(前回の続き)弘前で至高の一杯を頂いた後は青森市へ足を延ばします。
青森市内に入ると弘前と同じくらい桜満開で春を満喫できる良い季節になってました。
青森市ではラーメンと同じくらい焼きそばが人気で老舗のお店も多いのですが今日はお初の「原田製麺」へ行ってみます。
住宅街の中にあり建物が質素。こちらは製麺所が営む店舗とのことでお値段がすこぶるリーズナブル。
食事されているお客さんでほぼ満席になっていたのでお持ち帰りで注文して車中で頂きます。
並か大か失念しましたがやや濃いめのソース味付けに麺を炒めたラード香がほんのり香り食欲をそそり実に美味しい。ソースを追いがけ出来るよう小パックで添えられるのもありがたい。しょっぱ口の自分は当然全投入です。店内食じゃないのであおさが無かったのがちょっと残念。今度からマイあおさ持ち歩こうかな。
食べるもの食べたら弘前にとんぼ返りして「吉田類の酒場放浪記」というTV番組の弘前「土紋」回で「豊杯(ほうはい)@三浦酒造」という美味しい日本酒があるのを知り親方町の「酒の柳田」へ行ってみます。
店内撮影禁止のため画像無しですがワインと青森の地酒を主に扱っていて「田酒」「豊盃」「陸奥八仙」の品揃えが多く見たことない酒が多くて眺めてるだけでも楽しい。
TVで見た「豊杯 純米大吟醸」は一升瓶7千円超で買う勇気が出ず(小市民感)「豊杯 特別純米酒」の小ビン(300mlで600円程度)を購入。こういう地酒はスーパー、コンビニでは売ってないので専門店に限りますな。帰宅後の開封が待ち遠しい。
さて弘前城を一回りし桜と別れを惜しんでから旧相馬村方面に向かいます。
城西大橋を岩木町方面に下りながら望む岩木山はお気に入りの撮影ポイント。もう少し天気が良ければなぁ。
「林檎の森」では冷蔵品の生リンゴを発見。GWになってもまだ生のりんごを買えるのって凄い。
しかも値段見えますでしょうか?かなりの激安です。サンふじ、金星、王林とお土産に一通り購入。ほかにアップルパイなど道中のおやつも買いこみます。
買うものかったらお馴染み相馬ロマントピアに移動して日帰り入浴を頂きます。生憎の曇り空で岩木山は望めませんでしたがこの時期の露天風呂は寒くもなく熱くもなく快適そのもの。旅の疲れがじわじわと霧消していきますね。最高のひと時。
さて気力回復したところで夕飯も弘前でラーメンを頂きたい。「中みそ」に焼きそば部門ができたと聞いて気になってましたが調べたら18:30ラストオーダーでもう間に合わなかった(無計画極まりない)
かねてより気になっていた弘前ルネスアリー1Fの「麺処 陽向暖(ひなたん)」は閉めてしまわれたようで隣の「牛タンHINATAN」のみ営業中との事。新潟米粉を使ったラーメンってのを一度食べてみたかったのですが、やっぱ気になる店があったらすぐ行っとかないとだめですね。
次に”おかっぱ”じゃなくて「秋刀魚煮干し蕎麦 高倉」を訪ねてみるもしばらく休業中の張り紙が。まぁこの時節なかなか難しい。
では移転してから未訪の人気店「まる鐵二代目(まるてつにだいめ)」(店名クリックで前回記事へ)へ行ってみたところ開いてました。駐車場も空いてます。以前の店舗より駐車場が広く停めやすくなりましたね。
# なんか張り紙出てましたが帰省じゃないし渡航(航空機や船で外国へ出かけること)歴もないからセーフ(スイマセン)
さてメニューは移転前とほぼ変わらず醤油のみの2種。煮干しと動物系を合わせた「最高の極煮干し」と昔ながらの煮干し系「最高の中華」とが有り、それぞれ麺は「太波打ち麺」「細波打ち麺」から選択可能。
無化調を謳った本格派スープを昔ながらのお手頃に頂ける”衝撃価格”にビックリ。数年前から値上げしてないって凄いな。これも企業努力のたまものでしょうね。
麺は「太波打ち麺」をチョイス。
煮干しは煮出汁と魚粉で投入されて灰色のスープはパッと見”濃厚煮干し系”的なビューですが、スープ表面に浮かぶ煮干し粉をどかすとその下には清湯系の澄んだ醤油色のスープが顔を覗かせます。
動物系に豚骨を使わず鶏ガラの清湯を合わせてあるとの事でいわゆるラードっぽさや豚のクセが無くてさらりとした飲み口ですね。
今時のセメント色の青森濃厚煮干し系とは毛色が異なりましてあくまでも鶏ガラ系醤油スープに煮干しを強めに効かせて拡張させていったようなややクラシカルなスープ組立て印象。
ただし煮干しはしっかりと強めに効いていて魚介系の旨味は芳醇。やや煮干しの酸味が強めバランスですが醤油ダレを弘前らしく気持ち甘めに仕立てる事で酸味を上手くまとめてます。美味しい。
さて「まる鐵二代目」ですが煮干しを強めた”なみおか”と後何だっけ?裏メニューもあるのですが個人的には「最高の極煮干し」で十分「まる鐵二代目」のスープの魅力が分かる仕上がっていると思います。しかも安い。行列出来るのも納得の一杯。ごちそうさまでした。(次回へ続く)
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