AKBジャンケン選抜の「鈴懸なんちゃら」を聞いてすぐにピンと来たのがSDN48の解散前のラストシングル「負け惜しみコングラチュレーション/SDN48」(クリックで動画サイト)
SDN48といえばブレイク前の芹那や野呂佳代が在籍していたAKBのお姉さん的グループ。リリースされる曲調は綺麗なお姉さんを意識させるようなセクシー路線の曲がほとんどだったのに突如「負け惜しみ~」だけ初期AKB曲の様な王道アイドルソングになっていて個人的にもヘビロテしていたなかなかの佳曲です。(クリックで歌詞サイト)
「君が結婚するって聞いた」かつての彼女が結婚すると聞き「世界のどんなニュースより驚いた」けど「僕にはできなかったけど」今も大事な彼女に「僕が悔しくなるほど」幸せになってほしいと願う”僕”目線で描かれた歌詞が、当時SDN解散で別々の進路を行くSDNメンバーへの祝福の意を重ね合わせた歌詞になっていました。
何がピンと来たかって、爽やかな曲調と主役の”僕”の上から目線口調が「鈴懸~」と激似な事。2曲は世界観が繋がっていて実は「負け惜しみ~」の数年前の世界が「鈴懸~」なのかなと思います。アンサーソングの逆バージョン。
歌詞でも例えば今まで有った物が無くなる喪失感に心情をオーバーラップさせる手法。
「鈴懸~」で「ある日角にあったコンビニがなくなって 曲がらないまま過ぎてしまった僕の無意識地図」コンビニが閉店して通学路が変わり君と少し距離が出来てしまった僕と彼女の間にちょっとだけ距離が出来たのはコンビニのせいで”僕”は無意識だったと責任転嫁する相変わらずの”僕”は
「負け惜しみ~」で「いつも待ち合わせた駅の改札口」の「君と僕のあの柱がなぜかなくなっていた」事で、彼女がもう遠い手の届かない人になってしまったことにようやく気が付きます。
彼女の今の彼に「仲直りの仕方教えてあげたい」と自分が別れた理由も忘れて相変わらずの上から発言を繰り出します。しかもそれは”柱の陰の君の側でガムを噛んでたら””自然に仲直り出来た”というファジーなアイデア。今の彼にはおそらく不要な情報ですが先輩風を吹かせて教えてあげたい自己満が抑えきれません。
# そもそも”僕”は本当に付き合っていたのか思い込みではないのか疑問がわきますが、歌詞上では「今の彼」に対する元彼が”僕”になるので、まぁ一応付き合ってたようです。
「君におめでとうって言おう 携帯番号 まさか変わってないよね」しばらく連絡取っていなかった元カノに電話しようと元彼特有の痛さを発揮し始めます。
ただ”もしかして番号変わってるかも”と思いついた辺りに少し”僕”の成長が見えてきました。「思い出は味方なんだ」時間だけが彼女との失恋を癒してくれる事を学び”僕”は「僕にはできなかったけど」と反省を織り込みながら「僕の愛しい人よ 必ずしあわせになれ!」と少しだけ発言が大人になりました。
鑑みるに「鈴懸~」で「僕はこの想い語らない」なんて悠長に構えているうちに「負け惜しみ~」で他の男子に好きな子取られてしまうという物語を見せることで「大事なものを見逃すな」という秋元流の現代男子へのアンチテーゼであり、SDNが悪かったとは言わないが・・・若いAKBジャンケン選抜メンバーへの叱咤激励ソングになっているのかもしれない。
今思い出しましたが秋元氏は高井○巳子をファンから奪った今彼の立場なんですよあくまでも(笑)そうかそういうことか。そういうことだろっ。じゃん。
さて勝手な解釈パート2もこのくらいにして(^^;
今回も山形ラーメンから
山形と言ったら言ったら忘れてはいけないこちら「龍上海」
いろんな店がこちらの辛味噌ラーメンのスタイルをインスパイアしているというあまりにも有名なお店。その総本家に来訪です。
「赤湯からみそラーメン」780円
平日にもかかわらず行列が出来てます。10分くらい待ったかな。
早速のスープはあっさりガラベースに油量多め。味噌ダレはふわっと酸味を感じさせるもので、煮干しと昆布の魚介系が強く効いて旨味を醸し出します。
魚介も味噌も酸味が強いものですが、擂り胡麻の香ばしさを追加することで上手くマスキングさせてますね。さらに青海苔で磯の香りをプラス。スパイスは山椒かな。
昔ながらの味噌ラーメンかと思ったらとんでもない。甘さを控えめに仕立ててありなかなかのポテンシャルを感じます。
辛みそは唐辛子の香りが高く鼻を近づけるだけで結構な辛さ。少しずつ溶け込ませると優しかったスープ風味は一変し、辛さで額に汗がにじみ出ます。そういえば赤湯は唐辛子も名物でしたね。
麺は縮れの強い中太麺でモチっとした食感が楽しめます。スープとの相性もまずまず。
今は3代目が店を仕切っているようですね。これからも山形の味噌ラーメン界をリードしていくのかなと思います。ごちそうさまでした。