それは二ヶ月前
やる気満々で購入した
しかし
二回か三回ぐらいしか開くことなく、半ば忘れられていた
部屋の隅の積みあがった本の間に埋もれていた
「オマチシテイマシタ」
開いた時に、そんな声が聞こえたような気がした
たぶん、せっかく買って使ってあげていない罪悪感からだろう…
英語を覚えたい、英語を話せるようになりたい
多くの人が思っていることだと思う
その為に電子辞書を購入したのだが
実際の生活において、英語を使うチャンスは滅多にない
勉強しようにも「何から勉強しようか?」と、電子辞書の前で首を傾げる
もちろん最初はいろいろ試してみたが
目的を見出せないものは長続きしないものだ
姉に英会話のレッスンをお願いしている
そして、この電子辞書にもスポットライトがあたったのだ
これほど便利なものはないね
もったいないことしていたなぁ
使われなければ、ただの機械だからね
しかし
中に日本や世界の文学作品が何百と入っている
電子辞書で小説よりも、他の機能を充実させてほしいかもな…
でも
これって巷で騒がれている、電子書籍と言っていいんじゃないの?
ネットから新しく購入することは、もちろんできないけど…