大鰐弘前ICで降りて国道7号から弘前の市街地に向かう時、堀越のあたりから左折して羽州街道(県道260号線)に入るとまっすぐ土手町・弘前城方面に行くことが出来ます。
その道すがら取上のあたりで奥羽本線を跨ぐように少し勾配を勾配を上るのですが、その時目前に広がる岩木山が中々の絶景ポイントなんです。天気良い日は山頂まで眺めることができ、弘前の町並みと岩木山とのコラボレーションがまた絶妙に津軽っぽい。…ここまで紹介しておいて掲載する写真が無いんですけどね(^^;
その絶景ポイントから数百メートル市街地に進んだ所にある「弥助ラーメン」が中々の評判店との事で、今回は地元の知人に連れられての来訪。※ちなみに名前が同市「中華そば八助」とかぶり気味ですが勿論無関係です。
「弥助ラーメン」のメニューは醤油系と味噌系の2種。どっちも美味しそうなんですが今回は「ネギみそラーメン」700円(写真上)を注文します。
豚骨ベースに煮干しをぎゅっと効かせたベースは旨味たっぷり。味噌ダレは赤白ブレンドで弘前らしく少し甘めの味わい。魚介系が強めなんですが、煮込みの野菜類の味わいが優しく包み込んでおり何処となく鍋物っぽい風味でもあり、普遍的な美味しさのスープに仕上がってます。
縮れの強い中細麺はゴニっとした程良いコシがあり、スープとよく絡んで相性良好。さらりと味付けされたシャキシャキのトッピング野菜を麺と一緒に、わしゃわしゃっと勢いよく頂きます。チャーシューはとろっとろの食感。肉味とタレの味付けが丁度よく力作、美味しいです。これで700円は破格だなぁ。
連れは「支那そば」560円(写真下)を注文。
醤油ダレは気持ち強めながらきじょっぱさは無く、強い煮干しがスープを力強く支えます。豚骨ガラベースが綺麗に取られているのでクセがなく旨味がきりっと立ってますね。味噌よりも醤油の方が煮干しが突出してますが特有の雑味は少なく、そのギリギリのバランス感覚は流石。青森煮干し系ラーメンの”あっさり”側の系譜を感じるスープです。