象潟に珍しいラーメンを出す店があると聞いて先日行ってみたのですが(写真右→)
品切れでありつけず。抜かったぁ…。
ちなみに狙いの「イタリアン塩バジルらーめん@みや蔵」は「道の駅象潟ねむの丘」敷地内にありまして、ここの道の駅4Fには日本海が一望できる展望温泉「眺海の湯」があってこちらも有名ですね。
夕陽を見ながらお風呂に入ろうと日の入り時刻に合わせてやってきたお客とすれ違いながら、動揺を隠せずトホーっと歩く自分に容赦ない日差しが降り注ぎます。象潟って結構遠かったのに…残念。
気を取り直して秋田市へ移動。知人と落ち合い夕飯を食べに「与作ラーメン」に入ります。創業以来30年以上の継ぎ足しで熟成された醤油ダレを使っているこちら「与作ラーメン」は固定客の多い老舗で、以前から行きたかったお店。
看板メニューの「正油ラーメン」550円(写真上)を注文。早速のスープは漆黒の醤油色。しょっぱそう!?
早速スープを一口。そのしょっぱそうな見た目のイメージからは想像出来ないくらい塩味が少なくてビックリ。見た目ほどしょっぱくないと言われる富山ブラックよりも遥かに塩分が少ないです。「末廣ラーメン本舗」的な感じかなと想像していたのですが、それよりも高低差がありすぎて耳キーンってなりそう(by.フット後藤) 何だか脳が騙されている感じで一寸楽しいくらいです(^^
濃口しょうゆ特有の豊かな大豆の香りがふわっと広がってコクがありますね。ベースは豚骨ガラで、煮立たせず長時間煮込んだようなクセがちょっとありますが悪くない。肉味も強く動物系の甘味が主体のスープに香味野菜がアクセントになってます。見た目はインパクト大ですが、味わい的には奇をてらわない真面目な組み立てという印象。
麺は加水高めの中細麺でもっちり食感。メンマは自家製との事で、写真ではチャーシューの陰に隠れてますがやたら量が多くて嬉しい(^^ チャーシューはバラ肉。完全に火を通したような固めの食感っぽかったので期待しないで食べたら薄味焼肉風の味わいで意外にも美味しいです。大小5枚乗っかっていてこれで550円は破格ですよ。これは近所だったらたしかに固定客になっちゃいそうですね。
連れは「しゃこたんラーメン」550円(写真下)を注文。しゃこたん…?ローダウン…? 聞いてみたらワカメを麺に練りこんだ塩ラーメンとの事。実際に麺は緑色をしており醤油の麺よりちょっと細めの仕上がりでした。
スープを一口頂きましたが、ベースはおそらく正油と共通でガラ味が強く甘味があり、塩ダレは野菜・昆布の熟味があり塩分は控えめ。ふくよかな旨味の充実感を感じます。「与作」の動物系のベースには正油よりも塩の方がマッチングが良いような個人的印象です。
しかもこちらもチャーシューががっつり乗ってて550円とはお得すなぁ。ギザウレシス!トゥットゥルー!(←それはしょこたん)
鉄人28号の正太郎がさぁ…と連れに話を振ったらそれはショタコンと返しが来ました。なんだ知ってるのか旧友(笑)くだらないボケでも拾ってもらえると嬉しいものだなぁとしみじみ感じた秋田の夜。ごちそうさまでした。