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ゴッホ展

2010-12-08 01:36:18 | アート

没後120年 ゴッホ展 こうして私はゴッホになった
国立新美術館


ゴッホに対するイメージが180℃変わった
今までは
自分の耳を切り落とす
厚塗り過ぎるひまわり
突飛な色彩の寝室の絵
偏見的な印象だった
だが、それも既に過去のこと


入ったすぐに展示されていたゴッホの自画像
決して厚塗りなわけではない
目の彫りの深さが的確に伝わってくる奥行きを感じさせる画
それと同時に繊細さもにじみ出している
これを見た瞬間に、ノックアウト寸前だった
入った最初の作品で(笑)
ボクシングでいうと、1ラウンド開始10秒で顎にワンパンチで脳震盪といったところか

ほとんど独学で学び、素描の鍛錬を重ねる
努力の画家である
素描の風景画は線が細かく、白黒だけなのに表現力に目を見張った


印象派的な点描画
補色効果を利用した色彩
浮世絵の平面的な画風と太い輪郭線
同時代の絵描きからも表現技法を学び取り入れている

真摯さが伝わってくる

だが
ゴーギャンとの共同生活の不調和をきっかけに
精神を病んでいく

37歳でピストル自殺とは、何とも痛ましい…



この企画展の作品数にも驚きだが
ゴッホ以外の芸術家の作品も多数ある
代表作「アルルの寝室」
原寸大のリアル版寝室が再現されていた

これは行かなきゃ損するね