

って(笑)

「おまえ、余裕だな!(笑)」って思いました

もちろん、擬似軍指揮者ですから、それでいいんでしょうけど(笑)
周りの緊迫感とはちょっと違ってて面白かったです。

ちょっと遊び心のある、坂本龍馬っぽかったです(笑)




≪ハッタラー…えらいっ!≫

今回の公演の1番の功労者はハッタラーでしょう。
すごいハラハラしたけど…最後までよく頑張りました(涙)

代役の準備もしてたんだね。
でもそれを押し切って最後まで演じきった姿に拍手を贈ります。

「さぁさぁさぁ!皆の衆!琉球一の按司加那志様のおでましだーい!」

周りの皆も表情ひとつ変えず、笑顔のまま演じきってて…
スゴイなぁって思いました。
(見てるワタシがうろたえてどうするってね




≪美形・大城賢勇≫

やっぱり気になるヒト、大城賢勇(笑)

今日は女の子Kさん演じる大城賢勇でした。
金丸やら賢勇やら…このコもはまるよね~…。

かぶり物なしの、ポニーテール賢勇。
ヒゲなどのメイクも薄めで、ちょっと中性的な美形・大城賢勇って感じ。
そして強くてちょっと悪いヤツ。

(マンガにしたら…映えるキャラ設定だなぁ(笑))

そして、今日も一瞥ありがとう(笑) ふふふ

ショックで倒れこむ百十踏揚を抱きとめるシーンも良かったよ ふふふ


そういえば、賢勇も年齢不詳なんだよね。
没年はだいたいわかりますが(王軍に殺されますので)、
この時代何歳くらいだったのかは…はっきりとは分かりませんね。
文献によっても様々って感じ?

個人的には…阿麻和利同世代くらい?
…もうちょっと上かなぁ~。

(※阿麻和利の歳に関しては正確な記録はありませんが、
いろんな研究からだいたい分かって固まってる感じです。
死んだのは32・33歳前後くらいらしいです。龍馬と一緒だね。)




≪百十踏揚迫真の…≫

間近で見るっていいですね。

阿麻和利が死に絶える場面での百十踏揚の迫真の演技に鳥肌がたちました。
倒れる阿麻和利を抱きかかえたら手にべっとりとついた大量の血。
目を見開き、手を震わせ、わななく。
驚き、動揺、絶望、悲しみ…。

ももちゃん、グッジョブっ!

しかし、昇天のシーンはやっぱりホールでの、
真上&背後からの照明効果がいいですね~。
 


≪演出部門さん…≫

最後にこんなオチ(笑)がくるとは…。
(ヒント/この記事のタイトルとか)

ごめん、脱力しちゃった…(笑)
影のハッタラー、ナイスフォロー(笑)

ダイナミック琉球が見れなかったのがちょっとだけ残念でした~。



≪きむたかバンド≫

太鼓の音、時折感じてた不安定さ、
1日目より気にならなくなってたよー
(スピーカーと座席との位置関係とかもあるのかな~?)

それに、バンドだけじゃなくて全体的に
1日目よりも声がでている感じでした

クライマックスでは涙するメンバーもいたし、
本当に、お疲れ様でした!


メンバー&スタッフの皆さん!
幸せな舞台を、
どうもありがとうございましたーーー


次は2月かぁ…長いなぁ…。



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古琉球の偉人を描いてみる33 アカインコ

2010年10月11日 | ・琉球史散策/第二尚氏

2日連続の肝高の阿麻和利かっちんグスク公演が終わって、
3日目の“今日”は、座喜味グスクです!!

読谷山花織の宴 DYNAMIC琉球

たぶん、この公演の準備でかっちんグスク公演、両日とも平田さんいなかったんだろうな…。


ってことで、読谷にまつわる古琉球の偉人の1人、
サンシンの始祖とも言われているアカインコです。
「翔べ!尚巴志」「鬼鷲」の舞台ではストーリーテーラーとしておなじみの役。

初めて絵にしました。

なのでまたワタシの中でキャラが固まってない感じですが
吟遊詩人っぽくしてみました。

アカインコについては、過去記事こちら↓から★
赤犬子宮と『アカインコが行く』)




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