(前回の続き)宮古市で人気の一杯を頂いた後は西へ進路を変えて盛岡方面に向かいます。
宮古から盛岡へ横断する約80kmの「宮古盛岡横断道路」も復興道路の一部ということで昨年3月に全線開通されてまして従来より約35分短縮されたんだらしい。
ちなみに山岳地帯を多く含むエリアのため従来の国道106号線と共用する部分も多く全線が自動車専用道路って訳でもないみたいです。主に峠っぽいところにトンネルを掘って時間短縮を図ったようで三陸と盛岡の距離が縮まってより行き来しやすくなりましたね。有り難い。
盛岡についたらスーパーに立ち寄って福田パンをいくつか購入。お店の福田パンにも以前伺いましたが(クリックで過去記事へ)こうしてスーパーでも購入できるのは便利ですね。
味によって値段も結構違うもので、色々食べたいけど1個1個が結構デカいので食べ切れる量だけ買うようにしないと。
さてこの日は盛岡市内に宿を取っておりました。
というのも隣県岩手県の宿泊割引サービス「いわて旅応援プロジェクト」が宮城県も対象となっておりまして(当時)宿泊がほぼ半額になるのに加え地元で使えるクーポン券を2,000円分貰えるのが嬉しくて2月は岩手に出かけまくっていたのでした。
本当は三陸の温泉宿でのんびり一泊とかしたかったんですがそういう宿って何気に競争率が高くて、この日は盛岡市内の某ビジネスホテルに宿泊。ビジネスホテルながら夕食ビュッフェ+飲み放題付き+朝食はご当地産バイキングという内容で1万円のところ隣県割で5千円になりさらに2千円券がもらえるという実質3千円のプランでかなりお得に泊まることが出来ました。
ちゃんと泡立てて入れてもらった生ビールって最高。ホテルのレストランのシェフが腕を振るった料理をたらふく食べてお酒はお代わり自由でここは極楽か…。夢うつつの宿泊でございました。
さてラーメンはこの日のお昼に盛岡市で老舗のお店に立ち寄っておりました。
盛岡市の老舗ラーメン店「中河」(店名クリックで前回記事へ)に前回伺ったのはこのブログを始めて間もなくの2007年でしたので約15年ぶりになります。ご無沙汰しておりました。
お店の向かいにツルハドラッグが出来かけていたり(工事中でした)街並みには少し開発の手が入ったようですがそれでも店の佇まいは昔のままでなんとも懐かしさが有ります。
この店奥に待合いスペースが有ったり荷物置き場を矢印で整理されてる感じが懐かしい。昔のままほとんど変わってませんね。あ、エアコンだけ新しくなってますね(笑)
メニューも変わらず「中華そば」のみの潔さたるや。値段こそ少し上がってますが今時ラーメン一杯600円なら有り難い話です。
早速のスープですがベースは鶏ガラで鶏鶏感が鼻から抜けていくような軽い香りが有ります。岩手の老舗は鶏主体が多いっすね。
淡麗系の見た目通り油浮きは少なめ。香味野菜のナチュラルな甘さが入り油量少なめながら少し豚脂が表層に浮かべてありコクを持たせてあります。
魚介系はあまり感じられず醤油ダレに少し昆布系が入る程度。こう見えて動物系主体の旨みを主体に据えてあるスープでチャーシューの戻しを効果的に使っている模様。昔ながらのそれこそ屋台のラーメンチックな風合いを感じます。無化調との事ですがまぁそうでしょうね。
スープのアップ写真を撮ろうとしたら「写真はご遠慮くださいね」と店主さんに怒られましたので画像はここまで。あーよく見たら壁に「撮影はご遠慮ください」って書かれてましたね。失敬。
麺はストレートの細麺で加水率は中程度。パツっとした適度な固さがあり割と現代風ですがやや伸びやすい方かな。サクッとやっつけたい。
そういえばレンゲが置いてないけど老舗ってレンゲを置かないルールでもあるのかな(笑)とか思いながらスープまでしっかりと完食です。旨し。
さて老舗店「中河」の「中華そば」ですが雑味なくクリアに繊細に取られたスープがキモと見ました。きっと創業の頃からあまり変更されていないこの味が地元の支持を掴んでいると推測。そして今後もシンプルに不変で居て欲しい一杯。ごちそうさまでした。
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